テニスラケットの種類
同じ硬式テニスラケットでも、フェイスのサイズも同じではなく種類があるんです。
それぞれについて説明していきます。
オーバーサイズ
オーバーサイズのテニスラケットは、フェイスの面積が大きめのラケット。
106~125平方インチのものを言います。
フェイス面が大きいということは、ボールを打ったときに一番キレイに飛ぶスイートエリアも広めなので、初心者さんにおすすめなんですよ。
パワーがなくてもストリングがよくたわむので、ボールが飛びやすいのが特徴です。
ミッドプラスサイズ
ミッドプラスサイズのテニスラケットは、現在出回っているラケットで一番主流のタイプ。
面積は96~105平方インチのものです。
スイートエリア、パワー、コントロールともにバランスがよく、幅広く誰でも使いやすいのでおすすめのタイプなんですよ。
ミッドサイズ
ミッドサイズは3種類のテニスラケットのうちで一番フェイス面積の狭いタイプ。
面積は85~95平方インチのものをさします。
面積が小さくパワーは小さくなりますが、コントロール性に非常に優れています。
また、小さいことで空気抵抗も少なくなり、振り抜きがいいタイプ。
ボールがよく飛びすぎる人にもおすすめです。
テニスラケットの選び方
テニスラケットの違いはフェイス面積だけではありません。
ここでは、テニスラケットを選ぶ際にどんな部分に注目したらいいかを紹介していきます。
選び方①:重さ
テニスラケットは種類によって結構重さも違ってくるんです。
平均的には女性で270~285g、男性で285~305gくらいになります。
筋力がありスイングが早い人ほど、重いラケットを選ぶとより強いボールを打つことができますよ。
あまり力がない人は軽めを選ぶのがやはりおすすめ。
選び方②:バランスポイント
テニスラケットを選ぶ際の重さですが、全体の重さ以外にも確認したい部分があります。
それがバランスポイント。
先端が重いタイプがトップヘビー、中央に重心ポイントがあるものがイーブンバランス、グリップ側に重心があるものがトップライトといいます。
イーブンバランスがやはりバランスがよくオールラウンダーにおすすめ。
一方、トップヘビーだとスイングしやすく飛びやすいボールを打つことができ、トップライトだと軽く感じて動かしやすいという特徴がありますよ。
選び方③:フレーム厚
テニスラケットは、フレームの厚みによってもボールの飛びなどが変わってくるんです。
厚みがあるほどにラケットがしなることでパワーが出てボールがよく飛びます。
力に自信のない人は、厚めのラケットを選ぶのがおすすめですよ。
一方薄いラケットは力やスイングが必要になってきますが、その代わりにコントロール性が優れます。
数値としては、22~26mmくらいが標準です。
選び方④:グリップサイズ
グリップの太さも実は一定ではないんです。
大体1~4、または5くらいの数字で表されていて、標準は2。
手の大きさによって変わってくるのでしっかり確認するのがおすすめ。
合わないサイズのものだとしっかり握れずに力を発揮できなかったりするので重要ですね。
少し細いと感じたら、グリップテープを巻いて調整するのもおすすめです。
選び方⑤:デザイン重視はNG
テニスラケットって、色鮮やかでかわいデザインのものもたくさんありますよね。
しかし、デザイン重視で選んでしまうのはおすすめではありません。
なぜなら、ここまで紹介してきたように、パワーがないのにコントロール重視のあまり飛ばないラケットを選んでも自分の力を活かしたテニスができないからです。
かわいいラケットがプロ仕様だったりすると、実力以下のテニスしかできなかったりしてもったいないですよ。
ラケットを試打用でレンタルできるお店もあるので、しっかり自分にあったスペックのものを探すのがおすすめです。
おすすめのテニスラケット【オーバーサイズ】
おすすめのオーバーサイズテニスラケットをご紹介します。
【初心者にも扱いやすいアルミ製】Wilson(ウィルソン) 硬式テニスラケットENERGY XL(エナジーXL)WRT3016002
こちらのテニスラケットは初心者さんにもおすすめのタイプ。
アルミのラケットは価格も安く、軽いのでテニスデビューの人には使いやすいですよ。
フレームへの衝撃が腕に伝わりにくい構造なので、腕への負担も少ないんです。
スイートエリアも広めなので、お子様と楽しむにもおすすめのテニスラケットです。
商品名 | Wilson ENERGY XL(エナジーXL) |
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重さ | 約274g |
長さ | 27.5in |
フェイス面積 | 112平方インチ |
グリップサイズ | G2 |
フレーム厚 | 21/21/21mm |
【上級者まで使える】Wilson(ウィルソン) 硬式テニスラケット フェデラープロ105 WRT5561002
こちらは初心者から上級者まで幅広くおすすめできるテニスラケット。
フレーム厚も平均で、重量も女性でも使いやすい重さなので、オールラウンダー向けですよ。
値段もリーズナブルでガットも張り上げ済みなので、購入してすぐに使えるのはうれしいですね。
商品名 | Wilson FEDERER PRO105 |
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重さ | 約275g |
長さ | 27.25in |
フェイス面積 | 105平方インチ |
グリップサイズ | G2 |
フレーム厚 | 25.5/25.5/25.5mm |
【プリンスのレジェンドモデル】テニスラケット グラファイト オーバーサイズ ブラック フレームのみ 7T39P
こちらはプリンスの伝説と言われているグラファイトシリーズのテニスラケット。
