壁紙のカビはどこに生えやすい?
普段生活しているスペースの中には、カビができやすい場所とできにくい場所があります。
カビができやすい場所の特徴は、次のような特徴があります。
- 湿度が高い場所
- 温度が高くなりやすい場所
- 汚れが貯まりやすい場所
このような場所にカビがはえやすいといえるのです。
多くの人がカビに悩んでいるのは次の4つです。
- 浴室などの水回り
- 押し入れやクローゼット
- 寝室
- 家具のうしろ
どこも湿気や汚れがたまりやすく、掃除がしにくい部分であるという共通点がありますね。
特に寝室や家具のうしろは壁紙にカビがはえやすいので要注意です。
壁紙のカビは健康に害がある?
カビがはえたままの壁紙がある空間で生活を続けていると、健康に何か影響があるのでは?と心配になってしまうこともあると思います。
カビは健康に害があるのでしょうか。
カビの種類は10万種類ほどあるといわれていて、普通の生活空間にはたくさんのカビが身近にあると考えられています。
掃除をしっかり行っていても、1日に1万個程度のカビの胞子を吸い込んでいるとか!
そんなに吸い込んで害はないの?と心配になりますが、健康に害のあるカビの種類は10種類程度。
免疫が落ちている人がカビの胞子を吸い込むと、
- 咳
- たん
- 微熱
- 息苦しさ
といったような、風邪の初期のような症状があらわれるケースがあります。
抗生物質を飲むことで、ほとんどが改善するといわれています。
壁紙のカビ取り剤には安心で安全なものを使おう
壁紙にはえてしまったカビを取るには、カビ取り剤を使用するのが有効です。
でも普段生活をしているスペースで、においの強いカビ取り剤を使用するのはちょっと躊躇してしまいます。
壁紙のカビを取るときは、安心・安全なものを使うのが理想です。
特に小さなお子さんがいる家庭では、より安心・安全なカビ取り剤を選びたいところです。
おすすめは、酢・重曹・エタノールを使うこと。
この3つのアイテムを使うことで、壁紙のカビをより簡単に取り除くことができるんです。
壁紙のカビを取る準備については、次の項目でくわしく紹介しますね。
壁紙のカビを落とす前の準備は?
まずは酢水を作ります。
酢を2~3倍に薄めたものを、壁紙のカビが気になる部分に吹きかけてふき取ります。
次に重曹水を作ります。
作りやすい分量は重曹小さじ1杯に対して、水100mlを加えて混ぜ合わせます。
酢水を使ってふき取った壁紙に重曹水をスプレーし、5分ほど放置するとより効果的です。
5分ほどたったらふき取りましょう。
ブラシなどを使ってこすってもOK。
ブラシなどを使う場合は、壁紙の質などを見てボロボロにならないかどうかチェックしてから使ってくださいね。
最後に消毒用エタノールを吹きかけて、壁紙を殺菌したら準備は完了です。
この下準備をしてからカビ取り剤を使うことで、より壁紙のカビを取りやすくすることができるのです。
壁紙のカビにはカビキラーがおすすめ
壁紙のカビを取るには、カビキラーを使うのもおすすめです。
ただし浴室などに使うカビキラーは、仕上げに水洗いをすることが基本なので壁紙のカビ取りには向きません。
最近はカビキラーのバリエーションが増え、カビ予防に使える商品があるんですよ。
壁紙のカビにおすすめなのは、『カビキラー食卓用アルコール除菌』と『カビキラーカビを防ぐミスト』という商品。
『アルコール除菌』は食卓に使えるということで、使用後のふき取りなどの必要がありません。
『カビを防ぐミスト』は畳やカーテンにも使えるので、気軽に使うことができますよ。
壁紙のカビを落とす方法
壁紙のカビを落とすには、前の項目で紹介した準備をしっかりとしたのちに壁紙専用のカビ取り剤を使って落とします。
壁紙の材質によってはカビ取り剤を使用することができないこともあるので、しっかりチェックしてくださいね。
カビ取り剤を吹きかけたら、しばらく放置した後に雑巾などでふき取ります。
なかなか壁紙のカビが落ちないときは、メラミンスポンジを使ってこすってみてください。
つるつるした壁紙なら、メラミンスポンジで落ちることもありますよ。
カビの種類によってはカビをすべて取り除くことができないことも珍しくありません。
そうなると、張り替えやDIYで壁紙をリメイクする必要があります。
