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2019/08/08

スキレットのシーズニング特集!方法や失敗例・シーズニング不要の商品も紹介

スキレットとは鋳鉄製のフライパンの事です。
最近ではスキレットをアウトドアで使ったり、料理を作ったらスキレットをそのままおしゃれな器として出すお店もあります。

スキレットは鋳鉄製で料理を美味しく作れる一方、手入れに手間がかかるという欠点もあります。
ここではそんなスキレットのシーズニングについてご紹介していきます。

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スキレットのシーズニングとは

シーズニングとは

シーズニングとは、スキレットに必要不可欠な手入れの事をいいます。
スキレットに油を馴染ませる事です。

ところでみなさんはお店で錆びているスキレットなんて見たことありませんよね?
それは、商品であるスキレットが錆びないように、ワックスやオイルなどが塗ってあるからなんですよ。

これはスキレットだけではなく、中華鍋や鉄鍋、ダッチオーブンなどにもいえます。
もちろんワックスやオイルは食べられませんから、これをしっかり落とさないことにはとても料理なんてできません。

そのため塗ってあったワックスやオイルを剥がし、更に、剥がした後に錆びさせないためのシーズニングが必要になってくるのです。
このシーズニングがうまくいくと、焦げ付きにくいスキレットができあがります。

ぜひチャレンジしてみてください。

<下に続く>

最初のスキレットシーズニング方法

最初のシーズニング

スキレットにシーズニングが必要不可欠なことは上で説明しましたが、買ってすぐに行う、一番最初のシーズニングは少し特別です。
ここではその一番最初のシーズニングについてご紹介していきます。

  1. ワックスやオイルなどを落とす
  2. スキレットを焼く(空焚きする)
  3. 全体に油を塗る
  4. もう一度焼く
  5. 3、4を3~5回繰り返す
  6. くず野菜(香味野菜)を炒める
  7. スキレットで湯を沸かす
  8. 油を塗る

最初のスキレットシーズニング手順①:ワックスやオイルなどを落とす

まずスキレットについているワックスやオイルなどを落とすために洗剤でしっかり洗います。
もしも落としきれておらず少しでも残っていると、シーズニング失敗の原因になりますので、遠慮なくゴシゴシ擦ってください。

そうしたら次は洗剤で洗ったスキレットに水(常温)を入れて沸騰させます。
これは落としきれなかったワックスやオイルを浮かせて落としやすくするためです。

さっと中を擦り、お湯を捨てたらスキレットを丁寧に拭きます。
このとき火傷には十分注意してください。

ここで水分が残っていると錆の原因になるので、しっかり綺麗に拭きましょう。

最初のスキレットシーズニング手順②:スキレットを焼く(空焚き)

