ぬか漬け容器の特徴
ぬか漬けにおすすめの容器にはどんな特徴があるのでしょうか。
密閉できる
ぬか漬けを美味しくする乳酸菌はには酸素を嫌う性質があります。
そのためなるべく空気を遮断できるような密閉容器がおすすめ。
ピッタリとふたが閉まり、空気を入れないような容器がぬか漬けづくりには向いているのです。
またある程度深さがあるほうが、酸素が入りくいため深めの容器もおすすめです。
手が入れやすい
毎日手を入れてぬか床をかき混ぜる必要があるので、手を入れやすい広口の容器であることが特徴になります。
入り口が狭くなっていると、ぬか床を十分にかき混ぜることが出来ず変な臭いがしてしまうことも。
素材が様々
主なぬか漬け容器にはプラスチックや陶器、ホーローなどがあります。
ホーローとは鉄やアルミニウムといった金属に、ガラス質の釉薬を焼き付けた素材のことを指します。
特に表面がガラス質のホーローは、ぬかの味を変えずにまろやかに熟成させることが出来ると人気になっています。
また酸にも強く容器に臭いも付きにくいため、漬物を漬けるのに最適だと古くから漬物容器として使われています。
ぬか漬け容器の種類
それではぬか漬けにおすすめな容器の種類を見ていきましょう。
ノーマルタイプ
本体にフタが付いたオーソドックスなぬか漬け容器です。
材質は様々ですがポリプロピレンなどの樹脂や陶器、ホーローなどがおすすめ。
出来るだけ深さのある容器で、フタは密閉できるものを選んでみて下さい。
回転レバー付きタイプ
こちらは毎日の混ぜる手間が不要な回転レバー付きのおすすめぬか漬け容器です。
本体のレバーを何回転かさせることで、中のぬかを自動的にかき混ぜることが出来ます。
これなら冬の冷たいぬか床をかき混ぜる必要もありませんね!
また爪の間にぬかが入ったり、手にぬかの臭いが付いてしまうこともないのでおすすめ。
水抜き付きタイプ
野菜を漬けこんでしばらくすると野菜から出た水分でぬか床が水っぽくなってしまいます。
同時にぬか床の塩分は野菜に移るため、減っていってしまいます。
ぬか床の塩分が減少して水っぽくなると、雑菌の繁殖する原因にも。
これを防ぐのに水抜きのための容器が付属されたぬか漬け容器がおすすめです。
ぬか漬け用容器とタッパーの違い
それではぬか漬け容器とタッパーとの違いはどこにあるのでしょうか。
容器の深さ
作ったおかずなどを入れるためのタッパーは比較的浅めなのに対して、ぬか漬け容器の深さは深いのが特徴。
これはたくさんのぬかや野菜を入れるためだけでなく、酸素を嫌う乳酸菌の発酵を良くするためでもあります。
密閉性
同様にきちんと密閉できるのがぬか漬け容器にはおすすめ。
乳酸菌がきちんと働いてくれることで、野菜に旨味が出てくるのです。
ぬか漬け容器の選び方
それではおすすめのぬか漬け容器を選ぶ際のポイントは何でしょうか。
形
おすすめのぬか漬け容器には角型や丸形、つぼ型などの形があります。
丸形はまんべんなくかき混ぜるのに便利で、角型は冷蔵庫保管でも場所を取りません。
つぼ型は深さがあるのでたくさんのぬか漬けを一度に作る時におすすめ。
サイズ
またぬか漬け容器を選ぶ際には、サイズも考るのがおすすめ。
温度管理のしやすい冷蔵庫に入れるのであれば、比較的コンパクトなサイズが良いでしょう。
また床下収納で保管するのであれば大きいサイズのぬか漬け容器でも問題ありません。
材質
ぬか漬け容器には軽くて手に入りやすい樹脂製や、本格的な味が楽しめるホーロー製、容器にもこだわりたい人におすすめの陶器製などがあります。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、良く調べてから選ぶようにしてください。
種類
またぬか漬け容器にはスタンダードのフタ付き容器の他にも、ハンドル式でぬか床に手を入れなくてもかき混ぜることが出来る容器や、水抜き容器がセットになった商品などがあります。
このような便利なぬか漬け容器もたくさんあるので、選ぶ際に候補に入れてみて下さい。
