布団圧縮袋の特徴
バルブ式とジッパー式の2種類
布団圧縮袋には『バルブ式』と『ジッパー式』の2種類があります。
販売数の大多数を占めるジッパー式の布団圧縮袋。
ジッパーの端に掃除機のノズルを入れて、袋の中の空気を吸いだすことで圧縮できる布団圧縮袋です。
比較的低価格で200円前後で販売されているジッパー式。
ただ掃除機のノズルを抜くときに空気が入ってしまいやすいので、完全に圧縮するのは難しいのがマイナスポイント。
バルブ式はジッパーをすべて閉めて、バルブに掃除機のノズルを入れて圧縮します。
バルブは空気が入らないようになっているため、ノズルを抜いても圧縮されたままを維持できますよ。
バルブ式はジッパー式に比べて少し高く700円前後で購入できます。
家族が多くいくつも布団圧縮袋が必要な場合は、比較的安価なジッパー式がおすすめですね。
一人暮らしの場合は収納も少ないので、少しの空気戻りもないようバルブ式がおすすめです。
種類 | 価格 | 圧縮しやすさ | 空気の戻り |
---|---|---|---|
ジッパー式 | 安い | △ | あり |
バルブ式 | 高い | 〇 | ほぼなし |
布団圧縮袋のメリット
布団圧縮袋のメリットは、なんといってもかさばる布団や衣類、ぬいぐるみを省スペースで収納できることです。
羽毛布団はもちろんニットやマフラーなどかさばるお洋服はクローゼットを圧迫してしまうもの。
子供のぬいぐるみやコートなども収納スペースが必要で、邪魔になってしまうことも多いんですよね。
布団圧縮袋を使えば柔らかいものなら通常の1/3程度の場所で収納できるようになりますよ。
布団圧縮袋の大きなメリットですね。
布団圧縮袋のデメリット
布団圧縮袋で圧縮した布団は、二度と同じ形状に戻すことができないのは布団圧縮袋のデメリットといえるでしょう。
布団圧縮袋は収納スペースを確保できる便利なアイテムですが、羽毛布団なら中に入っているダウンを傷めてしまったり、中綿布団なら中身が寄ってしまったりする可能性があります。
布団圧縮袋を使用することで、多少なりとも布団にダメージを与えてしまうというデメリットは覚えておきましょう。
またぬいぐるみや服も物によっては元の形に戻らないこともあります。
本当に大切なアイテムは布団圧縮袋にはいれないようにしてくださいね。
布団圧縮袋の選び方
布団圧縮袋の選び方について解説します。
ポイントを押さえて失敗しないお買い物をしてくださいね。
密閉性の高さ
布団圧縮袋を選ぶうえで、もっとも重要なポイントが密閉性の高さです。
どんなに頑張って圧縮しても、密閉性が低ければ隙間から空気が入って膨らんでしまいます。
またちょっとした傷などで穴が開いてしまわないかにも注目して選びましょう。
布団圧縮袋自体の厚みや素材を必ずチェックしてくださいね。
圧縮する枚数に合わせる
圧縮したい布団の枚数に合わせて選びましょう。
布団圧縮袋には必ず対応枚数の記載があります。
パッケージ表記が「羽毛布団1枚用」ならそれ以上入りそうでも、絶対に入れないでください。
無理に入れてしまうと布団を傷めてしまう原因になってしまったり、布団圧縮袋が破損してしまう可能性もあります。
布団のダメージを軽減したい場合には、マチ付きかどうかもチェックしておきましょう。
マチがあると比較的ゆったり入れられるので、ダメージを抑えられます。
家族分の布団を圧縮したい場合は、枚数に応じて布団圧縮袋が必要ですよ。
収納スペースに収まるか
自宅の収納スペースにしっかり収まるかどうかもチェックしておきましょう。
もしはみ出してしまうようなら、収納場所を変えるか無理やり収納しなければなりません。
一般的な押し入れの奥行きは約80cm前後なので、80cm前後のサイズなら安心です。
クローゼットに収納したい場合は各家庭によってサイズが異なるので、一度測っておくと安心ですね。
圧縮する方法
布団圧縮袋には『掃除機を使って圧縮する方法』と『付属のポンプを使って圧縮する方法』の2種類があります。
掃除機を使った圧縮方法
掃除機を使用する布団圧縮袋の場合は、掃除機の種類を必ず確認しましょう。
海外製の掃除機やハンディタイプの掃除機では、圧縮できない場合があります。
「ダイソン対応布団圧縮袋」と謳っている商品も発売されているので、必ずしもできないわけではありません。
通常の掃除機であってもノズルの形状によっては吸引できない可能性もあるので、購入する前に圧縮方法を確認しましょう。
付属のポンプを使った圧縮方法
もし自宅の掃除機が対応していない場合は、ポンプがついている布団圧縮袋を購入しましょう。
ポンプが付属しているためバルブ式が多くなりますが、手軽にしっかり圧縮できるのでおすすめです。
中には電動のポンプが付属している布団圧縮袋も販売されています。
電動ならより簡単なので、年配の方にもおすすめですよ。
衛生面
布団圧縮袋は布団に含まれている湿気やにおいも一緒に閉じ込めてしまいます。
洗わずに入れたり干さずに入れてしまうと、圧縮袋の中でカビや虫が発生してしまうこともあるんですよ。
翌シーズンもきれいな布団を使うためにも、抗菌効果や防カビ効果がある布団圧縮袋を選ぶと安心です。
おすすめの布団圧縮袋11選
【厚手エンボス加工で簡単収納】 FOXNOV 布団圧縮袋

