ワイヤレス充電器の基本ステータス
iPhoneがワイヤレス充電の機能を搭載するとともに注目されました。
まずは基本的なステータスをみてゆきましょう。
- 置くだけ!
- パッドタイプとスタンドタイプがある
- AndroidだけでなくiPhoneにも登場
3つご紹介します。
置くだけ!
その名の通りケーブルをスマートフォンに繋がなくても充電が可能です。
電磁誘導の原理を使って近づけるだけで電力を発生させることができるため、ケーブルは不要です。
スタンドタイプとパッドタイプがある
スマートフォンで動画を見ながら充電したい、充電しながらロック解除をしたいという方にはスタンドタイプをおすすめします。
パッドタイプは置くだけなので机に置く感覚で充電ができます。
AndroidだけでなくiPhoneにも登場
いままではAndroidがワイヤレスの充電に対応しているものばかりでしたが、iPhone8からのモデルでワイヤレス充電機能が採用されました。
iPhoneユーザーはスマートフォンユーザーの中でも約半数にもなります。
この既存を多くのiPhoneユーザーが知り、普及が進んだと考えられます。
開発が進んで、いずれは「その場所にいるだけで充電ができる」という未来が待っていると言われています。
タイプは2つ
どんな種類があるのでしょうか。
見た目で大きく2種類に分かれます。
パッドタイプ
こちらのタイプはスタンドタイプよりもたくさんの機種が発売されています。
パッドタイプは机に置くようにスマートフォンを置くだけでOKです。
場所を取らないというメリットがあります。
しかし、充電したままだとiPhoneの顔認証が上手くいかない、操作しにくいなどのデメリットもあります。
スタンドタイプ
スタンドタイプはスマートフォンを立てかけられるようになっていて、背にあたる部分に充電する機能がついています。
縦に向けても横に向けても置くことができて、充電と操作が同時にできることが最大の魅力といえます。
横に向けたままの充電の可否はワイヤレス充電器の機種によりますので購入の際に確認しましょう。
ワイヤレス充電が搭載されている機器
【Qi】という規格があって、これは国際標準規格を表しています。
Qi対応の機種は古いもので2011年に発売されたスマートフォンもあります。
iPhoneがiPhone8から新しいものはQi対応になったことでより注目されるようになりました。
家具や車もワイヤレス給電に対応しているものもあります。
他にも、イヤホンやビデオカメラ、ブルーレイレコーダー、スピーカーなどもワイヤレス給電に対応しているものが有ります。
ワイヤレス充電とケーブル充電の異なる部分
従来のケーブル充電とワイヤレス充電とはどこが違うのでしょうか。
ワイヤレス充電器がなかなか普及しないのはこの違いがミソになりそうです。
有線・無線の違い
名前の通りワイヤレス充電はスマートフォンと充電器をケーブルでつなぐ必要が無い、無線での充電方法です。
そもそもの電力供給方法も全く違っていてワイヤレス充電は中のコイルと呼ばれる部分に電流を流して電磁誘導でスマートフォン側に送ります。
スマートフォン側のコイルはその電磁波を電力に変換させて充電をします。
ワイヤレス充電は複雑と思う方もいるかと思いますが、消費電力はほとんど差がないそうです。
充電が溜まる速さの違い
ワイヤレス充電とケーブルを繋いで充電するのとでは、結論からいうと、ケーブルで充電した方がはやく充電が溜まります。
これはワイヤレス充電では電力を供給する過程でロスが生じてしまうためです。
ケーブルでの充電は電力をそのまま送るだけなのでロスは少ないのですが、ワイヤレス充電では電磁誘導を利用して電力を供給するため、電力を磁束に変換させるのでそのぶんロスが生まれます。
この時に熱が発生するため、スマートフォンやワイヤレス充電器を熱から守るためにも電力を小さくして供給します。
そのためワイヤレス充電の方が充電速度が遅いのです。
ワイヤレス充電器の基本の選び方
ワイヤレス充電器の後悔しない選び方をご紹介します。
まず基本的なところから確認していきましょう。
- スマートフォンがワイヤレスの充電に対応しているか確認する
- タイプを選択
- ケース対応
- 熱の対処法
- コイルの数で選ぶ
スマートフォンがワイヤレスの充電に対応しているか確認する
自分のスマートフォンがワイヤレスの充電に対応しているか知っていますか?
