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2019/11/14

おすすめの砥石人気ランキング20選!選び方や包丁の研ぎ方を紹介

毎日の食事を調理するのに欠かせない包丁。
その包丁の切れ味を元通りに戻してくれるのが『砥石』

ただ、砥石にも目の粗さによって種類が異なり、商品数も数多くあります。
その為どれを選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

今回はおすすめの砥石について、各々の種類や特徴
選び方から砥石を使う時のポイント等について解説していきます。

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砥石の種類と特徴

砥石の種類と特徴画像

おすすめの砥石を紹介していく前に、各々の種類や特徴についてチェックしていきましょう。

荒砥

先ず荒砥。
こちらは最も粒度が荒く、刀身を削る性能に長けています。

その為、日常では包丁が刃こぼれした時に活用するのがおすすめですね。

中砥

次に中砥。
だいたい800番から2000番台の粒度はここのカテゴリに属します。

刀身を削るのに丁度いい粗さで、落ちてきた切れ具合を復活させるのに丁度いい粗さ。
研ぐのに慣れていないビギナーの方は、中砥石を1つ用意しておくのがおすすめです。

仕上砥

仕上砥は名前そのままに、刀身の研磨の仕上げに使われるものです。
中砥で砥いだ刃の切れ味を更に高めたり、細かい修整を行う時などにおすすめ。

だいたい職人の方が持っている事が多いですね。

面直し

砥石は何度も擦っていく内に、表層がどんどん削れて目減りしていきます。
そうなると本当微妙ですが、表面に波のような高低差が生まれていきます。

あと砥石の目も徐々にすり減っていくので、これらの状態を改善させて元の状態に戻してくれるのが『面直し』
砥石の表層を平らにして、研磨力を元通りにしてくれます。

砥石も消耗品ですから、研ぐ力が落ちてきたら面直しでメンテナンスされる事をおすすめしたいですね。

<下に続く>

シャープナーと砥石の違い

シャープナーと砥石の違い画像

砥石と耳にすると、包丁を研ぐシャープナーを思い浮かべる方もいると思われます。
シャープナーと砥石、どちらも同じなのでは?と思うかもしれませんが結構な違いがあります。

シャープナーは溝部分に包丁を差し入れて、前後に動かして研ぎますよね。
しかし、あれは刃をただ「擦っている」に過ぎないんですね。

砥石で包丁を研磨する行為は「削る」事を指すので、全く別の所作をしている事となります。
ですから、きっちり包丁の切れ具合を復活させたいなら砥石で研磨するのがおすすめな訳ですね。

