タイルカーペットの特徴
タイルカーペットには、普通のカーペットとは違った特徴がいくつかあります。
まずは特徴をしっかり知ることから始めてみましょう。
パネル状で組み合わせを楽しめる
タイルカーペットの一番の特徴と言えば、その名の通り、パネル状になった形状です。
正方形や長方形で一つ一つが切り離せるパネル状で、タイルのように自由に組み合わせて使うことが可能。
カラーや柄を自由に組み立てられるので、オリジナリティーを出したり、好みに合わせて楽しめる点がおすすめ。
使う場所を選ばないので、どんな場面でも活用できる便利なアイテムです。
洗濯ができる商品がほとんど
タイルカーペットは、汚れた部分だけをサッと交換することができる点でもとても便利です。
さらにタイルカーペットのほとんどは、その利点を生かし、洗濯が可能な商品が多いもの。
小さな子供やペットがいる家庭では、おすすめされるアイテムとしてとても人気があります。
一つ一つがコンパクトなため、掃除や張替えがしやすい点も大きな特徴です。
消臭、防炎、滑り止めなど、充実した特殊効果
タイルカーペットは、様々な用途に使われるアイテムなため、その様々な場面を想定した設計になっているのが特徴です。
例えば防炎ですが、国内で生産販売されているタイルカーペットは、ほとんどが防炎加工された商品になっています。
その他、敷き詰める際に重要な滑り止め加工や、消臭、防音など、子供やペットのいる家庭にはおすすめの効果が盛りだくさん。
そういった面でもとても優秀なアイテムといえますね。
タイルカーペットの種類
タイルカーペットは、大きく分けて2種類あります。
それぞれ別用途に合わせた特徴で、使用する場面によって効果を発揮するものになっています。
2つの種類の特徴を踏まえてご紹介しましょう。
家庭用タイルカーペット
まず家庭用のタイルカーペットですが、家庭用のタイルカーペットの大きな特徴は、ある程度の厚みがあること。
家庭用のタイルカーペットは、主に室内での使用が目的として使われます。
土足仕様ではないため、業務用に比べて厚めに作られているものがほとんど。
軽く、消臭や防音などの特殊効果が施されているものが多いのも特徴の一つです。
業務用タイルカーペット
業務用のタイルカーペットは、家庭用に比べて厚みがなく、その分耐久性が高いのが大きな特徴です。
タイルカーペットの素材は、ポリプロピレンかナイロンが一般的。
ポリプロピレンはナイロンに比べて安価ですが、耐久性を重視する業務用のタイルカーペットであれば、多少コスパが悪くなってもナイロン素材の方がおすすめです。
家庭用タイルカーペットと業務用タイルカーペットの違い
先ほどご紹介した家庭用と業務用のタイルカーペットの違いですが、この2種類の特徴をより詳しく解説。
それぞれの特徴を知ることは、タイルカーペット選びの参考にもなりますよ。
施工方法
家庭用のタイルカーペットは、置いてそのまま使うことが多い為、裏面は滑りにくく吸着加工が施されている商品がほとんどです。
比べて業務用のタイルカーペットはボンドを使って施工するため、ポリ塩化ビニルの裏面が一般的。
また、業務用は広い面積に使われることが多いため、施工のしやすさを考慮して50㎝角サイズがメジャーです。
家庭用には防音や消臭機能、業務用には制電、防汚機能など別の特殊効果が施されていることも特徴です。
それぞれの使い道に合わせた造り
家庭用は基本的に室内使用、歩いたり座ったりすることを考慮し、やわらかで厚みのある造りに。
部分的に取り外して洗える等、家庭での使用目的に合わせた設計になっています。
さらにインテリアなどの見た目にもこだわれるように、カラーやサイズも様々です。
比べて業務用は、オフィスなどで土足使用が多いことを考慮し、制電性や摩擦に強い造りが基本。
オフィス用は耐久性に優れていることや、柄やカラーバリエーションが豊富なことから、家庭用としておすすめされることも。
専用の吸着テープを使って施工すれば問題なく使えるので、業務用、家庭用と選ばず使用できるメリットがあります。
タイルカーペットの選び方
上記でご紹介してきた内容だけでも、タイルカーペットには様々な種類やタイプがあることがお分かりいただけたことでしょう。
これらの情報を踏まえたうえで、失敗しないタイルカーペット選びをするためのおすすめポイントを、いくつかに絞ってご紹介していきます。
素材
タイルカーペットに使われている素材には、大きく分けて3つの種類があります。
一つ目は、ポリプロピレンです。
