金庫の特徴
金庫の特徴をまとめました。
特徴を知り、上手に活用しましょう。
大切なものを守る
金庫は、お金をはじめ通帳や印鑑、権利書などさまざまなものを守るために使います。
美術品や宝石、書類、データの入ったUSBなど、入れるものは人それぞれです。
大きく重いものから、持ち運べるサイズのものまで幅広く販売されているので、用途にあった商品を選べぶのがおすすめです。
泥棒だけじゃなく火事や水害から守れる金庫もおすすめ
耐火性能や耐水性のある金庫なら、盗難だけでなく火事や水害から大切なものを守ってくれます。
いざというときに、「あってよかった」と思えるのが、金庫の特徴でしょう。
いろんなタイプが販売されている
金庫にはいろいろなタイプがあります。
価格も、十万近いしっかりとした高価な金庫から、数千円で買える手軽なものまで様々です。
自分が必要なスペックの商品を選べるのが、よいですね。
金庫の種類
金庫は大きく分けると、据え置きタイプと手提げタイプに分類されます。
それぞれ、メリット、デメリットがありますので、特徴を知り、用途に合った製品を選びましょう。
据え置きタイプ
据え置きタイプは、防盗難性に優れています。
防火・防水機能など、高機能の製品が発売されているのも特徴と言えるでしょう。
重量があるため、水害の際に流されにくいという面もあるようです。
反対に、泥棒が持ち出しにくい分、持ち主も持ち出しが困難になることがデメリットといえます。
重量があるため、災害や引っ越しのとき、自宅から持ち出すのは一苦労かもしれません。
手提げタイプ
持ち運ぶ予定がある場合は、軽い手提げタイプを選ぶのがおすすめです。
値段も据え置き型と比べると、安価な傾向があります。
フリーマーケットやコミックマーケットなどで使うお金の一時保管場所としても人気があります。
デメリットとしては、住居・店舗内に泥棒が侵入して、金庫を発見した際、持ち出しが容易であることが挙げられるでしょう。
また、据え置きタイプと比較すると防水などの機能が発達していない商品が多いこともデメリットといえます。
金庫の鍵の種類
金庫で使われる鍵にもいくつか種類があります。
それぞれ特徴があるので、好みの製品を選びましょう。
ダイヤル式
ダイヤル式は、ダイヤルを左右に回転させて、決まった数字に合わせると開鍵する仕組みになっています。
メリットは、暗証番号を知らなければ早々に開けられないことでしょう。
デメリットとしては、暗証番号を変えるにはダイヤルを交換する必要があること、操作が慣れるまでは難しいことが挙げられます。
シリンダー式
シリンダーキーは一番オーソドックスな、差し込んで回すと開くタイプの鍵です。
最近では、複製しにくいタイプのシリンダーキーも増えています。
他のダイヤル式やテンキー式とセットで、用いられることも多いです。
とにかく簡単な操作がよい人におすすめでしょう。
テンキー式
テンキー式は、あらかじめ決めた数字をテンキーで入力することで開きます。
操作が簡単で、暗証番号の変更も容易なのがメリットでしょう。
お店など担当者が変わることがある場合にもおすすめのタイプです。
複数回間違えると、アラームが鳴ったり、しばらく操作できなくなる製品も発売されています。
磁気カード式
磁気カードを当てたり、差し込むことで開錠するタイプです。
開けるのに鍵を使いたい、かつスマートに持ち運びたい人におすすめでしょう。
マグネット式
マグネット式も、差し込むまたは当てることで開錠するタイプです。
マグネットの特性を活用した、方式になっています。
その他に指紋認証式の金庫も発売されています。
金庫の選び方
金庫のラインナップは幅広く、「どれを選ぼうか悩んでしまう」という人も多いでしょう。
おすすめの選び方をまとめました。
何を入れるか想像する
まずは金庫のサイズを決めます。
何を入れるか想像すれば、おのずと決まってくるでしょう。
金庫は、内寸と外寸に差があります。
入れたいもののサイズと内寸を照らし合わせて探すと、後悔のない金庫選びができるでしょう。
置き場を決めてから購入するのがおすすめ
金庫をどこに置くか、決めてから購入するのがおすすめです。
せっかく購入しても、置き場がなければ始まりません。
特に、据え置き型金庫の場合は、かさばりますし、重量もあります。
- 置き場の奥行、幅、高さ
- 設置場所までの通路の幅
- ドアが開閉できるか
