重曹の効能
重曹は安心安全なものと分かっているけど、なぜ重曹が良いのかを知らない人って多いのではないでしょうか。
でも一度使い方を覚えてしまえばいろいろと使い道があって、重宝する優れモノなんですよ。
- 料理にも使える発泡性
- お掃除に使いましょう
- 洗濯に利用しましょう
- 嫌な臭いを落としましょう
重曹の効能①:料理にも使える発泡性
重曹には発泡性といって温めると二酸化炭素を発生する性質があります。
その二酸化炭素の泡で皮脂汚れを浮かせて落としやすくします。
その性質を利用して小麦粉やたまご、バターなどを合わせて重曹を混ぜるとベーキングパウダーの代わりとしてお菓子作りに使えます。
お掃除などに使う重曹は食用と違って、汚れを落とすために添加物を使用していて衛生面に気を付けた作り方をしていないので注意しましょう。
重曹の効能②:お掃除に使いましょう
つぶの細かい重曹はコンロまわりの汚れにつけてこすればクレンザーとして使えます。
また発泡性で浮かせた汚れも細かい粒で取り除いてくれるので重曹を使うことで一石二鳥というわけです。
重曹は弱アルカリ性なのでお風呂場のヌメヌメにも効果があります。
残り湯に重曹を入れればお風呂のいすや子供のおもちゃなどをそのままつけおき洗いできます。
ペースト状にといた重曹を液だれしやすいタイルや壁にクレンザー代わりとして使えば、カビや水あかをこそぎ落とせるのでめんどうなお風呂掃除もラクラクですね。
重曹の効能③:洗濯に利用しましょう
水を軟化させる重曹は柔軟剤としても使え、水10リットルに重曹20グラムでふっくらと洗濯物を仕上げることもできます。
毎日の洗濯に重曹をプラスすれば、皮脂汚れも落としてくれるので洗濯物がよりきれいに仕上がります。
気を付けることは、水に溶けにくい重曹はたくさん入れすぎるとホースを詰まらせたり衣類に白く残ったりします。
重曹の効能④:嫌な臭いを落としましょう
なぜ臭いが発生するのかですが清潔に保てていない靴や足、それに蒸れやすい長靴などもそうですけど雑菌が繁殖することで起こります。
生ごみなどもそうですが臭いのもとは雑菌の出す老廃物でその老廃物は酸性なのです。
そこでアルカリ性の重曹を混ぜることで中和され、臭いをおさえる効果が発揮されます。
靴をそのまま重曹につけおきし洗濯する手順
スニーカーなど布製の靴を洗うときはそのままつけおきするのがマルです。
染み込んだ臭いのもとになる汗や皮脂汚れを簡単に落とせます。
手順も簡単なのでぜひ今回の洗濯方法をおぼえておくと便利です。
順を追って説明しますね。
- 洗濯表示を確認
- つけおき用の重曹水を用意
- つけおきの下準備
- 重曹水に靴をつける
- ブラッシング
- すすいで干す
靴を重曹につけおきし洗濯する手順①:洗濯表示を確認
靴を買ったときについてくるタグは捨てていませんか。
そこにはあとあと靴をお手入れするときの大切な洗濯表示が記入されています。
革靴を水洗いする人はいないと思いますが、色落ちするものとか家庭で洗えないものとかがあるので必ず洗濯表示は確認しましょう。
靴を重曹につけおきし洗濯する手順②:つけおき用の重曹水を用意
40℃くらいのお湯を用意します。
お湯1リットルに対して重曹を大さじ2~3杯、洗濯用の洗剤を大さじ1~2杯入れて溶かします。
重曹は溶けにくいのでよく混ぜて溶かしましょう。
靴を重曹につけおきし洗濯する手順③:つけおきの下準備
ひどい泥汚れなどがあるときはあらかじめブラシやたわしでこすり落としておきましょう。
