猫ケージって本当に必要?
猫を飼っている皆さんはケージを使っていますか?
猫用ケージはさまざまなシーンで役立つアイテムです。
そんな猫用ケージですがどんな場面で使われているのでしょうか?
猫好き100人にアンケートした結果がこちらです!
最も多かったのは「お留守番」のときにケージを使うとの回答。
いたずらや事故・ケガ防止のためにもお留守番のときはケージにいてもらうという人が多いようです。
次に多かったのは「猫の体調不良」。
猫にゆっくり休んでほしい時にもケージが活躍しているようですね。
その他「家事をするとき」や「夜寝るとき」など、何かしらの理由でケージを使っている人は全体の5割という結果になりました。
猫ケージについてアンケートの結果では、使わないと答えた方も全体の半分を占めていますね。
使わない方は、猫の自由を奪いたくない、猫の好きにさせたいと考えるようです。
猫ケージについて、さらに深く掘り下げて必要性があるのか探っていきます。
猫ケージのメリット
- 作業中に猫の安全を守る
- 体調が悪い猫を安静にさせる
- 人間の安眠対策になる
- 留守中の安心材料になる
- 災害時の猫の居場所を守る
ケージを利用すると日常生活において猫と人間の安全を守ることが出来ます。
ケージに入れて猫の動きをセーブすることで、日常生活を安全平穏にすごすことが出来ます。
家事をするとき、たとえばキッチンで揚げ物などの料理中にうろうろされるとたいへん危険ですのでケージに入れると安心ですね。
猫が病院で避妊手術をしたり体調が悪い場合はゆっくり休ませるために行動を制限する必要があり、ケージが役立ちます。
多頭飼いの場合は特に、弱っている猫はケージに入れて隔離したほうが良いでしょう。
夜に猫が大運動会をして悪戯をする場合は、家族の安眠妨害にもなりかねません。
その場合、夜間だけケージを利用する方もいます。
留守中にケージに入れるというケースが全体の10%と一番多くありましたね。
もし、毎日仕事に行くときに猫を朝から夜まで殆どケージに入れるのは猫にとってストレスになります。
散歩に行かない飼い猫にとって家の中での自由を奪うことになり、運動もできないので健康面でも良くないでしょう。
長時間ケージを使うのなら広さや機能面も良く考えて、猫がすごしやすい環境を整える必要があります。
災害時には猫ケージがあると安心です。
猫は地震など災害時にパニックを起こすと逃げ回って飼い主が呼んでも捕まえるのが難しくなります。
猫が安心できる環境をぜひ、ケージで作ってあげましょう。
簡易タイプのテントのようなケージがあり、災害で避難所に連れていくのは難しいかもしれませんが車の中でいっしょに過ごすときには活用できます。
何才まで使うの?
猫ケージは年齢で使うわけではなく猫の状態で使うことが望ましいです。
3ヵ月未満の子猫の場合で、家に誰もいなくなる場合はケージを使うと安心です。
生後3ヵ月の子猫にとって家の中には危険な場所が多いものです。
コード類は噛みついて感電することもあり、首輪をつけている場合は引っかけてしまい、首が締まる危険があります。
コードは保護カバーをつける、首輪はしないか又は引っ掛かって外れるタイプにします。
また、特に子猫は何でも玩具にして飲み込む可能性があるので、留守中心配なら誤食を防ぐためにもケージの使用をおすすめします。
野良猫から飼い猫になった場合は、すきがあれば脱走しようとする子も多く危険です。
来客時で小さい子供さんが来るとパニックを起こして、窓から脱走することもあり得ますので念には念を入れてケージを使うと安心です。
猫ケージの選び方
猫ケージをさがす際に年齢や体格に合ったケージを選ぶのはもちろんのこと、この他にどのようなポイントがあるのでしょうか。
こちらでは猫ケージの選び方のポイントを見ていきます。
ケージの高さ
ケージは大きく分けて1段、2段、3段と種類があるので、部屋の広さや猫の状態に応じて選びましょう。
一段タイプのケージは子猫を迎えた時にトイレを覚えさせたり、新しい家の環境に馴染むために有効で価格も比較的手ごろな物が多いです。
縦長の2~3段式は、キャットタワーのように上下運動ができるタイプです。
猫は高いところに登るのを好む動物ですから床面積が広い1段より、高さがある3段式がおすすめです。
仕事で日中の殆どをケージに入れるのなら3階建てのものを選んで猫が縦に動けるものが望ましいです。
健康な猫の場合は1階建てを選ぶと、ジャンプができない環境で猫がストレスにもなる上に筋肉量が落ちてしまいます。