ポリプロピレンのタイルカーペットは、低価格で購入できますが、その分耐久性も低いアイテムになります。
それとは逆に、ナイロンでできたタイルカーペットは耐久性が高く、その分価格もアップします。
そしてポリエステル素材の特徴は、手触りが良いこと。
しかしその分価格も上がる為、どの条件を最優先にして選ぶかを決めておくと良いでしょう。
パイルの種類
タイルカーペットは多数のパイルが折り重なってできています。
そのパイルの仕様によって、感触に差が出てくるのです。
パイルは2種類あり、カットパイルとループパイルに分けられ、このパイルの組み合わせでさらに4種類に分けられます。
ループパイルは、パイルがループ状になっている代表的なもので、弾力がありへたりに強いという特徴があります。
テクスチャーパイルは長いパイルと短いパイルから成るパイルです。
ループタイプよりも柔らかさがありますが、その分へたりやすいデメリットも。
カットパイルはループをカットしたパイルで、とても柔らかいのが特徴です。
ループがカットされているので引っ掛かる心配がなく、ペットがいる家庭などにおすすめのタイプです。
最後に、カット&ループパイルは、ループとカットの中間の柔らかさと弾力が特徴。
カットとループの二種類を使って模様や柄を作ったりと、デザイン性にも長けているおすすめのタイルカーペットです。
デザイン
なんといっても見た目が大事!と、見た目に重点を置いて選ぶのもまたひとつの選択肢です。
いくら性能が良くてもお部屋のインテリアに馴染まなければ、気分も上がりませんね。
しかし見た目だけを基準にしては、失敗する可能性も…。
その他のポイントとバランスをとって選ぶのがおすすめです。
防音などの機能
防音などの効果があるかどうかも、使用用途によっては最重要事項になるポイントです。
小さな子供やペットがいる家庭では、どうしても騒音が気になってしまうもの。
更に耐久性や防臭機能など、必要な機能は明確になってきます。
ライフスタイルに沿った選び方をすると、失敗が少なくなりおすすめですよ。
制電性
オフェスなどで使用する場合はもちろんですが、精密機器にとって大敵である静電気の発生を抑える機能が高いアイテムを選ぶのがおすすめ。
家庭でも同様に、静電気によって埃が溜まりやすくなったり、金属に触れた時の「バチン!」等、不快な現象は少しでも抑えておきたいものですよね。
制電性の高いタイルカーペットを選ぶことで、静電気の発生を低減させることができます。
おすすめのタイルカーペット
選ぶポイントやタイルカーペットの基本を学んだことろで、おすすめのタイルカーペットをご紹介していきます。
どの点がおすすめなのかをよくチェックし、実際に使っている自分をイメージしながら見ていきましょう。
【コスパいい】サンコー ズレないマット おくだけ吸着 はっ水加工 ジョイント タイルマット ベージュセット 25×25cm 50枚組 OF-66(日本製)
置くだけで空気が抜け、真空状態、まるで吸盤で吸い付けたかのようにしっかりと吸着してくれるタイルカーペット。
子供やペット、お年寄りがいる家庭にとってもおすすめです。
はがすときは端っこからめくるだけでOKなので、着脱共に簡単な点もおすすめポイント。
サイズは25㎝角と少々小さめですが、その分軽く施工がしやすいのもこの商品のメリットです。
デザインはセット商品で2色入りなため、貼り方で個性を出すこともできますよ。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
25×25㎝ | 0.4㎝ | 37g×50枚 | ベージュ.ブラウン.グリーン |
【数枚だけ欲しい人に】レック ぴたQ 吸着 タイルマット 30×30cm 9枚入 ブラウン (タイルカーペット) O-686
掃除機で吸いあがらない吸着力、ピッタリと密着して横ずれしないので、小さな子供やペットのいる家庭におすすめです。
洗濯は弱水流で繰り返し洗濯OK。
ハサミで簡単にカットできるため、中途半端な面積でも敷き詰めが可能です。
とっても軽くて扱いやすいので、手軽に取り入れられる点もおすすめポイントです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
30×30㎝ | 0.4㎝ | 47g | ベージュ.グレー.ブラウン.グリーン |
【落ち着いた色味】kaba shop タイルカーペット ジョイントマット防音 洗える 滑り止め 貼り跡がない 簡単吸着 ブラウンセット 30×30cm 20枚セット