グラファイトの象徴といえるダブルブリッジ構造により、ラケットのねじれが最小限になり、しっかりしたボールを打つことができるんです。
また、フレーム内部にウレタンフォームが内蔵されていて、振動を最小限に抑えてくれるすぐれもの。
商品名 | Prince テニスラケット グラファイト |
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重さ | 320g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 107平方インチ |
グリップサイズ | G2,3 |
フレーム厚 | 19/19/19mm |
おすすめのテニスラケット【ミッドプラスサイズ】
おすすめのミッドプラスサイズテニスラケットをご紹介します。
【フェデラー選手のラケットをもとに製作】Wilson(ウィルソン) 硬式テニスラケット フェデラー100 WRT3110002
こちらはフェデラー選手のラケットをもとに作成されたテニスラケット。
パワーがあるタイプで、初中級者におすすめタイプです。
女性には少し重いかもしれませんが、男性にはちょうどいい重量感。
選ぶ基準も数値的にほぼ平均的なので、どんな人にでもおすすめできます。
商品名 | Wilson FEDERER100 |
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重さ | 290g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G2 |
フレーム厚 | 22/22/22mm |
【中厚のフルカーボン】Prince(プリンス) 硬式テニスラケット パワーラインツアー100 7TJ033
こちらは、初心者がテニスを楽しめるように開発されたモデルなので、テニスデビューの人におすすめのテニスラケット。
現在は主流となっているフルカーボン素材。
フレーム厚も中厚でパワーもコントロールもバランスがいいタイプで、オールラウンド向けです。
商品名 | Prince パワーラインツアー100 |
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重さ | 285g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G1,2 |
フレーム厚 | 23/24.5/22mm |
【初心者でも簡単に飛ぶ】Wilson(ウィルソン)硬式テニスラケット モンフィスオープン103 WRT306500
こちら、ミッドプラスサイズの中ではフェイス面積は大きめで、初心者さんにもおすすめのテニスラケット。
初心者さんやあまり力に自信のない人でも、しっかり飛ぶようにできているんですよ。
重さも軽めなので、女性にも扱いやすいです。
価格がお手頃なのも、気軽に使えてうれしいですね。
商品名 | Wilson MONFILS OPEN103 |
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重さ | 275g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 103平方インチ |
グリップサイズ | G2 |
フレーム厚 | 情報なし |
【安定性が抜群】Wilson(ウィルソン) 硬式テニスラケット クラッシュシリーズ100 TOUR/100/100L/108/98
こちらはウィルソンの新しいコンセプトのテニスラケット。
クラッシュシリーズは、フェイス面積が選べるようになっています。
このクラッシュシリーズは、ほかのテニスラケットに比べてよく飛ぶんです。
そのため、小さめの98平方インチのタイプでも、ほかの100平方インチタイプくらい飛ぶので、パワーがない人にもおすすめ。
商品名 | Wilson CLASH series100TOUR |
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重さ | 310g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G2,3 |
フレーム厚 | 24/24/24mm |
【ハードヒッターモデル】バボラ ピュア ドライブ ツアー 2015 ラケット
こちらは重量が315gと重めのテニスラケット。
しっかり筋力があり、テニスをずっと続けてテクニックがある人におすすめです。
フェイス面は100平方センチで、フレーム厚も中厚標準タイプです。
グリップサイズは2と3から選べますよ。
商品名 | バボラ ピュアドライブ ツアー 2015 |
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重さ | 315g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G2,3 |
フレーム厚 | 23~26mm |
【広めのスイートエリア】 ヨネックス 硬式用テニスラケット Eゾーン100LG 17EZ100LG-696
こちらは重量が315gと重めのテニスラケット。
しっかり筋力があり、テニスをずっと続けてテクニックがある人におすすめです。
フェイス面は100平方センチで、フレーム厚も中厚標準タイプです。
グリップサイズは2と3から選べますよ。
商品名 | ヨネックス Eゾーン 100LG 17EZ100LG-696 |
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重さ | 285g |
長さ | 28inch |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G1,2 |