シャープナーを利用すればほんの少し切味も元に戻りますが、たちどころに切れなくなります。
ちゃんと切れ具合を戻したいなら、砥石を撰ぶ事をおすすめしたいです。

<下に続く>

砥石の選び方

砥石の選び方画像

続いて、おすすめの砥石の選び方について見ていきます。

包丁の素材

包丁の中には砥石に順応しない素材の物もあります。
ですから、それぞれの素材についてチェックしておく事をおすすめしますよ。

ステンレス包丁

だいたい一般的に出回っているのがステンレスの包丁。
ステンレスはサビが生じにくい特性を持ち、硬度も丁度いい固さ。

砥石の固さは柔らかい素材の物がおすすめです。

鋼の包丁

スチール製の包丁は最も硬い硬度となります。
その為、砥石の素材も硬い商物を選択されるのがおすすめ。

砥石系の中でも硬さを誇る、セラミックの製品がおすすめですよ。

セラミック包丁

包丁の中でもかなりの硬さを持つセラミック。
こちらは基本砥石で研磨する必要がないとされます。

というか、硬すぎるので基本砥石を活用することが出来ないんですね。
どうしても研ぐ必要が出てきた場合は、ダイヤモンド粒子を塗布した商物を使われるのがおすすめ。

ただ個人で行おうとすると、コストと手間がかなりかかります。
買入れしたメーカーが修繕の対応を行っているかどうか。

予めチェックされる事をおすすめしたいです。

天然か人造か

これは刀身を砥いだ時の仕上がりに関係してきます。
天然ものは研ぐ能力が慎ましく、少々時間が掛かります。

さりとて、結果的に刃先が鋭く鋭利な出来栄えに。
人造ものは研ぐ性能に長けているものの、その力が強すぎるので逆に刃先が鋭利になりにくいんですね。

包丁を砥いだ際の鋭さにこだわりがあるなら、天然ものがおすすめとなります。

電着系か焼結系か

砥石そのものの素材によって附着させる方式が異なります。
先ず電着系ですが、電着槽と呼ばれる物の中に素材を入れて電気メッキを活用する手法。

電気の力で素材の表層にダイヤモンド粒子等を固着させていきます。
直線はもちろんの事、曲線や細かい形状にも照応可能で、シャープナー等に活用されているのがこちらの手法。

焼結系は原材料となる砥石の粉を型に押しこみ、窯の中に入れて熱の力で焼いていく手法となります。
直方体の形状をした商物はだいたい焼結手法で成形されたものですね。

どちらがおすすめかは一概に言えませんが、手軽に扱いたいなら電着で作られたシャープナーがおすすめ。
しっかり研磨したいなら、焼結式で成形された商物がおすすめといったところですね。

台やすべり止めの有無

研ぐのに慣れていないビギナーの方は、台やすべりどめが付いているものがおすすめ。
砥石はその特性上、水につけてから使用します。

なので、下にすべり止めが無いとどうしてもスライドしてしまうんですね。
台やすべり止めがあるとその分高さが出るので、研ぐ時の作業がやりやすくなるのでおすすめですよ。

値段

砥石は使われている素材や、成形する時にかかるコストによって値段にかなりの差が出てきます。
特に天然もので希少な素材で成形されている商物はかなり高いです。

一般的に活用するなら中砥の1,000円~2,000円位の製品で十分ですね。
予算が潤沢にあって、研ぎにこだわりたい。

そういった方は、天然ものの仕上砥等を買入れされるのがおすすめです。
ここはご自身のお財布と相談して選択してみてください。

<下に続く>

おすすめの砥石【荒砥】

おすすめの砥石【荒砥】画像

では先ず、おすすめの荒砥石から見ていきます。

【荒砥と中砥がこれ1つ】FIRIK 両面砥石 初心者用

両面砥石 包丁研ぎ 400/1000 FIRIK 荒砥石 中砥石 ゴム台付き 家庭用 プロ 初心者
1650円

FIRIKの両面砥石はビギナーの方におすすめ。
400番と1000番台、2つの粒度を持っています。

先に400番で研ぎ、次に1000番台で研磨することで切れ味もしっかり回復。
練習用にはとてもおすすめ出来る製品です。

番手 400番 / 1000番
メーカー FIRIK
材質・タイプ 砥石: コランダム、台座: ゴム
サイズ 19.6 x 7.9 x 4.3cm
重量 621g
台やすべり止め ゴム台付き

【安定していて研ぎ味がいい】貝印 KAI 荒砥石

貝印 KAI 荒 砥石 小 調理用 AP0126
1220円

貝印の500番台の製品。
荒砥石なのでしっかり研げることはもちろんの事、特に付属の台が秀逸。

ポリプロピレンの台が底面にしっかり接地するので、よく濡れる台所の台でもちゃんと支えてくれます。
安定感を求める方におすすめですね。

番手 500番
メーカー 貝印(Kai Corporation)
材質・タイプ 砥石/アランダム、台/ポリプロピレン
サイズ 18.5×6cm
重量 500g
台やすべり止め ポリプロピレン台付き

