液体洗剤の特徴
ここでは、液体洗剤の特徴についてご紹介してきます。
液体洗剤の基礎である物性や成分を簡単に説明しますね。
水への溶解性
液体洗剤は、その名の通り液状の洗剤です。
液体であるため、特に水への溶解性に優れている特徴があります。
その特徴から、冷たい水でも溶け残ることがないので冬でも安心して使うことができます。
また、液体であるため洗濯物全体へ洗剤が浸透しやすいという特徴もあります。
液性
液体の洗濯洗剤は、中性または弱アルカリ性といった2種類の液性があります。
洗浄力は、ｐH値が高いほど優れていると言われています。
つまり、中性よりは弱アルカリ性の方が洗浄力が高いということです。
ひどい汚れのときは、弱アルカリ性の液体洗剤の使用をおすすめします。
成分
液体洗剤の主な成分は、界面活性剤・水軟化剤です。
それ以外に商品によっては、漂白剤・アルカリ剤・柔軟剤・蛍光増白剤・酵素が組み合わさって入っています。
液体洗剤の種類
ここでは、主に市販されている液体の洗濯洗剤の種類をご紹介していきます。
これを知ることで、洗濯物によって使い分けがしやすくなりますよ。
おしゃれ着用液体洗剤
このタイプの液体洗剤は、中性の液性をもち、衣類に優しい洗い上がりになります。
一般的な洗濯洗剤には含まれていない「シリコン」という成分が配合されているため、縮みや型崩れが気になるニットやブラウスなどのデリケートな衣類を洗うのにおすすめ。
色落ちが心配なデニムの洗濯にもおすすめですよ。
香料入り液体洗剤
香料が入っているため、洗い上がりの際にふわっと心地よい香りが広がります。
商品によっては、干した後も香りが持続するものもありますよ。
柔軟剤は使用しないけど、洗濯物に香りを付けたいという方におすすめです。
無香料の液体洗剤
香料不使用の液体洗剤です。
香料が入っていないことで、肌への刺激が少ないという特徴があります。
赤ちゃんや敏感肌の方の洗濯におすすめです。
柔軟剤入り液体洗剤
液体洗剤と柔軟剤が一体になっている洗濯洗剤です。
わざわざ柔軟剤を別に購入する必要がなく、香料入りのものが多いです。
液体洗剤と粉末洗剤の違い
では粉末洗剤と液体洗剤にはどんな違いがあるのでしょうか。
ここでは、液体洗剤と粉末洗剤の違いについてご紹介していきます。
これを知ると、自分に合った洗濯洗剤がどちらなのか分かりますよ。
液性と形状
液体洗剤は、中性もしくは弱アルカリ性の液状の洗濯洗剤です。
一方、粉末洗剤は、粉末状で弱アルカリ性のものが多いです。
液体洗剤は水へさっと溶けて、水への分散性が高いですが、粉末洗剤は冷たい水や過剰に使用すると溶け残ってしまうという欠点があります。
溶け残りが気になる方は、弱アルカリ性の液性をもつ液体洗剤がおすすめです。
洗浄力
一般的に液体タイプよりも粉末タイプの方が洗浄力に優れていると言われています。
そのため、泥汚れや油汚れを落とす際は、粉末洗剤をおすすめしますが、素材によっては、思いがけず生地を傷めてしまうことがあるので注意が必要です。
液体洗剤とジェルボール洗剤の違い
手軽さから人気のあるジェルボール洗剤と液体洗剤の違いをご紹介します。
取り扱いのしやすさ
液体洗剤は、洗濯物の量に合わせて計量キャップで使用する液量を量り取る必要があります。
一方、ジェルボールタイプの洗剤は、計量の必要がなく、洗濯物の量に応じて1～2個をそのまま投入すれば洗濯することができます。
そのため、手軽さは圧倒的にジェルボールタイプの洗剤の方が優れています。
計量が面倒な方には、このタイプの洗剤がとてもおすすめです。
コスパの良さ
ジェルボールタイプの洗濯洗剤は、液体洗剤と比べて手軽ではありますが値段が高いです。
しかし、すすぎ1回でキレイに洗剤が落ちるので水道代の節約になります。
液体洗剤はすすぎ2回が一般的ですが、最近ではすすぎ1回でも洗剤残りがしないものも販売されています。
コスパを考えるなら、1回タイプの液体洗剤がおすすめです。
液体洗剤の選び方
迷わずに購入できる液体洗剤のおすすめの選び方をご紹介します。
スーパーやドラックストアで液体洗剤を選ぶ際の参考にしてみてください。
肌への負担
肌が弱い方は、敏感肌用の液体洗剤を選びましょう。
特に無添加の洗濯洗剤なら、赤ちゃんにも使えるのでおすすめですよ。
汚れの種類
泥汚れや食べこぼしなどのなかなか落ちにくい汚れを落とす場合は、酵素入りの液体洗剤がおすすめです。
