潤滑ゼリーの特徴
潤滑ゼリーにはどんな特徴があるのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
潤いを増やして滑りが良くなる
女性の支持が高いのはシリコン製のもの。
シリコン製のコンドームと同様、不快感を感じにくいのでおすすめです。
滑りが良いだけではなく、持ちも良くなります。
粘り気はありますがべたべたした感じもありません**。
コンドームとの併用なら、シリコン製か水性のものがおすすめ。
使用後も洗い流すのが楽になります。
膣内が乾燥する
潤いを良くするのに、乾燥するとは矛盾していますよね。
これは潤滑ゼリーの濃度に関係があります。
オスモル濃度が高いほど、膣の組織が乾燥しやすくなってしまいます。
また、オイル製のものの場合、成分が体内に吸収されてしまうことも。
そのため、潤滑ゼリーを使用しても、快感を得られない場合があります。
マッサージに使用する方が向いているかもしれません。
入り口を軽くほぐす程度にしておきましょう。
粘り気がある
主な成分によって違いはありますが、潤滑ゼリーは粘り気があるもの。
そのため、べたべた感があります。
服やベッドについてしまうと、痕が残ってしまうことも。
時間がたつと体液と混ざった臭いも気になります。
水溶性や無色透明のものを選ぶと良いでしょう。
痕が残りにくく流しやすいものがおすすめです。
潤滑ゼリーの種類
主に手に入りやすい2つの種類を見ていきましょう。
使い切りタイプ
使い切りタイプには、包装されたものと注射器型のものがあります。
注射器型は妊活ゼリーと呼ばれるタイプも。
潤いを与えるだけではなく、産み分け効果があるものも。
注射器であれば、手を汚さずに膣内に潤いを与えることができます。
個包装の場合は持ち運びにおすすめ。
かさばらずにバッグに忍ばせておきやすいです。
個包装のものはパッケージに配慮がされています。
見た目も潤滑ゼリーと分かりにくいのも嬉しいですね。
チューブタイプ
使いたい時にさっと使用できるのがチューブタイプの良い所。
主成分の種類は主に3つ。
シリコン、オイル、ウォータ―ベースがあります。
容量も多く、長持ちしますが開封後は早めに使い切りましょう。
全部の良いとこどりをしたものがハイブリットと呼ばれるもの。
その分価格は高くなってしまいます。
また、管理の仕方が悪いと感染症のリスクが高まります。
肌を荒れさせてしまうことにもなるので気をつけましょう。
潤滑ゼリーとローションの違い
いまいち違いがわからないという人もいるのではないでしょうか。
特に違うところを見てみましょう。
塗る部分
潤滑ゼリーは、膣の滑りを良くするためのもの。
潤いが足りないことで起こる弊害を防ぐためのものです。
そのため、1部分にしか使用することはありません。
道具に使用する場合もありますが、本来の目的とはズレています。
一方、ローションの場合は、全身に塗ることを目的としています。
マッサージをするために使用するものなんです。
マッサージで得ることができる快感が欲しい場合はローションを使用しましょう。
体内の水分が奪われる
先に説明したように潤滑ゼリーも成分によっては、水分が奪われてしまいます。
しかし、ローションの場合、ポリアクリル酸ナトリウムを含むものがほとんど。
そのうえ、膣内に残ってしまいやすくなります。
潤滑ゼリーのように自然に出てくることは少ない。
そのため、雑菌が残ってしまいやすくなり、感染リスクも高まってしまいます。
膣の潤いを目的としているなら、潤滑ゼリーを使用しましょう。
潤滑ゼリーの選び方
種類が豊富で何を基準に選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
気にしておきたいポイントを見ていきましょう。
成分表示を確認する
潤滑ゼリーは体のデリケートな部分に使用するもの。
そのため、使用されている成分は気にしておきましょう。
ポリアクリル酸ナトリウムが含まれているものは、あまりおすすめできません。
使用感だけを求めるなら作用は抜群です。
しかし、使用することで、体内の水分が奪われてしまいます。
また、使用を続けることで、雑菌が入りやすくなってしまうリスクがあるので注意しましょう。
他にも女性に嬉しい美容成分が入っているものもあります。
しかし、肌が弱かったりするとアレルギーを起こしていしまう成分もあるので気をつけましょう。