100均には便利なリメイクシートもありますし、狭いスペースであれば自分で張り替えをしてもいいかもしれません。
壁紙のカビを予防する方法
壁紙のカビは、普段ちょっと気を付けるだけである程度予防することもできるんですよ。
カビを予防するには、
- こまめに換気をする
- こまめに掃除をする
- 押し入れなどは物を入れすぎない
といった対策をすることができますが、しっかり対策をしていたつもりでも壁紙にカビがはえてしまうこともあります。
そんなときは次の予防法を試してみてくださいね。
おすすめの壁紙のカビを予防する方法①:貼るだけでカビ対策
換気がしにくく風通しの悪い押し入れやクローゼットの壁紙は、どうしてもカビがはえやすい場所です。
こまめに換気をしているつもりでも、押し入れの奥には湿気が貯まりやすいのが難点。
そんな時には壁紙に貼るだけでカビ予防をしてくれる、簡単便利なアイテムを使ってみてはいかがでしょう。
壁紙だけでなく、トイレや浴室にも使える優れものなんです。
かわいいデザインなので、見える部分に貼ってもインテリアとなじみやすいのも魅力です。
おすすめの壁紙のカビを予防する方法②:次亜塩素酸ナトリウムで予防
なんと人気100円ショップダイソーでも、カビ予防に使えるアイテムがあるんです。
次亜塩素酸ナトリウムを使用しているので、カビだけでなく様々なウイルスに対応してくれるというのが魅力です。
次亜塩素酸ナトリウムというと、肌につくとあまりよくないイメージがありますが、濃度が薄いので安心・安全です。
人体への影響が少ないものは、もちろん壁紙にも使うことができます。
カビがはえやすい場所に、定期的に吹きかけてふき取れば、カビをはえにくくすることができるはずです。
おすすめの壁紙のカビを予防する方法③:重曹でカビ予防
前の項目でも少し紹介しましたが、重曹はカビ予防にも使えるアイテムなんです。
重曹は湿気を吸い取ってくれる働きがあるので、重曹を容器に入れておいておくだけでもカビ予防になるんですよ。
口が広めの容器に重曹を適量入れ、押し入れやクローゼットの湿気が気になる場所に置いておきましょう。
たったこれだけで湿気を防ぎ、壁紙にカビがはえるのを予防してくれます。
お気に入りのアロマを重曹に混ぜ合わせれば、カビ予防とともにアロマの効果も!
ミントやユーカリなどすっきり系の香りを使えば、カビのにおいもしにくくなるのでおすすめです。
壁紙にカビが生えた際の張り替え費用
壁紙のカビの範囲が広かったり、長年のカビを放置してしまったりすると、カビを落とそうと思っても完全に落ちないこともあります。
カビが落ちないだけでなく、においが気になってしまうこともあるでしょう。
そうなると壁紙を張り替える必要があります。
壁紙の張り替えとなると、「いくらくらいかかるんだろう」と費用面が気になりますよね。
壁紙の張り替え費用は張り替える範囲にもよりますが、1㎡あたり800円から1,500円程度が相場といわれています。
これに工賃がいくらかプラスされるますが、工賃は業者によってまちまち。
多くの業者は無料でみつもりをしてくれますから、まずは張り替えを検討していると相談してみることをおすすめします。
おすすめのカビ取りグッズ
壁紙にも使用できるカビ取り剤はとってもおすすめ!
この商品は水洗いが不要のカビ取り剤で、今までになかったカビ取り剤ということでかなり注文されているんです。
カビ取り剤のにおいや体への影響が気になるところですが、しっかりと乾かすことで体への影響はほとんどないとか。
『まぜるな危険』とある通り、使用時にはしっかりと使用法を確認しながら使う必要があります。
使用するものによっては変色などの危険もあるので、初めにパッチテストをしてから使用すると安心です。
壁紙のカビは予防がカギ!
壁紙のカビは、落とすことよりもカビをはえさせない環境をしっかりと作り上げていくということが大切です。
こまめな換気や掃除はカビ予防で一番大切なことです。
市販の湿気取りアイテムを置いておくだけでもかなり違いますよ。
押し入れやクローゼットはこういったアイテムを使いましょう。
寝室は壁紙だけでなくカーテンにもカビがはえやすいです。
毎日換気をして風を通してあげてくださいね。