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2019/02/21

カビ落としにはエタノールが有効?正しい使い方と注意点を解説

家の中でカビが生えてしまっているところを見つけると見た目にも汚いですし、落としにくいし、ショックですよね。
なかなか落とすのも難しいと諦めてしまっている部分もあるでしょう。

そんなカビにはエタノールが使えるという情報があります。
エタノールというと消毒というイメージしか浮かびませんが、一体どのように使うのでしょうか。

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カビにエタノールが効くって本当?

カビにエタノールが効く

カビにエタノールの使用が効果的だという話を聞きますが、どのように使ったらカビに対して効果を発揮するのでしょうか。
エタノールには種類が2種類あり、消毒用エタノールと無水エタノールというものがあります。

カビに効果的なほうは消毒用エタノールのほうです。
たんぱく質などからできているカビは消毒用エタノールをかけることでそのたんぱく質を分解します。

そのため、カビの細胞も破壊されて殺菌・消毒されます。
しかし、黒カビのシミのようになってしまった部分などには十分な効果を発揮することができないのです。

長年放置してしまったカビなどには有効とは言えないでしょう。
そのような場合にはほかの方法を考えなくてはなりませんね。

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カビにエタノールが効果的な理由

カビにエタノールが効く理由

カビに対してエタノールが効果的なのはなぜでしょう。
どのような理由からエタノールがいいのか見てみましょう。

  1. 殺菌効果
  2. 使いやすさ
  3. 手間いらず

殺菌効果

エタノールは殺菌効果が高く、カビのたんぱく質を分解して死滅させる効果があります。
そもそもエタノールは消毒に利用するものですから殺菌する力は強いですね。

殺菌効果があるからこそカビに対してもエタノールは効果的なのです。

使いやすさ

カビは家のいたるところに生えて困ってしまいますよね。
とくに漂白剤が使えない場所などは悩んでしまいます。

そのような場合にはエタノールなら安心して使うことができます。
とくに小さな子供やペットのいる家庭では漂白剤は使いたくないものです。

エタノールならば乾きも速いですから素材を傷めてしまう心配も少ないですし、小さな子供やペットがいても安心して使えますね。

手間いらず

漂白剤やカビ取り剤を使うとあとから水で流したり、水拭きしたりと手間もかかったりしますよね。
しかし、エタノールならあとから拭き取ったりする必要もないので手間がかかりません。

乾くまでもとても速いですし、スプレーしたらそのまま放置しておけばいいだけなので忙しいときや、何かやりながらでもとても楽ですよね。

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カビに効く2種類のエタノール

カビに2種類のエタノール

カビに効果があるとされるエタノールには種類があります。
そんな2種類のエタノールについてみてみましょう。

  1. 無水エタノール
  2. 消毒用エタノール

無水エタノール

無水エタノールというのはあまり聞きなれない言葉かもしれませんね。
これはエタノール99.5%、水分0.05%以下のほぼ純粋なエタノールとなります。

薄めていないのでとても濃度は濃いものです。
ということは、殺菌力もとても強いのではと思われますが、実はそのままでは殺菌効果がありません。

カビを殺菌する以前に気化するのが速く、浸透する前には蒸発してしまうのです。
そのため、そのままではカビを消し去ることはできません。

しかし、電化製品やコンセント周辺など水が使えないものには無水エタノールを雑巾につけて拭きとることでカビを防いだりすることができます。

消毒用エタノール

消毒用エタノールは皆さんがよく聞いたり使ったりしているものですね。
無水エタノールを精製水と4:1で薄めた濃度80%のものになります。

病院などでもよく使われているもので、ドラッグストアなどでも簡単に購入することができますよね。
こちらのエタノールはカビの殺菌などにとても効果的なものです。

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カビには無水エタノールと消毒用エタノールどちらがおすすめ?

カビにおすすめのエタノール

カビを殺菌するためには消毒用エタノールを使った方が効果的です。
無水エタノールではすぐに気化して蒸発してしまいますので、カビの元を殺菌する間もないままエタノールが乾いてしまうのです。

そのためカビを殺菌したいのであれば、消毒用エタノールのほうが良いでしょう。
無水エタノールも水で薄めて使うことで殺菌効果が出てきますが、最初から薄められている消毒用エタノールのほうが何かと便利に使えるかもしれません。

また無水エタノールを薄めることで殺菌効果も薄まってしまうという話もあります。
水を使うことができないものなど、拭き掃除をするという場合、またはカビを殺菌ではなく予防するというのであれば、無水エタノールでも十分に使えるかもしれませんね。

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無水エタノールは水で薄めて使う

カビに薄めたエタノール

無水エタノールはそのままの状態では殺菌の効果はありません。
もしも無水エタノールをカビの殺菌に使いたいという場合にはスプレーボトルに7:3の割合で薄めて使うといいですね。

そうすれば殺菌効果も生まれてカビに対して使うことができますし、たくさんの量を作ることができるでしょう。
無水エタノールを水で薄めることで消毒用エタノールと同じになりますので、殺菌効果が生まれるというのは驚きですね。