次は、水気を丁寧に拭き取ったスキレットをガスコンロで焼いていきます。
温めるのではなく、焼きます

しっかり強火で焼いていきましょう。
このとき、ガスコンロは火力にムラがあるので、まんべんなく綺麗に焼けるようにスキレットを動かしながらやります。

だいたいスキレットの色が変わって、少し白っぽくなって来たらOKです。

このときスキレットは取っ手の部分までかなり熱くなってしまいます。
とても素手で触れる温度ではありません。

必ず専用のハンドルカバーやミトンなどを使用して、火傷に十分注意してください。

最初のスキレットシーズニング手順③:全体に油を塗る

全体をまんべんなく焼いたスキレットがほどよく冷めたら、今度はキッチンペーパーなどで油を塗っていきます。
この時使う油は、食用油です。

オリーブオイルやサラダ油を使いましょう。
この後数回にわたって油を塗っていくので、たくさんあった方がいいです。

スキレットは油を塗らないとどんどん錆びていくので、全体にしっかりくまなく塗っていきます。
忘れがちですが、取っ手も同様です。

最初のスキレットシーズニング手順④:もう一度焼く

もう一度空焚きしていきます。
油を塗ったまま空焚きすると白い煙が出てきますが、気にせず焼いていきましょう。

だいたい煙が出なくなるくらいまでですね。
もしコンロに付いている安全装置が働いてしまったら、そこまでで大丈夫です。

煙が出なくなるまで空焚きしたら、更に同じように油を塗っていきます。

最初のスキレットシーズニング手順⑤:③、④を3~5回繰り返す

油が燃え尽きて煙が止まったら、再び冷まして油を塗ります。
これを3~5回繰り返します。

スキレットが黒っぽくなったら、油が十分に馴染んだ証拠です。

最初のスキレットシーズニング手順⑥:くず野菜(香味野菜)を炒める

油が十分に馴染んだら一度スキレットを冷まし、冷めたら多めに油を敷いてくず野菜を炒めていきます。
これはスキレットに染みついている鉄臭さを取るためです。

できれば炒める野菜はネギなどの香味野菜がいいでしょう。
火加減は弱火から中火程度にします。

野菜にの端が焦げてきて、スキレットから鉄の匂いがしなくなるまでやります。
野菜に火が通った良い匂いがしてきてもOKです。

ここで炒めた野菜は捨ててしまいましょう。
もし、もったいないと思う人は食べても大丈夫ですが、絶対にスキレットの上で味付けはしないようにしましょう。

最初のスキレットシーズニング手順⑦:スキレットで湯を沸かす

くず野菜を炒めたら、汚れを浮かせるためにスキレットに水を入れて沸騰させます。
汚れを浮かせたら、たわしで擦って綺麗にしていきますが、このとき絶対に洗剤を使わないようにしてください。

折角馴染んだ油が落ちてしまいます。
汚れを綺麗にしたら、水気が完全になくなるまで火にかけます。

最初のスキレットシーズニング手順⑧:油を塗る

最後の仕上げに再度、全体にキッチンペーパーなどで薄く油を塗っていきます。
うまく油が馴染めばこびりつきにくいスキレットになります。

どうですか?
うまく油が馴染んでいれば最初に買った時より黒っぽく全体に艶が出ていると思います。

しかし、ここまでやっても終わりではありません。
スキレットやダッチオーブンなどを使っていくことを育てるというように、使うたびにしっかり手入れをすることで、だんだんといいスキレットになっていくのです。

<下に続く>

スキレットのシーズニング方法

普段のシーズニング

ここでは二回目以降、普段使った後のシーズニング方法をご紹介します。

  1. お湯を沸かす
  2. 汚れを落とす
  3. 水気を取る
  4. 油を塗る
  5. 湿気対策

スキレットのシーズニング手順①:お湯を沸かす

上でもご紹介したように、水を入れて沸騰させ、汚れを浮かせます。
このとき、熱いスキレットに冷たい水を入れると、温度差で皹が入ることがあるので気を付けてください!

スキレットのシーズニング手順②:汚れを落とす

浮かせた汚れを洗剤を使わずに落としていきます。
スポンジでも大丈夫ですが、たわし(スチールたわしは△)の方がいいでしょう。

もし、どうしても洗剤が必要な時は洗剤で洗った後、最初のシーズニングの様に空焚きを繰り返して油を馴染ませてください。

スキレットのシーズニング手順③:水気を取る。

汚れを落とせたら、水気を取ります。
少しでも水気が残っていると錆の原因になるので、しっかり取り除きましょう。

拭き取るだけじゃなく、火にかけるとすぐに乾きます。

スキレットのシーズニング手順④:油を塗る

スキレット全体に油を塗っていきます。
取っ手も忘れずに!

スキレットのシーズニング手順⑤:湿気対策

しばらく使う予定がない時は、新聞紙に包んで片付けると湿気を防ぐことができます。
万が一錆びてしまっても、綺麗に錆を落とせば使えるようになりますが、かなり面倒です。

それならば、少しでも錆の原因は取り除くようにしましょう。

<下に続く>

スキレットのシーズニング失敗例

シーズニング失敗

シーズニングの時に塗りムラがあると、焦げたり表面がまだらになったりします。
もしそうなってしまっても、綺麗に焦げを落とせば大丈夫です。

焦げてしまった時はスキレットを5分ほど熱して、ヘラなど硬いもので焦げを削ぎ落します。
焦げが落ちて綺麗になったら、もう一度最初からシーズニングをしましょう。

今後の対策としては、シーズニングの時にしっかり油を馴染ませるか、使った後にしっかり汚れを落とすしかありません。

<下に続く>

スキレットのシーズニングを失敗しないコツ

シーズニングのコツ

シーズニングの時は、買った後の一番最初を除いて基本的に洗剤を使ってはいけません
折角馴染んだ油が落ちてしまいます。

また、急に冷やさないようにしましょう。
汚れを落とすために水を入れて沸騰させるとご紹介してきましたが、使ったばかりの熱いスキレットにキンキンに冷えた冷たい水を入れるのは厳禁です。