初めて使用するものは、少し試してからの方が良いでしょう。
問題がなければ継続して使用することができます。
用途に合わせて選ぶ
使用する時の場所によっては、洗い流すことができない場合もあります。
そんな時は、流さなくても使用できるものを選びましょう。
このタイプは時間がたつにつれて、乾きやすくなってきます。
そのため、長時間の使用にはおすすめできません。
長時間使用したい時は、潤い成分が多く含まれているものを選びましょう。
シリコンやオイル製のものがおすすめです。
ただ、シリコンやゴムと化学反応を起こして溶けてしまう場合があります。
しっかり避妊したい場合には注意が必要です。
香りで選ぶ
緊張して上手くできない場合は、香りつきのものを選ぶのがおすすめです。
香りの種類によっては、リラックス効果もあり、体の硬さがとれるでしょう。
香りがしてくることで、違った雰囲気を作ることもできるでしょう。
お気に入りの香りが見つかれば、盛り上がるかもしれませんね。
口に入っても安全で、しっかり味がついているものもおすすめです。
使い切りかチューブかで選ぶ
旅行先で使うなら、小分けの使い切りがおすすめです。
コンパクトで必要な分だけで済むので、荷物になりません。
また、使用する時に開ければよいので、衛生面も安心ですね。
チューブタイプと上手に使い分けることがおすすめです。
冷たいものか温かいものかで選ぶ
潤滑ゼリーは使用時にヒヤッと冷たさを感じるもの。
この感覚が嫌だという人もいるでしょう。
そんな人には温かさを感じることができるタイプがおすすめです。
肌の温度や体液に近いものになるので、嫌な感じはなくなるでしょう。
そのため、よりスムーズに行為を行うことができるようになりますよ。
おすすめの使い切りタイプ潤滑ゼリー
使い切り潤滑ゼリーのおすすめ6選を紹介します。
【ワンプッシュ】ローション リューブゼリーデリケートイン
ノズルを回転させて、押し出すことで中身が出てきます。
コンパクトサイズでベッドにしのばせておくのもおすすめです。
使用した人によると苦みがあるそう。
口に入っても安全ではありますが、タイミングは考えた方が良いかもしれませんね。
| 1本の内容量 | 内容量 | 香り |
|---|---|---|
| 6g | 4本 | 無 |
【超スリムタイプ】プレペア 潤滑ゼリー
注射器タイプで液を簡単に出すことができます。
ふたを取ると出てくるようになっているので、少し注意が必要。
体液に近い成分で、自然に近いものが欲しい人におすすめ。
女性からの支持も高いのでおすすめです。
| 1本の内容量 | 内容量 | 香り |
|---|---|---|
| 1.7g | 30本 | 無 |
【デリケートゾーンのケアにも】ウェットトラストゴールド
ヒアルロン酸と乳酸が配合されています。
ケア用品として使用することもおすすめ。
たくさん欲しい人におすすめのセット販売もされています。
おまけがついてくるのでお得です。
| 1本の内容量 | 内容量 | 香り |
|---|---|---|
| 1.7g | 30本 | 無 |
【持ち運びやすい】スティックローション
ヒアルロン酸配合でお肌にも嬉しい成分。
ポーチにしのばせておくのにもおすすめです。
パット見はおしゃれなメイク道具のようにも見えます。
潤滑ゼリーとわからないものがほしい人におすすめです。
| 1本の内容量 | 内容量 | 香り |
|---|---|---|
| 14g | 20本 | 無 |
【パッケージもシンプル】ペペプロローグ ローション
使い切り化粧水のようにも見えるのでおすすめです。
旅先に持って行っても、わからないのも嬉しいですね。
弱酸性の水溶性で肌に潤いを与えるだけでなく、きめを細かくしてくれます。
安心してコンドームと併用することができます。
| 1本の内容量 | 内容量 | 香り |
|---|---|---|
| 7ml | 20本 | 無 |
【程よいとろみ】ローション 女性用 潤滑 食べられるローション 個包装 アップル ピーチ 味
原材料は、はちみつ・寒天・香料・甘味料で自然に近いもので体にやさしくおすすめ。
潤滑ゼリーの中でも甘い香りが何とも言えません。
見た目では何かわかってしまうこともないのでおすすめです。
食べられることで、2人の甘い時間がさらに甘いものになるでしょう。
