ゴキブリの侵入経路は2つ!
ゴキブリが家にいる原因となる侵入経路は大きく2つあります。
1つは、ゴキブリが外から侵入してくる場合。
もう1つは、室内で卵がかえったことでのゴキブリ増加です。
ただ、室内で卵がかえって増加してしまった元々の原因は、ゴキブリが外から侵入してきたことによるものなので、ゴキブリの発生原因は、外から侵入してくることが一番といえます。
ゴキブリは、水や餌を求めて侵入してきますが、どんな場所にでも侵入するわけではありません。
ゴキブリの嗅覚は非常に優れていて、嗅覚を頼りに餌を求めて行動することで発生します。
特に、飲食店にゴキブリが多いのは、常に食べ物がある状態がゴキブリを引き寄せる匂いだからでしょう。
ゴキブリが家に発生しないようにするためには、ゴキブリを引き寄せてしまう餌の匂いをなくすことが大切です。
ハッカ油がゴキブリ対策に効果的な理由4選
ゴキブリ対策にハッカ油が効果がある理由は4つあります。
- ゴキブリの嫌いな臭いで寄せ付けない
- 生ゴミの臭い対策でゴキブリを寄せ付けない
- 侵入経路を断つことができる
- どこにいるかわからないゴキブリにも効く
効果的な理由①:ゴキブリの嫌いな臭いで寄せ付けない
ゴキブリだけでなく、人間以外の生き物はハーブの匂いが苦手と言われています。
ハッカやラベンダーなど刺激の強い匂いは特に苦手とされているので、ハッカ油の香りはゴキブリが苦手な臭いなので、近付かないようにする効果があります。
ゴキブリだけでなく、ハッカの香りは害虫全般に効きます。
効果的な理由②:生ゴミの臭い対策でゴキブリを寄せ付けない
ゴキブリは食べ物の匂いにつられて侵入してきます。
ハッカ油は臭い対策としても有効で、消臭スプレーとしても使われます。
特に夏場は生ゴミの臭いが発生しやすいので、ゴキブリもそれにつられて発生しやすくなる時期です。
生ゴミを捨てるタイミングでハッカ油で作ったスプレーをかけることで、ゴキブリを引き寄せてしまう生ゴミの臭いを消すことができるので、ゴキブリを寄せ付けないようにするかのとができます。
効果的な理由③:侵入経路を断つことができる
ゴキブリはいろいろなところから侵入してきます。
排水溝、エアコン、窓、換気扇などたくさんあり、ゴキブリホイホイなどを置ける場所は限られていますよね。
ハッカ油なら、場所をとることもないのでどこにでも使うことができます。
侵入経路となりそうなところの掃除の仕上げとしてスプレーして拭き掃除しておけば、ゴキブリの苦手な香りで寄せ付けないようにすることができます。
人間にとっては、嫌な香りではないので定期的な掃除に使っても問題ないのも助かるポイントです。
効果的な理由④:どこにいるかわからないゴキブリにも効く
ゴキブリは夜行性で、昼間はあまり見かけることがありません。
いつ、どこから侵入してきて、どこに潜んでいるのかわからないことにはゴキブリホイホイや駆除スプレーは意味がありませんよね。
ハッカ油なら、場所を問わず家全体に使うことができるので、どこにいるのかわからないゴキブリにも効かせることができます。
ハッカ油がゴキブリに効かない原因3選
ゴキブリに効果があるはずのハッカ油が効かないと感じる時は、3つの原因があります。
- ハッカ油の濃度が薄い
- 香りがなくなっている
- ゴキブリがハッカ油の耐性をつけた
効かない原因①:ハッカ油の濃度が薄い
ハッカ油の原液ではなくスプレーを作ったとき、ハッカ油の濃度が薄いと、ゴキブリに効くほどの香りにできていない場合があります。
害虫駆除として使うには、きちんと使用濃度を守って作るようにしないと、効果がないことがあるので気をつけましょう。
効かない原因②:香りがなくなっている
ハッカ油スプレーを濃度も正しく作ったのに効かない場合は香りが残っているかどうか調べてみましょう。
一般的にハッカ油スプレーが害虫対策として効果的に使える期間は、7~10日程度です。
ハッカ油は、時間が経つと成分が抜けていくので、早くに使い切らないと効果がなくなってしまいます。
どれだけ丁寧に分量通り作ったものでも、時間が経てば香りがなくなり、効果は薄れてしまうので、小さめのボトルで使い切れる分量で作ったほうがゴキブリ対策としての効果を果たせるでしょう。
効かない原因③:ゴキブリがハッカ油に耐性をつけた
ハッカ油の濃度も薄くないし、作って10日以内で効果が切れてもいないハッカ油スプレーなのに効かない場合があります。
ハッカ油は天然成分なので、人体には影響がほとんどないものです。
市販のものよりもオーガニックなどを好む人などはハッカ油を好んで使い続けることが多いです。
ただ、ゴキブリは生命力がとても強い生き物です。
