フリンジとは
フリンジは様々なアイテムのふちに施された房飾りのことを言います。
フリンジの素材になるものは、
- 糸
- ヒモ
- 布
上記の3つがメインで、束ねたりかがったりして飾りつけをします。
以前はカーテンやカーペットの装飾として使われることがお勝ったのですが、最近はファッションアイテムにもよく使われます。
マフラーの両端に施されている装飾をイメージしてもらうとわかりやすいですよね。
マフラーやスカーフだけでなく、デニムの裾やバッグ、Tシャツなどにもフリンジが施されていて、ファッションのディテールワードとして注目されています。
フリンジが施されているだけで華やかな雰囲気になり、シンプルなアイテムも個性的になるのが魅力です。
基本的なフリンジの作り方
まずは基本的なフリンジの作り方から見ていきましょう。
市販のマフラーやストールにフリンジを付けたいというときに、参考にしてみてくださいね。
- フリンジにする長さを決める
- 決めた部分まで布をほどく
- 2cm感覚で結ぶ
基本的なフリンジの作り方①:フリンジにする長さを決める
まずはフリンジに加工したい長さを決めます。
一般的なマフラーやストールだと、5cmから10cmほどが目安となりますが、お好みで決めてOKです。
どのくらいの長さにすればいいかわからない、長さを決めるのが難しいという場合は、初めは短めに設定するといいですよ。
あとから長さを伸ばすことはできますが、短くすることはできないので注意しましょう。
基本的なフリンジの作り方②:決めた部分まで布をほどく
フリンジする長さを決めたら、次は布をほどいていきます。
縦の糸を残したいので、横方向にほどいていきましょう。
下から1本ずつ丁寧にほどいていくのがポイントです。
無理に何本も引き抜いてしまうと、別のところが破れたり、残したい縦の糸が切れてしまったりすることもあります。
手では細かい作業がしにくいので、針や目打ちを使ってほぐしていくのがおすすめ。
針や目打ちがない場合はつまようじでも大丈夫ですよ。
途中で糸を切ると作業がはかどるので、糸切りバサミも用意しておきましょう。
基本的なフリンジの作り方③:2cm感覚で結ぶ
目安となるところまでほどいたら、一度長さがこれでいいか確認してみてください。
もう少し長めにしたい場合はさらに糸をほどきましょう。
長さが決まったら、約2cm幅で糸を分けます。
それをひとつずつほどいた根元の部分で玉結びをしましょう。
玉結びをするのが一番簡単な方法ですが、三つ編みで仕上げるのもかわいいですよ。
結ばずに仕上げる場合は、ほつれやすい布は捨てミシンをかけてほつれ止めをすればOKです。
カットオフデニムのフリンジの作り方
カットオフデニムもとっても人気のファッションアイテムですよね。
手持ちのデニムも自分でカットオフデニムに加工することができるんですよ。
作り方は簡単で、基本的には前の項目で紹介したフリンジの作り方と同じ。
デニムはほつれにくいですが、捨てミシンをしてからほぐし始めるのがおすすめです。
裾上げされている部分を切り落とし、裾から1.5cm程度のところまで布をほぐしていきます。
デニムは固いので、目打ちと糸切りバサミを使ってほぐしていくのがおすすめです。
ダメージ強めの加工にしたければ、捨てミシンをせずにランダムにほぐしていくといいですよ。
きちっとほぐしていかなくてもカッコよく見えるのが、カットオフデニムの魅力です。
ショートパンツにリメイクするときにも使えますよ。
フリンジの人気のアレンジ方法
おすすめのフリンジアレンジは、Tシャツをフリンジにするアイデア。
袖や裾をフリンジにすることで、シンプルなTシャツもとってもおしゃれなアイテムに変身します。
作り方はとっても簡単。
フリンジにしたい長さまで、約1cm幅にTシャツの裾をカットします。
切りっぱなしでもかわいいですが、隣り合う2本を結んでいってもかわいくなりますよ。
さらに隣り合った2本を結び、編み目のように仕上げるのもおすすめ!
Tシャツをフリンジにするのは、本当にアイデアが自在なんです。
斜めやV字にカットしたり、ショート丈になるくらいまで切り込みを入れたりと、好みのデザインにすることができますよ。
クラスTシャツやバンドTシャツをアレンジする人が多いようです。
おすすめのフリンジの作り方が掲載された本
フリンジアイテムをもっと楽しみたいという人に、フリンジの作り方が紹介されている本を紹介します。
フリンジがここまで注目されるようになったのは、『ズパゲッティ』というTシャツヤーンで編むバッグが注目されたこともありますよね。
ズパゲッティを使ったかわいいバッグの作り方がたくさん載っています。
もちろん注目のフリンジ付きのデザインと作り方です!
編み物が苦手な人でも、太い糸のズパゲッティなら取り組みやすいのでおすすめです。
フリンジの作り方をマスターしていろいろアレンジ
難しそうなフリンジも、実はとっても簡単に作ることができることが分かりました。
フリンジは別の糸を使って後付けするという作り方もできるんですよ。
刺繍糸などを縫い付けて同じ長さに揃えたら、あとは根元で結ぶだけ。
この方法ならほぐせないものにもフリンジが付けられますね。
いろいろなアイテムにフリンジを付けて、オリジナルのアイテム作りを楽しんでください。