酵素の力で、落ちにくい汚れがサッと落ちますよ。
色物を洗うのでなければ、漂白剤が入っているタイプの液体洗剤もおすすめです。
香り
洗い上がりの香りを重視したい方は、"自分のお気に入りの香り"の液体洗剤を選びましょう。
販売店によっては、フレグランステスターがあるので気になる方は嗅いでみてください。
複数の香り付き液体洗剤を常備し、気分によって使い分けるのもおすすめですよ。
価格
価格を一番重視するという方は、業務用液体洗剤やホームセンターなどのPB商品を選びましょう。
コスパが高い商品が多く、ネット通販で簡単に購入できるのでおすすめですよ。
柔軟剤の有無
洗濯する場合、柔軟剤を使用した方が洗い上がりがふっくらするのでとてもおすすめです。
洗剤と柔軟剤が1本で済むので、ストックもしやすいですよ。
気に入っている柔軟剤がある場合は、柔軟剤が入っていない液体洗剤の使用がおすすめです。
おすすめのおしゃれ着用洗濯洗剤3選
おすすめのおしゃれ着用洗濯洗剤をご紹介していきます。
ドライクリーニングが必要なデリケートな衣類の洗濯におすすめですよ。
【コスパ最強】アクロン おしゃれ着洗剤
ライオンから発売されているおすすめのお手頃おしゃれ着洗剤です。
クリーニングに出すと変なテカりが出てしまうような衣類でも、この洗濯洗剤を使用すれば衣類のダメージをケアすることができます。
また、毛玉が出来にくく、襟や袖ヨレも防止してくれるのでニットを洗う際におすすめです。
| 商品名 | アクロン |
|---|---|
| サイズ | 82mm×66mm×242mm |
| 内容量 | 500ｍL |
| 香り | フローラルブーケ、ナチュラルソープ |
| 価格 | 650円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
【繊維ケアする】サンベック おしゃれ着 高級洗剤
この商品は、高級衣類が家庭で洗えるおすすめのおしゃれ着洗剤です。
1本で約100回分の濃縮タイプです。
高級繊維であるウール・カシミヤ・シルクに使用可能で、綿・麻・合成繊維といったように幅広い布地に使えます。
柔軟剤も不使用でもつっぱらず、しっかりと汚れを落としてくれるのでとてもおすすめですよ。
| 商品名 | サンベック |
|---|---|
| サイズ | ― |
| 内容量 | 1000g |
| 香り | 無香 |
| 価格 | 5,616円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
【おうちで簡単に洗える】ボールド 香りのおしゃれ着洗剤
このおすすめおしゃれ着洗剤は、P&Gが手がける柔軟剤入りの香付き液体洗剤です。
おしゃれ着洗剤の基本機能である「型崩れ防止」・「洗濯しわ防止」・「ふっくら仕上げ」はもちろんのこと、「色あせ予防」も可能にしました。
また、ローズとピオニーにベリーの香りを合わせた可愛らしい香りなので女性にとてもおすすめですよ。
1本で柔軟剤とおしゃれ着洗剤の2つの機能を兼ね備えたおすすめの洗剤です。
| 商品名 | ボールド |
|---|---|
| サイズ | ― |
| 内容量 | 500g |
| 香り | ベリー＆フラワー |
| 価格 | 832円（詰め替え用3つ付） |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
おすすめの無香料洗濯洗剤3選
ここからは、香料の入っていない無香料タイプのおすすめ液体洗剤をご紹介します。
無香料なので、香りが苦手な方でも使いやすいですよ。
【優しく洗い上げる】ファーファ フリー&超コンパクト液体洗剤 無香料
このおすすめ商品は、香付きの印象が強いファーファーが手がける無香料の液体洗剤です。
無香料・低臭原料にこだわり、香りゼロの液体洗剤を実現。
香料だけではなく、着色料・蛍光剤・漂白剤も無添加です。
洗浄成分と酵素が配合されているので、汚れ落ちがよく、抗菌成分により嫌な臭いの発生を防ぎます。
とことん臭いを付けたくない方におすすめの液体洗剤です。
| 商品名 | ファーファ フリー&超コンパクト液体洗剤 |
|---|---|
| サイズ | 6.9cm×6.9cm×23.9cm |
| 内容量 | 500g |
