ジップロックとは
プラスチックでできた袋で、その名の通り、上の部分をジップで閉めることができるもので、その商品名は旭化成が販売しているものを指します。
主に食品の保存に使われることが多いですが、フリーザーバッグとも呼ばれ、冷蔵だけでなく冷凍保存にも使うことができます。
食品を一回使う分だけ小分けにしたりすることで、食品のロスを防いだり、冷凍や解凍にかかる時間を短縮できるので便利です。
ジップロックは透明なものが多いので、中身も一目見て分かるので、冷蔵庫や冷凍庫の整理整頓にも役立ちます。
耐熱温度の高いものは解凍するときに湯煎や電子レンジを使うことができます。
サイズもいろいろあるので、食品以外にもお出かけのときや子どものおやつ、濡らしたくないものを入れるのにも役立ちます。
湯煎できるジップロック5選
冷凍保存したものを湯煎で解凍することのできるものを紹介します。
- ジップロック フリーザーバッグ
- キチントさん フリーザーバッグ
- 冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ
- HouseLab フリーザーバッグ
- アイラップ
湯煎できるジップロック①:ジップロック フリーザーバッグ
旭化成のジップロックは湯煎でき人気で信頼のある商品です。
閉めやすくしっかり密閉でき、開けるときに便利なオープンタグが付いているのも嬉しいですね。
100℃程度の耐熱温度があるので、直火での湯煎はできませんが、お湯に入れて解凍することができます。
密閉できるので液体の保存にも便利で、しっかりしているので中身にもよりますが、きれいに洗って再利用することもできます。
湯煎できるジップロック②:キチントさん フリーザーバッグ
キチントさんのジップロックはしっかり密閉できる2重のジップで、しっかりしているので冷凍保存もできます。
加熱調理はできませんが、解凍はすることができます。
もちろん電子レンジも使用できます。
サイズも豊富で、マチ付きのタイプは汁物などを入れるのにも便利で、湯煎してすぐに温めて食べることができますね。
湯煎できるジップロック③:冷凍も冷蔵も新鮮保存バッグ
冷凍、冷蔵どちらにも使えて便利なバッグです。
抗菌加工フィルムを使っていて、鮮度を守り食品の臭い移りも防いでくれます。
お湯を沸かしながらの湯煎はすることはできませんが、火を止めてお湯に入れればOKです。
鍋を火から下げて、鍋肌にジップロックが当たらないように注意しながら湯煎しましょう。
湯煎できるジップロック④:HouseLab フリーザーバッグ
こちらは安くて人気の商品です。
お手ごろな価格ですが、しっかりしているので、食品の保存や下ごしらえなどにも役立ちます。
ジップの部分はプチプチとした閉め心地で、閉めやすく使いやすいです。
鍋肌に袋が当たらないように注意しながら行いましょう。
湯煎だけでなく電子レンジも使用できます。
湯煎できるジップロック⑤:アイラップ
こちらはジップはついていませんが、冷凍保存もでき食品の保存などにジップロックのように使うことができます。
耐熱性の高いポリ袋で、電子レンジはもちろん熱湯に入れても大丈夫です。
解凍だけでなく調理にも使うことができるので、料理の時短にも便利な商品です。
取り出しもしやすく使いやすいので、人気の商品です。
ジップロックの湯煎方法
湯煎するときは商品の表示を確認したうえで、以下の方法で行いましょう。
- 耐熱温度を確認
- ジップを閉める
- お湯に入れる
ジップロックの湯煎方法①:耐熱温度を確認
まずは耐熱温度を確認しましょう。
湯煎といっても熱湯に入れるのか少し冷ましたお湯に入れるのか異なります。
耐熱温度が100℃以上のものなら直火でも大丈夫ですが、それ以下の場合は直火での湯煎はできないので気をつけましょう。
沸騰したお湯に水などを入れて温度を下げてから湯煎する必要があります。
温度を保ちたいときはふたをしたり、少しお湯を足したりしましょう。
ジップロックの湯煎方法②:ジップを閉める
湯煎するときはお湯が中に入らないように口をしっかり閉めましょう。
お湯が入ってしまわないように、ジップの部分を上にして湯煎すると安心ですね。
また、破れや漏れが心配なときはもう1枚ジップロックを重ねて湯煎するのもおすすめです。
