石油ファンヒーターの特徴
寒い時期におすすめの石油ファンヒーターですが、どんな特徴があるのでしょうか?
ここでは石油ファンヒーターの特徴についてご紹介していきます。
すぐ暖まる
石油ファンヒーターは灯油を燃やして熱を発生させます。
その熱を風で部屋全体に送り込むので、短時間で暖まるのでおすすめです。
凍えながら帰ってきてこれを付ければ、すぐに暖まることができます。
乾燥しにくい
冬に活躍するものとしてエアコンも挙げられますが、エアコンは乾燥するのがデメリットですよね。
ですがこれなら乾燥を防げるのでおすすめです。
それでも乾燥が気になる方は加湿器を併用することがおすすめですね。
足元から暖まる
これは冷えやすい足元からじんわり暖まる魅力的な器具です。
しかしエアコンは省エネ暖房器具ですが、足元が暖まらず乾燥しやすいのが難点といえます。
そのため最初は足元から暖まる石油ファンヒーターを使用し、部屋が暖まってからエアコンに切り替えるという運用法がおすすめです。
石油ファンヒーターの種類
石油ファンヒーターにもいくつか種類があります。
ここでは石油ファンヒーターの種類についてご紹介します。
対応畳数9畳までの石油ファンヒーター
対応畳数とはヒーターで暖められる部屋の目安です。
ヒーターを選ぶときは、使用予定の部屋より2畳分広い部屋を暖められる機種を選ぶようにしましょう。
対応畳数9畳の石油ファンヒーターは、7畳の広さの部屋におすすめですね。
対応畳数20畳までの石油ファンヒーター
対応畳数20畳のヒーターは、20畳までの部屋を暖められるヒーターです。
ですが20畳の部屋は暖まるまでに時間が必要なので、18畳ほどの部屋に使用するのがおすすめです。
対応畳数20畳以上の石油ファンヒーター
この石油ファンヒーターは20畳以上の広さの部屋を暖めることができます。
しかし部屋が広くなるほど部屋全体を暖めるのは難しくなります。
そんな時は複数のヒーターを使ったり、エアコンと併用するとおすすめです。
石油ファンヒーターと電気ストーブの違い
ここでは石油ファンヒーターと電気ストーブの違いを解説していきます。
暖め方
石油ファンヒーターと電気ストーブは、まず暖め方が違います。
石油ファンヒーターは灯油を燃焼させて発生した熱を風で部屋に送ることで部屋全体を暖めます。
一方電気ストーブは遠赤外線で暖めます。
石油ファンヒーターは部屋全体を暖めることに優れていますが、電気ストーブはヒーターに当たっている人を暖めます。
また石油ファンヒーターは灯油を燃やしているのでどうしても臭くなったり、換気を必要としますが、電気ストーブは臭くなりません。
臭いが気になってしまうという方には電気ストーブがおすすめですね。
月々の料金
機種によって違いがありますが、基本的に石油ファンヒーターの方が高くなる傾向にあります。
これは電気以外に燃料である灯油を必要とするからです。
ですが石油ファンヒーターの方が足元から部屋全体を暖めることができるので、暖かい部屋で過ごしたいという方にはこちらがおすすめです。
また、手軽に使えるものを求めている方には電気ストーブをおすすめします。
どちらも部屋が乾燥してしまうので、加湿器を一緒に使うのがおすすめですね。
石油ファンヒーターの選び方
ここでは石油ファンヒーターのおすすめの選び方を解説していきます。
部屋の広さ
この器具は暖められる部屋の大きさが設定されています。
それよりも広い部屋だと、部屋全体を暖かくすることができません。
その目安は対応畳数という形で表示されているので、使う予定の部屋より2畳ほど大きいものを購入することがおすすめです。
また、畳数が範囲内でも天井が高いとなかなか部屋が暖まらず、電気代が余分にかかってしまうことがあるので注意してください。
消臭
この器具は灯油を燃やすのでどうしても灯油の臭いがします。
部屋を快適な温度にしても、灯油臭いとリラックスすることはできませんよね。
そんな時におすすめなのが消臭機能です。
消臭できる石油ファンヒーターは、部屋に臭いが付くことを防いでくれます。
点火の速さ
石油ファンヒーターはスイッチを入れてから火が付くまでタイムラグがあります。
それはものの数秒で点火されるものから、数分かかるものまで様々です。
寒い場所から帰ってきて、なかなか暖まらないとイライラしますよね。
その場合は点火の速いものを選ぶようにしてください。
給油
石油ファンヒーターには灯油を必要とします。
その時に灯油の残量がわかると便利ですよね。
いつ灯油が無くなるのかわかりやすいものを購入することもおすすめポイントです。
また給油時に手が汚れないもの、容量が大きいものもおすすめですね。
9畳未満のお部屋におすすめの石油ファンヒーター
ここでは対応畳数が9畳未満のおすすめ石油ファンヒーターをご紹介します。
【7秒点火】コロナ 石油ファンヒーター ミニシリーズ
商品名 | コロナ 石油ファンヒーター ミニシリーズ |
