高温期17日目とは?
基礎体温とは、以下のことを言います。
基礎体温とは、何もしていない状態の体温のこと。
起床時がこれらの運動による体温上昇の影響を受けにくいために、計測は目覚めに行うのが一般的。
基礎体温は低温期と高温期の2層になっており、高温期とは、排卵が起こった日から生理開始までの基礎体温が高い期間のことを言います。
生理が来ると高温期が終わると同時に基礎体温が下がり、妊娠していれば高温期が長く続くことになります。
高温期17日目は、生理予定日より数日経っているものと考えられており、ここまで基礎体温が高ければ妊娠している可能性は高いと言われています。
排卵日や生理予定日の誤差や数え間違いなどで多少違ってくることもありますが、高温期17日目ごろに妊娠検査薬を使用して陽性反応が出る人も出てきます。
基礎体温を毎日計測していれば、高温期17日目まで基礎体温が高い状態であれば妊娠しているという期待ができるでしょう。
しかし、妊娠検査薬は生理予定日より1週間後からが最も精度が高まりますので、妊娠しているかどうか気になりますが、焦らず妊娠検査薬が使える目安頃まで待ちましょう。
高温期17日目の初期症状
高温期17日目となると、基礎体温が高くなるのと同時に、様々な症状が出てきます。
高温期に現れる主な症状は以下の通りです。
- 胸の張り
- 下腹部痛
- 眠気、だるさ
- のぼせ
- 便秘
- トイレの回数が増える
このような症状は生理前症候群(PMS)とほぼ同じです。
この症状は、高温期17日目頃から顕著に現れる人もいますし、生理前と全く変わらない人もいます。
胸の張り、眠気は妊娠していると特に強く現れることも。
いつもより症状が強かったり、いつもと違う症状が出たりしていると気になりますよね。
また、上記のような症状が全くないという人もいます。
体質などによって様々なので、一概にこの症状が出たから妊娠しているとは言い難いですね。
妊娠しているかどうか一番分かるのが基礎体温なので、高温期17日目以降も引き続き毎朝チェックしてみてください。
高温期が17日目頃になると、妊娠していれば4週頃になります。
飲酒は完全に控え、薬の服用も十分に注意したり、葉酸などのサプリを積極的に摂るようにしてくださいね。
高温期17日目頃によくある妊娠初期兆候
では、高温期17日目あたりに出てくると言われる妊娠初期症状を6つ見ていきましょう。
- 胃のむかつき
- 異常な眠気、だるさ
- 胸の張り
- 食欲や食べ物の好みの変化
- 匂いに敏感になる
- おりものの増加
特徴①:胃のむかつき
高温期17日目頃になって、妊娠していると徐々に妊娠時特有の症状が出てきます。
特に妊娠初期によく現れるのが「つわり」ですよね。
高温期17日目あたりに胃のむかつき、胃が重たいと感じた人はそのまま吐き気や嘔吐などつわりを経験する人が多いです。
体調不良が原因の時もありますが、少し食欲が減ったり、食後すぐに胃が重くなったりしていたら妊娠の初期症状を疑ってみてください。
胃の調子が悪いといって市販の胃腸薬を飲むのは危険なので、病院で妊娠の可能性がある旨を伝えて医師から処方してもらうのが一番良いでしょう。
特徴②:異常な眠気、だるさ
高温期は基礎体温が高い状態なので、体の体温も上がっている状態です。
常に微熱の状態なので、眠気や体のだるさが出てくる人も多いです。
のぼせているような症状も妊娠初期によくある症状です。
生理前の症状とよく似ていますが、高温期17日目以降も同じような症状が続いていたら妊娠を疑いましょう。
眠気やだるさが強い時は車の運転や仕事での激しい作業などに注意してくださいね。
眠気やだるさは初期の頃によく現れ、妊娠3〜4ヶ月頃には落ち着く人が多いです。
特徴③:胸の張り
胸の張りも生理前の症状とよく似ていますが、高温期17日目以降も胸の張りが続いていたら妊娠している可能性があります。
妊娠している時の胸の張りは、乳腺などを活発化させるホルモンが出ることによって徐々に母乳が作る準備をするために胸が張ってきます。
胸の張り以外に、乳輪付近のかゆみ、チクチクする、服に擦れると痛むなどの症状が出る人もいますよ。
妊娠初期のうちに乳輪から分泌物が出ているような場合は、一度病院で診てもらいましょう。
特徴④:食欲や食べ物の好みの変化
高温期17日目あたりから食欲が落ちたり逆に増えたり、もしくは今まで食べれたものが食べれなくなったり、特定の食べ物が欲しくなったりする人もいます。
このような症状も妊娠初期症状としてよくあり、そのまま「食べづわり」として続いていきます。
酸っぱいものが食べたくなったり、フライドポテトが無性に食べたくなるという話はよく聞きますね。
このような食に対する変化が顕著に現れると妊娠している可能性があります。
食欲が増加しているからといって暴飲暴食すると妊娠中毒症になり分娩が大変になることもあるので、ほどほどにしておきましょう。
