6枚の折り紙を使った簡単くす玉の作り方
くす玉は同じ折り方の小さな部品を、たくさん組み合わせて作ります。
100枚近くの折り紙を使う大作もありますが、まずは6枚の折り紙から試してみませんか。
今回紹介するのは、薗部式キューブといわれる折り方です。
1枚の折り紙で平行四辺形の形を作ります。
まず折り紙を半分に2回折り、四つの長方形ができるように折り目をつけます。
折り目が横になるように折り紙をおき、左上の頂点を、一番上の折り目に重なるように折ります。
次に、右下の頂点を一番下の折り目に重なるように折ります。
折り紙の上端が中心の折り目にかさなるように折ってから、上端右側が下から2番目の折り目に重なるように折ります。
次に下から二番目の折り目をたたみ、最後に下端左側が縦の中心線に重なるように折ります。
これで平行四辺形の完成です。
6枚分の平行四辺形を組み合わせるとシンプルな立方体ができます。
詳しい作り方は以下の動画を参考にしてください。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方10選
和紙や折り紙を折って、簡単なくす玉を作ってみましょう。
紙以外の素材で作る個性的で面白いくす玉も紹介します。
- 折り紙1枚で作る三角すいのくす玉
- 折り紙6枚で作るお花模様立方体のくす玉
- 薗部式キューブ(折り紙12枚)のくす玉
- 薗部式キューブ(折り紙30枚)のくす玉
- 昔懐かしいお花のくす玉
- 羊毛フェルトで作るくす玉
- アルミホイルで作るくす玉
- ペーパーフラワーで作るくす玉
- 造花で作るくす玉
- 染めあげたコーヒーフィルターで作るくす玉
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方①:折り紙1枚で作る三角すいのくす玉
折り紙を縦半分に切り、長方形の紙2枚にします。
一つの長方形を縦半分に折り目をつけ、短辺が手元にくるように置きます。
左下の頂点を、縦半分の折り目に重なるように折ります。
次に、右下の頂点を折り紙の左の辺に重なるように折ったあとに、右上の部分を折りたたみ折り目をつけます。
いったん開いて、平行四辺形の形に折り直します。
平行四辺形を三角すいの形に折りたたんで完成です。
1つの折り紙で2つの三角すいが作れます。
折り目の付け方が難しいので、動画を見ながら作ってみましょう。
折りたたみ方が難しいので動画を見てから作ることをおすすめします。
詳しい作り方は、以下の動画を参考にしてください。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方②:折り紙6枚で作るお花模様立方体のくす玉
6枚の折り紙でできる、華やかな四角いくす玉の作り方を紹介します。
紙の裏表が違う色紙だと、よりきらびやかなくす玉ができますよ。
まず正方形の折り紙を縦横・斜めにそれぞれ半分に折って、折り目を4つつけます。
次に四つの頂点が折り紙の中心にくるようにして、折り目をつけます。
次に正方形の縦の辺を、中心の線に合わせて左右折り、長方形の形にします。
その後、横の辺を長方形の真ん中に合わせて上下折り、小さな正方形の形にします。
正方形を開き、合わせ船の形にして折り目をつけます。
中心から紙をめくって、8枚の花弁が並んだお花のような形を作ります。
最後に、四角い部分の角を中に折り曲げて、
同じように6枚作って、組み合わせます。
細かい作り方はこちらの動画も参考にしてください。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方③:薗部式キューブ(折り紙12枚)のくす玉
さきほど6枚の折り紙で作った平行四辺形の折り方を基本として、折り紙の枚数を増やしてみましょう。
12枚の折り紙を使うと、星形のトゲトゲした多面体になります。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方④:薗部式キューブ(折り紙30枚)のくす玉
さらに折り紙を30枚にまで増やすと、さらにトゲトゲしたくす玉になります。
色合いを考えながら組合わせることが重要です。
薗部式キューブ(折り紙30枚)のくす玉
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方⑤:昔懐かしいお花のくす玉
お花の形にした円すい形の形をたくさん組み合わせてボール状にしています。
折り紙を36枚用意し、1枚ずつお花の形に折ります。
お花を6個ずつ針と糸で固定して、花束を全部で6つ作ります。
花束を順番に重ねて固定していき、丸く形を整えたら完成です。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方⑥:羊毛フェルトで作るくす玉
羊毛フェルトで丸いボールの形を作って、吊るしましょう。
フェルトをお団子を作るようにして丸め、専用のニードルでまんべんなく刺していきます。
羊毛フェルトはどういうものを買ったらいいかわからない人は、手芸センターでボールを作るキットを買ってくるとよいでしょう。
何個かボールを作ったら、紐を通して飾ります。
紐は、ボールを紐が貫通するように糸や刺繍糸を差し込めばOK。
位置がずれないようにボールの上下で玉結びをしておきましょう。
フェルトのボールは、ピアスのアクセサリーやキーホルダーなど、インテリアとして飾る以外にも使い道がいっぱいです!