| 1本の内容量 | 内容量 | 香り |
|---|---|---|
| 20g | 15本 | アップルピーチ |
おすすめのチューブタイプ潤滑ゼリー
チューブタイプの潤滑ゼリーおすすめ6選を紹介します。
【自然でなめらか】オカモトゼロワン 潤滑ゼリー
洗い流すのが簡単な水溶性で、痕を残したくない人におすすめ。
コラーゲン・ヒアルロン酸が配合されたやさしい潤滑ゼリー。
薄めのコンドームを使用したい人にもおすすめです。
より肌に近い感覚を味わうのにおすすめです。
| 内容量 | パッケージサイズ | 香り |
|---|---|---|
| 50g | 4.7×3.3×1.5 | 無 |
【自然なうるおい】リューブゼリー
病院や産院で使用されるほど安心の成分。
肌に優しく、なじみやすいのでおすすめです。
さらに大容量の110gのものもあります。
水溶性で簡単に洗い流せるのでおすすめです。
| 内容量 | パッケージサイズ | 香り |
|---|---|---|
| 55g | 4.4×3.4×12.5 | 無 |
【肌にやさしい】相模 よぶんなものが入っていない 99%水潤滑ゼリー
99％が水なので、べたつきがすくなく、さらっとしています。
洗い流すのが簡単なのでおすすめ。
チューブタイプでもコンパクトで使い切ることができます。
見た目がシンプルでいやらしさがないのでおすすめです。
| 内容量 | パッケージサイズ | 香り |
|---|---|---|
| 60g | 4.4×3.5×14.1 | 無 |
【洗い流しやすい】サガミ オリジナル潤滑ゼリー
相模オリジナルのコンドームは女性からの支持が高いもの。
合わせて使うのにおすすめです。
べとつき感もなく、さらっとした触り心地。
しっかり潤って軽やかなのでおすすめです。
| 内容量 | パッケージサイズ | 香り |
|---|---|---|
| 60g | 6×4×1.8 | 無 |
【水溶性ゼリー】KY ルブリケーティングゼリー
医療現場でも使用されていて、刺激が強くないのでおすすめです。
ラテックス製のコンドームとの併用がおすすめ。
水溶性でべたつきがなく流しやすいです。
イタリア製で、医薬品のような見た目でもあります。
| 内容量 | パッケージサイズ | 香り |
|---|---|---|
| 82g | 4.3×3.8×16.7 | 無 |
【いつもと違ううるおい】アンジェルモイスト ローション ジェルタイプ
しっかり潤うことで、美肌につながる効果も期待できます。
温かさを感じることで、いつもとは違う感覚を味わうことにおすすめ。
化粧品にも使用されている保湿成分で潤い感がアップします。
ジェルタイプで塗りやすくおすすめです。
| 内容量 | パッケージサイズ | 香り |
|---|---|---|
| 80g | 3.5×5.0×13.9 | 無 |
潤滑ゼリーのメリット
性交をスムーズにしてくれる潤滑ゼリー。
特に何が良いのか見ていきましょう。
妊娠の手助けをしてくれる
妊娠するためには、受精することが必要。
しかし、精子の寿命は短く、なかなか卵子にたどり着くことができません。
そこで、潤滑ゼリーを使用するのがおすすめです。
精子の運動能力を高めて、受精できる確率をあげるためのものがあります。
妊娠を希望するカップルにとっては心強い味方になってくれるでしょう。
ただ、妊娠には不向きな成分が入っていることもあります。
専用のものを使用するようにしましょう。
コンドームとの相性
潤ったところで、コンドームがブレーキをかけてしまうことがあります。
多くのコンドームはゴム製のため、滑りにくいものです。
着用に時間がかかると潤いもなくなってきてしまい、痛みを感じる原因に。
潤滑ゼリーはコンドームとも相性が良く、滑りを良くしてくれます。
スムーズに挿入できることで、負担を感じにくくなるでしょう。
いろいろな体位を取りやすくなる
体を動かすためには、膣がしっかり潤っていることが大切。
潤滑ゼリーを使用すると擦れる痛みを感じにくくなります。
そのため、いろいろな体位を試しやすくなります。
また、潤いがあることで、できなかったことができるようにもなるでしょう。
今までとは違う盛り上がりがあるかもしれません。
2人にしかできないスキンシップを楽しみましょう。
