手ぬぐいの特徴
まずは手ぬぐいの使い方を紹介する前に、手ぬぐいならではの特徴を紹介しますね。
- 元々の用途
- 歴史
- 生地
手ぬぐいの特徴①:元々の用途
手ぬぐいとは、元々、どのような用途で使われていた布でしょうか?
名前の通り、手を拭う、手洗い場などによく置かれていたそうです。
また風呂場などでも、体を洗うのに使われるなど水場での活躍が多いですよね。
更に汗を拭いてもすぐに乾くため、農作業中にも重宝されたとか。
その流れからタオルが普及すると、段々と使われなくなっていきましたよね。
しかし昨今では可愛い柄が販売されていることから使い方が見直されて、人気になっています。
ついつい、可愛い柄があると買ってしまう、という方も多いのではないでしょうか。
手ぬぐいの特徴②:歴史
従来から使われていた印象のある手ぬぐいですが、いつ頃から使っていたのでしょうか?
昔から、という印象の通り、遡ること奈良時代には原型が存在していた、といわれているそうです。
その後江戸時代に、綿織物が盛んになると同時に、手ぬぐいも量産され庶民にも広がっていきました。
その後、使いやすさから必需品へと変わっていった、ということですね。
その当時は、ハンカチ代わりにしたり、包帯として使われる使い方が圧倒的に多かったそうですが、今と同じく柄で選ぶような文化も出始めていたとか。
さらに伝統芸能でもある歌舞伎や落語などで、小物として使われ始めたのも江戸時代ごろからだそうです。
手ぬぐいの特徴③:生地
手ぬぐいは、手拭きとして使われていたことから、乾きやすいということが1つの特徴ですよね。
また歴史でも紹介したとおり、包帯で使われていた由来は、裂きやすいことも特徴としてあげられます。
今は使いやすさを重視して、両端が処理してあるものが多いですが、本来の手ぬぐいは切りっぱなしだそうですよ。
さらに今は、プリント柄も多い手ぬぐいですが、元々は染め物です。
その染め方には、二種類あり、「注染(ちゅうせん)」と「捺染(なっせん)」の方法があります。
染め方によって、布の裏側まで染まるか、表だけを染めるかがかわり、使い分けていた歴史もあるそうですよ。
手ぬぐいの基本の使い方
では手ぬぐいの特徴を抑えたところで、基本的な使い方とはどのようなものでしょうか。
基本的な、といいつつとても便利なのが手ぬぐいなので、色々な使い方があります。
- 手拭きとして
- 食器を拭くナプキンとして
- おしぼり代わりに
- 日よけや防寒に
やはり水を吸いやすく、乾きやすいという特徴があるため、水を拭くことに長けています。
ハンカチの代わりにすることや、食器を拭くのにも使われますよね。
また首にかけたり、頭にかければ、日よけや防寒にもなります。
カバンに1枚忍ばせておけば、首にさっとかけて太陽を避けることもできますね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法
手ぬぐいは拭くだけではありません!
ここでは色々な使い方を紹介します。
- ボトルを包む
- バンダナ
- カバンカバー
- 食事のお供に
- スカーフ
- ベルト
- 料理の絞りに
- お弁当包み
- 浴用タオル
- 包帯
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法①:ボトルを包む
使い方1つ目は、ボトルを包むです。
このボトルは、ペットボトルでも、ワインなどの大きめのボトルでもOKです!
ペットボトルホルダーという商品もありますが、出先で不意に購入したときに持っていないということありますよね。
そんなときでも手ぬぐいは重宝しますよ。
冷たいものの場合、バッグの中が濡れてしまうこともあるので、手ぬぐいでカバーするのがオススメ。
また結び方を工夫すれば、手持ちにすることも可能です。
ワインなどもプレゼントする際に、ラッピングとして可愛い手ぬぐいを一緒にプレゼントする方法もオススメですよ。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法②:バンダナ
使い方2つ目は、バンダナです。
これはオシャレとしても、注目の使い方ですよね。
可愛い手ぬぐい柄の中でも、和モダンなもの、ポップなものなどあります。
その時の服装に合わせて手ぬぐいを選んで、バンダナとして結ぶだけでもオシャレになりますよ。
またオシャレ以外にも旅行時の持ち物として持って行けば、飛行機の中などでちょっと髪をまとめたいというときに使えます。
手ぬぐいならかさばることもないので、旅行時の持ち物にぜひ持って行って欲しいですね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法③:カバンカバー
使い方3つ目は、カバンカバーです。
女性用のカバンで、特にありがちなのが、ファスナーやボタンなどがなく、中が上から見えてしまうタイプ。
ものがすぐに取り出せる利点はあるものの、電車や人混みなどでは少し困りものですよね。
そんなときは、手ぬぐいを上から被せてカバー代わりにしましょう!