ジップロックの湯煎方法③:お湯に入れる
耐熱温度を確認したらそれに従った温度のお湯にジップロックを入れましょう。
その際火傷には気をつけてください。
ジップロックの中にお湯が入ってしまわないように、ジップロックの口の部分を上にして湯煎しましょう。
中身が油もののときは温度に注意しないと溶けてしまいやすいので気をつけましょう。
湯煎するときの鍋はジップロックに入れたものがすっぽる入るような大きめのものがおすすめです。
ジップロックを湯煎するときの注意点3選
ジップロックを湯煎するときには次の点に注意しましょう。
- 鍋肌に当てない
- 直火にかけない
- 油ものに注意
注意点①:鍋肌に当てない
湯煎するときは袋が鍋に直接触れないように注意しましょう。
鍋肌は温度が高いので耐熱温度以上になってしまい、溶けてしまう危険があります。
湯煎調理をするときは布を挟むなどして、鍋に当たってジップロックが破れるのを防ぎましょう。
また、湯煎するときには少し大きめの鍋を使うのも鍋肌に当たるのを防ぐことができます。
注意点②:直火にかけない
耐熱温度にもよりますが、ジップロックの多くは100℃以上には耐えられません。
ジップロックが溶けてしまうので、鍋を火にかけたまま湯煎しないように注意しましょう。
鍋をコンロからおろしてからお湯に入れて湯煎するようにします。
直火にかけて調理したい場合は耐熱温度の高い、湯煎料理可能なものを選びましょう。
注意点③:油ものに注意
ジップロックの中に油のものを入れるときは湯煎により一層の注意が必要になります。
油は加熱すると温度がとても高くなりますので、耐熱温度を超えてジップロックが溶けたりする可能性があります。
少しお湯を冷ましてから湯煎するようにしましょう。
また、時間のあるときは常温で解凍するのが安心です。
常温解凍の他に、流水で解凍することも可能です。
ジップロックの湯煎を使った料理レシピ3選
湯煎は解凍以外にも調理に使うことができます。
湯煎を使ったおすすめのレシピを紹介します。
- ローストビーフ
- 蒸し鶏
- オムレツ
料理レシピ①:ローストビーフ
湯煎でできるローストビーフはしっとりとして美味しく、食卓も華やかになる料理です。
糸で縛って味付けした牛モモ肉をフライパンで焦げ目を付けるように焼きます。
粗熱がとれたらジップロックに入れて閉め、大きめの鍋で湯煎用にお湯を沸かします。
温度が約75℃になるように水を入れて調整し、温度を保ちながら湯煎していきます。
1時間半ほど湯煎して冷ましてから薄くスライスすれば完成です。
お好みの味付けで楽しむことができ、おもてなしなどにもいいですね。
料理レシピ②:蒸し鶏
湯煎に入れるだけで簡単にできる蒸し鶏はいろいろな料理にアレンジ可能で便利な一品です。
鶏むね肉の皮や脂身を取り除いて、フォークなどで肉に穴をあけておきます。
塩、砂糖、しょうがなどの調味料を肉に揉み込んでから入れ、しっかりと閉めます。
大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を消します。
お湯の中に入れて30分ほど湯煎します。
お湯を沸かすだけであとは放っておいてできるので便利ですね。
料理レシピ③:オムレツ
お好みの具を入れて楽しめるオムレツも湯煎で作ることができます。
ジップロックの中に直接卵を入れて混ぜ、お好みの具も一緒に入れます。
ハムなど小さめに切って入れるといいでしょう。
ジップロックをしっかり閉めて具と卵をよく混ぜ合わせます。
大きめの鍋で卵が固まるまで湯煎しましょう。
油も使わずヘルシーですし、洗いものも少ないので助かりますね。
ジップロックはレンジ解凍が可能
耐熱温度の高いジップロックは電子レンジでの解凍が可能なものもあります。
レンジでの加熱調理はできないので、解凍モードで解凍しましょう。
ジップロックの耐熱温度やレンジ解凍OKなどの表示も確認しましょう。
電子レンジでジップロックの解凍をするときは、ジップを少し開いてから行いましょう。
また、レンジ解凍可能なものでも、中身によっては注意が必要な場合もあります。
油分の多い料理や食材は温度が上がりやすいので、レンジでの解凍はしないようにしましょう。