一般的に売られている消毒用エタノールも無水エタノールを精製水で希釈されたものですから同様の効果を得られるでしょう。

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カビ対策でエタノールを使う方法

カビ対策でエタノール

カビ対策にエタノールを使用する場合にはどのような使ったらいいのでしょうか。
間違った使い方をすると危険なこともありますので正しい使い方を見てみましょう。

  1. スプレーで使う
  2. 雑巾で使う

スプレーで使う

消毒用エタノールはそのままカビ対策に使うことができますので、使いやすいようなスプレーボトルに入れ替えて使いましょう。
無水エタノールの場合にはスプレーボトルに80%の濃度にまで水で薄めてください。

スプレーする場合にはカビを落としてから吹きかけるようにします。
カビを取り除いてないうちにスプレーを噴射してしまうとカビの胞子が周囲に飛び散ってしまうのです。

雑巾で使う

水を使うことができない場所には雑巾にスプレーして湿らせてから拭くといいでしょう。
気化するのが速い無水エタノールの場合も雑巾につけてすぐに拭くようにするとカビ対策になりますよ。

家電にも使うことができるので便利ですね。
また、カビをまず落とすときには雑巾にスプレーを染み込ませて拭き取るようにするといいでしょう。

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カビ予防にエタノールを使うと効果抜群!

カビ予防エタノール

カビを予防したいという場合にもエタノールは殺菌効果があるので使えます。
部屋の中でカビの生えやすい場所というのはわりと多くありますが、その気になる場所にエタノールをスプレーしておきましょう。

拭き取る必要もないし、すぐに乾くものですからとても便利です。
お風呂やキッチン、トイレといった水回りはカビが生えやすい場所ですので週1回はスプレーをするようにしてみましょう。

すると次の掃除がとても楽になりますよ。
エタノールは拭き取りや洗い流す必要がないので手間もかからずサッとできるのでいいですね。

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エタノールに漂白効果はない

エタノールは漂白できない

エタノールにはカビを殺菌・予防する効果はあるのですが、漂白する効果はありません。
黒カビなどシミになってしまっている部分にはエタノールを噴射しても綺麗にすることはできないのです。

カビが生えてからだいぶ放置してしまった場合にはエタノールでは完全に綺麗にすることは難しいでしょう。
そのような場所にはエタノールを何度やっても効果がありませんので、塩素系漂白剤を使用しなければなりません。

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カビにエタノールを使うときの注意点

カビにエタノールの注意点

エタノールを使う時には気をつけなければならないことがいくつかあります。
しっかりと守って正しく使うようにしましょう。

  1. 引火
  2. 揮発性
  3. 漂白効果はない
  4. その他

引火

エタノールはアルコールですから火の近くで使用したり、火を近づけると引火する恐れがあります。
そのため、使用する際には窓を開けるなど換気をして、近くでたばこやライターの火をつけないように注意しましょう。

エタノールは色が透明なことからボトルを入れ替えて何も書かずに置いておくと、ただの水と勘違いしてしまうかもしれません。
周囲の人にもエタノールだということがわかるように書いておくか、エタノールを使っているということを伝えておくと安心ですね。

揮発性

アルコールは揮発性が高いものですよね。
エタノールも同じく揮発性が高いので使ったものをそのまま放置しておくと次に使おうとしたときには「あれ?ない?」なんてことも…。

残ったエタノールはできるだけしっかりと密閉できる容器に移し替えて冷暗所で保管**しておくようにしましょう。
また、劣化するものでもあるので使用期限の過ぎたものはできるだけ使わないほうがいいですね。

漂白効果はない

エタノールはカビに効果があり、とても便利とはいえ、漂白効果は備わっていません。
ですからなかなかカビが落ちないからと言って同じ場所に何度もエタノールを使っても効果は同じです。

素材によっては傷んできてしまう可能性もあります。
また、エタノールを使ったあとに漂白剤を使用するのであれば、まずはエタノールをしっかりと乾燥させてから漂白剤を使うようにしましょう。

その他

表面が溶けてしまうことがあるのでプラスチックなどアルコールの耐久性のないものには使わないようにしましょう。
いくらエタノールとはいえ、目や鼻、口といった粘膜についてしまったら大変なのでつかないように気を付けてください。

小さなお子さんが誤って飲んでしまったりしないようにというのも大事ですね。

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おすすめのお掃除方法を紹介している本

カビ掃除の本

神さまがやどる お掃除の本

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伝説の家政婦が自宅で実践! 週末15分そうじ術

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テレビでも話題となった掃除本です。
たったの15分で部屋がきれいになる方法をご紹介している一冊で、とても楽ちんな掃除方法が丸わかり。

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カビ落としにエタノールが有効というのは本当?

カビ掃除にエタノール

カビを落とすために消毒用エタノールが効果的ということがわかりましたね。
ほかにも無水エタノールというものもあり、殺菌効果はないものの、薄めると消毒用エタノールと同じ効果が表れるという大発見も。

カビの殺菌・予防するためにエタノールが使えるとなったらとても便利ですし、安心ですからぜひお試しいただきたいですね。

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