ポンプ式で扱いが非常に簡単なことから口コミでも大変人気の布団圧縮袋です。
コチコチに空気を抜くことができるという点から収納箇所がそんなに多くないけれど布団を収納したい人におすすめ。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
100×80cm | 厚手エンボス加工材料 | 3枚入り | 手動ポンプ |
【耐久性が高いPA素材】 Wimaha 大きい圧縮袋8枚セット

厚手のこたつ布団も収納できる非常におすすめの布団収納圧縮袋です。
8枚セットなので荷物が多い人や衣類やぬいぐるみなどの収納にもおすすめですよ。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
100×80cm等 | PA素材 | 8枚入り | 手動ポンプ |
【二重チャックとバルブの二重構造】 Awlm ふとん 圧縮袋4枚入り

レモンカラーで可愛いデザインも人気の理由です。
ポンプ式で気楽に収納ができるので非常におすすめですよ。
掃除機を出すまでがハードルが高いという人でも、ポンプ式なら収納したいときにすぐできるので簡単ですね。
掃除機を持ち出すまでもなく収納ができる点が良いという点でも口コミで評判が良く、掃除機を使いたくない人にも大変おすすめな布団圧縮袋です。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
100cm×80cm | PA + PE材質 | 4枚入り | 手動吸引ポンプ |
【圧縮スピードに優れた】 オリエント バルブ式ふとん圧縮袋 2枚セット

圧縮スピードが速いオリエント バルブ式ふとん圧縮袋。
2枚セットなので夫婦二人暮らしの方にぴったりです。
120cmのワイド間口なので、不器用さんでも簡単に入れられますよ。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
縦120×横92cm | ナイロン・特殊ポリエチレン | 2枚セット | バルブ式 |
【羽毛布団におすすめ】 日本製マチ付き立体圧縮袋

日本製のマチ付き布団圧縮袋です。
マチがあるので羽毛布団にも大変使いやすい布団圧縮袋で、毛布なら2枚収納できるという口コミも見られました。
2枚入りなので毛布用と羽毛布団用にぴったりですね。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
(幅)75cm×(深さ)85cm×(底マチ)32cm | (本体)ナイロン/ポリエチレン(バルブ)ポリエチレン/ポリウレタン(スライダー)ポリスチレン | 2枚入り | バルブ式 |
【掃除機を当てて吸引するだけ】 Good D 布団圧縮袋 2枚組

ジッパー式だとうまく圧縮できないとお悩みの方におすすめのGood D布団圧縮袋。
ロックが必要ないので、掃除機を当てるだけで簡単に吸引できますよ。
シングルの掛け布団もしくは敷布団1枚が容量なので、一人暮らしの方におすすめです。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
約チャック幅150X奥行100cm | ポリエチレン/ナイロン/ポリプロピレン | 2枚組 | バルブ式 |
【収納に便利】Opaza 圧縮袋 布団圧縮袋 特大サイズ 抜群な収納力 ふとん圧縮袋

6枚入りですので、家族分の布団収納にも使えます。
逆流防止弁がついているので、簡単に圧縮できますよ。
ただ掃除機を使用するタイプなので、必ず手持ちの掃除機を確認してくださいね。
耐損性の素材を使用しているため、繰り返しの使用もOKです。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
110×80cm等 | PA+PE複合材料 | 6枚セット | バルブ式 |
【出し入れがスムーズにできる】 東和産業 布団圧縮袋