また、電子レンジでの加熱調理が可能なジップロックもあるので、加熱したいときはそちらを使うようにしましょう。
ジップロックに入れてチンするだけで料理ができるので、時短にもなり忙しい人にもおすすめです。
ジップロックの便利な使い方5選
ジップロックは食品以外にも使うことができます。
便利なジップロックの使い道を紹介します。
- 旅行の荷物
- 小物の整理
- 防水ケース
- 緊急バッグ
- 漂白・つけおき
使い方①:旅行の荷物
旅行や出張などで荷物をスーツケースなどに詰めるときにもジップロックが便利です。
バッグやスーツケースの中でどこに入れたかわからなくなることがありますが、中身が見えて種類別に細かく分けることのできるジップロックならそんな悩みも解決できます。
ポーチなどに入れるよりも一目でわかるので便利ですね。
小さめのジップロックには充電器などの小物を入れたり、トラベル用のシャンプーなどを入れるのにも便利です。
大きめのジップロックには服を入れることもできます。
ジップロックに入れて空気を抜けば圧縮にもなるので、荷物もコンパクトにすることができます。
使い方②:小物の整理
大きさもいろいろあるジップロックは小物の整理にも便利です。
物をなくしやすい人にもおすすめです。
アクセサリーなどをたくさん持っている人は、種類別に分けてジップロックに整理すると、紛失防止にもなり、探す手間も省けます。
ピアスや指輪など小さなものはなくしやすいので、ジップロックに入れて整理するといいですね。
また、裁縫などの小物の整理にも役立ちます。
ボタンなど細かいものも一目で中身がわかるジップロックなら整理しやすいですね。
少し大きめのマチ付きのジップロックなら毛糸などの入りますし、刺繍糸などを入れると裁縫箱がすっきりします。
ジップロックに入れてから、タッパーなどのケースに入れるのもおすすめです。
使い方③:防水ケース
水に濡らしたくないものをジップロックに入れれば防水ケース替わりになります。
雨の日のスマホなど、濡れてしまいそうなときはジップロックに入れて閉めておけば、濡れるのを防げます。
透明なので操作もできますし、着信などの確認もすぐにできます。
充電ケーブルなどもまとめて入れておけるのも便利ですね。
雨の日やスポーツ観戦、野外のフェスなどのイベントなどでも役立ちます。
また濡れた折り畳み傘を入れるのにもジップロックが便利です。
たたんでも濡れているとカバンなどにしまえなくて、手に持たなくてはいけないのが不便ですよね。
ジップロックをひとつ持っておけばそんな悩みも解決してくれます。
使い方④:緊急バッグ
災害のときなどに備えて非常食や救急セットを準備している人も多いと思います。
いざという時にサッと必要なものを取り出すためにも、中身の見えて小分けにできるジップロックは便利です。
絆創膏やマスクなど細かなものを入れるのにも便利ですし、非常食を入れるのにも便利です。
非常食は賞味期限が切れてしまうことがよくあるので、中身の見えるジップロックに入れて付箋などで賞味期限を書いておけば、賞味期限切れを防ぐことができますね。
中身が見えないとなかなか確認するのが面倒なので、ジップロックに移し替えておくのもいいかもしれません。
使い方⑤:漂白・つけおき
保存や整理だけでなく、漂白やつけおきにもジップロックが便利です。
少しの水でできるので節水にもなりますね。
ジップロックに入る小さなものに限りますが、コップやふきんなどを漂白したいときに便利です。
マチ付きのジップロックなら立つので水をためやすく作業しやすいですね。
万が一水が漏れてもいいように、シンクなどで行うようにしましょう。
おすすめのジップロック
種類も豊富な旭化成のジップロックは人気の商品です。
2重のジップはとても閉めやすく、オープンタブが付いているので開けるのも楽なのでおすすめです。
湯煎もできるので使い勝手もよく、食材に合わせてサイズを使い分ければ、冷蔵庫や冷凍庫もきれいに整頓できますね。
湯煎もできるジップロックが便利
ジップロックは湯煎もできる耐熱温度の高いものが便利です。
冷凍保存したものを風味を損なうことなく解凍できますし、低温調理に使えるものもあります。
食材の保存以外にも便利な使い道がたくさんあるので、用途に合わせてジップロックを使いこなしましょう。