中の荷物で挟みながら、押さえるように被せれば風などで飛ぶこともありませんよ。
また雨が降ったときなど、カバンを塗らしたくないときは、手ぬぐいでカバーする方法もオススメです。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法④:食事のお供に
使い方4つ目は、食事のお供にする使い方です。
食事の際に、お気に入りの洋服を汚したくないですよね。
食べこぼしをせずに、綺麗に食事をしたいですが、気をつけていてもおきてしまうもの。
そんなカバーにも手ぬぐいはオススメです。
膝上にさっと広げておけば、洋服を汚さないだけでなく、ちょっと口元を拭うこともできますね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法⑤:スカーフ
使い方5つ目は、スカーフです。
今は手ぬぐいでも、おしゃれな柄が沢山販売されていますよね。
そのおしゃれな柄を見せながら、スカーフとして首元に巻く使い方もオススメです。
旅行時は特に、同じ洋服を着回すことが多いですよね。
そんなときにもワンポイントとして、スカーフとして使えば、同じ洋服でも印象が変わるかも?
また日差しが強いリゾート地などでは、オシャレに首元を日差しから守ることができますよ。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法⑥:ベルト
使い方6つ目は、ベルトです。
女性は、洋服に合わせてベルトも替えるので、ベルトだけでも複数本持っている方も多いですよね。
そんなベルトを手ぬぐいに変えてみる方法は、いかがでしょうか?
使い方も難しいことはなく、ただベルトの代わりに手ぬぐいをベルト穴に通すだけ!
アクセントにもなりますし、旅行時の荷物を1つ減らすこともできますね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法⑦:料理の絞りに
使い方7つ目は、料理の絞りに使う方法です。
料理をする方は、よく材料の水気を絞る時に、ザルなどを使いますよね。
ただザルだけでは水気を拭いきれず、手でぎゅーっと絞るはず。
そんなときにも、手ぬぐいを使うことをオススメしますよ。
手ぬぐいは水気をよく吸うだけでなく、絞るものによってはこぼれる心配もありません。
またお出汁などをサラシで漉す作業も手ぬぐいに、変えてみるのも。
洗ってもすぐに乾きますので、何枚も気軽に使えますね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法⑧:お弁当包み
使い方8つ目は、お弁当包みです。
毎日お弁当を作っている、という方の中で、お弁当を包む袋に悩むという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お弁当専用の袋は、用途も少ないので何枚も持つのはちょっと遠慮したい。
でも毎日のお弁当を包むのに、汁がこぼれたりすることもあり毎日変えたい。
そんなときにも手ぬぐいがオススメですよ。
手ぬぐいなら、洗ってもすぐに乾きますので、夜ちょっと手で洗って干しておけば、朝には乾くことがほとんどです。
またお弁当袋と違い、手ぬぐいならここで紹介しているとおり、色々な方法で使えますので何枚持っていても困ることはありませんね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法⑨:浴用タオル
使い方9つ目は、浴用タオルです。
これは日常でも旅行先でもオススメの使い方になりますよ。
お風呂で体を洗うためのタオルは専用のものが販売されていますが、肌が弱い方などは、合わないものを使うわけにはいきませんよね。
そんな方にも手ぬぐいはオススメですよ。
手ぬぐいはほとんどが、綿100%でできているものが多く、水に通せば肌触りも良くタオルよりも使いやすいです。
また旅行先でも、使い慣れた手ぬぐいを使うことができますよね。
手ぬぐいのおすすめアレンジ使用法⑩:包帯
使い方10個目は、包帯です。
これは基本的な使い方でも紹介しましたが、あまりピンと来ない方も多いはず。
もちろん普段は、きちんとした医療用の包帯を使うことをオススメします。
ただここで紹介したいのは、異常時の場合に使う方法ですよ。
もし出先で怪我をしてしまったときに、幹部を止血や固定するのに使う方法もあります。
また災害用のバッグを常備されている方も多いかと思いますが、そのバッグの中に1枚、入れておくのはいかがでしょうか。
ここでも紹介したとおり、手ぬぐいはアイデア次第で色々な使い方ができます。
かさばることもないので、1枚入れておけば、災害時にも重宝すること間違いなしですよ。
手ぬぐいはインテリアとしての使い方もできる!