DIYで突っ張り棒やワイヤーネットを使って天井までの高さのあるケージを作ることもできます。
サイズ
猫は自由気ままに過ごすのが本来の姿なのでケージを好まないことも多く、健康な猫であれば、入れたらずーっと泣き続けたりケージをかみ続けて出ようとすることもあります。
また、活発なタイプの猫種は長時間の猫ケージが無理な場合があるのでどの猫にもケージが使えるわけではありません。
トイレのスペースを確保する必要がありなるべく大き目のケージを選んだほうが少しでも猫の自由を奪わずに済みます。
床面積の広いケージを置けない場合は、設置面積は狭くとも縦に高いタイプを選ぶなどしてトイレや爪とぎなどが入れられる広さににすることをおすすめします。
安全性
猫がケージの中で運動したり、扉を開けておくことで猫が出入り自由になり、突然ものすごい勢いで動くことがあります。
そんなとき、ケージが倒れてしまわないよう耐震用具で補強したり、可動式の場合はキャスターをロックして動かないようにしておきましょう。
また、扉や棚などが簡単に動いて猫の手足が挟まったりしないようしっかり留めておくことも重要です。
できるだけ猫にも人間にも安全性を確保した設置方法をおすすめします。
機能
猫ケージには平置設置タイプとキャスター付き可動タイプがあります。
また、上や横にケージをつないでスペースを増やす機能のあるものが便利で人気があります。
可動タイプのほうが移動がらくですし、キャスターはストッパーが付いているので勝手に動く危険はありません。
ただ、キャスターはシリコンゴム部分が経年劣化しやすいので、最初からパーツを予備に買える商品をおすすめします。
また、ケージの中に猫が休めるようハンモックが設置されたものがあります。
柵に引っかけて使える水飲み皿や爪とぎやがセットされたものなどもあり、最初からついていたほうがコンパクトにまとまっていて猫が動くスペースを確保できます。
お手入れのしやすさ
猫のケージは水をこぼしてしまったり、毛玉を吐いてしまったり、排泄物などで汚れやすいもの。
床材や棚板はできるだけ拭きやすく、丸洗いできる素材を選ぶのがいいでしょう。
底部分が引き出し式で取り出して洗えるタイプがおすすめです。
猫は綺麗好きで匂いに敏感なので清潔な環境を維持するよう努めましょう。
おすすめの猫ケージ10選
猫がケージを使うメリットやケージそれぞれの特徴を見てきました。
こちらでは市販している猫のケージからおすすめのケージを厳選してご紹介します。
【お掃除しやすい】マルカン キャットフレンドルーム スリム2段
猫がケージの中で遊んだりして動くと扉のロックのカチャカチャする音が耳障りで気になってしまう人におすすめなのがこちらのケージ。
扉のロックのチェーン部分がシリコン製なので揺れても金属音がしないよう改良されたので静かになりました。
床面の掃除がしやすいよう床板のトレーとフェンスの溝が深くなっており、猫砂などが内側にとどまる構造になってます。
一番下の扉は観音開きとなっているのでトイレ掃除もしやすくなっています。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 幅79.5×奥行50×高さ131.5cm |
重量(約) | 11.4kg |
素材 | フェンス:スチール(粉体塗装)/ジョイントパーツ・フェンス固定パーツ・フェンス固定バックル・底トレー:ポリプロピレン/ロックパーツ:スチール(粉体塗装)・シリコンゴム/滑り止めシール:シリコンゴム/ロックパーツ:スチール(粉体塗装)・シリコンゴム/滑り止めシール:シリコンゴム |
付属品 | フェンス/底トレイ/ジョイント/棚板/ケージロック/バックルすべり止めシール/転倒防止チェーン/天面ジョイント/L字ジョイント |
【猫用ハウスにもおすすめ】アイリスオーヤマ 折りたたみソフトケージ ブラウン L サイズ
アイリスの折りたたみソフトケージは外出先でのケージ代わりや急な来客のときに入れたり、災害時の緊急対策にも役立つので一つ用意しておくことをおすすすめします。
使わない時はコンパクトに折りたためておけて、特別な工具を必要とせず、難しい組み立て不要のソフトケージです。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 幅80×奥行51.5×高さ66cm |
重量(約) | 1.9kg |
素材 | 本体生地:ポリエステル100%(裏:PVCコーティング)、メッシュ部分:ポリエステル100%、芯材:スチール |