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サイズ | 31,2×30,7×39,0cm |
石油タンク容量 | 3,6L |
重量 | 7.9kg |
消費電力 | 点火時/600w,待機時/0.9w |
最短7秒で点火するおすすめの石油ファンヒーターです。
給油時自動消火機能やチャイルドロック、対震自動消火装置などの機能が搭載されています。
また省スペースコンパクト設計でエアコンとの併用や、子ども部屋にもおすすめです。
手を汚さずに給油が可能なセーフティロック式カートリッジタンクも便利ですね。
【パワフル消臭】ダイニチ 石油ファンヒーター Sタイプ
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター Sタイプ |
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サイズ | 31,1×32,1×39,3cm |
石油タンク容量 | - |
重量 | 6,8kg |
消費電力 | - |
給油汚れんキャップ付きのスタンダードタイプ石油ファンヒーターです。
室温変化にあわせて、燃焼量を自動コントロールしてくれるのでおすすめですね。
またパワフル秒速消臭システムを搭載していて、臭いの原因である未燃焼ガスを燃やし尽くしてくれます。
【省エネ】トヨトミ 石油ファンヒーター
商品名 | トヨトミ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 37,6×29,6×42,8cm |
石油タンク容量 | 5,0L |
重量 | 7,7kg |
消費電力 | 5/6w |
業界最小の消費電力を実現したおすすめの石油ファンヒーターです。
前シーズンの残り灯油が使えるので、資源を無駄にしません。
ですが前シーズンの灯油でも保管期間が1年以上経過したり、日の当たらない冷暗所以外などの場所で保管したり、結露水を含め水が混入した場合は使用しないでください。
【ハイブリッド】アラジン 石油ファンヒーター
商品名 | アラジン 石油ファンヒーター |
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サイズ | 46,5×46,0×34,4cm |
石油タンク容量 | 7,0L |
重量 | 13,7kg |
消費電力 | 点火時/1260w,燃焼時/821w(ハイブリット),810w(グラファイト),点火時/450w,燃焼時/21w(温風) |
様々なモードに切り替えて使えるおすすめの石油ファンヒーターです。
暖房効果の高い石油ファンヒーターに速暖のグラファイトヒーターを搭載したハイブリッド仕様の石油ファンヒーターになっています。
ぜひ使ってみてください。
【スタンダードモデル】コロナ 石油ファンヒーター
商品名 | コロナ 石油ファンヒーター |
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サイズ | - |
石油タンク容量 | - |
重量 | - |
消費電力 | 0.6kw |
すぐに点火しすぐに暖かいおすすめの石油ファンヒーターです。
コロナなら火力をしぼれるので、長時間の運転が可能になっています。
また、給油時はつまみを引くだけでフタが開き、給油が終わったらフタをパチンと閉めるだけなのでとても簡単です。
【コンパクト】ダイニチ 石油ファンヒーター FW-3217S-S
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 29,9×37,1×42,9cm |
石油タンク容量 | 5,0L |
重量 | 7,4kg |
消費電力 | 大火力時/98w,小火力時/52w,点火時/390w,待機時/1,0w |
コンパクトで移動しやすいおすすめの石油ファンヒーターです。
パワフル秒速消臭システムを搭載しているので臭いが気になりません。
ダブル取っ手で両手でタンクを持ち運ぶことができ、持ち上げるときも運ぶときも作業が楽です。
20畳未満のお部屋におすすめの石油ファンヒーター
ここでは20畳未満の部屋におすすめの石油ファンヒーターをいくつかご紹介していきます。
【大容量タンク】ダイニチ 石油ファンヒーター
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 34,9×46,6×44,5cm |
石油タンク容量 | 9,0L |
重量 | 11,9kg |
消費電力 | - |
大容量タンクで給油が少なくてすむおすすめの石油ファンヒーターです。
室温が20℃になるまで僅か16分なので寒い外から帰ってきた時など、すぐに暖まりたいというときに便利です。
また、パワフル秒速消臭システムを搭載しているので、臭いが気にならずおすすめですね。