【セラミック用両面】moumoujp ダイヤモンド両面砥石

ダイヤモンド 両面砥石 シャプトン 荒砥 中砥 #400#1200 砥石台付 セラミック包丁研ぎ器 155x66x5mm
1550円

moumoujpのダイヤモンド両面砥石。
表層がダイヤモンドコーティングされているので、セラミック包丁でも研磨出来ます。

ゴム台も付いているので滑らず、短時間でしっかり磨る事が可能です。
セラミック包丁をお持ちの方におすすめですね。

番手 400番 / 1200番
メーカー moumoujp
材質・タイプ 砥石材質:ダイヤモンド。 ベース材質:ABSプラスチック
サイズ 178x84x35mm(7x 3.3 x 1.38inch)
重量 約300g
台やすべり止め ゴム台付き

【定番品】シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 モス

シャプトン 刃の黒幕 モス 荒砥 #220
2636円

シャプトンの刃の黒幕、荒砥モデル。
シャプトンは研磨する力に長じており、刀身を擦っていくとかなり削れていきます。

220番の場合、刃こぼれしてしまった時等に活用されるのがおすすめです。

番手 220番
メーカー シャプトン(Shapton)
材質・タイプ セラミック
サイズ 210×70×15mm
重量 649g
台やすべり止め 収納ケースが研ぎ台になる

【定番メーカー硬め】松永トイシ キングDX砥石

キング DX砥石 荒砥 No.300
1634円

松永トイシのキングDX砥石。
砥石では定番のメーカーで、硬度が高めで研ぎやすいと評判が良いです。

こちらも研磨力に長じているので、刃が欠けた際などに利用されるのがおすすめですね。

番手 300番
メーカー 松永トイシ
材質・タイプ 記載なし
サイズ 207x66x34mm
重量 898g
台やすべり止め 無し

【研磨力が高く優れた耐久性】包丁どっとこむ砥石 「あらと君」(小型)

包丁どっとこむ砥石 荒砥石「あらと君」(小型)
2750円

包丁どっとこむ砥石から「あらと君」なる商物。
吸水力と研磨性に長じており、ビギナーの方でも作業しやすいと評判がいいですね。

荒砥の中でも一番かもという方もおり、なかなかおすすめ出来る一品ですよ。

番手 220番
メーカー 包丁どっとこむ砥石
材質・タイプ PA砥粒#220単メッシュ
サイズ 205×65×34mm
重量 880g
台やすべり止め 無し

【天然砥のような研ぎ味】ナニワ研磨工業 エビ印 ニュー大村砥 高級刃物用砥石

ナニワ エビ印 研ぎ器 ニュー大村砥 高級刃物用砥石 荒砥ぎ用 IR-1300
1227円

ナニワ研磨工業の高級刃物用砥石。
天然砥のような研ぎ味を持っており、砥石の面直しにも活用できるほどに研磨性に長じています。

この性能で1,000円ちょっとなので、コスパにも優れていておすすめですよ。

番手 記載なし
メーカー ナニワ研磨工業
材質・タイプ 炭化硅素質
サイズ 縦220×横82×奥57mm
重量 1986g
台やすべり止め 無し

【荒い番手】スエヒロ 荒砥石 ステンレス・鋼両用

スエヒロ 荒砥石 ステンレス・鋼両用 C120 No.150-CS
1088円

末広の荒砥石。
素材が柔く、研磨粒子が多めに出てくる特性を持ちます。

主に刃欠けの修繕に長じており、値段も安いので性能としては十分と評判は上々。
長さもあるので与し易くおすすめです。

番手 120番
メーカー 末広
材質・タイプ 記載なし
サイズ 206 x 53 x 27mm
重量 510g
台やすべり止め 無し

【面直し用】ナニワ研磨工業 面直し用砥石(溝入)

ナニワ 面直し用砥石(溝入) QA-0160
1080円

ナニワの面直し用の製品です。
砥石が波打ってきたら面直しの作業が必要となりますが、このアイテムはその作業にうってつけ。

ゴリゴリ砥石に当てて削っていくことで、新品同様まで修繕可能です。
ビギナーの方におすすめですね。

番手 160番
メーカー ナニワ研磨工業
材質・タイプ 記載なし
サイズ 幅5.5×奥17.0×高3.0cm
重量 (約):550g
台やすべり止め 無し
<下に続く>