インターネットで機種を検索して調べるのがいちばん早いでしょう。
もし、持っているスマートフォンが対応していなければ、ワイヤレス充電レシーバーという機器を取り付けるとワイヤレス充電が可能になります。
タイプを選択
スマートフォンの充電と操作を両立したい方にはスタンドタイプをおすすめします。
置いておくだけであまり操作しないという方はパッドタイプを選択すると良いです。
パッドタイプの方がデザインに富んでいておしゃれなものもたくさんあります。
ケース対応
ケースをつけたままでも充電できるかどうかは機種しだいです。
ケースの厚さが4mmまで対応が可能なワイヤレス充電器もあれば、11mmまで対応できるものもあります。
しかし、ケースをつけていても充電はできるが速度が遅くなってしまうものは多くあります。
ケースをつけたままでもOKの機種を購入しても、充電の速さを求めるならばケースを外して充電した方が良いでしょう。
熱の対処法
ワイヤレス充電器はケーブル充電と違って熱が発生しやすい方法で電力を供給します。
スマートフォンが高温になりすぎるとバッテリーに負荷がかかって寿命を縮めてしまう可能性があります。
そのため熱への対処機能が搭載されている機種を選ぶことをおすすめします。
冷却ファンが背の部分にあたるところについている機種や一定の暑さの熱が発生すると電力を小さくする機種もあります。
熱が発生してしまうことは仕方がないので、熱の対策がされている機種を選ぶことをおすすめします。
コイルの数で選ぶ
ワイヤレス充電器の中のコイルの数はひとつとは限りません。
複数のコイルがワイヤレス充電器に入っている機種もあります。
コイルの数が増えると大型になる傾向がありますが、メリットもあります。
ワイヤレス充電器のどこに置いても大丈夫というのがコイルの数が多い製品のメリットです。
機種によってはスマートフォンとイヤホンなど同時に2つ以上の機器を充電できるものもあります。
ワイヤレス充電器のおすすめ機種《パッドタイプ》
パッドタイプのワイヤレス充電器のおすすめをご紹介します。
気になったものはぜひ試してみてくださいね。
【通電LEDライトが付き&滑り止め設計】Andobil 急速Qiワイヤレス充電器
世界初15Wの急速充電に対応しました。
急速充電の対応機種は限られているため確認が必要です。
充電面にはシリコンとゴムで滑り止めが施されています。
コンパクトなので持ち運びをしたい方にもおすすめです。
サイズ | 薄さ12mm/直径99mm |
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重さ | 約138g |
メーカー | Andobil |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 15W/7.5W/5W |
【安定感抜群】 Bigbull 急速充電 ワイヤレスチャージャー
薄型で軽量、持ち運びにもおすすめです。
ワイヤレス充電器自体の底に滑り止めのゴムがついていて安定感抜群です。
スマートフォンを保護する機能も充実していて安心を求めるならおすすめの製品です。
サイズ | 薄さ6.5mm/直径97mm |
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重さ | 約79g |
メーカー | Bigbull |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【コンパクトなデザイン】PeohZarr ワイヤレス充電器
手のひらサイズで持ち運びにもおすすめです。
過充電を防ぐ機能もついていてバッテリーの負荷の心配もありません。
ランプは優しい光で寝るときも邪魔になりにくいところもおすすめです。
サイズ | 薄さ6mm |
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メーカー | PeohZarr |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【光で充電状態をお知らせ】NANAMI Qi ワイヤレス充電器 急速
ケースの厚さは5mm以下まで対応できます。
充電中や充電完了の際は光らないので寝室に置くのもおすすめです。
マットな質感でスマートフォンが滑りにくいのも特徴です。
サイズ | 薄さ約8mm/直径約95mm |
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メーカー | NANAMI |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【圧倒的な広い面積に充電】CHOETECH ワイヤレス充電器
いちばんのおすすめポイントはスマートフォンが2台同時に充電できるという点です。
5つのコイルがカバーするので、少しズレても心配はいりません。
サイズ | 約170mm×80mm×12.4mm |
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重さ | 約146g |
メーカー | CHOETECH |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【安定した急速充電】IMDEN 10W Qi ワイヤレス 充電器 qc 3.0
急速充電するには別売りのアダプターが必要です。
最大8mm離れても充電できるという安定感。
スマートフォンケースをつけていても安心です。
サイズ | 98mm×98mm×6.5mm |
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重さ | 60g |
メーカー | IMDEN |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/5W |
【長時間置いても安定した充電ができる】VANMASS Qi ワイヤレス充電器
過充電、過熱、過電流に対応していて安心して充電ができます。
スマートフォンケースは6mm程の厚さまで対応していて、ケースをつけている方にもおすすめです。
メーカー | VANMASS |
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急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 15W/10W/7.5W/5W/3W |
【便利な2パッド】Anker PowerWave 10 Dual Pad Qi ワイヤレス充電器
