フォールデングナイフの特徴
アウトドアに一つあると便利なフォールディングナイフ。
こちらではフォールディングナイフの特徴をご紹介します。
持ち歩きに便利な構造
調理したりロープを切ったり……アウトドアにはフォールディングナイフがおすすめです。
フォールディングナイフは安全に持ち歩けるように、ブレードが収納できる構造になっています。
ポケットやポーチに入れていても安全に携帯できますから、安心ですね。
フォールディングナイフはアウトドア初心者の方にもベテランの方にもおすすめのアイテムです。
幅広い用途
持ち運びやすいフォールディングナイフは、テントの設営から調理までさまざまなシーンで活躍します。
魚をさばいたり野菜やフルーツをカットするのにおすすめです。
フォールディングナイフのブレードは小ぶりなものがほとんどなので、大きなブロック肉などを調理するにはおすすめしません。
アウトドアでは1本のナイフを複数のシーンで使用することが多いので、食品を扱う前後はしっかり洗浄しましょう。
また、ロープや小枝を切りたいときにも、フォールディングナイフがおすすめです。
ほかにも、缶詰を持ってきたのに缶切りを忘れてしまったときにも使うことができます。
初心者の方は、怪我に注意して使ってくださいね。
ロック機能
携帯に便利なフォールディングナイフ。
ブレードをたたんで収納していたのに、ポケットの中でいつの間にか開いていたら危険ですよね。
また、使っているときに突然ブレードが動いたら指を切ってしまう可能性があります。
そうならないように、フォールディングナイフには開いたブレードを固定するロック機能がついています。
フォールディングナイフの種類
ブレードを収納することで安全に携帯することができる、フォールディングナイフ。
しかし、使っているときにブレードがぐらついてしまうと握っている手を切ってしまう可能性があります。
そのためフォールディングナイフを選ぶときは、ブレードをしっかり固定するロック機能がついているライプがおすすめです。
いくつかの種類のうち、代表的な3つのロック機能をご紹介します。
ライナーロック式
ブレードの開閉が片手で操作できることが特徴です。
ロックするためのライナー(ストッパーとなる板)が内側にあるため、ブレード収納時は刃が向かってくる内側で操作する必要があります。
ロック解除はブレードが収納される側にあるので、最初は怖いと思うかもしれません。
最近は、刃が当たる前に指を抜くタイミングを教えてくれる、ストッパーがあるタイプが増えています。
似ているロック機構として、ブレードロック式やロックバック式があります。
初心者からベテランまで幅広くおすすめです。
ボールロック式
グリップにロックを解除するためのレバー(ボタン)があるタイプです。
スパイダルコ社のボールベアリングロックの場合は、レバーを押しながら軽く振るだけでブレードを開くことができます。
片手での開閉がより簡単にできるので、初心者にもおすすめです。
ロックバック式
オーソドックスなタイプで、グリップの背中側(外側)にばね板があります。
ロックされている状態が目視しやすいので、構造をしっかり確認しながら使いたい方におすすめです。
ブレードの背側をつまんで開くので両手を使う必要がありますが、コツがいらないのもおすすめポイントです。
フォールディングナイフの選び方
こちらでは、フォールディングナイフの選び方をご紹介します。
おすすめのチェックポイントを参考に、お気に入りのフォールディングナイフを見つけてくださいね。
- 素材
- 刃厚
- ロック機構
- 用途
- グリップ
フォールディングナイフの選び方①:素材
切れればどれも同じ……とはいかないのがフォールディングナイフの素材です。
初心者には、さびに強いステンレスがおすすめ。
切れ味は劣るものの、さびに強いのは大きなメリットといえます。
海辺など、錆が心配な場所でも安心して使えるのでおすすめです。
慣れてきたら、用途や目的に合わせて素材を選ぶとよいでしょう。
フォールディングナイフの選び方②:刃厚
刃の厚みによってフォールディングナイフの頑丈さが変わってきます。
厚いほど強く、薄いと堅いものを切るにはおすすめできません。
アウトドアでは、小枝やロープ、魚の骨などかたいものを切る場面が多いので、厚みのあるしっかりとしたナイフがおすすめです。
フォールディングナイフの選び方③:ロック機構
フォールディングナイフには、ロックの仕方でいくつかの種類があることをご紹介しましたね。
ブレードの開閉が自分の好みのナイフがおすすめです。
最近のナイフは、収納時に指を怪我しないようにデザインされているブレードが増えています。
初心者の方には、安全に配慮したデザインを選びましょう。
フォールディングナイフの選び方④:メインの用途
料理やテント設営、周辺の探索……フォールディングナイフは、アウトドアのさまざまなシーンで活躍します。
しかし、メインとなる用途が明確な場合は、用途に適したナイフを選ぶようにしましょう。
木を切ることが多いなら、カーボンスチールがおすすめです。
また、海で釣った魚を調理する予定があるなら、おすすめはさびに強いステンレス製です。
力仕事よりも調理用として使うなら、セラミック製という選択もあります。
ただし硬いものを切るなら、セラミックはおすすめしません。
フォールディングナイフの選び方⑤:グリップ
ナイフを選ぶときは、ついブレードにばかり目が向いてしまうものです。
しかし、実際に手で持つグリップが自分に合っているかどうかも大切なポイント。
フォールディングナイフを安全に使うには、自分の手の大きさにフィットしたナイフがおすすめです。
グリップのフィーリングがあうものを選びましょう。
おすすめのライナーロック式フォールディングナイフ6選
こちらでは、おすすめのライナーロック式フォールディングナイフをご紹介します。
【ポケットクリップ付】Ontario Rat-1 オンタリオ ラット1 ライナーロック