| 香り | 無香料 |
| 価格 | 448円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
【汗皮脂汚れをしっかり落とす】fabrush 衣料用液体洗剤 無香料
この商品は、蛍光漂白剤不使用のおすすめ無香料液体洗剤です。
蛍光漂白剤を使用していないため、きなりや淡色の衣類でも安心して洗濯できるのでおすすめです。
弱アルカリ性なので、臭いの原因になる汗・皮脂汚れをしっかりと落としてくれますよ。
無香料で洗浄力の優れている液体洗剤を探している方におすすめです。
| 商品名 | fabrush |
|---|---|
| サイズ | 114mm×83mm×278mm |
| 内容量 | 1㎏ |
| 香り | 無香料 |
| 価格 | 881円 |
| 洗浄力 | 液性：弱アルカリ性 |
| 服へのダメージ | 中程度 |
【柔軟剤いらずでふんわり仕上げる】無添加 お肌のための洗濯用液体せっけん
老舗油脂メーカー「ミヨシ油脂」が手がける無添加のおすすめ液体洗剤です。
この液体洗剤は、弱アルカリ性ですが洗浄力が高いにも関わらず、柔軟剤がいならいほどふっくらと仕上がります。
「薬機法」と同じルールの無添加仕様のため、アトピーなどの肌が弱い方でも安心して使えるのでおすすめです。
お肌が敏感な新生児衣類の水通しにもおすすめですよ。
| 商品名 | 無添加 お肌のための洗濯用液体せっけん |
|---|---|
| サイズ | 155㎜×230㎜×92㎜ |
| 内容量 | 1.2L |
| 香り | 無香料 |
| 価格 | 1,977円 |
| 洗浄力 | 液性:弱アルカリ性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
おすすめの香料付き洗濯洗剤4選
ここでは、香付きのおすすめ液体洗剤をご紹介していきます。
それぞれ香りのタイプが異なるので、お気に入りの香りを見つけてくださいね。
【お洗濯は新たな時代へ】アタック ZERO 洗濯洗剤
このおすすめ商品は、イケメン俳優が出演していることで話題の液体洗剤です。
洗剤の悩みである「落ちにくい汚れ」・「生乾き臭」・「洗剤残り」のすべてゼロを実現。
「ワンハンドプッシュ」構造を採用しているので、面倒な計量も簡単になりました。
男女問わずに使用可能な爽やかな香りが特徴のおすすめ液体洗剤です。
| 商品名 | アタック ZERO |
|---|---|
| サイズ | ― |
| 内容量 | 400g |
| 香り | リーフィブリーズの香り（微香） |
| 価格 | 538円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 中程度 |
【柔軟剤入りでお財布に優しい】 ボールド グリーンボタニア
このおすすめ液体洗剤は、香付き洗濯洗剤ボールドとレノアHAPPINESSコラボ商品です。
柔軟剤入りなので、別に柔軟剤を用意する必要がありません。
植物由来のケア成分配合で、驚くほどの柔らかな仕上がり。
さらに、すすぎ洗い1回なのでとても経済的です。
グリーンボタニアの香りは、数量限定なのでおすすめですよ。
| 商品名 | ボールド グリーンボタニア |
|---|---|
| サイズ | ― |
| 内容量 | 750g（詰め替え用付き） |
| 香り | グリーンボタニアの香り |
| 価格 | 1,880円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
【おしゃれ女子におすすめ】フレグランスニュービーズ ジェル フラワーリュクス
この商品は、有名なフラワーアーティストであるニコライ・バーグマンが出演しているCMでお馴染みの液体洗剤です。
この商品の特徴は、花のつぼみから抽出したエッセンスが配合されているフレッシュな香りです。
トップノートはフルーツ、ミドルノートはフラワー、ラストノートはアンバーとムスクで仕上げています。
女性が好きな香りが詰まったおすすめの液体洗剤です。
柔軟剤入りなので、ふっくらとした仕上がりになります。
さらに、デオドラント成分を配合しているため嫌な臭いもすっきりと消臭してくれますよ。
| 商品名 | フレグランスニュービーズ ジェル |
|---|---|