また、食欲が落ちている人は、赤ちゃんのためにと無理して食べる必要はありません。
妊娠初期、胎盤が完成していない頃は母親の食事から栄養をもらわないので、無理せず食べられるものを食べましょう。
特徴⑤:匂いに敏感になる
高温期17日目あたりから、ご飯の炊けた匂いがダメになったり、柑橘系の香りがとても好んだりと鼻がとても敏感になる人もいます。
これは「匂いづわり」になっていき、妊娠初期に悩まされるつわりのひとつでもあります。
ご飯の炊けた匂いや、洗剤の香り、自宅の匂いが苦痛になるという話はよく言われており、ご飯の匂いは旦那さんの食事を作る時にとても苦労する人が多いですね。
高温期17日目あたりは少し嫌だなと思う程度なのが、妊娠が継続していくにつれて酷くなる人がいます。
特徴⑥:おりものの増加
高温期17日目あたりから、生理前のおりものと、妊娠している頃のおりものとでは、質や量が変わってくる人もいます。
明らかに多くなったり、粘着質だったおりものがさらさらとしたり、逆のパターンもあったり人によって様々です。
ただし、おりものの臭いがきつかったり、黄色や茶色のおりもの、ボロボロとしたおりものが出てくる時は要注意です。
子宮内の病気や茶色のおりものは少量の出血の可能性もあるので、このような症状が出てきた時は病院で受診してみてください。
おりものの量が多い場合はおりものシートを使用して、汚れたら頻繁にシートを変えるなどして清潔に保つようにしましょう。
出血があった場合の原因と対処法
高温期17日目あたりに出血が確認されるととても不安になりますよね。
特に妊娠しているかどうか分からない状態だと、生理が来たのか、または不正出血なのか気になるところ。
まず、基礎体温を確認して、下がっていれば生理の可能性があります。
また、出血の量を確認して、下着にポツリとつく程度、ティッシュに少しつく程度の出血であればしばらく様子を見て安静にしておきましょう。
もし気になるようであれば遠慮せずに病院に連絡し、高温期が17日目まで続いている旨も伝えてください。
診察で出血が確認された時点で、医師からは「切迫流産」との診断を下されますが、実際に流産に進行するのは一部であり、順調と言われている場合には、過剰に心配する必要はありません。
出血=流産を想像する人も多いですが、出血の有無、出血の量などで必ず流産に繋がるとは考えづらく、おなかの赤ちゃんが順調に育っていれば問題ないとされています。
高温期17日目陰性反応でも妊娠している可能性有り
高温期17日目あたりまで基礎体温が高ければ妊娠の可能性が高いとご紹介しましたが、このタイミングで妊娠検査薬を使って陰性と出ることもあります。
妊娠検査薬は尿内のhCG濃度で妊娠の判定をします。
もし妊娠していても、高温期17日目頃ではhCG濃度が妊娠検査薬で判定できない低い数値である場合があります。
市販の妊娠検査薬は生理予定日1週間頃から検査が可能とされているものが多く、この頃にhCG濃度が急激に上昇して陽性と判定できます。
もし妊娠検査薬で陰性と判定されても、引き続き基礎体温をチェックして、高温期が17日目を過ぎて21日目ごろまで基礎体温が高い状態であれば再度検査してみてください。
妊娠判定が陰性である原因は、hCG濃度が低すぎる他、尿が十分にかかっていない、尿の濃度が薄いのも関係してくるので、その点も確認してみてくださいね。
また、調剤薬局ではチェックワンファストという生理予定日から妊娠判定できる妊娠検査薬も販売されています。
この妊娠検査薬はhCG濃度が低くても反応してくれるので、妊娠しているか気になるようなら購入してみてください。
高温期17日目の段階で病院で妊娠を確定するのは難しいので、生理予定日から1〜2週間後を目安に病院で受診してみましょう。
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高温期17日目以降も高温が続いていれば妊娠の可能性大!
高温期17日目あたりが妊娠しているかしていないかを見極める頃になります。
妊娠検査薬が陰性であっても、落ち込まず17日目以降も基礎体温を欠かさずチェックしてみましょう。
妊娠していたとしても、まだ妊娠4週で病院に行っても赤ちゃんが確認できるか難しいところです。
病院で妊娠が確定できるのがおよそ5週から6週と言われています。
妊活をしていると基礎体温や妊娠検査薬で一喜一憂してしまいがちですが、高温期が17日目を過ぎても欠かさず基礎体温をチェックしておきましょう。
基礎体温は自分自身の体の状態が分かる大事なものです。
妊活中は特に基礎体温を測り続けて、低温期と高温期の2層になっているか、高温期が短くないかなどチェックしてみてくださいね。
高温期18日目については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
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