スマートフォン2台同時に充電が可能です。
大きいので持ち運びにはおすすめできませんが、家族で利用する方、複数台スマートフォンをお持ちの方におすすめです。
サイズ | 約205mm×93mm×12mm |
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重さ | 約206g |
メーカー | Anker |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
ワイヤレス充電器のおすすめ機種《スタンドタイプ》
スタンドタイプのワイヤレス充電器のおすすめをご紹介します。
気になったものはぜひ試してみてくださいね。
【ケースをつけたまま充電できる】エレコム Qi ワイヤレス充電スタンド EC-QS02BK
ケースをつけたままでも充電が可能です。
横向きでも充電ができます。
スタンド部分に重りが入っていて、安定感があります。
サイズ | 約63mm×79mm×127mm |
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重さ | 約180g |
メーカー | ELECOM |
急速充電対応可否 | × |
ワット数 | 5W |
【動画を楽しみながら充電できる】Anker PowerWave 7.5 Stand Qi認証 ワイヤレス充電器
横向きでも充電ができます。
スタイリッシュなデザインでデスクの上でも邪魔になりにくいのでおすすめです。
急速充電には別売りの充電器を合わせて使うことが必要になってきます。
サイズ | 約78mm×65m×119 mm |
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重さ | 約140g |
メーカー | Anker |
急速充電対応可否 | 〇Quick Charge 2.0/3.0対応急速充電器(12V対応)を使用 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【無線充電器対応機種】Hevanto Qi 認証 急速ワイヤレスチャージャー
2つのコイルが入っていて横向きでも使用できます。
動画を見ながら、チャットをしながら充電したいという方におすすめです。
メーカー | Hevanto |
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急速充電対応可否 | 〇QC3.0対応充電器併用 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【インテリジェントLEDライト付き】「2019最新バージョン」NANAMI Qiワイヤレス急速充電器 セット QC3.0 アダプター付属 5W/7.5W/10W Qiuck Charge 置くだけ充電
2019年の最新バージョンです。
すでに急速充電用のアダプターが付属しているため、追加で買わなくてもすぐに急速充電が可能です。
初めての方に推したい商品です。
サイズ | 100mm×70mm×135mm |
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重さ | 130g |
メーカー | NANAMI |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W |
【角度調整可能】 Qi ワイヤレス充電器 5W / 7.5W / 10W対応 Nulaxy ワイヤレスチャージャー ワイヤレススタンド 急速充電 スマホホルダー
45度の範囲でスマートフォンを傾ける角度を自分好みに調節できるところがおすすめのポイントです。
滑り止め対策が施されているため、落ちてしまう不安を感じている方におすすめです。
横向きでも使用できますので、動画を画面いっぱいに見ることができます。
メーカー | Nulaxy |
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急速充電対応可否 | 〇別売りアダプター使用 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【折りたたんで持ち運びも便利】Gemtop ワイヤレス充電器 折り畳み式
折りたたみ式になっていて、スタンドタイプなのに持ち運びができます。
外出先で動画を見たり、スマートフォンのロックを解除するときも充電しながらでOKです。
過充電対策やスマートフォンケースをつけながらの充電にも対応していますのでおすすめの商品です。
サイズ | 約140mm×75mm×17mm |
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重さ | 約140g |
メーカー | Gemtop |
急速充電対応可否 | 〇別売りの対応充電器が必要 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【便利な充電スタンド】Hoosoome ワイヤレス充電スタンド
これひとつあれば、iPhone、AirPods、Apple Watch3つを同時に充電することができます。
USBポートがひとつついているのでそこから有線でもう1台機器を充電することができます。
オールマイティな機種なのでApple製品を愛用している方におすすめです。
重さ | 約300g |
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メーカー | Hoosoome |
急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/3W/2W |
【充電速度に特化した】ELEGIANT 折りたたみ 急速 ワイヤレス急速充電器
縦でも横でも充電が可能です。
折りたたみ式なので持ち運ぶときも省スペースなのがおすすめするポイントです。
スマートフォンケースをつけたまま充電ができるのもおすすめしたいポイントです。
メーカー | ELEGIANT |
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急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
編集部おすすめのワイヤレス充電器
ここからは編集部が注目するおすすめのワイヤレス充電器を紹介します!
新商品や話題の商品をピックアップしているのでぜひ参考にしてみてください!