| サイズ | 11.2㎝×6.3㎝×26.5㎝ |
| 内容量 | 820g |
| 香り | フラワーリュクス |
| 価格 | 298円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
【汚れがしっかり落ちる】トップ スーパーナノックス
このおすすめ商品は、ライオンの濃縮タイプ液体洗剤です。
大きな特徴は、市販の液体洗剤の中では洗浄力が強いということです。
いつもは諦めてしまう油性ペン汚れや黄ばみ、襟の黒ずみなどの汚れを簡単に落としてしまう優れもの。
汚れに困っている方におすすめの液体洗剤です。
| 商品名 | トップ スーパーナノックス |
|---|---|
| サイズ | ― |
| 内容量 | 450g |
| 香り | クリスタルソープの香り |
| 価格 | 238円 |
| 洗浄力 | 液性：中性 |
| 服へのダメージ | 弱い |
液体洗剤のメリット
ここでは、液体洗剤を使いたくなるメリットをご紹介していきます。
量の調節
液体洗剤は、液体なので液量を好きなだけ調節することができます。
そのため、汚れのひどいところに直接たっぷり付けることができます。
直付けしたい方に液体洗剤はとてもおすすめです。
衣類に優しい
液体洗剤は、液性が中性の製品が多いです。
弱アルカリ性の液体洗剤と比較すると、洗浄力は劣りますが衣類を傷つけずに洗濯をすることができます。
衣類をダメにしたくない場合は、液体洗剤の使用をおすすめします。
色落ちしない
液体洗剤には、色落ちがしにくいおしゃれ着洗剤があります。
これを使用することで、色落ちしやすいデニムなどを洗うことができます。
色落ちがしにくいため、色移りの心配もなく安心して洗濯できるのでおすすめですよ。
液体洗剤のデメリット
液体洗剤の使用は、メリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。
ここでは、そんな液体洗剤のデメリットをご紹介してきます。
洗浄力の弱さ
液体洗剤は、液性が中性のため粉末洗剤と比較すると洗浄力が劣ってしまう欠点があります。
しかし、最近では洗浄力の強い弱アルカリ性の液体洗剤も販売されています。
汚れ落ちが気になる方は、弱アルカリ性液体洗剤の使用をおすすめします。
コスパ
粉末洗剤の方が液体洗剤よりも価格が安く洗浄力が優れているためコスパが高いです。
しかし、粉末洗剤は冬場だと溶け残ってしまうことがあり一長一短です。
そのため、液体洗剤はコスパが高くありませんが
一年を通して使用しやすいですよ。
計量
液体洗剤は使用する際に計量しなければなりません。
その際に液ダレしてしまうことがありベトベトになるという欠点もあります。
液体洗剤の意外な使い方
ここで、"漬け置き"や"直付け"などの一般的な使い方ではないおすすめの液体洗剤の使い方をご紹介します。
簡単にできるやり方ばかりなので、ぜひ試してみてください。
漂白剤と組み合わせる
液体洗剤では落ちにくい汚れの場合は、頑固な汚れ専用の洗剤を用意しなくても「ワイドハイター」などの漂白剤と一緒に使用することでキレイに汚れを落とすことができます。
さらに、多くの漂白剤は殺菌効果があるので、汚れが落ちるだけでなく殺菌もされることからスッキリとした仕上がりになりますよ。
小さいお子さんがいる方におすすめの使い方です。
お湯に溶かす
漂白剤がないけど、すぐに汚れを落としたいという方におすすめなのがこの方法。
液体洗剤をお湯に溶かして、衣類を漬けてから洗うことです。
液体洗剤はお湯に溶かすと洗浄力が高まります。
さらに、汚れがお湯によって浮きあがてくるので、さらに落ちやすくなりますよ。
掃除に使う
液体洗剤は、高温多湿の環境下で長期間放置していると成分が変性してしまう可能性があります。
こういった液体洗剤は捨てる必要はありません。
台所や洗面台のシンクの掃除に使いましょう。
台所用洗剤で落ちなかった汚れがよく落ちるのでおすすめですよ。
おすすめの液体洗剤を上手に活用しましょう！
今回は、液体の洗濯洗剤についてご紹介してきました。
洗濯洗剤は、なんでも良いというワケではありません。
自分の衣類に合った液体洗剤を選ぶことで、よりキレイに洗濯物が仕上がります。
お気に入りの液体洗剤を見つけて、日々の洗濯を楽しみましょうね。