付属品 | 本体のみ、別売りで給水ボトルが有る |
【子猫のケージ飼いにぴったり】アイリスオーヤマ キャット ケージ ミニ 2段 ホワイト 幅69×高115cm
コンパクトサイズながら高さも十分に保てて、天板が開閉するので天井部分から猫の出し入れがしやすく子猫や体格の小さい猫におすすめのケージです。
棚板が2枚取り付けられるようになっているので、1段の高さが低くなり小柄な体格の猫でも上り下りしやすくなってます。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 幅69×奥行54.5×高さ115cm |
重量(約) | 12.95kg |
素材 | フェンス:スチール(エポキシ粉体塗装)/棚板:合成樹脂化粧パーティクルボード(メラミン樹脂)/部品:ABS樹脂・ポリプロピレン/トレー:ポリプロピレン |
付属品 | フェンス/底トレイ/ジョイントパーツ/棚板/ドアロック/キャスター/キャスター台2個 |
【お留守番に最適】アイリスオーヤマ ペットケージ 2段 ホワイト 幅93×高121cm
横幅・奥行とも広々としたサイズで人気の2段ケージなので、常時ケージを置いておく場合におすすめのタイプ。
1段目・2段目それぞれに扉がついているので、掃除やお世話がしやすくなってます。
ケージの脚はキャスターになっているので移動も楽ちんながら、安全ストッパー付きなのでしっかりと止まってます。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 幅93×奥行63×高さ121cm |
重量(約) | 15.97kg |
素材 | フェンス:スチール/トレー・パネルジョイント:PVC樹脂/キャスターストッパー:ポリエチレン/中間ジョイント・コーナージョイント:ABS樹脂 |
付属品 | フェンス/底トレイ/ジョイントパーツ/棚板/ケージロックチェーン/キャスター/キャスター台2個 |
【広々空間】アイリスオーヤマ ペットケージ 3段 ホワイト 幅93×高178cm
こちらは前述のケージの3段タイプになっているので、お留守番の多い猫や多頭飼いのお宅におすすめのケージとなっています。
棚板の位置が高めなので、子猫期から使うよりは成猫になってから使うことをおすすめします。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 幅93×奥行63×高さ178cm |
重量(約) | 22.20kg |
素材 | フェンス:スチール(エポキシ粉体塗装)/棚板:合成樹脂化粧パーティクルボード(メラミン樹脂)/部品:ABS樹脂・ポリプロピレン/トレー:ポリプロピレン |
付属品 | フェンス/底トレイ/ジョイントパーツ/棚板/ドアロック/キャスター/キャスター台2個 |
【増やせるケージ】アイリスオーヤマ コンビネーションサークル 2段 ブラウン ペット用 幅約93×高さ約122cm
アイリスのコンビネーションサークル2段は、後から縦にも横にも増やして設置できる便利なケージです。
必要なパーツを買い足せば成長や用途に合わせてケージの拡張ができるので子猫から成猫用にこれ一つで対応できるのでおすすめです。
スライド式のドアなので狭い場所でも開閉がしやすいのも便利です。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 幅93×奥行65×高さ122cm |
重量(約) | 16kg |
素材 | フェンス:スチール(エポキシ粉体塗装)/トレー・バックル・ジョイント:ポリプロピレン/扉ロック:ABS樹脂/棚板:合成樹脂化粧パーティクルボード(メラミン樹脂)/ネジ・金具:スチール/キャスターストッパー:ポリエチレン |
付属品 | フェンス/底トレイ/ジョイントパーツ/棚板/扉ロック/キャスター |
【来客時にも使える】アイリスオーヤマ 折りたたみサークル ブラウン M サイズ
折りたたみ式のサークルケージと言うと犬やうさぎなどの簡易的な使い方をよく目にしますが、猫のケージとしても秀逸で、特に子猫の時期に使うとケガの心配も少ないのでおすすめ。
使わないときは畳んで収納ができ、バッグのようにして持ち運びも可能なので、外出先や災害時の備えとして一つ持用意しておくことをおすすめします。
商品詳細 | |