をチェックしておくのがおすすめでしょう。
耐火性などは必要か想像する
金庫の中には、耐火性や耐水性のある製品も販売されています。
保管する予定の物は、燃えても(濡れても)価値が無くならないか、想像して金庫を決めるのがおすすめです。
耐火性にも種類があり、1時間耐火、2時間耐火、3時間耐火といった形で性能が表示されています。
また耐火性能が高いほど、重量が重く、価格も高い傾向にあります。
キーのタイプを選ぶ
キーのタイプにもたくさん種類があります。
たびたび使用者が変わる場合は、暗証番号の変更しやすいタイプにしておくのがおすすめです。
それぞれ、メリット・デメリットがあるので、安心して使いやすいタイプを選ぶとよいでしょう。
設置場所の耐荷重
特に据え置き型タイプの金庫は、重量があります。
棚の上などに置くと、棚の耐荷重を超えてしまうことも多いでしょう。
事前に設置場所の耐荷重を調査しておくのが、おすすめです。
おすすめの据え置き型金庫
たくさんある据え置き型の金庫の中から、おすすめの金庫を6つ厳選しました。
ぜひ、金庫選びの参考にしてください。
【コンパクトサイズ】日本アイエスケイ 金庫ダイヤル・リバーシブルキー併用タイプ
1時間の耐火性能をもった金庫です。
ダイヤルキーと、差し込んで使うカギの2重ロックで、ダイヤルを合わせてからキーを差し込んで回さないと開かない仕組みになっています。
B5サイズの書類を入れられる取り外し可能のトレーがついており、整理・取り出ししやすい構造になっているのもポイントでしょう。
物も書類も収納したい人にもおすすめですよ。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
幅40.6×奥行43×高さ36.8cm | 40kg | ダイヤル・リバーシブルキー併用 |
【サイズ選べる】ダイヤセーフ 耐火金庫 ダイヤルタイプ D30-1
ダイヤセーフの家庭用耐火金庫です。
サイズ、引き出しの数、鍵のタイプ違いの製品が数十種販売されているので、好みの金庫を探しやすいのが特徴でしょう。
最上段以外のトレーは取り外せるようになっています。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
H330×W412×D362mm | 29kg | ダイヤルタイプ |
【収納力あり】SLYPNOS 金庫
3~8ケタの好きな数字を暗証番号に出来るテンキータイプの金庫です。
暗証番号を3回間違えると、20秒間アラームが鳴る機能も搭載されています。
電池が無くなったり、暗証番号を忘れたときは、緊急解除キーで開けることができるので、テンキーは不安といった人にもおすすめです。
また中棚を除くと43.4Lと大容量なので、収納力の高い金庫を探している人にもおすすめでしょう。
床や壁に固定できるアンカーボルトも付属しています。
盗難で運ばれたりや水害で流される心配が少なくなりますね。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
幅38cm×高さ45cm×奥行き31cm | 不明 | テンキー、緊急解除キー |
【おしゃれ】Jssmst 金庫
部屋の雰囲気を壊したくない人におすすめなのが、この木目調の金庫です。
テンキー式で、3回間違えると自動ロックがかかり、5分間操作できなくなります。
暗証番号を忘れてしまったりテンキーの電池が無くなった場合は、緊急用のマスターキーで開けることもできるので、番号を覚えていられるか不安な人にもおすすめです。
固定用アンカーも付属されています。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
幅35cm×奥行き25cm×高さ25cm | 約10㎏ | テンキー、緊急マスターキー2本 |
【スタイリッシュ】ディプロマット 125EN88 25ℓ
スウェーデンのSP60分耐火テストと韓国のKP耐火60分、衝撃落下、急加熱爆発のテストに合格している耐火金庫です。
2つの暗証番号を組み合わせてロックできるので、防犯性の高い金庫を探している人にもおすすめでしょう。
ホワイトでスタイリッシュなデザインも魅力です。
暗証番号を5回間違えると、自動的にロックがかかる機能や、覗き見防止のスクランブル機能がついています。
