レジンの種類と特徴
おすすめのレジン液の解説していく前に、各々レジンの種類や特徴をチェックしていきます。
UVレジン
UVレジンとはリキッドを混一せず、1つのリキッドで固化させる部類のレジン。
凝固させるためには太陽の紫外線に当てるか、専用のUVライトに約4~5分当てると凝固する性質を持ちます。
100均ショップでも多くのUVレジンを見掛けるようになり、素材として大分親しみやすくなりました。
ハードタイプの特徴
ハードレジンの特徴は、紫外線で固化させるとまるで鉱石のように表面がカッチカチに堅くなる点。
レジン液で何か作ろうと思案した時、だいたい最初に手に取るのはハードの液体ですね。
ハードタイプはソフトに比べるとリキッドがサラサラしているため、色付けやモールドに注ぎ易い等、扱いやすさの面で勝ります。
凝固した後は形状の変形が不可能なので、レジンアクセサリーのパーツ作り。
その他、オリジナルのボタンやクリスタルケイ、鉱石系の作品などで多く活用されていますね。
レジン初心者の方は、ハードタイプから入ることをおすすめします。
ソフトタイプの特徴
続いてソフトタイプ。
ソフトはハードに比べて粘性が強く、UVライトに当てて凝固状態にさせても柔らかい出来具合になるという特有性を持ちます。
どの位柔らかいかといえば、3mm程度の厚さなら折り曲げる事が出来る。
あとは立方体状に固めてもはさみを使って裁断して、アクセサリーパーツとして活用する。
と、こういった使い方が出来るほど軟らかいです。
カラーレジンの特徴
通常、作品を作る際に色をつけたいとなると、アクリル絵の具や専用の染色液が必要になります。
けれども、予め液体に着色されているのがカラーレジンです。
既に色付けが完了しているので、自分で着色作業をする必要がない点。
そのまま使用するだけで、カラー付きのクリアな作品を制作可能なところが大きな特有性です。
色付けの作業をせずに、そのままモールドに流して作品を作りたい!
こういった方は、既に色付けが完了しているカラーレジン液を揃えるのがおすすめですね。
エポキシレジン
エポキシレジンは『主剤』&『硬化材』の2つのリキッド。
これらを混ぜる事で化学反応を発生させて、硬結状態にするマテリアルの事。
2つの素材を調合して、時間経過で徐々に固まっていきます。
完全に固化するまで、だいたい丸2日程度は掛かりますね。
エポキシレジンの特徴
エポキシレジンの特有性はなんといってもその クリヤー感。
完全に凝固した後型から取り出すと、クリアさ加減に思わずうっとりしてしまう程です。
そのため純度の高い クリヤー感を目指すならエポキシレジンがおすすめ。
ただレジン液のクオリティは製品によって異なります。
粗悪なエポキシレジンだと、凝固後に表面がベタベタしたり小さな気泡がプツプツ出てきたり。
あとしっかり固まってくれない硬化不良を引き起こす事もあります。
安物買いの銭失いにならないためにも、エポキシレジンはちょっと高めでも品質の良い製品を購入される事をおすすめしますね。
レジン液の選び方
続いて、レジン液のおすすめな選び方についてもチェックしておきましょう。
レジン液自体の固さ
これは、リクイッドをモールドに流し込み易いかどうかに関わってくる部分です。
先にも書いた通りハードタイプの方が粘り気が少ないので、初心者の方はハードタイプから入るのがおすすめですね。
硬化後のレジンの固さ
凝固後の固さ、これはどういう作品を作りたいかによって変わります。
クリヤー感が高く、宝石やクリスタル。
鉱石っぽいレジン作品を作りたいなら、ハードタイプやエポキシレジンがおすすめ。
ミニチュアフードやフェイクスイーツなど。
柔らかい質感が重要となる作品を作るなら、ソフト対応がおすすめといった具合です。
どんな作品にしたいのかイメージしてから、レジン液を選ぶのおすすめします。
におい
レジンで創作物を作出していく時、液体のにおいが気になる人も多いです。
クオリティの高尚なレジンはがきつくないものが多かったり。
100均で売っている安めの品は、ニスの様なキツイ香気がしたりします。
品物によって香気のきつさは異なりますので、ご自身に合ったレジンを選ぶことをおすすめしたいですね。
透明度
レジンでハンドメイドを楽しむなら、透明度はとても大切なところです。
特にクリスタルや鉱石系、ビーズ系などのレジン作品を作出すなら清澄感は重視したいところ。
透明度は価格が高価なレジン液ほど、純度が高い傾向が強いです。
あとエポキシレジンも、高純度の清澄度を誇る事で有名です。