熱いものが急激に冷やされると、温度差で皹が入ってしまいます。
残念ですが、皹が入ってしまうともう使えません。

以上の事に注意しましょう。

<下に続く>

シーズニングが不要なスキレット

ここまでの説明で何度も空焚きしなければならない最初のシーズニングが面倒に感じた人も多いでしょう。
ですが、中には最初のシーズニングを済ませて販売しているものもあります。

そこで、ここでは最初のシーズニングが済んでいるスキレットをご紹介します。

  1. ロジッスキレット6 1/2インチ
  2. ロジック ワンダースキレット 5インチ
  3. ロッジ ディープスキレット 10 1/4インチ
  4. キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スキレット フライパン
  5. コールマン(Coleman) クラシックアイアンスキレット 10インチ

シーズニング不要のスキレット①:ロジッスキレット6 1/2インチ

LODGE ロジッスキレット6 1/2インチ
4623円

1、2人で使うのに丁度いい大きさです。
これで焼いただけでも違いが出ます。

ですが、蓋は別売りになっているので注意してください。

シーズニング不要のスキレット②:ロジック ワンダースキレット 5インチ

LODGE(ロッジ) ロジック ワンダースキレット 5インチ
2600円

ビスが無いので洗いやすいスキレットです。
小さいので重さも気にならず、使いやすい!

四角いので綺麗な卵焼きも作れます。

シーズニング不要のスキレット③:ロッジ ディープスキレット 10 1/4インチ

LODGE ロッジ ディープスキレット 《10 1/4インチ》
5549円

深い鍋なので煮物の可能性も広がります!
ぜひ使ってみてください。

シーズニング不要のスキレット④:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スキレット フライパン

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スキレット フライパン
599円

分厚いお肉もふっくらジューシーに焼き上がります。
ただ蓋が別売りなのが残念です。

シーズニング不要のスキレット⑤:コールマン(Coleman) クラシックアイアンスキレット 10インチ

コールマン(Coleman) クラシックアイアンスキレット 10インチ
5763円

このスキレットの良いところは強火調理ができることにあります。
更に、この値段で蓋も収納ケースも付いているのでかなりお得です。

<下に続く>

シーズニングが簡単なスキレット

  1. UNIFLAME スキレット 10インチ
  2. イシガキ産業 スキレット フライパン 12cm
  3. 和平フレイズ 鉄スキレット

シーズニングが簡単なスキレット①:UNIFLAME スキレット 10インチ

ユニフレーム スキレット
6500円

このスキレットは、なんと洗剤が使えます
やはり洗剤が使えると、汚れを落とすのも楽になりますよね。

シーズニングが簡単なスキレット②:イシガキ産業 スキレット フライパン 12cm

イシガキ産業 スキレット フライパン
388円

最初のシーズニングは少々大変ですが、後は洗って油を塗るだけ!
強火調理に向いているので、野菜を炒めても水っぽくなりません

シーズニングが簡単なスキレット③:和平フレイズ 鉄スキレット

和平フレイズ 鉄スキレット
982円

シーズニング済なので面倒な最初のシーズニングが必要ありません。
使うごとに油を塗っておけば、長く使えて便利です。

<下に続く>

おすすめのスキレット

ここでは一押しのスキレットをご紹介します。

盛栄堂 ちょこっと鍋
3550円

大きさはやや小ぶりで、コンロの魚焼き器に入る大きさです。
デザインもかわいいので人気があります。

朝食のちょっとしたおかず作りにもとても便利です。
大きさから一人一つ必要ですが、そのままテーブルに出せてしまうのがいいですよ。

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<下に続く>

様々な魅力のあるスキレットのシーズニング方法

スキレット料理

いろいろな魅力のあるスキレット。
手入れに手間がかかる欠点はありますが、それを補って余りある魅力と利点があります。

それに大事に手入れをすれば長く使えますし、油の馴染んだ焦げ付きにくいいいスキレットになります。
まさに育てるですね!

みなさんもこの機会にぜひスキレットを育ててみてください。

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