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本体サイズ(約) | 直径92×奥行92×高さ62cm |
収納時サイズ(約) | 幅約66×奥行約6×高さ約42cm |
重量 | 2.65kg |
素材 | 生地:ポリエステル100%(裏:PVCコーティング)/メッシュ部分:ポリエステル100%/芯材:スチール |
付属品 | 本体、キャリングケース |
【スリムな幅が魅力】アイリスオーヤマ スリムキャットケージ 3段 ホワイト 幅74.5×高200cm
奥行が47cm高さが200cmと他のケージよりも細長く高さがあるので家具と家具の間などに置いて空間を十分に使うことができます。
ケージ内には木製の棚板を4枚付けられ、猫がのびのびと運動することができるので、常に置いておくケージとしておすすめです。
転倒防止チェーン付きなので、ケージを壁や柱などにしっかりと固定できて安心です。
商品詳細 | |
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サイズ(約) | 幅74×奥行47×高さ200cm |
重量(約) | 20kg |
素材 | フェンス:スチール(エポキシ粉体塗装)/棚板:合成樹脂化粧パーティクルボード(メラミン樹脂)/部品:ABS樹脂・ポリプロピレン/トレー:塩化ビニル樹脂/チェーン:スチール |
付属品 | フェンス /棚板/ジョイント部品/トレー/転倒防止チェーン/扉ロック |
【ケージ飼いにおすすめ】アイリスオーヤマ キャットランドケージ ホワイト スリム 幅69×高169cm
猫のケージの安心感とキャットタワーが一体化したケージとなっているので、お留守番が多い猫ちゃんにおすすめのケージです。
くつろぎスペースの棚板はもちろん、麻縄が巻かれたポールが上から下まで据え付けられており、爪とぎとしても、登って遊べる木としても使えるのでキャットタワーとして使うのもおすすめ。
ケージに付けられるハンモックも付属しているので猫も喜ぶこと間違いなしです。
商品詳細 | |
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サイズ(約) | 幅69×奥行54.5×高さ169m |
重量(約) | 18.93kg |
素材 | フェンス:スチール(エポキシ粉体塗装)/棚板:合成樹脂化粧パーティクルボード(メラミン樹脂)/部品:ABS樹脂・ポリプロピレン/トレー:塩化ビニル樹脂/ハンモック:ポリエステル100% |
付属品 | パネル/棚板/麻縄爪とぎポール/ジョイント部品/トレー/扉ロック/ハンモック/ハンモック用フック/キャスター/キャスター台 |
【組み立て簡単】マルカン キティケージ 1000 グレー 猫用
キティケージは棚板の高さや天井の高さも子猫が使いやすい仕様になっているので子猫を迎える人にはおすすめです。
本体のフェンスは折りたたまれた状態を広げるだけなので、女性でも簡単に使えます。
商品詳細 | |
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サイズ(約) | 幅69×奥行54×高さ98m |
重量(約) | 9.5kg |
素材 | フェンス:スチール(粉体塗装)/フェンス固定バックル・底トレー・ステップ:PP/ロック用チェーン:シリコンゴム |
付属品 | フェンス/ハンギングトレー/ジョイント部品/底トレー/ロック・ロックチェーン/キャスター |
いざという時のために猫をケージに慣らしておくのがおすすめ
住まいの間取りによってはケージを置くと狭くなってしまうこともあるでしょうが、できれば普段からケージに慣れた生活ができるようにしておくことをおすすめします。
猫を初めてケージに入れるときは子猫・成猫に関わらず静かな環境と隠れられるスペースを作ってあげましょう。
今回の記事の中でご紹介した様々なデザインのケージを参考にしていただき、飼い主にも猫にとっても快適で、猫の自分の場所=テリトリーを作ってあげると、お留守番中も安心して過ごすことができます。
また、万が一の災害時に備えてケージでの生活に慣れていると猫にかかるストレスも軽減できるのでおすすめします。
SUMICAでは100均のワイヤー網を使ったペットのケージなどをDIYするアイデアが満載の記事も必見です。
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