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 | 生産国 |
---|---|---|---|---|
全長:約21.9cm、刃長:約9.6cm、刃厚:約3.0mm | 159 g | D2 ツールスチール | ナイロン | ― |
クリップがついているので、いつの間にかなくなっていた……という悲しい出来事を防ぐことができます。
フォールディングナイフをポケットに入れて持ち歩く方におすすめです。
【木製のデザインが特徴】バラデオ マリンガ ライナーロック
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:約300mm、刃長:約95mm | 約690g | 3Cr13ステンレス鋼 | ブラジリアンローズウッド |
ブレード材が木製のフォールディングナイフが好きな方におすすめです。
また、冬のアウトドアにもおすすめ。
【手頃で使いやすい】スミス&ウェッソン ライナーロック SW608ORS
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:212mm、刃長:88mm | 約125g | ブラック8Cr13MoV高炭素ステンレス鋼 | アルミ合金 |
手ごろなフォールディングナイフを捜している方におすすめです。
ステンレスなので、さびに強いのもうれしいですね。
【コスパに優れた】EXTREME BEETLE フォールディングナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
117mm ×44mm ×3mm | 99.8 g | ステンレス | ステンレス |
品質がいいものが欲しいけれど、できるだけ価格を抑えたい……という方におすすめです。
コストパフォーマンスに優れています。
【便利な2点セット】WORKPRO 折りたたみナイフ2点組
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
大ナイフ:全長20cm、刃長:8.5cm、小ナイフ:全長13cm、刃長:5.5㎝ | 大ナイフ:142g、小ナイフ:42g | 3Cr13ステンレス | ― |
2本組なので用途に合わせて使い分けができ、便利です。
小ナイフはコンパクトなので、ひもや食品のパックを開けるなど、ちょっとしたときに使いやすく、おすすめです。
【耐久性&耐食性にも優れた】WORKPRO フォールディングナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長16.5cm、刃長:6.5cm | 90g | ステンレス(3Cr13) | ― |
耐久性に優れたフォールディングナイフをお探しの方におすすめです。
ステンレスなので、さびにも安心ですね。
おすすめのボールロック式フォールディングナイフ7選
こちらではおすすめのボールロック式フォールディングナイフをご紹介します。
【硬度と耐食性の優れた】Eafengrow ボールベアリングナイフ EF60 3.3インチ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:約8.4cm、刃長:約3.3cm、柄長:約5.0cm | 24g | D2スチール | チタン合金 |
丈夫なフォールディングナイフです。
硬いものを切るのにもおすすめです。
【高品質で丈夫な】 PROELIA ボールベアリングナイフ 8.45インチ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:約21.5cm | "発送重量 | 435 g" | CPM S35VNスチール |
高品質で丈夫なフォールディングナイフを捜している方におすすめ。
また、ハンドルがカーボンファイバーなので冷たさを和らげてくれます。
冬のアウトドアにもおすすめです。
【簡単にカットできる】E-PRANCE ユーティリティナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
17.6×4.8×2.8 cm | 181 g | SK5スチール | アルミニウム |
多機能なのがうれしいフォールディングナイフです。
簡単にカットできるのもおすすめポイント。
【自動ロック機能付き】goutoday ユーティリティナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
19.1×5.2×2.8 cm | 200 g | SK5スチール | - |
自動ロック機能がついているので安心です。
フォールディングナイフの開閉に不安のある方におすすめ。
【ブレードデザインが魅力】CRKT ナイフ 5235
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:20.2cm、閉長:11.7cm、刃長:8.4cm、刃厚:0.3cm | 96g | 8Cr13Mov鋼 /58-60HRC グラインド | グラス強化ナイロン |
刃の厚みもしっかりあるので硬いものを切りたい方にもおすすめです。
ブレードデザインがかっこいいですね。
【丈夫で壊れにくい】ゼロトレランス0220
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:213cm、閉長:124cm、刃長:89cm、刃厚:0.4cm | 176g | S35VN ステンレス | チタン |
刃厚4㎜と、丈夫なフォールディングナイフです。
硬い生木を切る予定があるなど、頑丈なナイフを探している方におすすめ。
【切れ味がよくて耐久性に優れた】Jinroom 折りたたみユーティリティナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
