レジン着色の基本知識4つ
透明のレジンへの色つけは,どうやっているのでしょう?
レジンへの着色の基本知識について解説していきます。
- 着色剤はレジン液に混ぜて使う
- 着色剤の入れすぎはNG
- 自分好みの色が作れる
- レジン液の保存にはネイル用コンテナが便利
それぞれの基本知識について詳しく解説します。
①:着色剤はレジン液に混ぜて使う
レジンに色つけをするときは,レジン液に着色剤を直接混ぜて色を付けていきます。
透明のレジン液に着色剤を少しずつ入れ,つまようじなどでしっかりと混ぜましょう。
牛乳パックの切ったものの上で混ぜると,着色したレジン液をミール皿などに入れる作業がやりやすくなります。
レジンに着色をしている最中は気泡が入り込みやすいので注意です。
一定の方向にゆっくりと混ぜ続けるようにしましょう。
もし気泡が目立つほど入った場合は,レジン液をドライヤーなどで少し温めていると入っている気泡が抜けやすくなります。
②:着色剤の入れすぎはNG
着色剤を入れすぎてしまって,レジン液が硬化不良を起こし固まらないケースも少なくありません。
ほんの少量でも色は付きますし,濃い色を付けたい場合は濃い色の着色料を使うようにしましょう。
③:自分好みの色が作れる
レジンの着色をするときに,複数の色を混ぜることによって,自分の好きな色を作ることが出来ます。
色の組み合わせで無数の色が作れるので,さまざまな色の組み合わせを試して,自分の好きな色を必ず見つけましょう。
④:レジン液の保存にはネイル用コンテナが便利
着色したレジン液を保存したい場合には,ネイル用のコンテナに入れて保管することをおすすめします。
紫外線を通すことなくレジン液が固まるのを防ぎます。
「お気に入りの色が作れた!」
「作りすぎてレジン液が結構余ってしまった。」
そんなときはネイル用コンテナを使いましょう。
またレジン液をいったん保管しておくことで,レジン液内の気泡が抜けていくという利点もあります。
着色剤を混ぜた際に入ってしまう気泡が,保存中に自然と抜け気泡の少ない綺麗なレジン液になりますよ。
人気!UVレジン用着色料“宝石の雫”
”宝石の雫”は,液体のUVレジン用着色料です。
たった1滴でしっかり着色する“宝石の雫”は多くの人が使う大人気商品です。
液体の商品なのでレジン液に馴染みやすく,色むらなく混ざりやすいです。
液体の着色剤で,容器内から1滴ずつ垂らして使うことが出来るので,透明感の調整も簡単に出来ます。
入れすぎるなどの失敗をしづらい着色料になります。
基本カラーは12色で組み合わせれば無数の着色が出来るので,さまざまな色を作り出してレジン創作を楽しみたい方におすすめです。
初心者にもオススメなレジン用着色料“NRクリアカラー”
“NRクリアカラー”は,初心者にも使いやすいと人気のレジン用着色料です。
色鮮やかな発色を魅せる着色剤になります。
透明度も高く,色鮮やかさと透明感を求める方におすすめです。
液体の着色剤なので,複数の色の組み合わせもやりやすいのもポイントです。
専用のスポイトで計量しながらレジン着色が出来るので,再び同じ色を作る場合に役立つでしょう。
透明度が高く鮮やかな発色をする“NRクリアカラー”は,初心者が自分の好きな色を作ることにおいて,とても使い勝手が良く失敗しづらい着色剤です。
ダイソーの“UVクラフトレジン専用カラー顔料”も最適
100円均一の『ダイソー』にもレジン着色剤商品が販売されています。
ダイソーの“UVクラフトレジン専用カラー顔料”は粉末の着色剤(顔料)で,たった100円で手に入ります。
粉末状なので,透明のレジン液に溶ける時間は少々掛かりますが,なんといってもその安さ故に利用する人が多いです。
つまようじを巧みに使ってしっかりと混ぜ合わせることを心がけましょう。
透明度よりもマットな色合いを出したい場合は,粉末の着色剤の方がおすすめです。
顔料のカラー展開も幅広くあるので,上手に混ぜ合わせれば自分の好きな色を作り出すことが出来ます。
ほかにもレジンの着色に使える!便利な着色料
レジンの作品作りにおいて,一味違う雰囲気を出すためにわざとレジン専用ではない着色剤を使う方も多いです。
レジン専用の着色剤を使う他にも,着色に使える着色料をご紹介します。
- プリンター補充インク
- 蓄光顔料
- パステル
- アクリル絵の具
- 水彩絵の具