どこでも簡単に敷き詰められ、設置が簡単です。
おすすめポイントは、毛足が短いのでゴミが絡まりにくく掃除が楽な点、防音効果です。
洗濯機で洗うこともできますが、手洗いがおすすめです。
漂白剤、植物石鹸、柔軟剤は避けるのが劣化を抑え品質を保つ秘訣。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
30×30㎝ | ブラウン |
【カラバリ豊富】タイルカーペット MJ-1002 50×50cm 20枚入 13277979
ループパイル仕様で、しっかりとした造りは、家庭用業務用どちらにもおすすめできます。
ある程度硬さがあるためへたりにくく、またカラー展開も豊富なためデザイン性も良し。
お部屋のDIYなどにおすすめです。
燃え広がりにくい防炎加工も。
無地ミックス柄な為、単調な中にも色あいの違いや鮮やかさが感じられるデザインです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.55㎝ | 1.0㎏ | ブラウン.アイボリー.キャメル.クリーン.グレー.シルバー.ブラック.ブルー.ベージュ.ローズ |
【カットしやすい】タイルマット Lifinsky タイルカーペット 丸洗いでき ジョイントマット ズレない 撥水加工 20枚入 30x30cm
撥水加工、滑りにくくする加工で機能的に。
置くだけで吸着するので、ズレも気にならず掃除も楽々です。
家具下、収納スペースに敷いて使うのもおすすめ。
扱いやすいサイズと自由にカットして使えるのもおすすめできるポイントです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
30×30㎝ | 0.4㎝ | 962g | ブラウン.カーキ.カーキ&ブラウン |
【ピタッと張り付く】山五 滑り止め 吸着加工 洗えるカーペット 薄手 大判タイプ 10枚入り 50×50cm
吸着加工はしっかりと、洗濯で吸着が弱まる心配は無し。
厚さは2㎜と極薄、ドアの下の隙間も問題なく収まります。
ハサミで簡単にカットできるので、ちょっとした隙間も埋めることができおすすめです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.3㎝ | 0.1㎏ | ブラウン.べージュ |
【粘着テープ付き】MYHO タイルマット 20枚 50×50cm 厚手 タイルカーペット 粘着テープ付き(20枚)
絨毯のような風合いが気持ちの良いタイルカーペットです。
床の保護、騒音の防止、程よい手触りなど、全体的にバランスの取れた機能性がおすすめポイントです。
ポリプロピレン素材なため、柔らかめですが、しっかりとした造りのおすすめ商品です。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.4㎝ | グレー.ダックグレー |
【手ごろな価格】ワタナベ工業 国産タイルカーペット 吸着ぴたマット ループ 9枚組 30X30cm
汚れた箇所を好きな時に洗濯できる手軽さはタイルカーペットならでは。
選べるカラーで、好きなようにレイアウトして楽しめます。
スリッパや素足の足音等、気になる生活音を緩和してくれる点はおすすめ。
とっても薄いので扱いやすいのもおすすめポイントです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
30×30㎝ | 0.4㎝ | 47g | グリーン.ブラウン.ベージュ |
【大判がうれしい】おくだけ消臭吸着カーペット 45cm×45cm 大判 切れる 洗えるタイルマット
普通のタイルカーペットよりも多少厚みがあるため、防音効果にすぐれています。
凸凹のある吸着面で、しっかりと床に密着します。
ペットがいる家庭にはとてもおすすめの商品で、関節を痛めやすい犬にも優しいクッション性のある造りに。
防臭効果が高い点もおすすめポイントです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
45×45㎝ | 0.5㎝ | ライトグリーン.ブラウン.ベージュ |
おすすめの業務用タイルカーペット
業務用にも、おすすめの商品があります。
こちらもおすすめされているポイントや、おすすめされる理由をよくチェックしながら見ていきましょう。
【厚みしっかり】サンゲツ カーペットタイル NT-350シリーズ バリューライン 50×50cm 20枚入 NT-303V