11.0×4.0cm(ストレートナイフ/長さ:6.0cm、幅:1.8cm フックナイフ/長さ:5.0cm、幅:1.8cm) | 160g | ステンレス420 | クロム |
切れ味がよく、耐久性に優れたナイフをお探しの方におすすめです。
おすすめのロックバック式フォールディングナイフ7選
こちらでは、おすすめのロックバック式フォールディングナイフをご紹介します。
【シンプルで飽きのこない】ゾーリンゲン ハーバーツ 折りたたみナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
たたまれた状態:9.5cm 開いた状態:17.0cm ブレード長さ:約7.5cm | 420ステンレス鋼 | - |
飽きのこないデザインが魅力的です。
シンプルなデザインが好きな方におすすめ。
【便利なポケットクリップ付き】Rolson ロックバックナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
3.6×12.8×20.0cm | 222 g | ステンレス | 木材 |
ポケットに入れて持ち歩く予定があるかたにおすすめです。
クリップがついているので安心ですね。
【切れ味の良いブレードが特徴】COLUMBIA KNIFE フォールディングナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:20.2cm、刃体長さ:8.5cm、刃の厚み:0.3cm | "発送重量 | 159 g" | ステンレス鋼 |
刃の厚みがある、切れ味のいいナイフをお探しの方におすすめです。
【手仕上げ研磨が魅力】 冒険倶楽部 フォールディングナイフ3-1 L-19
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
使用時/約W1.7×H15.0×D1.4㎝、折りたたみ時/約W2.6×H9.0×D1.4cm、刃渡り/約5.5㎝、刃体長:約6.2cm、収納ケース/約W5.0×H1.2×D0.5㎝ | 約115g | ステンレス鋼 | ステンレス鋼、積層材 |
ブレードの美しさにこだわりたい方におすすめです。
長く使うために、収納ケースもおすすめポイントです。
【迷彩模様が魅力】シェフィールド 12131 クイックCロックバックナイフ
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
21.1×8.6×1.5 cm | 204 g | 記載なし | 軽量ABS樹脂製 |
迷彩模様が好きな方におすすめです。
【スリムでコンパクト】スリムフォールディングナイフ ロックバック式
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
オープン時全長:約27.0cm 、クローズ時全長:約15.0cm 、刃長:約10.5cm | 約190g | ステンレス製 | 木製 |
調理をするのにおすすめのサイズです。
フランス製らしい、繊細なデザインも魅力。
【希少な1990年製】ウィンチェスター フォールディングナイフ W15-1990
サイズ | 重量 | ブレード材 | ハンドル材 |
---|---|---|---|
全長:7.5cm(閉時) | 記載なし | 記載なし | 真鍮 |
アンティークが好きな方におすすめです。
大切に長く使いたいですね。
フォールディングナイフの正しい使い方
こちらでは、フォールディングナイフの使い方をご紹介します。
使用するときは確実にロックされているか確認する
携帯性に優れているフォールディングナイフですが、それゆえにブレードの開閉に注意する必要があります。
開閉にコツを必要としない、初心者にも扱いやすいフォールディングナイフが増えていますが、刃物の扱いには注意しなければいけません。
使用するときは、確実にロックがされているかどうか確認しましょう。
「カチッ」と音が鳴るか、手ごたえがあります。
ムリな負荷をかけない
折りたたむ構造上、フォールディングナイフは可動部が強くありません。
たとえ、刃厚がある丈夫なナイフでも、ガンガンたたきつければ壊れてしまいます。
大きく硬いものを切るならば、それに合わせたナイフの使用をおすすめします。
手入れをする
たとえ、さびに強いステンレス製であっても、長く使うためには手入れが必要です。
いきなりナイフを研ぐのはハードルが高い……という方は、使い終わった後の汚れのふき取りから始めることをおすすめします。
また、きれいに使っていても、ずっと使っていると切れ味が落ちてきます。
そういう時はナイフを研いで切れ味を復活させましょう。
きちんと手入れをしていれば、長く使い続けることができますよ。
フォールディングナイフの注意点
フォールディングナイフは、折りたたみができる構造上、どうしても可動部が弱くなってしまいます。
ムリな負荷をかけると、折れてしまうので注意しましょう。
たとえば、木の枝をカットするときも、斧のように叩きつける使い方はおすすめできません。
横方向への負荷にも弱いので、注意しましょう。
なお、扱いに慣れてきた頃は怪我をしやすい時期です。
怪我をしたときは慌てずに患部を冷やし、医療機関を頼りましょう。
また、当然のことですが、人に向けて使用してはいけません。
人に渡す時も、刃をしまうかブレード部分を自分側にし、相手が怪我をしないように注意してください。
フォールディングナイフは長く使えるおすすめアイテム
アウトドアにはフォールディングナイフがあると便利です。
1本あればさまざまなシーンで活躍します。
とはいえ、実際にアウトドアを楽しむ時は予備を含めて2本用意しておくことをおすすめします。
散策中に紛失してしまったときや、万が一破損してしまたときも安心ですよ。
手になじむナイフは、手入れをして長く使っていくうちにどんどん愛着がわくことでしょう。
正しく使って、アウトドアを楽しんでくださいね。