ですから清澄度を重視するなら、それらから選択する事をおすすめしますよ。
扱いやすさ
扱いやすさはレジン液自身の固さも関わってくる点ですが、他にも気泡が出にくい。
クリヤー度が高い、シリコンモールドから抜けやすい。
以上の様にレジンで作品を形造る各工程でストレスフリーで扱えるか、という点がポイントになってきます。
扱いやすさの点も、各々の感覚によって異なってきますよね。
ご自身に合ったレジン液を、模索してみる事をおすすめしておきます。
価格
最後に価格の点。
レジン液は消耗品で、毎回毎回上手く作れる訳ではありません。
ですから通常の感覚としては、なるべく原材料は安く抑えておきたいと考えますよね。
おすすめとしては高品質なレジン液のセールスを行っている時にまとめ買いをして、コストを抑える。
これが最も原材料を安価にする対策としておすすめといえるでしょう。
100均のレジンも悪くはないですが、1gあたりに換算すると100均製品の方が若干コスト的に高くなります。
従ってなるべくクオリティの高尚なレジン液を、安いときに買う。
この買い方をおすすめしたいですね。
おすすめのレジン液【ハードタイプ】
【硬化スピードが速い】KIYOHARA Craft Gallery UVクラフトレジン液 55g UVR55G
KIYOHARAのハードタイプ系レジン。
手芸専門店に足を運べばだいたい目にするのがこのレジン液ですね。
固化スピードが早く、ニオイも少なめで粘性も普通に扱いやすい。
UVライトで急速に凝固させると表面がベタつくことがあるので、太陽光に数十分晒すとツルツルな状態になるのでおすすめです。
容量 | 55g |
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価格 | 1,708円 |
【こだわりの透明度】REJICO UV-LED レジン液 100g 大容量 ハードタイプ レジコ 日本製
REJICOのレジン液は固化させた際の清澄度が高明で、早く固まるのにベタつきがない点が特徴。
シリコンモールドに注いで固化させても取り出しやすく、扱いやすさの面でも優れています。
「使いやすい」「コスパがとても良い」というレビューを多く目にしたので、おすすめの商物ですね。
容量 | 100g |
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価格 | 1,980円 |
【人気シリーズ】PADICO パジコ UV-LEDレジン 星の雫ハードタイプ 詰替用 100g
樹脂粘土でも有名な「パジコ」のレジン液です。
極めて高いクリア度と固まるスピードが異様に早いという点が特徴。
作業効率が格段に上がったという事で、こちらも人気の製品となっています。
効率的に創作活動を進めたいといった方には、おすすめ出来ますね。
容量 | 100g |
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価格 | 2,589円 |
【コスパ最高】GreenOcean 大容量UV-LEDレジン液 70g オリジナルレジン液 まさるの涙 クリア
GreenOceanから販売されているのが、商物名がちょっと面白い「まさるの涙」
容量が70gとたっぷり入っていて、価格は1,100円ちょっと。
1gあたりに換算すると「0.06円」ととてもお買い得です。
固化させた際の透明度の高さ、表面もつるつるな仕上がりとなります。
コストパフォーマンスを重視するなら、こちらもおすすめのレジンリクイッドですね。
容量 | 70g |
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価格 | 1,137円 |
【パレット付き】ヒマラヤ UVレジン液 200g ハードタイプ 調色パレット2枚/調色スティック2本/ノズル付 透明 レジンクラフト
ヒマラヤからは大容量200gのレジン液をご紹介。
値段はそれなりにしますが、100均系の物と比較して香気もほぼなく、出来栄えもベタつかず美しく仕上がります。
使用感もツヤツヤになって使いやすいという意見が多く、とてもおすすめできる製品となっております。
数回使える、調色用のパレットも付属していますよ。
容量 | 200g |
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価格 | 3,795円 |
おすすめのレジン液【ソフトタイプ】
【紙や布におすすめ】パジコ UVレジン 太陽の雫 ソフトタイプ 25g 404170