価格
お手軽に手に入るポリプロピレンなどの樹脂製に比べて、ホーロー製や陶器製は比較的高めの価格になっています。
ただし匂いが移りにくく味も熟成しやすいので、初期投資として考えれば決して高くないのではないでしょうか。
おすすめのぬか漬け容器
はじめに初心者にもおすすめのぬか漬け容器をご紹介します。
【おしゃれで可愛い】富士ホーロー 深型角容器
シンプルな形とホワイト色が特徴の、おすすめぬか漬け容器です。
衛生的で殺菌が繁殖しずらいホーローを使用しており、匂い移りも少ないのでおすすめ。
他にも冷凍保存用やキムチづくりにもおすすめのホーロー容器です。
商品名 | 富士ホーロー 深型角容器 |
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サイズ | 幅23.5×奥行18×高さ8.5cm |
重量 | 690g |
材質 | 本体/琺瑯、フタ/TPE(エラストマー製) |
形 | 角型 |
【においが漏れにくい】新輝合成 トンボ ぬか漬けにも便利なシール容器
こちらのおすすめぬか漬け容器は、密閉して匂いの漏れにくいシール容器を使用。
また積み重ねも可能なので、作り置きおかずの保存容器としてもおすすめです。
商品名 | 新輝合成 トンボ ぬか漬けにも便利なシール容器 |
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サイズ | 幅26×奥行24.5×高さ19.5cm |
重量 | 381g |
材質 | 本体=ポリプロピレン フタ=ポリエチレン |
形 | 丸形 |
【開閉が簡単なシール蓋】 リス ぬか漬け容器
ぬか漬けの他に粕漬けやこうじ漬けも出来る、おすすめのぬか漬け容器です。
浅型タイプなのでぬかの手入れもしやすく、シール容器で匂いが他に移ったりすることもないのでおすすめ。
商品名 | リス ぬか漬け容器 |
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サイズ | 高さ13.9×直径25.9cm |
重量 | 334g |
材質 | 本体/PP、蓋/PE |
形 | 丸形 |
【初心者も使いやすい】ヤマキイカイ 漬物器
陶器製で使いやすいおすすめのぬか漬け容器です。
他にも梅干しを漬けるだけでなく、みそや泡盛を作るのに便利。
陶器製なので匂い移りもしにくく、手入れもしやすいのでぬか漬け初心者の方にもおすすめです。
商品名 | ヤマキイカイ 漬物器 |
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サイズ | (約)径18×高さ22.5cm |
重量 | 1.9Kg |
材質 | 陶器 |
形 | つぼ型 |
【たっぷり入る】野田琺瑯 ホワイトシリーズ 漬物容器
シンプルでお洒落なおすすめのぬか漬け容器です。
乾燥ぬかが1Kg ちょうど入る大きさで、冷蔵庫にも保存できます。
深さもあるので、カブや大根など大き目野菜もちゃんと漬かるのでおすすめ。
商品名 | 野田琺瑯 ホワイトシリーズ 漬物容器 |
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サイズ | 幅25.5×奥行16×高さ12cm |
重量 | 1.19㎏ |
材質 | 本体:ホーロー 蓋:ポリエチレン(EVA樹脂) 水取器:磁器 |
形 | 角型 |
【使い方いろいろ】 新輝合成 トンボ つけもの容器 40型
漬物と言えば定番のトンボブランドのおすすめぬか漬け容器です。
大容量の40Lにプラスチック製押しフタ付なので、ぬか漬けの他にも白菜漬けや梅干し漬けにもおすすめ。
商品名 | 新輝合成 トンボ つけもの容器 40型 |
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サイズ | 幅45.5×奥行45.5×高さ38cm |
