補助便座の特徴
トイトレ準備に欠かせない補助便座ですが、「よくわからない」、「どうやって使うの?」と疑問に思う人多いのではないでしょうか。
まずは、補助便座とはどんな物なのか、特徴をまとめました。
子どもでも安心して座れるようにするおすすめの育児グッズ
補助便座は洋式便器に設置して使います。
穴の幅が狭くなることで、落下する危険が少なくなることで、子どもが安心して座れるおすすめの育児グッズです。
対象年齢は商品によって異なりますが、1.5歳もしくは2歳から使い始められる商品が多いでしょう。
またいつまで使えるのかは、商品によって大きく異なります。
こちらも合わせてチェックしておくのがおすすめです。
簡単に処理したい人におすすめ
子供がうんちやおしっこをした後は、大人のときと同じように水を流すだけなので、処理が簡単です。
そのため手間なく、トイトレを進めたい家庭にもおすすめでしょう。
洋式トイレに付けるだけなので、トイレに入ってから水を流して手を洗うまでの一連の流れもすべて同じように練習できます。
色々な種類から選べる
補助便座には、たくさんの種類があります。
前に手すりがついていて安定して座れる便座や、服の脱ぎ着が楽なタイプ、自分で上り下りのできるタイプ。
デザインもシンプルな便座をはじめ、キャラクターや音声で楽しめるものまで、幅広く販売されています。
それぞれ長所、短所があるため、ご家庭の環境や子どもの性格にあった商品を選ぶのがおすすめですよ。
補助便座の種類
補助便座には、大きく分けて
- またいで座るタイプ
- そのまま座るタイプ
- 踏み台付きタイプ
の3種類あります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴を知ってご家庭に合ったものを選ぶのがおすすめです。
またいで座るタイプの補助便座
またいで座るタイプは、取っ手が前面についています。
しっかりと手で握って座れるので、安定した姿勢を保ちやすいのが特徴です。
トイレに座ることの恐怖感をやわらげてくれることもあるでしょう。
安心感があるので、慎重派の子どもにもおすすめです。
デメリットとしては、
- 子ども一人でまたげない
- ズボン・パンツ(おむつ)をすべて脱がなくてはいけない
という点が挙げられます。
中には、またいで座るタイプから取っ手を外してそのまま座るタイプに移行できる2wayタイプも販売されていますよ。
そのまま座るタイプの補助便座
そのまま座るタイプの補助便座のメリットは、ズボン・パンツ(おむつ)をずらすだけでよいところでしょう。
子どもの着替えに苦労しているママにもおすすめです。
脱がす手間、はかせる手間を省けます。
デメリットには、またぐタイプより安定感がないことが挙げられます。
つかむところがない、もしくは横になるため、トイレに座ることに恐怖を感じるタイプの子どもは落ち着かない可能性があります。
踏み台付きタイプの補助便座
踏み台付きの補助便座なら、子ども一人でののぼりおりが可能です。
子育ては小さい作業の積み重ねなので、子どもが一つでも多くの動作を自分でしてくれると、楽になりますよね。
ステップが足についた状態でトイレに座れるので、安定した姿勢がとりやすいのもおすすめポイントでしょう。
デメリットとしては、かさ張ることが挙げられます。
他のタイプより設置と収納のスペースが必要なため、スペースを確認してからの購入がおすすめです。
補助便座とおまるの違い
子どものトイレといえば、おまるを思い浮かべる人も多いでしょう。
「どちらがおすすめなの?」とどちらで進めるか悩んでいる人もいるかもしれませんね。
そんな補助便座とおまるについて、何が違うのか調査しました。
補助便座とおまるは処理方法が違う
補助便座とおまるの大きな違いは、子どもがしたおしっこ、うんちの処理方法でしょう。
補助便座は洋式トイレに設置するため、通常通り水を流せばよいですが、おまるは、排泄後に掃除が必要です。
また補助便座はトイレに設置するため、拭く、流すなどの一連の流れを一緒に覚えられることもおすすめしたいポイントです。
反対におまるであれば、親がさっと運んでどこででもトイトレにチャレンジできます。
補助便座とおまるは座った時の安定感が違う
補助便座の場合は、洋式トイレと同じ高さになるため、子どもによっては怖いと感じることもあります。
反対に、おまるはしっかりと地面に足がつくため、ふんばりやすく、姿勢も安定しますよ。
そのため早めの月齢からチャレンジする場合は、おまるもおすすめです。
ただ、おまるではできてもトイレでは排泄できず、洋式トイレでのトレーニングが必要になる場合もあるようです。
補助便座の選び方
補助便座を選ぶときに押さえておきたいポイントをまとめました。
子どもにあったタイプの補助便座を選ぶのがおすすめ
好奇心旺盛で何でも自分でやりたいのか、慎重派で安心感がある方が進みそうなのか、ひとりひとり子どもによって、使いやすい補助便座が異なります。
キャラクターや音も、あったほうが頑張ってトイレに向かえる子もいれば、おもちゃとして遊んでしまう子もいるでしょう。
自分の子どもの性格をふまえて、どのタイプの補助便座にするか考えるのがおすすめです。
ママ・パパが続けられるかもポイント!
