高温期6日目は着床目前の時期
高温期6日目は、子宮に受精卵が着床する目前の時期です。
そもそも子宮に受精卵が着床すると高温期になるのでしょうか。
高温期とは普段の体温より1度から2度体温が上がり、その状態がしばらく続いている期間のことです。
子宮に受精卵が着床すると、体内では赤ちゃんを守ろうと準備をします。
その役割を担うのが黄体ホルモンというホルモンなのです。
この黄体ホルモンが担う役割は、赤ちゃんを子宮の中で安全に守れるように子宮の壁を厚くしたり、赤ちゃんが効率よく栄養が摂取できるように乳腺を広げて母乳を出しやすくする役割があります。
そして黄体ホルモンが活発に働いている時体内の温度が上昇します。
いつもの体温より高くなるのはこの黄体ホルモンが働いているからなのですね。
高温期6日目に体温が下がる・上がることも
高温期6日目は必ずしも体温が上がったままというわけではありません。
下がることもありますし、逆に5日目には体温が下がったのに高温期6日目になったら急に体温が上がったということもよくあることです。
この時体内はとても不安定な状況です。
例え子宮に受精卵が着床していたとしても黄体ホルモンがそれに気づかず働いていない、あるいは着床していないのに黄体ホルモンが働くこともあります。
高温期6日目は妊娠しているかいないか、体内でも分かりづらい状況なのですね。
ですから体温の上がり下がりは起きて当然と言えます。
高温期6日目のおりものの変化
高温期6日目になるとおりものの様子にも変化が表れます。
いつもよりおりものが多かったり、おりものの状態がいつもよりさらさらとしていたりしますがこれらは黄体ホルモンの影響なのです。
活発に働いている黄体ホルモンがおりものを普段より分泌させて体外に排出させています。
おりものの量が増えたという時はこまめに下腹部を洗浄して清潔に保ちましょう。
放置しておくと細菌が繁殖してしまい、不潔な状態になってしまいますので注意してください。
着床した場合の高温期6日目の症状
- 子宮の辺りにチクチクとした痛みがある
- 胸が張る・乳首が痛いなどの症状が出る
- 倦怠感があり体が重い感じがする
- おりものの様子が変化する
- 胃の辺りがむかむかする
高温期6日目の症状①:子宮の辺りにチクチクとした痛みがある
高温期6日目に子宮に受精卵が着床した場合に表れる代表的な身体の症状の1つ目は子宮の辺りにチクチクとした痛みがあるというものです。
体内では黄体ホルモンが赤ちゃんを守るために子宮の壁を厚くしようと活発に働いています。
その影響で子宮の辺りがチクチクとした感覚を覚えているのです。
気になってしまうかもしれませんが、体内で赤ちゃんを迎えようと準備をしているので気にしすぎないようにしましょう。
高温期6日目の症状②:胸が張る・乳首が痛いなどの症状が出る
高温期6日目に子宮に受精卵が着床した場合に表れる代表的な身体の症状の2つ目は胸が張ったり乳首が痛いと感じるというものです。
これは黄体ホルモンが赤ちゃんが生まれてきた時たくさん栄養を取れるようにと、乳腺を広げて母乳が出やすくなるように黄体ホルモンが働いているのです。
あまりにも痛みが引かないという時は冷却シートか温熱シートを胸に当ててみてください。
より痛みが軽減されるのはどちらか試してみましょう。
高温期6日目の症状③:倦怠感があり体が重い感じがする
高温期6日目に子宮に受精卵が着床した場合に表れる代表的な身体の症状の3つ目は倦怠感があり体が重い感覚があるというものです。
これは体が赤ちゃんを迎える準備をしているため、その影響で慣れない変化に体が重く感じ、だるく感じるようになるのです。
あまりにも倦怠感がひどいという時はゆっくり休んでください。
体を休めて、体力がつくようにしっかりと栄養が取れる食事をとることが大事ですよ。
お腹辺りは冷やさないようにしてください。
高温期6日目の症状④:おりものの様子が変化する
高温期6日目に子宮に受精卵が着床した場合に表れる代表的な身体の症状の4つ目はおりものの様子が変化するというものです。
黄体ホルモンの影響によって、体内で赤ちゃんを迎えるための準備をしています。
それによっておりものの量が増加したり、おりものの色が普段と違うということがあります。
おりものの色が茶色っぽくなった、少しピンクがかっていると人によって様々な変化が起こります。
そういう時はあまり不安にならずに下腹部を清潔に保つことが求められます。
おりものに少し赤いものが混じっていて心配だという人は、黄体ホルモンの影響だと覚えておいてくださいね。
しかしやはり不安だという人は医者に行って相談をして心の負担を軽減する手もありますが、あまり心配しすぎないようにしましょう。
高温期6日目の症状⑤:胃の辺りがむかむかする
高温期6日目に子宮に受精卵が着床した場合に表れる代表的な身体の症状の5つ目は胃の辺りがむかむかするというものです。
これは子宮が黄体ホルモンの影響で大きくなっているためです。
その影響で内臓が押し上げられ、胃のむかつきを感じるようになっているのです。
胃のむかつきを感じる時でも食事はなるべくしっかり取りましょう。
体が温まり、消化のいいものを食べることが望ましいですね。
高温期6日目のフライング検査は早すぎる
高温期6日目に到達したから妊娠検査薬で検査をするという人もいるかと考えますが、実は高温期6日目に検査した結果は意味がありません。
このとき行う検査をフライング検査といい、あまりしても意味のない検査です。
なぜかと言うと高温期6日目はとても不安定な状況で、このとき陽性が出たり陰性が出たとしてもその後の検査で全く違う結果が出たりすることがあるからです。
高温期6日目のフライング検査は早すぎるので、結果が陰性と出たとしてもあまり落ち込む必要はありません。
おすすめの基礎体温高温期関連本
高温期6日目に到達した人も、到達していない人にもおすすめの基礎体温本を紹介します。それがこの「シーちゃんメソッドで妊娠一直線」という本です。この本は妊活をスムーズに行うための本で、参考になることがたくさん書いてあります。特に食事は妊活中とても大事な要素の1つですので隅から隅まで読んで参考にしてみてくださいね。
高温期6日目の特徴を知ろう
高温期6日目にはどのような症状が出るのか、そしてどのような変化が起こるのかを見てきましたが、必ずしも書いてあるような症状が出るとは限りません。
個人で症状は異なりますので注意してください。
高温期の6日目に到達したらくれぐれも安静に過ごして、赤ちゃんを迎える準備を整えて周囲の人の助けも借りながら妊活をしていきましょう。
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