家族が集まるリビングなどに丁度いい大きさです。
【エコモードあり】ダイニチ 石油ファンヒーター
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 33,9×60,3×48,0cm |
石油タンク容量 | 9,0L |
重量 | 15,3kg |
消費電力 | - |
便利なエコモードがあるおすすめの石油ファンヒーターです。
8段階油量モニターや文字が見やすい大型白色バックライト液晶が付いています。
また、ワンタッチ汚れんキャップで手を汚さずに灯油を入れることができます。
タンクにも取っ手が2つついているので、持ち運びやすくておすすめです。
【省エネタイプ】ダイニチ 石油ファンヒーター
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 34,9×43,8×44,5cm |
石油タンク容量 | 9,0L |
重量 | 12kg |
消費電力 | 大火力/129w,小火力/62w,点火時/390w,待機時/1,0w |
省エネタイプのおすすめ石油ファンヒーターです。
ツートンカラーのスタイリッシュなデザインが魅力的ですね。
秒速消臭システムプレミアムによって消火時の臭いを約40%減らします。
灯油の残量を8段階で知らせてくれる8段階油量モニターや、長い時間部屋に人がいない場合に自動的に運転をコントロールしてくれる省エネセンサーなど、便利な機能をたくさん搭載しているのでおすすめです。
【使いやすい】コロナ 石油ファンヒーター
商品名 | コロナ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 54,4×47,4×37,6cm |
石油タンク容量 | - |
重量 | 13,2kg |
消費電力 | - |
灯油が長持ちで長時間運転できるおすすめの石油ファンヒーターです。
セット時刻の5分前から予熱を始める秒速タイマーが付いています。
この余熱中に運転キーを押すと約7秒で点火します。
すぐに暖まりたいときに便利でおすすめです。
余熱は2時間続きます。
「よごれま栓」で給油時に手を汚さなくて済むというのも魅力的です。
【臭いしにくい】ダイニチ 石油ファンヒーター FBタイプ
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター FBタイプ |
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サイズ | 45,5×52,7×35,7cm |
石油タンク容量 | 9,0L |
重量 | 14,5kg |
消費電力 | 大火力時/195w,小火力時/86w,点火時/420w,待機時/1,0w |
臭いにくいおすすめの石油ファンヒーターです。
一時消火機能がついたecoおまかせモードや、8段階油量モニターなど便利な機能を搭載しています。
木造は15畳まで、コンクリートは20畳までの部屋におすすめです。
20畳以上のお部屋におすすめの石油ファンヒーター
ここでは20畳以上の広さの部屋におすすめの石油ファンヒーターをご紹介していきます。
【しっかり暖まる】ダイニチ 石油ファンヒーター
商品名 | ダイニチ 石油ファンヒーター |
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サイズ | 74,0×36,0×48,0cm |
石油タンク容量 | 9,0L |
重量 | 18,6kg |
消費電力 | 点火時/935w,燃焼時/310~153w,待機時/1,0w |
10kW業務用のパワーをもつおすすめの石油ファンヒーターです。
秒速消臭システムプレミアムは、従来の消臭システムからファンの制御を最適化することで、燃え残ったガスをしっかりと燃やしきります。
灯油の残量を細かく8段階で知らせてくれる8段階油量モニターや、室温変化に合わせて燃焼量を自動コントロールしてくれるecoおまかせモードプラスなど便利な機能を搭載しています。
【パワフル温風】コロナ フロスティホワイト FF温風シリーズ
商品名 | コロナ フロスティホワイト FF温風シリーズ |
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サイズ | 70,0×83,0×51,0cm |
石油タンク容量 | - |
重量 | 52kg |
消費電力 | 待機時/2,2w |
木造は40畳、コンクリートは56畳の部屋におすすめの石油ファンヒーターです。
パワフル温風が広く遠くまで届き足もとから暖まることができます。
また強制給排気式だから、部屋の空気を汚さないという点でもおすすめですね。
【空気を汚さない】コロナ フロスティホワイト FF温風シリーズ