おすすめの砥石【中砥】

おすすめの砥石【中砥】画像

続いて、おすすめの中砥石を見ていきましょう。

【包丁研ぎならこれ1つでも】キング砥石 キングデラックス 高級刃物用砥石 標準型

キングデラックス 研ぎ器 高級刃物用砥石 標準型 #1200 中仕上用 DX-1200
1460円

キング砥石のキングデラックス。
丁度いい大きさと硬さ、加えて1200番台なので研ぎやすさも程よい感じ。

素人の方でも使いやすいと感じる方が多く、おすすめの商物ですね。

番手 1200番
メーカー キング砥石
材質・タイプ 記載なし
サイズ 207mmx66mmx34mm
重量 680g
台やすべり止め 無し

【初心者向け両面】EGOS 両面砥石 初心者向け

砥石 両面砥石 #1000#4000 包丁磨き 包丁砥石 中砥石 仕上げ 家庭用 初心者向け
1680円

EGOSの両面砥石になります。
1000番と4000番の両面構成になっているので、刀身の微調整にも照応可能。

ビギナー向けの商物ではありますが、とても良く研げるのでおすすめの製品です。

番手 1000番 / 4000番
メーカー EGOS
材質・タイプ 記載なし
サイズ 180mmx60mmx30mm
重量 630g
台やすべり止め ゴム台の滑り止め付き

【大きくて安定】スエヒロ 赤門前砥 二丁掛

スエヒロ 赤門前砥 中砥石 包丁用 二丁掛 R-2
2080円

末広の赤門前砥の製品。
一般的なサイズよりちょっと大きい二丁掛サイズで、面積は広めな方が良い方におすすめ。

安定感にも長じており、研ぎやすいと専ら評判の品ですね。

番手 1000番
メーカー 末広
材質・タイプ 記載なし
サイズ 206×73×50mm
重量 50g
台やすべり止め 無し

【人気シリーズ】シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 オレンジ

シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000
3004円

シャプトンの刃の黒幕から1000番台の製品。
バランスの取れた研磨性で、ステンレスの刀身の切れ具合もバッチリ修繕してくれます。

収納ケースがそのまま台になるのも、おすすめポイントですね。

番手 1000番
メーカー シャプトン(Shapton)
材質・タイプ セラミック
サイズ 210×70×15mm
重量 45.4g
台やすべり止め 収納ケースが研ぎ台になる

【仕上砥とも兼ねられる定番品】シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 グリーン

シャプトン 刃の黒幕 グリーン 中砥 #2000
3200円

再びの刃の黒幕シリーズから、2000番台のご紹介。
先程紹介した1000番台で削った後にこちらで研磨すると、細かい傷が目立たなくなりおすすめ。

仕上砥にも用いられることもあるので、これ1つあればひとまず問題ないと言われる程品質が良いです。

番手 2000番
メーカー シャプトン(Shapton)
材質・タイプ セラミック
サイズ 210×70×15mm
重量 45.4g
台やすべり止め 収納ケースが研ぎ台になる

【研ぎ味よい仕上砥兼用】包丁どっとこむ砥石 両面コンビ砥石「京都二条」

包丁どっとこむ砥石 両面コンビ砥石(中砥石・仕上げ砥石)「京都二条」
3600円

包丁どっとこむ砥石より両面の「京都二条」 の品。
中砥と仕上げ砥がセットになっており、研ぎの性能も申し分ないレベル。

包丁はもちろんの事、木工用のノミ等に活用することも出来ておすすめです。

番手 1000番 / 4000番
メーカー 包丁どっとこむ砥石
材質・タイプ 記載なし
サイズ 205×63×35mm
重量 953g
台やすべり止め 無し
<下に続く>