【3wayで機種問わず使える】10000mAh搭載 急速充電モバイルバッテリー『MB-18W-QIQCPD』
蓄電ケーブルがいまだにMicroUSBのみというバッテリーは多いのですが、10000mAh搭載 急速充電モバイルバッテリー『MB-18W-QIQCPD』なら3WAYで蓄電ができるので、持っているケーブルに合わせられます。
置くだけ充電や急速充電機能も搭載しているため、これ一個あれば災害時でも数日なら持つかもしれませんね。
メーカー | 株式会社CIO |
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急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/5W |
【デザインアワード受賞】QIワイヤレス充電器LC-Q6
シンプルなデザインで薄型なのでどんな場面にもマッチするワイヤレス充電器。
マットな表面はより洗練された雰囲気で男性にもおすすめですよ。
温度制御機能や過充電を防ぐ機能など小さくても必要な機能は搭載済み。
安心して使えますね。
typeCの充電器ケーブルが付属しているので、スマートフォンカバーが分厚くても大丈夫です。
メーカー | AUKEY |
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急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W/7.5W/ |
【appleヘビーユーザー必携】Vinpok Plux
Apple Watch・iPhone・AirPodsの充電がこれ1台でできちゃう優秀アイテム!
それぞれバラバラにケーブルを挿したり置いたりするのは、面倒ですよね。
Vinpok Pluxをベッドサイドにおいておけば、充電し忘れもなく翌朝にはフル充電で出かけられますよ。
Apple watchの純正充電ケーブルをスタンドに収納できるので見た目もすっきり。
Vinpok Plux自体もかさばらないので出張や両行先に持って行っても邪魔になりません。
メーカー | 株式会社Gloture |
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急速充電対応可否 | 〇 |
ワット数 | 10W |
ワイヤレス充電器のメリット
基本的な機能が分かったところで、使用する上でどんなメリットがあるのでしょうか。
3つご紹介します。
ケーブル断線の心配がない
ケーブルで充電しているとき、「突然充電されなくなってケーブルを見てみたら断線していた」という経験はありませんか?
特にスマートフォンに近いコネクタと呼ばれる部分で多く発生します。
この部分に負荷がかかっているとケーブルの断線に繋がります。
何本も買い換えているという方も少なくないのではないでしょうか。
ワイヤレス充電器はコネクタ付近の断線の心配がありません。
そもそもケーブルがいらないので、ペットや赤ちゃんがかじってしまうこともありません。
手間が少ない
置くだけで充電ができてしまうので、ケーブルをスマートフォンに差し込むという簡単でもめんどくさい作業をしなくてもいいのです。
枕元で充電をする場合も暗闇の中、いちいち起き上がってケーブルを探す必要もないのです。
ケーブルに繋ぐ手間が減ることは小さいことかもしれませんが、実際にワイヤレス充電器を使ってみるととても便利で手放せなくなります。
外出時はケーブル不要
持ち運び充電器を持ち歩く方も多くいるのではないでしょうか。
持ち運びタイプのものがワイヤレス充電器でも登場しています。
ケーブルが不要なので、バッグの中でケーブルが絡まってごちゃごちゃしてしまうこともなく、荷物も少なくスマートに外出することができます。
ワイヤレス充電器のデメリット
ワイヤレス充電器のメリットを上述しましたが、反対にデメリットもみていきましょう。
3つご紹介します。
充電中はスマートフォンが使用できないことも
ワイヤレス充電器で充電している最中はスマートフォンが使えないという機種もあります。
タップして動いただけで、充電スポットからズレてしまい充電されてなかった、ということもありえます。
ワイヤレス充電器で充電しながらスマートフォンの操作も両立したいという場合は、スタンドタイプがおすすめです。
立てかけて置けるので動画をみるときもおすすめです。
横向きで使用できるかどうかはワイヤレス充電器の機種によるので確認して購入するようにしましょう。
スマートフォンを動かせない
ケーブルで充電するときはケーブルが伸びる範囲で自由にスマートフォンを動かすことができます。
寝っ転がってスマートフォンをみたりある程度場所を移動できたりしますが、ワイヤレス充電器では厳しいものがあります。
少しズレてしまっただけで充電できなくなることもあるので動かして使用することには向いていません。
ワイヤレス充電器とスマートフォンを一緒に持てばできないこともないですが、ケーブルタイプの充電器で繋いでいた方が利便性がいいでしょう。
ケースによっては使用できない
スマートフォンを保護するためにケースをつけている方は多いでしょう。
機種にもよりますが、4mm以上の厚さのスマートフォンケースをつけていると充電できなかったり、速度が遅かったりと不具合が生じます。
金属製のケースをつけていると送電を妨げてしまうので充電ができません。
ケース対応を謳っているワイヤレス充電器でも不具合が起きることがあるようです。
ワイヤレス充電器の機能をフル活用するにはケースは外して充電した方が良いでしょう。
しかし、いちいち充電の度にスマートフォンケースを外すのは手間がかかりますね。
ワイヤレス充電器を長持ちさせるコツ
ワイヤレス充電器はどんなことに気をつけたら長持ちするのでしょうか。
- 熱をこもらせない
- 水気のある場所に注意
- ケーブルが折れてないか確認
ワイヤレス充電器を長持ちさせるコツを3つご紹介します。
熱をこもらせない
電子機器はとにかく熱に弱いです。
スマートフォンはもちろんワイヤレス充電器も例外ではありません。
充電中、スマートフォンが熱くなった経験はありませんか?