商品名 | コロナ フロスティホワイト FF温風シリーズ |
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サイズ | 59,5×82,0×47,8cm |
石油タンク容量 | - |
重量 | 42kg |
消費電力 | 待機時/1,6w |
部屋の空気を汚さないおすすめの石油ファンヒーターです。
温暖地では木造は26畳、コンクリートは35畳までの部屋におすすめです。
また寒冷地では木造は同じ26畳、コンクリートは41畳までの部屋におすすめですね。
ぜひ使ってみてください。
石油ファンヒーターのメリット
ここでは石油ファンヒーターを使用するうえでのメリットをいくつか解説していきます。
暖め方
石油ファンヒーターはエアコンでは難しい、足元から部屋全体を暖かくしてくれる暖房器具です。
灯油を燃やして発生した熱を部屋全体に送り込むことで暖めます。
また、暖まるのが速いという点でもおすすめです。
移動が楽
エアコンは比較的石油ファンヒーターと似ている暖房器具ですが、一度設置してしまうとそう易々と移動することはできません。
しかし、石油ファンヒーターは簡単に設置場所を変えることができます。
別の部屋で使用することもできるのでおすすめですね。
安全性
電気で制御しているので、普通の石油ストーブより安全性が高いのもメリットです。
タイマーをセットしたり、チャイルドロックをかけることもできます。
高温になるのも吹き出し口の周囲だけで、そこの注意すれば火傷の危険もないのでおすすめです。
石油ファンヒーターのデメリット
メリットの次は石油ファンヒーターのデメリットについてご紹介していきます。
部屋が乾燥しやすい
石油ファンヒーターを使用するとどうしても部屋が乾燥しやすくなります。
そのため、加湿器を一緒に使うことがおすすめです。
換気
石油ファンヒーターは灯油を燃やすので、定期的に換気をして部屋の空気を入れ替える必要があります。
密室で使用し続けると、一酸化炭素中毒の危険があります。
命にかかわるので換気はしっかり行うようにしましょう。
大体1時間おきに1回がおすすめです。
こまめな手入れ
石油ファンヒーターは電気で制御しているため、異常が発生するとエラー表示を出して動きが止まります。
そのため安全性はとても高くておすすめなのですが、少しほこりが溜まっただけでも止まってしまうので、こまめな手入れを必要とします。
また、ほこりも舞いやすくなるので常に部屋も綺麗にしておく必要があり、その点は面倒といえますね。
石油ファンヒーター使用時の注意点
ここでは石油ファンヒーターを使う際に注意することをいくつかご紹介します。
定期的に換気をする
石油ファンヒーターは室内の酸素を使って灯油を燃やしています。
そのため換気しないで使用すると酸素不足による不完全燃焼で一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。
最悪の場合命にかかわるので、絶対に締め切った部屋で長時間使用しないでください。
目安としては1時間おきに1回、1~2分程度で十分です。
風の通り道ができるように窓は2か所開けるようにしましょう。
スプレー缶を近づけない
石油ファンヒーターを使用しているときは、熱や温風が直接当たる場所にスプレー缶やカセットボンベなどを近づけないようにしてください。
温められると缶の内部に圧力がかかり破裂する危険性があります。
また、石油ファンヒーターの傍に燃えやすいものを置いたり、缶のガス抜きをしたりしないでください。
燃えやすいものが近くにあると火事になる危険がありますし、缶の中のガスは可燃性なので引火する恐れがあります。
灯油洩れ
灯油を給油した後は、蓋がしっかり閉まっているか確認してください。
蓋が緩んでいて灯油が漏れると引火して火事になる恐れがあります。
また給油する際には消火してから行うようにしてください。
石油ファンヒーターのお手入れ法
石油ファンヒーターは常に部屋の空気を吸い込んでいます。
そのため石油ファンヒーターにはほこりが溜まりやすいという欠点があります。
安全性に優れている機種だと埃が少しでも溜まると、エラー表示が出て動かなくなってしまいます。
それを防ぐためにもこまめな手入れが必要です。
主に前面と背面を外して、パネルとファン、モーターを洗って隙間のほこりも拭き取ります。
油汚れなので洗剤を使用することをおすすめします。
隙間のほこりは、ドライバーなどの細長い物の先に除菌ウエットティッシュを巻き付けると綺麗に拭き取ることができるのでおすすめです。
おすすめ石油ファンヒーターでこの冬をのりきろう
石油ファンヒーターはこれからの季節に大活躍です。
そんな石油ファンヒーターは冷えやすい足元から暖めてくれます。
また温風を部屋全体に広げるので、速く暖まるという点でもおすすめです。
家に1台あるととても便利なので、ぜひ使ってみてください。