手ぬぐいは何枚も持っていても、さすがに一度に使用することはできないですよね。
そんなときは、ディスプレイとしての使い方もオススメですよ。
- タペストリー
- 食事用のクロス
- ティッシュボックス
- ホコリ避け
- ブックカバー
手ぬぐいインテリア①:タペストリー
使い1つ目は、タペストリーです。
手ぬぐいの柄の中でも、縦や横に季節や旅行先の特徴ある柄が描かれているものがありますよね。
その手ぬぐいを額に入れたり、ピンチなどを使って吊り下げて飾ってみる方法はいかがでしょうか。
ポスターやポストカードを飾るように、アクセントとして飾れば、部屋の印象も変わりますよね。
また季節に合わせて模様替えする方法としても、簡単にできるのでオススメですよ。
手ぬぐいインテリア②:食事用のクロス
使い2つ目は、食事用のクロスとしての使い方です。
友人が遊びに来たときに、少しオシャレにテーブルを飾りたいとき、ありますよね。
または自分一人でも、贅沢気分で、美味しい食事を楽しみたいとき。
いきなりテーブルをオシャレなデザインなものに替えることはできませんが、手ぬぐいで見た目を少し変えることならできますよ。
手ぬぐいは基本的に、縦に長いため、センター部分に手ぬぐいを広げておくだけでもぐっと印象が変わります。
柄次第では、お花見やお月見気分も楽しめるかもしれませんね。
手ぬぐいインテリア③:ティッシュボックス
使い3つ目は、ティッシュボックスにすることです。
ティッシュを何かケースに入れて、使っているという方も多いですよね。
もちろん、部屋のインテリアに合わせて、ケースを買うのも素敵ですが、手ぬぐいでそのケース作ってみませんか?
折り紙感覚で、折ったり結んだりするだけで簡単に作ることができます。
また汚れてもすぐに洗うことができますので、お子さんが居る方にもオススメの使い方ですよ。
手ぬぐいインテリア④:ホコリ避け
使い4つ目は、ホコリ避けとしての使い方です。
家の中であまりホコリが被って欲しくないもの、ありますよね。
さらに来客時などに、ちょっと目隠ししたいものも。
そんなときは手ぬぐいをさっと被せてしまいましょう!
それだけでホコリも避けられますし、目隠しの代わりにもなります。
パソコンをお持ちの方は、画面やキーボードに被せておけば、隙間などにホコリが入り込んで掃除が大変、ということもなくなりますよ。
手ぬぐいインテリア⑤:ブックカバー
使い5つ目は、ブックカバーとしての使い方です。
手ぬぐいは幅があまり広くないため、文庫本程度の大きさまでとなりますが、カバーとしても使えます。
文庫本程度までではありますが、厚みにあわせて、ピッタリのカバーになりますのでより本が楽しく読めますね。
またお気に入りの手ぬぐいをカバーにして、持ち歩くこともできますよ。
手ぬぐいを長持ちさせる洗い方
手ぬぐいがとても便利なのがわかったところで、長持ちさせる洗い方を紹介します。
基本的には、洗濯機等でガラガラと洗ってもOK!
ただし洋服と一緒で、手ぬぐいの中でも洗い方に注意が必要なものがあります。
それがプリント等ではなく、布を染めてあるもの。
ここでも紹介しましたが、2種類の染め方があるように、染め物の一種でもあります。
その場合は、使い始めの内は色落ちが考えられますので、他の洗濯物とは分けて丁寧に手洗いすることをオススメします。
またシワを伸ばしながら、陰干しをすることで、綺麗に染めてある柄が長持ちしますよ。
ネットで買えるおすすめの手ぬぐい
手ぬぐいをまだお持ちでない方、ネットでも気軽に購入することができますよ!
こちらの手ぬぐいは、普通の手ぬぐいに加えて、ガーゼ生地を合わせてある物になります。
首元に巻くような使い方をするときは、汗などで肌荒れも気になりますよね。
手ぬぐいはもちろん、吸水性もありますが、ガーゼと比べれば肌触りは劣ります。
そんな方には、こちらのいいとこ取りのような手ぬぐいがオススメですよ。
手ぬぐいの色々な使い方でアレンジを楽しんで
手ぬぐいは昔からある日本の文化でもありますが、今や便利アイテムとしてもぜひ使って欲しいアイテムです。
ここでも紹介したとおり、日常使いだけでなく旅行時や非常時など、どんな場面でも使うことができますよね。
手ぬぐいの利点はその使いやすさと、持ち運びやすさです。
また最近はとても可愛い柄が豊富に販売されていますので、柄選びするのも楽しいですね。
ぜひ色々な使い方で、アレンジしながら楽しく手ぬぐいを使ってくださいね。
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