チャックが二重構造になっているので、密閉性に優れた東和産業 の布団圧縮袋。
ポンプがついているため、掃除機が対応していなくても大丈夫です。
耐久性も高く、繰り返しの使用が可能です。
さまざまなサイズがセットになっているので、布団だけでなくタオルなどを圧縮しても良いですね。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
100x80cmなど | 4枚など | ポンプ式 |
【コスパ最強】 ラッキーシップ 布団圧縮袋 1枚

ポンプも掃除機も必要なく、上に乗るだけで圧縮できる布団圧縮袋。
完全に圧縮したいというよりは布団を傷めたくない人におすすめです。
乗る人によっても効果は左右されますが約1/2~1/3程度まで圧縮できますよ。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
70×100cm | 【本体】ナイロン、ポリエチレン 【スライダー】ポリプロピレン | 1枚 | 押し出し式 |
【敷布団でも入る】Vacplus ふとん圧縮袋 3枚組【130×100cm ポンプ付き 終身交換承り】

敷布団は重さがありますし、容量もありますので収納に苦心する一面がありますが、入るくらいに大きいので使いやすいです。
手動式のポンプが使いやすいとの口コミも多く、簡単に圧縮できるので年配の方にもおすすめ。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
130×100cm | 3枚 | ポンプ式 |
【ポンプでも掃除機でも対応可!】FOXNOV 布団圧縮袋 ふとん収納 羽毛布団 エンボス加工【3枚入 100cm✖80cm 手動ポンプ付き 一年交換承り】

掃除機だけでなく手動ポンプでも圧縮できる布団圧縮袋。
手動ポンプが付属しているので、万が一自宅の掃除機が対応していなくても大丈夫です。
サイズも80cmに対応していて、押し入れへの収納もスムーズです。
サイズ | 材質 | 入数 | 使い方 |
---|---|---|---|
100×80cm | 厚手エンボス加工 | 3枚 | ポンプかバルブ式 |
圧縮するときの注意点
布団圧縮袋で布団を圧縮する時の注意点を紹介しますよ。
注意事項を確認せずに圧縮してしまうと、必要以上に布団にダメージを与えてしまったり
布団を圧縮しすぎない
布団圧縮袋を使用する時は少しでも圧縮しようとしてしまうもの。
でも圧縮しすぎてしまうと、布団はダメージを受けてしまいます。
そのため圧縮する時は、通常の約1/3程度の厚みくらいまでにとどめておきましょう。
布団圧縮袋に防虫剤を入れない
虫食いが心配でも、布団圧縮袋に防虫剤を入れてしまうと、布団の変色の原因になってしまいます。
防虫剤のにおいが布団に移ってしまうことも考えられるので、圧縮袋の中には防虫剤はいれないでください。
布団を干す
菌の発生を抑制するためにも、布団を圧縮する前には必ずしっかりと干しておきましょう。
天気が悪い場合は、除湿器やエアコンなどを利用してできるだけ湿気の少ない状態にしておくとベストです。
布団圧縮袋の収納方法
すのこを使用する
押し入れの中は基本的に空気が入れ替わりません。
そのため少しでも湿気を吸わせないことがために、押し入れの中にすのこを設置してスペースを作ってあげましょう。
除湿剤などを置いておくのもおすすめですよ。
布団圧縮袋はなるべく上に収納
布団圧縮袋ですでに圧縮されているとはいえ、さらに上から物を置いたら圧縮しすぎで布団を傷めてしまいます。
押し入れの中にカラーボックスなどを置いたら、その上に布団圧縮袋を置くなどなるべく上に収納しましょう。
専用の布団収納袋を使用する
布製の収納ケースなどに圧縮した布団圧縮袋をまとめて収納するのもおすすめです。
家族分を一括で収納しておけば、ばらばらになってしまう心配もありません。
押し入れを開けた時の見た目もすっきりするので、一気に収納上手になれますよ。
布団圧縮袋で収納上手に!
布団圧縮袋を使用することで、収納スペースを確保できます。
ただ布団が傷んでしまうというデメリットも忘れないでくださいね。
布団収納袋を使用する場合は、必ずしっかり干してから入れましょう。
防虫剤などは入れずに、空気を抜きすぎないで通常の1/3程度の厚みになったら完成ですよ。
羽毛布団は特に取り扱いには注意してくださいね。
羽毛布団専用の布団圧縮袋を使用するか傷めたくない場合は、使用しないほうが良い場合もあるでしょう。
布団圧縮袋で作った収納スペースを無駄にしないよう整理整頓もできると良いですね。