直射日光にさらされても色あせない耐侯性と、漂白剤などにも強い耐薬品性に優れている商品です。
特に注目すべきは制電性。
オフィスなどの、精密機器を取り扱う場におすすめです。
歩行に耐える耐久性、防炎加工も施されている点もおすすめできるポイントです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.62㎝ | なし |
【色褪せしにくい】サンゲツ タイルカーペット 50×50cm 20枚入り NT-367
日光、漂白剤に対しても色あせにくい耐久性。
制電性にも優れています。
カラーバリエーションがとても豊富でおしゃれ、しっかりとした厚みと耐久性が高い点がおすすめポイント。
インテリアのアクセントに、精密機器を取り扱う場合にもとてもおすすめです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.62㎝ | グレー.ライトグレー.ブラック.ブラウン.ダークグレー.ダークブラウン.レッド.オレンジ.ライトグリーン.ブルー.ダークブルー.ベージュ.ライトブラウン.アイボリー.ダークベージュ.グリーン.ピンク.ネイビー |
【カラバリ豊富】予約販売 タイルカーペット 50x50 激安 20枚セット 9月中旬頃発送予定 LPシリーズ 裏面ビチューメン オルサン (LP-1)
裏地に特殊な素材を使い、専用糊を使った接着が主流。
ゴムよりも少し硬めな素材になっています。
カラーバリエーションが豊富なため、インテリアにこだわりたい方にもおすすめ。
業務用としての活用が基本のため、家庭用としてはおすすめしません。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.5㎝ | 500g | グレー.ライトグリーン.ブラック.ブラウン.ダークグレー.レッド.イエロー.ブルー.その他柄物 |
【シンプル】タイルカーペット MJ-1007 50×50cm 20枚入
防炎加工、制電性に優れていることはもちろん、酸性の汚れに強い防汚性能も。
乾燥しやすく、水切れが良いため、湿気にも比較的強いのがおすすめのポイントです。
耐薬品性にも優れているため、漂白剤で部分的に汚れを落とすことも可能。
オフィスはもちろん家庭でも使えるおすすめ商品です。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.3㎝ | シルバー.ブラック.ブラウン.キャメル.ローズ.アイボリー.ブルー.グリーン.グレー.ベージュ |
【防炎性あり】スミノエ タイルカーペット ECOS LP-2035 50X50cm 20枚セット 13248081
グッドデザイン商品に選ばれたこちらのタイルカーペットは、カラーバリエーションが豊富な45色。
デザイン性に重点を置いて選びたい場合はおすすめの商品です。
もちろん、防炎性、制電性に優れ、機能的にもおすすめできるアイテムです。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.6㎝ | 1.1㎏ | シルバー.ブラック.ブラウン.キャメル.ローズ.アイボリー.ブルー.グリーン.グレー.ベージュ等 |
【耐久性しっかり】タイルカーペットLP3000(S) 防炎・防汚・制電加工付き(業務用)50×50cm 20枚入り LP3012
素材は耐久性に優れるナイロン100%。
防汚、撥水などの高い機能性、それに加え複雑な色合いのデザイン性も兼ね備えたおすすめ商品です。
防炎機能もしっかりと、オフィスなどの業務用におすすめのアイテムになります。
サイズ | 厚さ | 重さ | カラー展開 |
---|---|---|---|
50×50㎝ | 0.65㎝ | 1.1㎏ | パープル.ブラック.グリーン.グレー.ブラウン.キャメル.ブルー等 |
タイルカーペットのメリット
沢山の性能があるタイルカーペットですが、うれしいメリットをいくつかピックアップ。
順番にご紹介していきます。
簡単に張り替えられる
家庭用タイルカーペットには、床にしっかりと吸着できるような加工が施されています。
そのため張替えが簡単で、場所を選ばず大胆なリフォームを可能にしてくれます。
サイズやデザインも多様な為、用途に合わせた使い方ができるのもタイルカーペットがおすすめできるポイント。
ちょっとした模様替え感覚でイメージチェンジできるので、とっても便利ですよ。
洗濯、収納、とにかく手入れが簡単!