暗証番号自体は何回でも変更できるので、担当者が変わるオフィスなどにもおすすめの商品です。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
W35.2×D46.9×H42cm | 36Kg | テンキー(2種類の暗証番号組み合わせ) |
【火事でも安心】Sentry 耐火・耐水金庫ブラック JTW205GGL
耐火・耐水金庫を探している人におすすめなのが、Sentryの金庫です。
アメリカのUL2時間耐火テスト、UL爆発テスト、ETL耐水性能テスト、ETL2時間デジタルメディア耐火テスト、ETL落下衝撃テストなどのさまざまなテストに合格しており、性能はおりがみつきです。
鍵もテンキーと複製の難しい円形のシリンダーキーを使ったダブルロック仕様なので、防盗性の高い金庫が欲しい人にもおすすめでしょう。
扉を開けると点灯するLEDライトや、ドア裏の小物収納など使いやすい工夫も施されています。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
幅47.2×奥行き49.1×高さ60.3cm | 不明 | テンキー+チューブラーキー(ダブルロック) |
おすすめの手提げ金庫
おすすめの手提げ金庫を3つご紹介します。
金庫選びの際の参考にしてくださいね。
【意外と入る】アイリスオーヤマ 金庫 手提げ A5 SBX-A5
小銭がいくら入っているか分かりやすいコインカウンターとお札入れの2つのトレーがついており、整理しやすいA5サイズの手提げ金庫です。
トレーを外してしまえば、通帳や印鑑も入るので、小物用金庫を探している人にもおすすめでしょう。
シリンダーとダイヤルの2重ロックも安心ですね。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
幅27.5×奥行18.5×高さ12cm | 1.8kg | シリンダー錠とダイヤル錠 |
【バッグタイプ】金庫耐火バッグ JUNDUN A4サイズ対応
持ち出しやすさと、耐火防水性能に特化したバッグです。
防盗性はありませんが、災害時でも持ち出しやすい軽量&薄型サイズで人気です。
パソコンケースとしても使えるため、大切なデータが入っている人にもおすすめの商品でしょう。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
29cm×38cm | 不明 | なし |
【2重ロック】カール事務器 手提げ金庫 ブルー CB-8760-B
ダイヤルとシリンダー錠の2重ロックタイプです。
コイントレーの下のフリースペースにはAサイズの物も入ります。
持ち運びしやすく、コイントレーがついているのでフリーマーケットやイベントなどに出品する人にもおすすめの商品です。
フタ部分には伝票整理に便利な、押さえがついていますよ。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
34.9×28.4×13.5cm | 3.6㎏ | ダイヤル + シリンダー錠 |
【使いやすい】Jssmst(ジェスマット)手提金庫 CB0701L
ダイヤル式で、決めた3ケタの数字に合わせてあけるタイプの金庫です。
暗証番号は、何度でも簡単に変更できます。
鉄製で耐久性にも優れているのも特徴でしょう。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
W250xL200xH88mm | 1.115㎏ | ダイヤル |
【辞書型でカモフラージュ】フリーウェイ 家庭用 辞書型金庫
「手持ち金庫がいいけど、見つかったとき不安」という人におすすめなのが、この辞書型金庫です。
鍵はシンプルですが、エンボス加工を施すことで辞書に見えるよう見た目を工夫されていますよ。
価格も手ごろで、大切なものを子どもにいたずらされたくない人にもおすすめでしょう。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
18.2×11.9×5.6cm | 445g | 鍵を差し込むタイプ |
【たっぷり入る】コクヨ 手提げ金庫 ダイヤル付 A4 グレー CB-11M
A4サイズで容量が大きいのが魅力のコクヨの手提げ金庫。