引き続き、パジコのソフトタイプのレジン液をご紹介。
凝固スピードが早く芳香も気にならない。
そして固化後もハサミでカット出来るくらい柔らかいので、加工がとてもしやすいです。
スマホケース作りを楽しみたいといった方に、おすすめですね。
容量 | 25g |
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価格 | 1,620円 |
【ハードタイプと混ぜても使える】ヒマラヤ レジ液 ソフトタイプ UV樹脂/UV・LED対応クラフト レジン液60g入り UVレジン 大容量 接着剤 DIY クリア 透明 レジンクラフト ハードタイプと混用できる 180度に曲げることができます
ヒマラヤから出ているソフトタイプのレジン液。
この商品ちょっと特殊でして、ハードタイプと混ぜ合わせる事によって硬度を好きに調節出来てしまいます。
その為、布やレース、オリジナルのブレスレット作りでも大活躍してくれますね。
総合的に見ていくとコストパフォーマンスも良いので、硬度を調節しながら作りたい。
そういった方に、おすすめのソフトレジンとなります。
容量 | 60g |
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価格 | 2,550円 |
【ハリのあるソフトタイプ】GreenOcean UV-LEDレジン液 25g 星の雫 (ソフトタイプ)謎のオマケ付 クリア
GreenOceanから出ている星の雫の品物。
星の雫はUVライトで固まるのはもちろんのこと、LEDライトでも固化する点が特徴。
あと経年劣化によって黄色く変色することがないので透明感を長い期間維持することが出来ます。
作品の黄変を避けたいなら、こちらもおすすめしたいですね。
容量 | 25g |
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価格 | 1,656円 |
【ハサミでカットできる】ケミテック クラフトアレンジ UVレジン液 ソフトタイプ クリア 25g
ケミテックのソフトタイプの製品です。
硬変スピードはUVランプで5~15分ほどと一般的。
固めてもグミの様に柔いので、厚さ5mm程度あってもグニャリと折り曲げることが可能。
あとは、はさみやカッターを用いて好みの形に仕上げていくことが出来ます。
比較的安価なので、ソフトタイプ入門用としてはおすすめです。
容量 | 25g |
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価格 | 799円 |
【しなやかな質感】レジンクラフト UVソフトレジン液 25g UVSF
KIYOHARAから出ているソフトタイプのレジン液です。
UVライトに当てた場合だいたい3~5分で固まり、太陽光だと30分もあれば十分硬化します。
仕上がりがしなやかになるという点が特徴ですね。
ただ、粘性がかなり高いのかチューブからなかなか出てこないというレビューが多いです。
エンボスヒーターであぶると、若干粘度が下がって水飴のようになりますよ。
容量 | 25g |
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価格 | 810円 |
おすすめのレジン液【カラーレジン】
【淡いカラーが魅力】KIYOHARA Craft Gallery LED&UVカラーアートレジン POPカラー セット デザインプレートパーツかんたんレシピ付き UVRC10GS
KIYOHARAから販売されている、カラーレジン。
こちらは8色のカラーがセットになっている商物で、色合いは全体的にペールトーン調なのが特徴。
淡い色合いがフェイクスイーツなどの作品作りに最適なので、スイーツ系の作品作りにはおすすめとなります。
容量 | 80g |
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価格 | 6,870円 |
【透明度のあるカラー】【モードデラカーサ】カラーレジン液 全9色 単品マゼンダ ハードタイプ 25g LED・UV硬化 ハンドメイド ネイル レジン 25g 03.マゼンタ
モードデラカーサからは、全9色のハードタイプをご紹介です。
こちらの商物はUV、LEDライトどちらでも固化する製品で、作品制作の作業効率を高めてくれます。
色合いが宝石のように美しい点が特徴的なので、お試しに先にお好きな色を1つ購入されることをおすすめしますね。