おすすめの砥石【仕上砥】

おすすめの砥石【仕上砥】画像

引き続き、おすすめの仕上砥石を見ていきます。

【食いつきがいい】シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 エンジ

シャプトン 刃の黒幕 エンジ 仕上砥 #5000
4244円

刃の黒幕シリーズから5000番台のご紹介。
このシリーズの1000、2000番台から5000番に繋げていくと、素晴らしい切れ味を獲得出来ます。

傷消しにも長じており、包丁の刀身の傷が気になる方はこちらおすすめです。

番手 5000番
メーカー シャプトン(Shapton)
材質・タイプ セラミック
サイズ 奥行210x幅70x高さ15(mm)
重量 680g
台やすべり止め 収納ケースが研ぎ台になる

【リーズナブル】ナニワ研磨工業 本職用仕上砥石 剛研 隼

ナニワ(NANIWA) 本職用仕上砥石 剛研 隼 #4000 QA-0354
2867円

ナニワ研磨工業から『剛研 隼』のご紹介。
1000番台で研いでそれでも切れない場合、こちらの製品で研磨したらキレ具合が戻ったとありました。

研磨性能に長けていて、値段も手が出しやすいのでおすすめですね。

番手 4000番
メーカー ナニワ研磨工業
材質・タイプ 砥材:WA。溶融アルミナ質
サイズ 長さ210×幅70×厚さ20mm
重量 4.54g
台やすべり止め 無し

【高評価の高級品】包丁どっとこむ砥石 超仕上砥石「北山」

包丁どっとこむ砥石 超仕上砥石「北山」 台無し
5000円

包丁どっとこむ砥石より『北山』の品。
刃の黒幕シリーズより厚みがあり、その分長期間利用することが可能。

表層で滑る事もなく、程よく引っかかる感じがするので研磨しやすいと評判が良いですね。

番手 8000番
メーカー 包丁どっとこむ砥石
材質・タイプ 高純度のアルミナ配合、超微粒子研磨剤
サイズ 長さ205×幅78×厚さ27mm
重量 812g
台やすべり止め 無し

【天然砥配合】大谷砥石 仕上砥石「嵐山」

大谷砥石 仕上砥石「嵐山」 #6000
4200円

大谷砥石から『嵐山』の製品。
天然砥が配合されているためか、仕上げがかなりピカピカになり切味も復活します。

包丁の刀身を丁寧に仕上げたい方におすすめしたいですね。

番手 6000番
メーカー 大谷砥石
材質・タイプ 天然仕上砥石の粉末配合
サイズ 長さ205×幅75×厚さ53mm
重量 998g
台やすべり止め 台付き

【天然砥のような仕上がり】シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 メロン

シャプトン 刃の黒幕 メロン 仕上砥 #8000
5375円

仕上砥のラストは刃の黒幕の8000番台の砥石。
他の仕上げ系の商物と較べると、目詰まりが起こりにくく短時間で仕上げる事が出来ておすすめ。

5000番台から繋げるようにこの8000番台を駆使すると、良い具合に仕上がります。
おすすめ出来る逸品です。

番手 8000番
メーカー シャプトン(Shapton)
材質・タイプ セラミック
サイズ 210×70×15mm
重量 998g
台やすべり止め 収納ケースが研ぎ台になる
<下に続く>