落としても壊れにく丈夫さも特徴です。
4色発売されており、好みに合ったものを選べます。
サイズ | 重量 | 鍵のタイプ |
---|---|---|
360×285×150mm | 不明 | シリンダー錠・ダイヤル錠 |
金庫のメリット
金庫を使うメリットをまとめました。
安心して外出できる
金庫を設置することの、最大のメリットは、安心感を得られることでしょう。
金庫は大切なものを守る手段として、おすすめの方法です。
手提げ金庫は、フリーマーケットやイベントなどお金を扱う場で安心して過ごせるというメリットがあります。
審査や利用料が不要
大切なものを保管する方法として、金庫を設置する以外に銀行の貸金庫を契約するという手もあります。
銀行の貸金庫と比較して、自宅の金庫であれば、審査や毎年の利用料が不要なことがメリットとしてあげられるでしょう。
購入する際は費用がかかりますが、その後固定費がかからないのは家計にとっても、優しい方法といえます。
頻繁に取り出す人におすすめ
金庫は自宅(お店の場合は店舗)に設置するため、いつでも中の貴重品の取り出しが可能です。
特に営業時間や行く手間もないので、頻繁に取り出す人におすすめでしょう。
印鑑や通帳、お金をはじめ、時計や指輪、ネックレスなど身に着けるものの保管にも向いています。
金庫のデメリット
何事にもデメリットがあります。
金庫を使用するデメリットを調査しました。
重くてかさばる
購入する金庫にもよりますが、金庫を設置するには、ある程度の収納スペースが必要になります。
また、特に据え置き型の金庫は重いため、一人での設置は困難なケースも多いでしょう。
購入前に、場所と設置方法を決めておくのがおすすめです。
購入費用がかかる
もちろん金庫を手に入れる際、購入費用がかかります。
タンス預金と比べると、もったいないと感じる人もいるかもしれません。
心配な人は購入することをおすすめしますが、特になくなって困る物がない場合や、大切なデータはクラウド上にバックアップをとっているという場合、貸金庫を利用している場合は、必要ないケースもあるかもしれませんね。
不燃ごみとして処分できないことが多い
「金庫を捨てよう」としたとき、ごみとして自治体に出せないことが多いです。
ごみとして出せない場合は、
- 不用品回収業者に依頼
- オークションなどで売る
- 新しく買う金庫販売店で引き取ってもらう
などの処分方法があります。
ただ一部自治体では、手提げ金庫に限りごみとして回収してもらえることもあります。
ごみの取り扱いは、自治体によって異なりますので、処分する際はお住まいの自治体でご確認ください。
金庫の賢い使い方
金庫は、据え置き型は固定し、手持ち型金庫は目につかない場所に保管するのがおすすめです。
据え置き型金庫は重いものが多いですが、固定することで防盗性がアップします。
手持ち型金庫は、性質上持ち運びしやすいので、見つけにくいところに隠しておくのがよいでしょう。
またダイヤルとシリンダーどちらでも開けられるタイプの金庫で多いのが、ダイヤルの暗証番号忘れです。
普段使っていないといざというとき開けられなくなることも念頭に置き、基本ダイヤルも使うようにするか、何かにメモしておくのがおすすめですよ。
自宅におすすめの簡単にできる防犯対策
防犯対策の基本は施錠することでしょう。
わざわざ窓を破る必要のない、無施錠の家を狙って盗みに入る犯人も多いです。
こまめに施錠するのがおすすめでしょう。
加えて、防犯フィルムを貼ったり、補助錠をつけると、より入りにくい家になります。
また旅行や出張で長期留守にする場合、郵便受けに新聞がたまっていると、家に人が出入りしていないことを周知させてしまします。
新聞は販売店に連絡すれば、不在の期間配達を止めてもらうことが可能です。
郵便物は、郵便局に不在届を出すことで、30日間配達をとめられます。
ぜひ、活用してみてくださいね。
金庫は取り出しやすさと安心を兼ね備えたおすすめアイテム
金庫は自宅や店舗に設置できるため、中の物の取り出しが容易で、取り出す機会の多いものにもおすすめの保管方法です。
加えて、ロックや据え置き型の場合は運び出しにくさなど、防盗性に優れています。
また金庫の中には、耐火性や耐水性のある商品も発売されています。
価格面も性能面も幅広く販売されているので、自分に合った商品を探してくださいね。