重量 | 1.9㎏ |
材質 | ポリエチレン樹脂 |
形 | 丸形 |
おすすめのレバー付きぬか漬け容器
次にぬかをかき混ぜる手間がいらない、ハンドル付きのおすすめのぬか漬け容器を見ていきましょう。
【1日1回ハンドルを回すだけ】ソニック ホーロー製ぬか漬け容器「ぬか楽」
こちらのおすすめぬか漬け容器は容器にハンドルが付いていて、そのハンドルを回すだけでぬかがかき混ぜられるという商品です。
手がぬか臭くなるのも防げ、寒い冬でも冷たい思いをせずにぬかを混ぜられます。
また付属の押し器を使えば、手でぬかを均す必要もありません。
ぬかを混ぜるのが面倒だけどぬか漬けを作りたい人におすすめの容器です。
商品名 | ソニック ホーロー製ぬか漬け容器「ぬか楽」 |
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サイズ | 高さ14.8cm×幅27cm×奥行27cm |
重量 | 1.2㎏ |
材質 | ホーロー(ホーロー用鋼板)、ふた:ポリエチレン、アーム:ステンレス、ハンドル・押し器:ポリプロピレン |
形 | 角型 |
【手軽に使いやすい】ハンドルかき混ぜ式ぬか漬け容器「ぬか楽アルファ」
こちらは従来のハンドルかき混ぜ式ぬか漬け容器よりもコンパクトサイズの商品。
冷蔵庫でも保存しやすい大きさで、少量のぬか漬けを作るのにおすすめの容器になります。
商品名 | ハンドルかき混ぜ式ぬか漬け容器「ぬか楽アルファ」 |
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サイズ | 高さ:14.8㎝、幅:16.2㎝、奥行:27㎝ |
重量 | 610g |
材質 | 容器:ポリプロピレン、ふた:ポリエチレン、アーム:ステンレス、ハンドル・押し器:ポリプロピレン |
形 | 角型 |
おすすめの水抜き付きぬか漬け容器
こちらは水抜き容器付きのおすすめぬか漬け容器になります。
【腐食に強い】旭金属 ぬか漬け容器 ホーロー 水抜き付き
深さのあるホーロー製のおすすめぬか漬け容器です。
ぬか床に陶器製の水抜き容器を入れておくだけで、野菜から出る水分が自然に集まり簡単に捨てることが出来るのでおすすめ。
側面には油性ペンで直接文字が書けるので、日付や入れた野菜を記入するのに便利です。
商品名 | 旭金属 ぬか漬け容器 ホーロー 水抜き付き |
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サイズ | 22.6×15×12.3cm |
重量 | 962g |
材質 | 本体/ホーロー、蓋/ポリエチレン |
形 | 角型 |
【女子力の上がる】和平フレイズ 漬物保存容器 ローズ
レトロな花柄がかわいいおすすめのぬか漬け容器です。
きゅうりが一本カットせずにそのまま入る大きさで、水抜き容器も付属しているのでぬか漬け初心者にもおすすめ。
商品名 | 和平フレイズ 漬物保存容器 ローズ |
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サイズ | 約24.4×18.5×10.7cm |
重量 | 798g |
材質 | 本体:ほうろう用鋼板(ほうろう加工)、蓋:ポリエチレン、水抜き容器:陶器 |
形 | 角型 |
【上質で使いやすい】四日市ばんこ焼 水抜き付き漬物容器
三重県四日市市の工芸品であるばんこ焼のおすすめぬか漬け容器です。
独特な風合いと青磁の色味が上品で、水抜き付きなので使い勝手も抜群。
容器にもこだわりたい人におすすめの商品です。
商品名 | 四日市ばんこ焼 水抜き付き漬物容器 |
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サイズ | 27×17×13cm |
重量 | 499g |