砥石を使った包丁の研ぎ方

砥石を使った研ぎ方画像

続いて、砥石を利用した包丁の研ぎ方についてです。

両刃包丁

水に5分程つけた荒砥の奥の方に、2枚の10円玉を重ねて置きます。
更にその上に、刃を手前にした状態で包丁を重ねます。

こうすると包丁の刃に角度がついた状態になりますよね。
その角度を維持したままスーッと手前に引き、次に奥に押していきます。

この引いて押す所作を複数回反復して行います。
研磨する際は砥石全体を満遍なく活用するイメージで、ストロークを長く研いでいくようにしましょう。

怪我をしないよう、左手は刃の上にそっと添えておくのがおすすめ。
根本から刃先にかけて研磨していったら、裏側も同様の所作を行っていきましょう。

十分削れたら中砥に切り替えて10円玉2枚分重ねた角度で、引いて押してを繰り返していきます。
裏側も同じ様に行っていきます。

刃を触ってザラザラしている箇所がなくなってきたかどうか、確認するのがおすすめ。
最後に仕上げ砥で、細かいザラザラ部分を取り払うように研いでいきましょう。

片刃包丁

片刃包丁の主な種類は3つ。
『出刃包丁』『菜切り包丁』『柳刃包丁』です。

砥石は両刃と同じく前もって5分程水につけて置いておきます。
そして片刃包丁の場合、刃に予め角度がついているんですよね。

その為、おすすめは表面の角度に合わせるようにして研磨していくという事。
気持ち刃先の方向に少し起こす様にして、研いでいくのがおすすめですね。

研磨していくと刃の表面にザラザラした部分が出てくるので、これが出てくるまで研ぎ続けましょう。
刃先はカーブを描くイメージで、ストロークを効かせて研いでいきます。

次に中砥でザラザラした部分を取り払う様に、磨いていきます。
表面と裏面を頻繁に繰り返し裏返しながら、交互に研磨していきましょう。

全体にざらついた部分が無くなるまで、一心不乱に研いでいってください。
最後に仕上げ砥で磨け上げるように磨っていけば完了です。

<下に続く>

砥石を使う時のポイント

砥石を使う時のポイント画像

次に、砥石を利用する際のポイントについてです。

水に浸けてから使う

砥石は水に浸けてから使用すると、砥石の粒子と研磨剤が出てきます。
それにより、刃物を剃れるようになる訳ですね。

ですから使用前は、入れ物に水を張り約5分以上は水の中に沈めておきましょう。

砥汁を流さない

砥石から出てきた砥汁は、刀身を磨く際の研磨剤のような役割を果たします。
砥石でシャッシャッと削っていけばいくほど砥汁が出てきて、この汁によって刃がどんどん削れていくんですね。

その為、砥汁は流さずそのまま活用するイメージで研がれる事をおすすめしますよ。

ときどき面直しをする

砥石の表層が平らでないと刀身を上手く摩することが出来ません。
プロの方はほぼ毎日のように、面直しの作業を行っているといいます。

家庭用で扱う場合はたまにでも構わないので面直しするようにしていきましょう。

<下に続く>

包丁研ぎの便利グッズ

清水製作所 庖丁とぎ角度固定ホルダー スーパートゲール
497円

最後に、清水製作所の包丁とぎホルダー「スーパートゲール」の製品を紹介しておきます。
包丁の研ぎ作業は慣れていない人からすると若干敷居が高いです。

このアイテムは、そんな包丁研ぎ初心者の方に特におすすめな商物ですね。
トゲールを包丁の背に差し込み、その状態で砥石で研磨していくと包丁がうまい具合に削れていく寸法ですね。

自分で研ごうとすると、刃と砥石との角度等を気にしないとなりません。
その点、このアイテムは角度調整などの面倒な手間が必要ないのでなかなかおすすめ。

角度をきっちり維持しつつ研ぎたい方に、おすすめなアイテムですよ。
是非お手にとってみてくださいね。

<下に続く>

おすすめの砥石で包丁やナイフを定期的にお手入れしましょう

おすすめ砥石まとめ画像

今回はおすすめの砥石について、各々の種類や特徴。
選び方や砥石を利用する際の注意点等を解説していきました。

切れ味の包丁を使い続けるのは、料理の味に影響が出ますし何よりかなりストレスが溜まります。
日常的なメンテナンスはシャープナーでも十分でおすすめ。

さりとて、きっちり切れ具合を復活させたいなら、半年ほどのサイクルで砥石でのメンテナンスをおすすめしたいです。
是非おすすめの砥石で、包丁やナイフ等を周期的に手入れしてあげてくださいね。

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