ちなみにセット商品ではないので、そこはご注意ください。
容量 | 25g |
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価格 | 1,000円 |
【ツルツルハードな仕上がり】カラーレジン液 UVクラフトレジン液 25g×6個セット【ハードタイプ UV/LED対応】 6色 セット UVライト LEDライトでも固まる♪ ハイブリッド
fleurからは、全6色でセットとなっているカラーレジン。
カラーはベーシックに「ピンク、黄色、青、緑、黒、白」の6色と揃っており、先端のノズルは細いのでモールドに注ぎやすいです。
UVライト、LEDライトどちらでも固まるので作業効率アップを重視する方にもおすすめ。
仕上がりはツルツルと高品質な仕上がりとなるので、こちらもおすすめなカラーレジンですね。
容量 | 130g |
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価格 | 5,500円 |
【べたつき少ない】gaicraft-r0007♪カラーレジン液 25g入り/ライトピンク/レジン/最安値/ハード;べたつかない/ハンドメイド UVライト/高粘度タイプ/クラフトレジン/レジンクラフト
gaicraftからは、1個あたりの価格がとても安いカラーレジンのご紹介。
25gで450円となっているので「1gあたり0.06円」とコストパフォーマンスに優れています。
加えて色合いがとてもカラフルで、仕上がりもかなりキレイになるということで高評価レビューが多いですね。
おすすめできるカラーレジンと言えるでしょう。
容量 | 25g |
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価格 | 450円 |
【しっかり発色】レジン液 クラフトアレンジハイブリット クリアレッド ハードカラータイプ 25g
ラストはケミテックのカラーレジンですね。
ハードタイプなので液自体はとても滑らか。
注ぎ口の先端が細くなっているので、扱いやすさに長けているという特徴があります。
あと固まることで表面がツルッツルになり、鉱石のような仕上がりになります。
発色もいいので、鉱石系レジン制作にはおすすめとなりますね。
容量 | 25g |
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価格 | 773円 |
レジン液の注意点
最後に、レジン液を扱う上で注意しておきたい点を2つ程書いておきます。
換気をする
まずレジンアクセサリーなどを制作する時、部屋の窓は開けて必ず換気をしつつ行うという事。
100均ショップでも買える程身近になったマテリアルですが、安い商品ほど芳香がキツかったり。
もしくは硬化させる時の化学反応によって、気化物質が発生するケースがあります。
これらはしっかり窓を開放して、風通しを良くしておけばトラブルに発展する事はまずありません。
閉め切った密室状態での制作作業はやめて、ちゃんと空気の通りを良くした状態で作品作りを楽しむようにしましょう。
更に万全を期すならば、防じんマスクやビニール手袋をつけて作業することをおすすめしますね。
火気厳禁
あとレジン液を扱う際は、火気厳禁であるという事も念頭に入れておいてください。
特に固化させる前のエポキシレジンは可燃性が高いことでも有名。
火の近いところでレジンを扱うと、発火する危険性だってある訳です。
あと、夏の日差しがキツい直射日光などに直接当てて固めるのも避けてください。
日光の熱が強すぎて、レジン自身が発火する危険があるので。
太陽の光で固める場合は、日差しのキツさなども考慮するようにしましょう。
おすすめのレジン液を見極めてレジンアクセサリー作りに役立てましょう
今回は15個のおすすめレジン液や、透明度の高い液体の紹介。
その他、レジン液の種類や各種特徴についてピックアップしていきました。
レジン液初心者の方が扱うなら、先ずはハードタイプの製品がおすすめ。
そして、ミニチュアフードやフェイクスイーツなど柔らかい作品を制作したいならソフトタイプがおすすめ。
純度の高い透明感を目指すなら、エポキシレジンの扱いに慣れていく事がおすすめという事でした。
レジン液は商品によって、仕上がりのベタつきさ加減と光沢具合に結構な差が出ます。
個人個人でレジン液との相性もありますよね。
その為、ご自身でおすすめとなるレジン液を見極めて、レジンアクセサリー作りに役立てていってください。