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①:プリンター補充インク
「プリンター補充インク」は,少量でレジン着色が出来ます。
色を組み合わせて混ぜることで無数の色を作り出すことも可能です。
色味としては,透明感のあるクリアなカラーになります。
ほんの少量で着色が可能ですが,うまく加減しなければ硬化不良になるでしょう。
また,専用レジン着色剤ではないのでレジン液によってはインクと成分が合わず混ざらないこともあります。
②:蓄光顔料
日光や電気等の光を蓄えて暗い場所で光る性質のある「蓄光顔料」は,暗闇で光るレジン作品が出来上がります。
色として青系等のモノを良く目にしますが,色バリエーションは想像以上に豊富です。
蓄光顔料をレジン液に混ぜ合わせて使うことで,暗闇で光る個性的なレジン作品が完成します。
100円均一でも販売されている所が多いので,手軽に個性を出せるアレンジ着色料です。
③:パステル
棒状の絵の具である「パステル」もレジン着色剤として使用することが可能です。
パステルと同様にクレヨンなども着色料として使用が可能です。
カッターや茶こしを使って細かく削った状態で,レジン液と混ぜ合わせる必要があります。
細かい粉末状にすることでレジン液と混ぜやすくなり,またマットな雰囲気を出すことが出来るようになります。
100円で十数色入りのパステルセットが購入できるので,コスパの良いのレジン着色剤と言えます。
④:アクリル絵の具
「アクリル絵の具」はレジン着色料として使うことで,濃い色合いを出すことが出来ます。
ごく少量でもしっかりと濃い色が出るので,レジン着色の際はごく少量ずつを混ぜ合わせて行きましょう。
はっきりとした発色が,アクリル絵の具を使用した際の特徴です。
また,アクリル絵の具は渇いたレジンの上から絵を書いて透明レジン液で蓋をする,という使い方もあります。
アクリルのはっきりとした色合いや手書き絵でレジンに個性を表す場合にはおすすめです。
⑤:水彩絵の具
「水彩絵の具」をレジンの着色料として使用すると,淡いマットな色合いの表現が可能です。
レジン液と混ぜ合わせる水彩絵の具の比率を変えることで透明度を調整します。
着色レジンと共に透明のレジンを活かした,淡い色合いの表現におすすめのレジン着色料です。
混ぜ合わせる際の自然な色むらをレジン作品に取り入れたい場合にも水彩絵の具が適しています。
ただし混ぜる絵の具の量が多いと硬化不良を起こします。
元来からレジン液は水を嫌うので,混ぜる量には注意が必要です。
マニキュアはレジンの着色に使える?
爪先のおしゃれアイテム「マニキュア」についても,レジンの着色料として使うことが出来ます。
マニキュアは,色のバリエーションもラメの有無も無数にあるのでおすすめです。
同じ色系統でも製品によって発色が異なり,無数の色が作られます。
その上,液体なのでレジン液と混ぜる工程が比較的楽なのも良い点ですね。
マニキュア独特の透明感と発色は,レジンの微細なデザインに持ってこいの使い勝手の良さでしょう。
レジン液が固まった後のべたつきが少し気になる場合もあるので,長めにレジンの硬化時間を取るなどの対応をしてください。
硬化後にもべたつきが残るようでしたら,マニキュアのトップコートを塗ると綺麗な仕上がりになりますよ。
みんなが着色したオリジナルレジン
①:宝石の雫×お魚デザイン
『宝石の雫』を使ったお魚型のレジン作品は,その透明感とラメの輝きが個性光る作品となっています。
レジン液と均等に混ぜ合わせるだけではない使い方をして個性を表したレジン作品です。
②:宝石の雫×ドライフラワー
『宝石の雫』でほんのうっすらと着色したレジン液にドライフラワーと金箔風フィルムを閉じ込めたレジン作品は,その透明感がドライフラワーを美しく魅せています。
ドライフラワーの落ち着いた色味とレジン液の透明感が見事にマッチしたレジン作品です。
③:宝石の雫×べっこう柄
『宝石の雫』を着色剤にべっこう柄を施したレジン作品は,四角の空枠の中で美しい模様を魅せています。
着色レジンが魅せる紫色の濃淡が美しく混ざり合ったべっこう柄が美しいレジン作品です。
④:NRクリアカラー×ハロウィン
『NRクリアカラー』を使って作られたハロウィン風レジン作品は,ハロウィンの不気味な夜らしい強く鮮やかな色合いを魅せています。
『NRクリアカラー』らしい鮮やかな発色が良く分かるレジン作品です。