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方⑦:アルミホイルで作るくす玉
アルミホイルで作ったくす玉はメタリックな印象になります。
アルミホイルは和紙や折り紙とくらべて固めなので、カールした部分が作りやすいです。
ただし、アルミホイルは切れやすいです。
折り紙などで作り方をマスターしてからやってみることをおすすめします。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方⑧:ペーパーフラワーで作るくす玉
100均でも売っているペーパーナプキンを使ってペーパーフラワーができます。
お花紙というペーパーフラワー専用の商品もありますね。
ペーパーナプキンを蛇腹に折って、真ん中をホッチキスで留めます。
あとは丸い形になるように蛇腹を広げると、かわいいポンポンが完成します。
ピンクのふわふわのペーパーナプキンで作ったポンポンくす玉は、ガーリーなお部屋にぴったりです。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方⑨:造花で作るくす玉
造花でつくるくす玉は、ウェディングブーケのようなイメージです。
手芸センターで売っている丸い発泡スチロールの土台に造花を貼りつけて作ります。
緑の分量を調整すると、本当のお花を使ったブーケのようになります。
和紙など様々な材料を使ったくす玉の作り方⑩:染めあげたコーヒーフィルターで作るくす玉
何も染めない状態のコーヒーフィルターはうっすら茶色のものが多いです。
ペーパーナプキンでポンポンを作る要領で、くす玉を作ると渋い雰囲気のものができあがります。
絵具などで色をつけたコーヒーフィルターも素敵ですよ。
コーヒーフィルターの上の広がった部分のみ絵具で染めると、お花がさいたようなくす玉ができます。
ひまわりをモチーフにしたくす玉の作り方
お花をモチーフにしたくす玉は、わかりやすくて人気があります。
中身がみえるひまわりのくす玉の作り方を紹介します。
正方形の折り紙を6つの長方形に分割します。
1つの長方形が1つの部品になりこれを、30個つくります。
折り目を付けておっていき、三角形のとげが目立つ部品を作ります。
ひまわりらしく見えるように、表裏が黄色と茶色になった折り紙を使うといいですよ。
くす玉を組むと、外側に黄色・内側に茶色がくるように計算されています。
花びらの形が均一になるように、紙を6分割するときは大きさがそろうようにしてください。
詳しいひまわりの折り方は以下の動画を参考にしてください。
面白い中身でアレンジを楽しむくす玉の作り方5選
本来のくす玉は、割って楽しむものですよね。
くす玉に中身をいれ、面白く活用した例を紹介します。
- お菓子などプレゼント
- 鈴など音がなるもの
- 消臭剤・ポプリ
- 紙ふぶきと垂れ幕
- 新聞紙などをはりこにして作るピニャータ
面白い中身でアレンジを楽しむくす玉の作り方①:お菓子などプレゼント
子どもがらみのイベントで、小分けにしたお菓子を大量に用意することはありませんか?