フレーム厚 | 不明 |
【ナダル使用モデル】バボラ 2019 ピュア アエロ チーム BF101357
こちらは全仏オープン12回優勝を遂げているナダル選手愛用のアエロシリーズのテニスラケット。
2019年モデルは、ピュアアエロ2代目です。
最新技術を駆使していて、振動も少なくパワーを落とさずにスピンを打ち込むことができるようになっているんですよ。
コントロールと安定性にも優れます。
商品名 | バボラ 2019 ピュア アエロ チーム |
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重さ | 285g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 100平方インチ |
グリップサイズ | G1,2,3 |
フレーム厚 | 23~26mm |
おすすめのテニスラケット【ミッドサイズ】
おすすめのミッドサイズテニスラケットをご紹介します。
【錦織選手モデル】Wilson(ウィルソン)硬式テニスラケット 錦織圭モデル バーンフラットビーム BURN 95CV/95CV カモ/95JCJ/100 TOUR/100 TEAM
こちらは、ウィルソンと錦織選手が理想のラケットについて話合い開発されたテニスラケット。
パワーだけでなく、疲れないという点が重視されています。
錦織選手からの要望は、ファイナルになっても体のパワーが落ちないラケット。
初心者さんには扱いが少し難しいですが、競技でテニスをしている人にはおすすめです。
商品名 | Wilson BURN Flat Beam series |
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重さ | 309g |
長さ | 27.25in |
フェイス面積 | 95平方インチ |
グリップサイズ | G2,3 |
フレーム厚 | 22/22/22mm |
【安定したコントロール性能】HEAD(ヘッド) 硬式テニスラケット プレステージ ミッド グラフィンタッチ(フレームのみ)
プレステージシリーズは1987年に誕生した30年の歴史をもったテニスラケット。
今回のモデルは、安定したコントロール性もパワーも兼ね備えています。
フェイス面積は93平方インチと小さく、重量もあるので、しっかり技術がある人におすすめです。
商品名 | HEAD プレステージ ヘッド グラフィンタッチ |
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重さ | 320g |
長さ | 27in |
フェイス面積 | 93平方インチ |
グリップサイズ | G2~4 |
フレーム厚 | 20mm |
テニスラケットを買い替える目安
テニスラケットも残念ながらもちろん寿命があります。
買い替えのタイミングはどんなときでしょうか。
目安①:平均2~3年が目安
テニスラケットには、明確な寿命というものはありません。
使う頻度によっても変わってきますし、大切にメンテナンスをしながらだと長く持つことが出来る場合もあります。
それでも大体の平均として言われているのが、2~3年。
ハードヒッターであれば5~6ヶ月とも言われます。
ただ、全く変化がなければ無理に買い替える必要もありませんし、自分が使っていて違和感などを感じるなら、早めにでも買い換えることがおすすめです。
目安②:明らかにヒビが入っている
ヒビ割れの場合は、目に見て見えますよね。
これはラケットが打球などによって受け続けた衝撃が、金属疲労となって現れてヒビ割れが生じたものです。
このまま使い続けると折れてしまうこともあるので、早めに交換するのがおすすめです。
目安③:打球感が変わった
この場合、ラケットの見た目の変化はない場合が多いです。
しかし、使っている本人にはわかりやすい変化ですね。
ガットを張り替えれば解決する場合もありますが、例えば打球が飛びづらくなったり、逆に飛びすぎたり。
変な音がしたりしたら、買い替えをおすすめします。
テニスラケットのお手入れ方法
常に強い衝撃を受けているテニスラケットは、日々使ったあとはきちんとケアしてあげることが大切です。
ここでは簡単な手入れ方法を紹介していきます。
方法①:フレームの汚れを除去
フレームは、打球の衝撃が大きくダメージをよく受けています。
そんなフレームは、使用後洗剤をなじませたタオルで汚れをしっかり拭き取るのがおすすめ。
ガットには触れないように気をつけましょう。
また、歯ブラシで砂などを除去してあげるのも忘れずに。
方法②:グリップも日々キレイに
グリップもずっと握っている部分なので、汗などで湿ってそのままにしているとカビが生えてしまうことも。
そんなグリップも、フレームと同じくタオルで拭いてきれいにしてあげるのがおすすめです。
また、グリップが傷んでいたり定期的に、グリップテープを巻き直してあげるようにしましょう。
方法③:ガットも磨く
ガット部分は直接ボールがあたる部分なので衝撃は大きいですよね。
ガットも、砂やボールのフェルトが付着して汚れている場合が多いので、歯ブラシなどでこすって除去するのがおすすめ。
ガットも傷んでいる場合や、定期的に交換が必要になりますよ。
おすすめのテニスラケットでテニスを楽しもう
同じテニスラケットでも大きさや重さも様々でしたね。
テニスを始めたいけど、どんなラケットを選べばいいかわからない人も、ちょっと上達してきたし次は違うラケットに挑戦したいという人も、今回紹介したおすすめをぜひ参考にして選んでみてくださいね。
そして、しっかりメンテナンスして自分だけの1本にして、テニスをもっと楽しんじゃいましょう。
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