材質 | 陶器(ばん古焼) |
形 | 角型 |
【まろやかに熟成】cotta 琺瑯 ぬか漬け容器
こちらのおすすめぬか漬け容器は、シンプルな外見が特徴。
乾燥ぬかが1Kg入る大きさで、冷蔵庫での保存にもおすすめです。
商品名 | cotta 琺瑯 ぬか漬け容器 |
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サイズ | 11.8×24.6×19.5 |
重量 | 912g |
材質 | 琺瑯(ホーロー) |
形 | 角型 |
おいしいぬか漬けのコツ
それでは美味しいぬか漬けを作るためのコツをこっそりご紹介します。
毎日かき混ぜる
美味しいぬか漬けを作るためには、毎日手をぬか床に入れてかき混ぜることが重要。
これはぬか床の表面付近にいる、酸素が好きな酵母が増えすぎると臭いにおいを放つ菌を底に移動させるためです。
同時にぬか床の底付近にいる、これまた増えると臭い酪酸菌を表面まで持ってくるため。
さらにそのままの状態だとどんどん繁殖してしまう乳酸菌を、かき混ぜることでバランスを取りぬか漬けが美味しい状態を保つためなのです。
温度管理
また同様に重要なのがぬか床の温度管理です。
ぬか床の主役である乳酸菌をはじめとする菌類は人間と同じように、20~25℃で一番活発になります。
そのため涼しい春や秋は常温で、夏などは冷蔵庫で管理するようにしましょう。
冬などの寒い時期は乳酸菌が仮死状態になり、活動がストップするようです。
冬季間はぬか床を休ませる方もいるようなので、その際は密閉したのち冷蔵庫などに入れることをおすすめします。
野菜の捨て漬け
新しいぬか床を作ったり、ぬかを足した際にはくず野菜を入れて捨て漬けをしましょう。
これにより乳酸菌などぬか床の中の菌の働きを活発にさせることが出来ます。
また野菜から出た水分にはうまみも入っているため、一層おいしいぬか漬けが作れるようになるのです。
捨て漬けの方法は、野菜の皮や葉っぱなどの捨てる部分を4~5日間×3回繰り返します。
始めの10日間は朝晩の一日二回、ぬか床の底からしっかりと全体を混ぜます。
次の5日間は一日一度混ぜることをおすすめします。
漬け終わった野菜はギュッと絞って水分をぬかに染み込ませてください。
ぬか漬け容器のお手入れ方法
それではぬか漬け容器のおすすめのお手入れ方法をご紹介します。
容器に付いたぬかをきれいにする
ぬか床を混ぜ合わせて容器の内側に付いたぬかをそのままにしておくと、雑菌が繁殖する原因になってしまいます。
そのため内側に付着したぬかは、キッチンペーパーなどでふき取ってきれいにするようにしましょう。
ぬか床の空気を抜く
また混ぜ合わせて空気の入ったぬか床は、そのままにしておくと乳酸菌の働きが悪くなってしまう原因に。
なので表面を手のひらなどで均してぬか床の中に入った空気を抜いて、できるだけ空気に触れる面積を少なくするように心がけましょう。
ぬか漬け容器の中にはぬか床を均すための道具がセットになった商品があるので、そのような道具を使って空気を抜くのもおすすめです。
水が出たら取り除く
塩分のあるぬか床にキュウリや大根などの野菜を入れると、浸透圧で野菜の水分が抜けて塩分が入ってきます。
これにより美味しいぬか漬けが出来るのですが、長いこと野菜を漬けているとどうしてもぬか漬けが水っぽくなってしまうことも。
そのような場合の対処法は二つ、ぬかを足すか水分を取り除くかです。
ぬかを足す場合には忘れずに、一緒に塩も加えましょう。
また水分を取り除くには、専用の水取り器を使うほかにもぬか床に穴を開けてそこにキッチンペーパーを入れる方法も。
おすすめのぬか漬け容器で美味しい漬物を漬けよう!
以外にたくさん種類のあるおすすめのぬか漬け容器をご紹介しました。
ぬか漬けは食べたいけど、作るのはちょっと面倒…という方にも便利な容器がたくさん。
お気に入りのぬか漬け容器をえらんで、自家製の漬物を作ってみましょう!