タイルカーペットの一番の利点とも言えるのが、お手入れのしやすさです。
基本的に分解できるので、汚れた部分だけを洗濯できること、さらに収納するにもバラバラにできる為、大きくスペースを確保する必要がありません。
使用場所によって性能を選べる
タイルカーペットは、素材や造り方によって違いが出る耐久性や質感、さらにうれしい特殊効果など、機能性の面でとても優れたアイテムであると言えます。
保温性、耐久性、防音、防炎、防臭など、様々な機能がある為、使用用途に合わせて性能を選べることは大きなメリットに。
使用場所によって分けて使ったりと、便利な活用法は盛りだくさんです。
タイルカーペットのデメリット
沢山のメリットがあれば、デメリットもあるもの。
選ぶときには重要な情報になるので、デメリットもしっかりとチェックしておきましょう。
肌触りの硬さ
タイルとカーペットを掛け合わせたタイルカーペットは、全体的に硬めに作られているもの。
踏みしめた感覚はしっかりとしていて、密度の濃いぎっしり感を感じることができます。
普通のカーペットよりもへたりに強い面もあり、柔らかさに欠ける点が欠点と言えるでしょう。
ふんわりとした質感のものを求める場合は、タイルカーペットはおすすめしません。
色褪せやズレ
汚れた部分だけを洗濯できることは大きなメリットですが、その反面、良く洗う箇所のカーペットのみ色褪せてしまうという欠点もあります。
他のパーツと並べて使うことから、色あせが目立って見えてしまうことも…。
そして分解できるパーツを組み立てていることで、ズレが発生してしまうことも多々あります。
ラグとして使っている為、ズレや隙間が気になってしまうのも大きなデメリットです。
湿気が溜まりやすい
基本的にタイルカーペットは、ズレや隙間防止のために裏面に加工が施されています。
吸着面であったり、ゴム製であったり、それらのほとんどは湿気をため込みやすい素材に偏りがち…。
そのため、床材や下地材とタイルカーペットの間に湿気が溜まってしまうこともあるのです。
タイルカーペットを敷くときの注意点
タイルカーペットは、敷くときにいくつかの注意点があります。
より快適なタイルカーペットライフを送るために、これらのポイントもチェックしておくことをおすすめしておきます。
ドアの下の隙間をチェックする
タイルカーペットを敷く前にチェックしておくこととして、ドア下、開閉部分の隙間の確認があります。
いざタイルカーペットを敷こうとしたときに、ドア下の隙間に挟まってしまってドアが開閉できない!など、あってはならないミスです。
事前に隙間とタイルカーペットの厚みを確認し、滞りなく施工できるのかどうか把握しておきましょう。
パイルの向き
タイルカーペットの貼り方には、3通りの方法があります。
ひとつめはランダム貼りといって、パイルの向きを気にせずランダムに貼っていくというもの。
隣り合うカーペットの向きが同じにならないように注意しましょう。
2つ目は市松貼り。
パイルの向きを縦横と順番に並べた貼り方で、最も一般的な貼り方になります。
3つ目は流し貼りといって、パイルをすべて同じ向きで貼り進めていく方法です。
仮置きして進めると、ミスなく設置することができるのでおすすめですよ。
カットした面は壁側に
中途半端な隙間を埋めるために、タイルカーペットをカットしなければならないことがあります。
そんな時は、カットした面が壁面に来るようにセッティングしましょう。
まっすぐにカットしたつもりでも、手作業でカットした面は隙間やズレの原因になってしまうことも少なくありません。
カットしてない面同士が密着するように並べ、カット面を壁面にすることでカーペット同士間に生じる隙間を防ぐことができます。
タイルカーペットのお手入れ法
タイルカーペットのお手入れ方法は、掃除機がけ、陰干し、拭き掃除の3通り。
毎日のお手入れは掃除機でこまめに行うのがおすすめです。
掃除機をかけるときはパイルの目と逆の方向に向かってかけるようにすることがポイントになります。
この時力を入れてこすらず、パイルを起こし隙間からごみを吸い出すようにするとより効果的に。
また、湿気がこもりやすいタイルカーペットは、定期的に陰干しをするのもおすめめです。
天日干しは日焼けしてしまうので、陰干しが鉄則。
湿気が飛んだら、ふとんたたきでたたいて埃を落としていきましょう。
裏表両方、両面合わせて2~3時間干すのがベストです。
干している間は、カーペットが敷いてあった場所も通気性良く、湿気を飛ばしておくのをお忘れなく。
そして最後に拭き掃除ですが、頻度としては月に1回程度でOK です。
粉末の中性洗剤を100倍に薄め、硬く絞った布で拭いていきます。
布はこまめに洗うのがポイントです。
洗剤水で拭いたら、お湯のみで全体を拭きます。
洗剤成分が残らないようにしっかりと拭いたら、最後に乾いた布で水分をふき取っていきましょう。
風通しの良い場所で乾燥させたら完了になります。
おすすめのタイルカーペットを参考に選ぼう
タイルカーペットについての知識が付いたら、選び方のポイントも掴めているはずです。
自分のライフスタイルに合わせて、イメージを膨らませることが大切。
どのポイントに重点を置いて選ぶのか、最低限満たしておきたい条件は何なのか、それぞれは明確にしておくとスムーズです。
おすすめ商品もいくつかご紹介しましたが、それぞれの商品の特徴をよく見極めて、自分の生活スタイルに合ったアイテムを探してみて下さいね。