もともとラッピングがかわいいお菓子を選ぶのもいいですが、コスパを考えると厳しいときがありますよね。
折り紙や和紙のラッピングならコスパ抜群で、大量に作れますよね。
三角すいや立方体など空間が大きいくす玉を選ぶのがいいですよ。
面白い中身でアレンジを楽しむくす玉の作り方②:鈴など音がなるもの
鈴など、音がなるものをいれたくす玉は昔からありますよね。
床に転がしたり、吊るしたりして楽しむ実用的なくす玉は、強度があったほうが安心です。
折り紙をたくさん使った重厚なくす玉がおすすめです。
三角すいや、立方体は簡単にできますが、角や面に負荷がかかると壊れやすいです。
少々手間はかかりますが、空き箱を中にいれてくす玉を組み立てると強度をあげられます。
この空き箱を使う方法は鈴だけでなく、色々な中身に対して応用がききますね。
面白い中身でアレンジを楽しむくす玉の作り方③:消臭剤・ポプリ
消臭剤やポプリは、むき出しだと生活感が強すぎます。
ギフトでもらうようなポプリはかわいいですが、わざわざ自分用に買う人は少ないのではないでしょうか。
ポプリや、アロマオイルなどを染み込ませた綿を、不織布にいれてから、くす玉にいれます。
丁度いい大きさの不織布として、お茶パックがおすすめです。
面白い中身でアレンジを楽しむくす玉の作り方④:紙ふぶきと垂れ幕
本来のくす玉なら割ったと同時に、紙ふぶきと垂れ幕が落ちてきますよね。
折り紙だけでそのようなくす玉を作るのは難しいので、100均でも売っている材料を使って、本来のくす玉を作りましょう。
用意するのは、ザル2個・紐6本・くす玉の表面を飾る折り紙などです。
中身は、垂れ幕の材料と紙ふぶきなど好みに応じて選びましょう。
ザル2つは、ふちに穴が開いたタイプを選びます。
ザルを並べ、くす玉の開け閉めがスムーズにできる程度に紐で結びつけます。
残りの紐のうち、紐2本は天井とザルを結びつけるものなので、それぞれのザルに通しましょう。
あとの1本は垂れ幕を固定し、残りの2本はくす玉を割るのに使います。
ザルはそのままだと味気ないので、全体をアルミホイルなどでくるんでから、飾り付けしましょう。
運動会で使ったような定番のペーパーフラワーや、マスキングテープ、折り紙などが使えます。
紙ふぶきは、折り紙や和紙を細かく切って作りましょう。
モールなどキラキラした素材もおすすめです。
以下の動画を見ると、紐の通し方など詳しく解説されていますよ。
面白い中身でアレンジを楽しむくす玉の作り方⑤:新聞紙などをはりこにして作るピニャータ
ピニャータというのは、メキシコなど南米の国で、お祭りやお祝いで登場するくす玉です。
中身におもちゃやお菓子などを入れて吊るしたものがピニャータと呼ばれ、子どもたちが叩き割る習わしになっています。
ピニャータは、人形やキャラクターのことが多いそうですが、風船を土台にしてはりこを作ると簡単ですよ。
紙は新聞紙などを使って、乾いたら絵具で色をぬると簡単でコストも抑えられます。
子どもの力ではりこが割れなさそうだったら、あらかじめ、カッターで切れ目を入れておくといいですよ。
おすすめの和紙
くす玉は、表裏両方に柄がついている折り紙がおすすめです。
この折り紙は基本的なサイズで、両面に友禅の美しい柄が描かれています。
簡単な小物の入れの作り方も載っていますよ。
28枚入りなので、簡単な多面体のくす玉なら十分作れますね。
きれいで面白いくす玉を作ってみよう!
きらびやかなくす玉は複雑そうに見えますよね。
実は同じ形に折った折り紙を、何個も組み合わせて作っています。
折り紙を何枚を使うものは根気がいりますが、数枚の紙から作れるくす玉もありますよ。
簡単なものからやってみましょう。
くす玉の中にプレゼンを入れるなど、実用的な使い方もできます。
身近な材料で、面白くてきれいなくす玉を作ってみましょう!