排便は1日1回では、ありません。
ただでさえ、苦労の多いといわれているトイレトレーニング。
設置やお手入れの手間を考慮し、続けられそうなものを選ぶのがおすすめですよ。
毎日目にするものなので、ママの好みに合わせる家庭もあります。
どの補助便座にするか選べない場合は、多機能タイプも候補に
どのタイプにすればいいか決められない場合は、多機能タイプを候補にいれるのもおすすめです。
またがるタイプからそのまま座るタイプに変えられる2wayやおまるから踏み台まで長く使える5wayなどいろいろと販売されていますよ。
補助便座が自宅のトイレに設置できるか確認しよう
どんなにいい製品でも使えなくては、意味がありません。
ほとんどの補助便座は、丸型でもU字でも取り付けられるようになっていますが、形やウォッシュレットの位置が特殊な場合は、要注意です。
そのため、購入前に設置できるかチェックしておくのがおすすめです。
また自宅が和式の場合は、補助便座を設置できないので、おまるなどでトイトレを進めるのがおすすめでしょう。
補助便座の収納場所、収納方法のチェックも忘れずに
子どもが使わないときは、大人が利用できるよう補助便座を片付けます。
どこにどうやってしまうか、シュミレーションしておきましょう。
特に、収納場所が必要な踏み台付きタイプを購入する場合は、事前に置き場を考えておくのがおすすめですよ。
おすすめの補助便座【またぐタイプ】
またぐタイプの補助便座の中から、厳選して5つ、おすすめの商品をご紹介します。
【トイトレの強い味方】アガツマ アンパンマン 2WAY補助便座
子供が大好きなアンパンマンがついている補助便座。
トイレに誘いやすくなりそうなのが、一番のおすすめポイントです。
ボタンを押すと、3種類のおしゃべり、3種類の曲、流水音が流れます。
アンパンマンの取ってをはずして、そのまま座るタイプの補助便座としても使えますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
W250×H270×D340(mm) | イエロー | 補助便座×1、サウンドボックス×1、便座シート×1セット(左右×各1)、小冊子×1 |
【2WAYタイプ】永和 取っ手付き補助便座 グレー
シンプルな取っ手付き補助便座です。
丸洗いできるので、清潔に保ちやすいです。
ネジを外せば、またがるタイプとしても使えます。
リーズナブルな製品を探している人にもおすすめです。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
約幅24.5×奥行き35.5×高さ16cm | オレンジ、グレー | 取っ手、補助便座本体、ネジ2本 |
【初めてでも安心】コンビ ベビーレーベル 補助便座 レーベルイエロー
子供が座りやすい形に工夫されたおすすめの補助便座です。
取っ手も握りやすいような形状と角度に設計されています。
おしりがヒヤっとしてトイレが嫌にならないよう、パイルカバーも付属されていますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
W345×D240×H90(mm) | レーベルイエロー | 本体、パイルカバー |
【かわいいデザイン】パイロットインキ アヒル隊長補助便座
1.5歳から使えるパイロットインキの補助便座。
取っ手を外して、キャップをすれば、そのまま座るタイプに変身するので、2wayタイプを探している人にもおすすめです。
トイトレに重要な楽しい雰囲気づくりに、アヒル隊長が活躍してくれるかもしれません。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
W230 × H250 × D330mm | イエロー | 補助便座本体、持ち手、キャップ |
【カバー付き】TOTO 幼児用補助便座 TC51
大手トイレメーカーTOTOが販売している、シンプルなデザインの補助便座です。
カバーつきなので、子供の肌が直接補助便座につくことがなく、年中快適につかえます。
カバーが2枚付いているので、汚れても安心して洗えるのもおすすめポイントです。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
不明 | ホワイト | 本体、シートカバーピンク・イエロー各1枚 |
おすすめの補助便座【そのまま座るタイプ】
ぜひおすすめしたい、そのまま座るタイプの補助便座を5つまとめました。
【柔らかい素材】リッチェル Richell ソフト補助便座
やわらかい素材でできている、シンプルな形の補助便座です。
凹凸やくぼみがないので、簡単に手入れできる商品を探している人にもおすすめでしょう。