⑤:NRクリアカラー×ユニコーン
『NRクリアカラー』を少量ずついろんな色を使ったユニコーンのレジン作品は,メルヘンでキラキラとした雰囲気を醸し出しています。
複数の着色レジンがカラフルでありながら,使用料を抑えているので透明感もある作品です。
⑥:蓄光顔料×懐中時計
『蓄光顔料』を使って暗闇で光る懐中時計風のレジン作品は,青色の蓄光顔料によって深い幻想的な雰囲気を魅せています。
暗闇の中で光ると夜空に光る銀河のような光を放つレジン作品です。
⑦:蓄光顔料×カップルペンギン
『蓄光顔料』を使ったレジン液に手書きされたペンギンが仲睦まじいレジン作品は,2羽のペンギンたちを包み込み優しく光を放ちます。
カップルペンギンの仲睦まじい様子に優しさや幸せを感じるレジン作品です。
⑧:蓄光顔料×ねこ
『蓄光顔料』で着色したレジン液で作られたねこのレジン作品は,光の下では美しい青色を魅せ,暗闇の元で幻想的な光を放ちます。
青色の光る銀河を持つねこは美しく気高い雰囲気を醸し出すレジン作品です。
⑨:ダイソーレジンキット×うさぎ
『ダイソーレジンキット』内に入っている型を使ってアレンジした作品です。
ダイソーにはレジン用カラー顔料のほか,初心者向けの『レジンキット』が販売されていてとてもおすすめの商品です。
『ダイソーレジンキット』のなかには,レジンを作る型やビースなどのパーツが入っています。
キットとレジン液・着色剤を買えばレジンを始められる,そんな初心者向けキットです。
もちろん初心者がレジンを始めるきっかけとして使えます。
そのうえ型を使ってアレンジ作品を作ることも可能なので,型を求めて購入するベテランレジン創作者の方も多いですよ。
⑩:パステル×バイカラー
『パステル』を使ったマットな青色と透明金箔風フィルムが個性的なバイカラーを魅せるレジン作品です。
パステルを使って着色したレジン特有の不透明感と透明のレジン液が,バイカラーにすることによってお互いが良く映える作品となっています。
⑪:プリンターインク×キャンディドロップ
『プリンターインク』の透明度がキャンディドロップ風なデザインとマッチしたレジン作品です。
硬化不良による多少のべたつきなどについてもマニキュアのトップコートを塗るなどした対策が必要そうですね。
⑫:アクリル絵の具×花
レジン液の上に『アクリル絵の具』で絵を書き透明レジン液で閉じ込めたレジン作品となっています。
レジン液を重ねて段々にアクリル絵の具で絵を書くことで立体的に見える作品が作り上がります。
背景の黒に映える明るい水色の花が大人っぽさと綺麗さを魅せるレジン作品です。
アクリル絵の具についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください!
ダイソーのアクリル絵の具がセットでおすすめ!種類や使い方を詳しく紹介100均ダイソーではお絵かきをもっと楽しめるアイテムが展開されています。
それは、アクリル絵の...
⑬:水彩絵の具×海
『水彩絵の具』のマットな淡い色合いを活かした浜辺風のレジン作品です。
淡い印象を与える水彩絵の具の着色は儚い印象や海の涼し気な印象を魅せています。
おすすめのレジン保管容器
着色済みのレジン液を保存する場合は,ネイル用コンテナがあると便利に使えます。
お気に入りの色や余った着色済みレジン液は容器に入れて保存しておくと次回にも使えて良いでしょう。
着色済みレジン液を保存するのにおすすめのレジン保管容器をご紹介します。
こちらの商品は,2重構造で光を通さない作りとなっていて,着色レジンを保管するのに最適な保管容器になります。
底がお椀型に丸くなっている形状が最後まで使いきりやすいと評判になっています。
他の色付きの容器よりも白色の保管容器の方が,着色レジンの発色が見やすいのでおすすめです。
レジン着色の基本まとめ
元々は透明であるレジン液に色をつけるには,着色剤を使って着色をすることが必要になります。
専用のレジン着色料のほかにも,さまざまな着色料を使って自分が求める色を探し求めていくのです。
自分好みの色を見つけたり,作品ごとの雰囲気を変えたり,レジンの着色はさまざまなモノが使われているのです。
レジン着色の選択肢が増えることで,レジン創作の幅も広がり続けるでしょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。