ハッカ油を常に使い続けることで、ゴキブリが香りに耐性を持つことでハッカの虫除けとしての効果がなくなってしまうこともあります。
こういった場合は、そのゴキブリにはハッカ油の効果がないので、別のゴキブリ対策のほうが新たな効果が期待できるので、ハッカ油を使いつつも、別のゴキブリ対策を考えましょう。
ゴキブリ対策に効果的なハッカ油スプレーの作り方
ゴキブリ対策に効果的なハッカ油を使ったスプレーの作り方をご紹介します。
- 材料の準備
- 混ぜ合わせる
- ボトルに注意
ハッカ油スプレーの作り方①:材料の準備
ゴキブリなど害虫対策でハッカ油スプレーを作る場合、必要なのは無水エタノール、ハッカ油、精製水です。
分量は、無水エタノール10ml、ハッカ油60滴、精製水90mlです。
これよりも濃度が薄いとゴキブリ対策としての効果がないので、分量を守って作ってください。
ハッカ油スプレーの作り方②:混ぜ合わせる
まずは、無水エタノールとハッカ油をスプレー容器に入れます。
その後、精製水を加えてよく振って混ぜ合わせるようにしましょう。
ハッカ油スプレーの作り方③:ボトルに注意
ハッカ油スプレーを作るときに使うスプレー容器には注意が必要です。
ポリスチレン製のスプレー容器を使うとハッカ油に含まれているリモネンという物質によって溶けてしまいます。
溶けてしまうと、容器はもちろんボロボロになりますし、香りも変化します。
当然、ゴキブリ対策への効果も変わってきて非常に危険なので注意しましょう。
ポリプロピレン、ポリエチレン、ガラス製の容器なら問題ありません。
100円ショップでもあるので、表記をよく見てから購入するようにしましょう。
持ち運びしないなら、ガラス製が一番安心ですよ。
ハッカ油の使い方についてはこちらの記事もぜひ参考にしてください。
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ゴキブリ対策に効果的なハッカ油の使い方5選
ゴキブリ対策に効果的なハッカ油の使い方とオススメポイントを詳しくご紹介します。
- キッチンのシンク周り
- ゴミ箱の臭い対策
- エアコンフィルター
- 窓や玄関
- ハッカ油トラップ
ハッカ油の使い方①:キッチンのシンク周り
一番ゴキブリが発生しやすいのは、やっぱり食べ物を扱うキッチン付近です。
キッチンに食べ物を置いていなくても、排水溝やシンクに残った生ゴミなどの臭いにゴキブリが引き寄せられてしまいます。
食器類を洗ったあとに、仕上げとしてシンク周りにハッカ油スプレーをかけることで、残った食べカスや生ゴミなどの臭い予防にもなり、ゴキブリ対策としても効果を発揮します。
キッチン用掃除用にシンク近くに置いておくといつでも手軽にスプレーできますね。
ハッカ油の使い方②:ゴミ箱の臭い対策
臭いに引き寄せられるゴキブリ対策として、生ゴミなどを捨てるキッチンのゴミ箱や、屋外においているゴミ箱に1日1回はスプレーするのがオススメです。
毎回スプレーをするのが大変な場合は、重曹大さじ2にハッカ油2〜3滴混ぜたものをお茶パックなどの袋やガーゼに入れてゴミ箱の下に置いておくだけでも大丈夫です。
ハッカ油の香りは10日ほどでなくなってしまうので、定期的に取り替えるようにしてくださいね。
ハッカ油の使い方③:エアコンフィルター
室外に伸びているエアコンホースからゴキブリ侵入してくることもあります。
ゴキブリホイホイなども置けず、ホースを塞ぐこともできないのでゴキブリ対策がしづらい場所ですが、そんな時こそハッカ油が使えます。
フィルター掃除の時にハッカ油スプレーすることで、ゴキブリの侵入を防ぐことができて、エアコンを使うときに爽やかな香りを楽しむこともできるので夏には特にオススメです。
ハッカ油の使い方④:窓や玄関
玄関や窓のサッシの掃除と時に仕上げにハッカ油スプレーを使うことで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。
外出のときについでにスプレーするクセ付けをするようにしたはハッカ油の香りが地面にもつくので、外からのゴキブリを寄せ付けないようにしてくれます。
ゴキブリの隠れ家になりやすい靴箱の臭い対策にもハッカ油を使えば、ゴキブリを寄せ付けません。
ハッカ油の使い方⑤:ハッカ油トラップ
ハッカ油スプレーを毎日の掃除に使うのも効果的ですが、ハッカ油トラップをゴキブリが出現しそうな場所に仕掛けるのも効果的です。
ゴミ箱の臭い対策の時と同じで、お茶パックの袋やガーゼにハッカ油と重曹を入れて、食器棚や冷蔵庫の横の隙間、靴箱などゴキブリの通りそうな隙間や、ゴキブリが現れやすいキッチンの引き出しやシンクの下、配管の通っている洗面所にハッカ油トラップを仕掛けてゴキブリ対策をしましょう。
キッチンや洗面所に置いても身体への害がないので安心で、臭い対策にもなります。