U型なので、後ろのスペースから手を入れておしりを拭くこともできますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
33.5×36×8H(cm) | イエロー、ピンク | 本体のみ(補助便座スタンドとのセットも販売されています) |
【サイドの取っ手で安心】補助便座 幼児用便座
サイドに取っ手がついている、補助便座です。
前面にはせり上がり、背面には背もたれがあるため、姿勢が安定しやすいところがおすすめポイントです。
取り外し可能なクッションが、冷えを防いでくれるので、一年を通して快適に座れますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
33.4×33.4×12.5(cm) | ピンク、ホワイト、ブルー | 不明 |
【サイドグリップ付き】リッチェル ポッティス 補助便座K ホワイト
子どもの成長に合わせて、サイドのグリップが取り外せます。
「服を1回1回脱がせるのは面倒だけど、取っ手がないのは不安」という人にもおすすめの商品です。
最初はしっかりと握りながら、慣れたら持ち手なしでとだんだんとステップアップさせられますよ。
抗菌仕様なのも嬉しいポイントでしょう。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
32×32×16H(cm) | ホワイト、ピンク、ブルー | 本体、グリップ、キャップ |
【壁掛け可能】ベビービョルン トイレットトレーナー ホワイトブラック
シンプルなデザインが魅力のベビービョルン補助便座。
景観を崩したくないというママにもおすすめでしょう。
壁掛け用のフックがついており、収納もスマートです。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
不明 | ホワイトグレー、ホワイトターコイズ、ホワイトブラック | 本体のみ |
【シンプルな形】シンセーインターナショナル mite mite ソフトシート
キュートなデザインが目を引く補助便座です。
子どもの気持ちも盛り上がりそうですね。
リーズナブルなので、自宅用としてはもちろん、祖父母の家などよく行く場所に設置するのにもおすすめでしょう。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
28x28.5x6.3(cm) | ハローキティ、I'm Kitty、ミテミテ、トーマスと仲間たち | 本体のみ |
おすすめの補助便座【踏み台付きタイプ】
踏み台付きの補助便座の中から、おすすめの商品を厳選して5つご紹介します。
【自分で座れる】おまる ふかふか補助便座
座り心地が良さそうなふかふかのクッションがついている、踏み台付きタイプの補助便座です。
ステップは、成長に合わせて2段階に調節可能。
子どもがひとりで登っても補助便座が滑りにくいよう、工夫されているのもおすすめできるポイントです。
使わないときは折りたたんで収納できますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
不明 | ブルー、ピンク | シート、ソフトクッション、レッグ2、踏み台2、ナット8、ネジ2、クマのねじ回し1、尿漏れカバー1、ドライバー1 |
【座面やわらか】Opret 補助便座
ふわふわのクッションで、敏感な子どものおしりを支えてくれるおすすめの補助便座です。
男の子でもおしっこが外に漏れないよう、デザインに工夫がほどこされています。
握りやすいハンドルや滑りにくいステップで、一人でのトイレをサポートしてくれるでしょう。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
便座サイズ23.5×16.5cm | ピンク、ブルー | 不明 |
【長く使える】GOLDNCONN 子供便座
長く使える補助便座を探している人にもおすすめできる、踏み台付き補助便座です。
対象年齢が、6ヶ月~7歳までとなっています。
ステップは、2段階の高さ調節ができますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
39.5 ×17 × 39.5cm | レッド、ブルー、ニューブルー、ニューピンク | 不明 |
【見た目もかわいい】SCILLO トイレトレーニング 補助便座
防水防カビ素材でつくられている点がおすすめの補助便座です。
形がシンプルなので丸洗いも楽でしょう。
ステップの底面には、ずれにくいよう滑り止めがついていますよ。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