ワイヤレス充電器で充電するときも熱が発生します。
エネルギーを送電しているため熱が発生してしまうのは仕方がないことといえます。
この熱をいかに放熱させるかが鍵となってきます。
風通しのいい涼しい場所に置いたり、日が差すところには置かないようにしたり、ケースは外して充電するようにしたりと工夫することが必要です。
水気のある場所に注意
スマートフォンと同じように防水の機種とそうでない機種があります。
防水でない機種を使う場合は故障を防ぐために水没させないように気をつけましょう。
デスクで使用するときも、飲み物をこぼしてしまう可能性があるため注意が必要です。
最近では防水の機能がついたワイヤレス充電器もたくさん出ています。
水のトラブルが心配な方は防水のタイプをチェックしてみると良いでしょう。
ケーブルが折れてないか確認
ワイヤレス充電器はケーブルが必要なくスマートフォンを充電することができますが、ワイヤレス充電器自体に電力を供給するために本体にコードがつながっているものも多くあります。
このケーブルが断線してしまうと元も子もありません。
設置の時点でケーブルに負荷がかかっているところはないか、折れ曲がっているところはないか確認しましょう。
ワイヤレス充電器を扱う上での注意点
ワイヤレス充電器はケーブルで送電する充電器と違って注意しなければいけない部分もあります。
3つご紹介しますので参考になさってください。
- 少しずれると充電できないことも
- 金属製のケースをつけていると使えない
- 手帳型ケースにカードを入れない
それではみていきましょう。
少しずれると充電できないことも
ワイヤレス充電器の電磁コイルとスマートフォンの中に入っている電磁コイルを一定数近づけなければいけません。
そのためこのコイル同士が少しズレてしまっただけで充電が上手くいかないことがあります。
パッドタイプは小さな振動でも動きやすい傾向にあります。
位置がズレないように滑り止めがついているワイヤレス充電器が販売されていますのでおすすめです。
金属製のケースをつけていると使えない
スマートフォンを傷や破損から守るためにスマートフォンケースをつけている方は多いです。
ワイヤレス充電器を使うときに、ケースに制限があることはご存知ですか?
金属製のケースは送電の妨げになってしまうためつけていると充電ができません。
さらに、3mm以上の厚さがあるケース。
手帳型のケースは厚めになる傾向にありますね。
厚めのケースは充電ができても速度が遅くなってしまうことがあります。
スマートフォンを落とさないために、バンカーリングをつけていることもあるでしょう。
バンカーリングをつけているとスマートフォンとワイヤレス充電器の間に隙間ができてしまって充電ができても速度が遅くなってしまいます。
今はまだワイヤレス充電器とスマートフォンのアクセサリーの相性がよくありません。
ワイヤレス充電器がこれから普及していくにあたって、スマートフォンのアクセサリーもワイヤレス充電器対応の商品がどんどん開発されることでしょう。
手帳型ケースにカードを入れない
手帳型のスマートフォンケースを使用している方も多いでしょう。
カードを入れるスペースがついていることが多いです。
場合によっては財布を持ち歩かなくても、スマートフォンだけ持てば買い物ができるように、クレジットカードや交通系ICカードを入れている方もいるのではないでしょうか。
ワイヤレス充電器は電磁誘導を利用してスマートフォンを充電します。
ワイヤレス充電器とスマートフォンの間にこれらのカードが挟まると、入っているチップや磁気テープが壊れてしまい、カードが使えなくなってしまう可能性があります。
ワイヤレス充電器によっては異物を感知して送電を中止するものもあるようです。
スマートフォンとカードをいっしょにしている方は注意が必要です。
おすすめのワイヤレス充電器の未来
これから先、生活をするうえで当たり前になるとまでいわれるワイヤレス充電器。
今はまだデメリットも多く、「ケーブル充電でいいや」と思われがちですが、実際に使ってみると手放せなくなる方もいます。
発達が進み、その場にいるだけで充電ができるという時代になると考える専門家もいます。
今後の発展に期待したいところです。