スプレーよりもピンポイントでゴキブリ対策ができて、10日に一度程度取り替えるだけでいいので手軽です。
ハッカ油を使うときの注意点3選
ハッカ油は基本的には人体への影響はない安全なものですが、使うときの注意点がいくつかあるので安全に使うためにも知っておきましょう。
- 原液で身体に直接使用しない
- 妊娠中や赤ちゃん、ペットがいる場合は控える
- 目や粘膜につかないようにする
注意点①:原液で身体に直接使用しない
ハッカ油もアロマの精油などと同じで、原液をそのまま使用することは控えて下さい。
掃除などに使う場合も、手に触れるなら薄めたり手袋を使うようにしましょう。
虫除けスプレーやマッサージなどとしてお肌に使うときなどは、必ず精製水やエタノール、オイルなどを使って薄めないと刺激が強すぎるので注意してください。
注意点②:妊娠中や赤ちゃん、ペットがいる場合は控える
ハッカ油は香りを知っている人はわかると思いますが、ペパーミントと同じ精油です。
妊娠中や1歳未満の赤ちゃん、ペットなどがいる場合はハッカ油の香りで不調が起きることが考えられます。
市販の虫除けなどより、自然由来だと安心だと思って使う人が多いですが、人によっては害になることもあるので注意事項を確認してから使うようにして下さいね。
注意点③:目や粘膜につかないようにする
ハッカ油だけでなく、アロマなどの精油は目や粘膜などへの直接的な使用は禁止です。
顔や太ももなど皮膚が薄くて敏感な部位に使うのも控えたほうが良いでしょう。
虫除けスプレーとして使う場合は、二の腕や太ももの内側でパッチテストをしてから使ったほうが安心です。
万が一、目や粘膜にハッカ油がついてしまったときや、パッチテストで赤みやかゆみが出てしまったときには、水でしっかり洗い流した後、必ず専門家に診てもらうようにしてくださいね。
ハッカ油の保存方法
ハッカ油の保存は、冷蔵庫がオススメです。
ハッカ油を含め、アロマなど精油は開封すると時間が経つごとに香りや成分が逃げてなくなってしまいます。
冷蔵庫など涼しい場所のほうが、成分が空気中に逃げてしまうことを遅らせることができます。
ただ、時間ぎ経つと香りは薄れてしまうので、使う前にハッカの香りを確認をして下さいね。
短期間で使い切れる量のハッカ油を買って、なくなるたびに買い足すようにしたほうが、常に効果が高い状態のハッカ油を使えます。
ハッカ油以外のゴキブリ対策3選
ハッカ油以外にゴキブリ対策として使える身近なものをご紹介します。
- アロマオイル
- ハーブ
- 重曹
ゴキブリ対策①:アロマオイル
ハッカ油もアロマオイルと同じ分類ですが、ゴキブリ対策に有効なのはハッカ油やペパーミントだけではありません。
アロマオイルには色々な種類がありますが、ゴキブリなどの害虫対策にオススメなのは、シナモン、クローブ、ユーカリ、ナツメグの香りが効果的です。
ゴキブリ対策②:ハーブ
お庭があったり、植物を育てることが好きな人にオススメなのは、ハーブを植えることです。
ゴキブリ対策としてオススメのハーブは、セリ科のセロリやキャラウェイ、クミンです。
中でも、キャラウェイはゴキブリ対策にとても効果的と言われています。
レモングラスやミントも効果的で、料理に使うこともできます。
反対に、甘い香りはゴキブリを引き寄せてしまいます。
バニラビーンズなど甘い香りのハーブを育てているときは、ゴキブリ対策に有効なハーブと一緒に育てるようにしたほうが良いでしょう。
ゴキブリ対策③:重曹
ゴキブリ対策として知られていない重曹ですが、実は重曹もゴキブリ対策になります。
重曹を、ゴキブリの通り道にまいておくことで、重曹がゴキブリの身体や口に付着してその後自分の体を舐めたゴキブリは死に至るとも言われています。
侵入を防ぐというよりも、家の中でゴキブリが発生してしまったときにゴキブリを増殖させないための方法として使えますね。
ハッカ油のこちらの記事もぜひ参考にしてください。
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おすすめのハッカ油
金額、容量共に使いやすく手にいれやすいハッカ油です。
ゴキブリ対策としてだけでなく、虫除けスプレー、お風呂などでも使うことができるので夏場は大活躍してくれますよ。
ゴキブリが発生してしまう前に、いつものお掃除にハッカ油を使って防ごう
1匹見つけたらたくさんに増えているかもと言われるほど、生命力や繁殖力の強いゴキブリ。
見つけてから完全にいなくなるようにするのはとても難しいことなので、発生前にハッカ油で防ぎましょう。
いつものお掃除にハッカ油を使うだけでゴキブリの侵入を防ぐことができるので、ぜひとりいれてみてください。