350x140x390(mm) | ピンク、ブルー | 不明 |
【収納しやすい】MOMMY'S HELPER 補助便座 ステップ付 BCMH11148
人間工学に基づいて使いやすいよう開発されているおすすめの補助便座です。
さっと汚れを拭き取れるクッションはふかふかで、座り心地もよいでしょう。
工具いらずで簡単に組み立てられるのも、ポイントですね。
サイズ | カラー展開 | 付属品 |
---|---|---|
不明 | ブルー | 不明 |
補助便座のメリット
補助便座は、「絶対に用意しなくてはいけない物」ではありません。
ただ、補助便座はあると便利で、トイレトレーニングのストレスを軽減してくれる、おすすめの育児グッズです。
補助便座を使うメリットをまとめました。
補助便座は子どもが安心して座れる
洋式便座に子どもがそのまま座ると、おしりが落ちてしまう可能性があります。
子どもが「怖い」と感じてしまうと、トイトレも進みにくいでしょう。
それに不安定なところでは、排便しにくいです。
子どもが座りやすく安心感を得られるのがメリットといえます。
補助便座なら大人が楽できる
補助便座なしでトイトレをする場合、慣れるまでは大人が子どもの身体を支えます。
最初は、スムーズにおしっこが出ないことも多く、一日何回も支えるのは意外と大変です。
トイトレ完了までに、時間がかかる子も少なくないので、補助便座を設置して負担を減らすのがおすすめですよ。
補助便座に座って「できた!」を増やせる
はじめてしばらくは、トイレに行って何もでないなんてことが多々あります。
そんなときでも、「ひとりでトイレに座っていられる」ということを褒められるのが、補助便座をおすすめする理由のひとつです。
褒められることで、達成感を味わい、また次もチャレンジしてくれやすくなりますよ。
補助便座のデメリット
何事もメリットだけでなく、デメリットがあります。
両方知ってから、選ぶのがおすすめでしょう。
補助便座を使うことの、デメリットを調査しました。
補助便座の購入費用がかかる
育児にはたくさんのお金がかかりますよね。
トイトレを始めるときにも、補助便座以外にトレーニングパンツやご褒美シール、踏み台などを購入する家庭も多いです。
そのため補助便座代は節約し、親が体を支えるなどでしのぐ人もいます。
補助便座の使用期間は意外と短いことも
子どもによりかなり個人差がありますが、3歳前後で使わなくなる子もいるようです。
「意外と短い」と感じた人も多いのではないでしょうか。
身体が大きい子や「大人と同じやり方じゃないと嫌」というタイプの子は試用期間が短くなる傾向にあります。
反対に、身体が小さめの子や慎重派の子、補助便座がお気に入りになった場合は、長く使うこともありますよ。
毎回補助便座を設置・収納するのが面倒
補助便座はトイレに行くたびに設置し、用を足し終わったら収納しなくてはいけないので、面倒に感じる人もいるようです。
自宅にトイレが2つ以上ある場合は、大人と子どものトイレを分けてしまうという方法もありますよ。
トイトレのポイント
トイトレを進めるにあたって、知っておきたいポイントをまとめました。
トイトレは体と心の準備ができてからスタートするのがおすすめ
トイトレは子どもの身体と心の準備ができてから、始めましょう。
具体的には
- おしっこ、うんちの意味が理解できる
- 「うん」、「嫌」など簡単な言葉が言える
- おしっこの間隔が2時間以上空く
- 便座もしくはおまるにしっかり座れる
- トイレまで歩いて移動できる
などが、すべてできるようになってからはじめるのがよいとされています。
2歳や1歳半になったから始めるなど、年齢だけで開始するのはおすすめできません。
早く始めれば、早く終わるものではないので、焦らずに時期を見極めるのがおすすめですよ。
楽しい気分を演出しよう
トイレによいイメージをもってもらうためには、明るく清潔に保つのが大切です。
トイレを可愛くしたり、好きなキャラクターを貼ったりして、トイレに行きたいという気持ちを盛り上げてあげるのもおすすめですよ。
スモールステップで、少しでもできたら褒めるのがおすすめ
まずはトイレに座れたら褒める、用を足せたら褒める、など細かく良かったところをみつけるとよいでしょう。
できたら、ご褒美にシールを貼らせてあげるのもおすすめの方法です。
補助便座はトイトレをサポートしてくれるおすすめアイテム
補助便座は洋式トイレに設置することで、子どものおしりを支え、安心感を与えてくれます。
排便後の処理も簡単なので、忙しいママ・パパにもおすすめです。
色々な種類が販売されているので、ライフスタイルや子供の性格に合った商品を探してみてくださいね。