また、今までは感じることができなかった快感を得られるかもしれません。
知らない世界が開くかもしれませんね。
潤滑ゼリーのデメリット
潤滑ゼリーは良い所ばかりではありません。
使用することで起こる危険性も知っておきましょう。
コンドームとの相性
潤滑ゼリーとコンドームの相性は、メリットでもデメリットでもあります。
これは使用する組み合わせ次第。
シリコン製のものは、シリコン製のものと合わせることはやめましょう。
溶けたり、異臭が起こる可能性があります。
オイル製のものは、ゴム製と相性が良くありません。
こちらもゴムが溶けてしまいます。
潤滑ゼリーもコンドームも大事なラブグッズです。
どちらを基準にして選ぶか考えましょう。
感染症のリスク
特にチューブタイプの場合、使用する時に手が触れます。
手についた雑菌から様々な感染症を起こす可能性も。
それが体内に入ることで、何が起こるかわかりません。
アレルギー反応を起こして、性交どころではなくなってしまうかも。
保管状況が悪いことで、潤滑ゼリー自体に菌が発生していることもあります。
デリケートな部分に使用するものなので、管理はしっかりしておきましょう。
使用後白いものが出てくる
使用しているうちは良いのですが、行為が終わると膣内が通常の状態に戻ります。
ゼリーの粘り気成分が乾燥して塊になります。
この塊は膣が自分できれいにしようと出てくるもの。
おりものとは違うものなので、びっくりしてしまうかもしれません。
数日あれば、出し切ることができ問題はありません。
しかし、長く続いたり、他に何か症状がある場合は注意が必要。
感染症などの可能性もあります。
自己判断せず、受診した方が良いでしょう。
潤滑ゼリーの注意点
特に気をつけておきたいところは何なのでしょうか。
使用するコンドームに注意が必要
避妊しないで問題ない場合は良いのですが、困る場合もあるでしょう。
いくら避妊をしても、100％安全とは言えません。
妊娠して負担が大きくなるのは女性です。
リスクがあることも頭に入れておきましょう。
組み合わせ次第ではコンドームが溶けてしまいます。
また、おもちゃを使用したい場合も害が出る可能性も。
望まない妊娠をして、女性や子供を不幸にしてしまわないようにしましょう。
男性にも性病などのリスクがあることを覚えておいてください。
優しく塗り込む
潤滑ゼリーを使用する時に、しっかり塗り込もうと力を入れてしまうことはやめましょう。
爪がのびている場合は、特に膣が傷ついてしまいます。
優しく塗り込むことで、潤い感が上がります。
また、雰囲気を壊さないことも大切。
コンドームを使用する時に違和感がある場合は、あらかじめ塗っておくこともおすすめです。
清潔を保つ
行為に及ぶ前は、きれいな状態にしてからが理想。
しかし、場合によっては、そんなこと言ってられませんよね。
潤滑ゼリーを塗り込む時に、爪がのびていては雑菌が入るリスクが高まります。
普段から爪を短めにしておくなどできることはしておきましょう。
また、行為後も軽く流すようにしておいた方が良いですよ。
潤滑ゼリーの正しい使い方
使用方法が間違っていると、潤いを保つことができなくなってしまいます。
1番良いのは、直前に塗っておくこと。
直前なら自分で塗っておくこともできますね。
キレイな手で入り口から優しく、周囲をほぐしながら塗っていきましょう。
1回目に使用する量は500円玉ほどが目安。
指がスムーズに入れば問題ありません。
足りないようだったら足していってください。
体調や体質によっても適量は違うので、徐々に覚えていきましょう。
潤滑ゼリーの保存方法
保管する時は、高温多湿の場所は避けましょう。
特に夏は注意が必要。
室内の日が当たるところに置いておくと、中身が溶けてしまうことも。
使い切りタイプであっても、安心はできません。
湿気が多い所でも雑菌が繁殖してしまうリスクが高まります。
成分や使い方によってもかわる場合も。
購入時に注意書きを確認しておきましょう。
おすすめの潤滑ゼリーで素敵な時間を過ごそう
潤滑ゼリーを使用すると、違った感覚を味わうことができます。
濡れない自分がいけないと感じていた悩みも解消することが可能。
痛みがあって楽しむことができないこともなくなるでしょう。
2人で選ぶのもおすすめですよ。
ただ、体質などによって肌に合わないこともあるので気をつけましょう。
ぜひ、2人だけの特別な時間を楽しんでください。