このひと手間だけで頑固な泥汚れが良く落ちるし、重曹水が汚れるのを防ぐのでより洗浄効果を発揮します。
軽い汚れならそのまま付け込めばよいです。
汚れがひどくなる前にこまめに洗うことで、このひと手間がはぶけますよ。
靴を重曹につけおきし洗濯する手順④:重曹水に靴をつける
それでは靴を重曹水につけましょう。
だいたい30分から1時間くらいで汚れが浮いてきますが、汚れがひどいときはもう少し長めにつけておきます。
靴を重曹につけおきし洗濯する手順⑤:ブラッシング
つけ置きが終わったら浮いてきた汚れをブラシでこすり落とします。
臭いのもととなる皮脂汚れが靴の中についているので、靴の中もブラシでていねいにブラッシングしておきましょう。
どうしても汚れが落ちないときは重曹と洗濯用洗剤を1:1で混ぜ合わせてペースト状にしたものを汚れに塗り付けてブラッシングします。
これでほとんどの汚れは落とせますよ。
靴を重曹につけおきし洗濯する手順⑥:すすいで干す
すすぎの水は5~6回交換すればよいでしょう。
あとは干すだけですが水気を軽くふり落としてタオルで水気をふき取れば良いですが、脱水機にかけるときは中にタオルを詰めてネットに入れ、30秒~1分脱水しましょう。
風通しの良い日陰に干すのが基本ですが洗濯ばさみで干すと型崩れのもとになるのでこれはやめましょう。
新聞紙を中に詰めて干せばシューズキーパーを使わなくても型崩れの防止になりますよ。
靴の気になる臭いに効果的な重曹を使った洗い方4選
いつまでも臭う靴の臭いって本当にイラっとなりますよね。
効果てきめん、重曹を使った靴の洗い方を伝授しましょう。
- つけおき洗い
- ブラッシング
- 重曹ペースト
- 重曹水
靴の気になる臭いに効果的な重曹を使った洗い方①:つけおき洗い
つけおき洗いに重曹を使うときのポイントとして、40℃くらいのお湯を使うってことです。
重曹は温めると二酸化炭素の泡が発生します。
この泡が靴の臭いのもととなっている皮脂汚れを浮かせて落としやすくします。
ふつうは30分くらいつけおきますが臭いが気になるときは1時間くらいつけておくと良いでしょう。
靴の気になる臭いに効果的な重曹を使った洗い方②:ブラッシング
浮かせた皮脂汚れはブラッシングで洗い落とします。
臭いのもとの皮脂汚れは靴の中に張り付いているので靴の内側をしっかりと洗いましょう。
そんな時に便利なのが歯ブラシです。
靴の奥までしっかり洗えるし中敷きの周りの隙間もきれいにブラッシングできますよ。
靴の気になる臭いに効果的な重曹を使った洗い方③:重曹ペースト
足の裏には雑菌そのものが張り付いて靴底に移ってしまい臭います。
ひどい臭いを取るためには重曹と洗濯洗剤を混ぜ合わせたペーストをブラシに直接つけて靴底をていねいに洗いましょう。
特に素足ではくことが多いスニーカーなどは靴底に皮脂汚れや雑菌が付きやすいものです。
重曹の細かい粒がつけおきして浮いた皮脂汚れをしっかりとかきだしてくれますよ。
靴の気になる臭いに効果的な重曹を使った洗い方④:重曹水
靴を洗っているあいだ、つまりすすぐまでは靴をつけおきした重曹水をそのまま使いましょう。
水に溶け込んだ重曹の細かい粒でまだまだ洗浄効果があります。
靴をブラッシングするときも重曹ペーストを使うときも最後まで重曹水を使うことで徹底して臭いのもととなる皮脂汚れと雑菌を落とせます。
乾燥した後に重曹が残ると白く浮いてくるので、最後は真水でしっかりとすすいで乾かせば靴の臭いとりは完了です。
手軽で簡単な重曹を靴にそのままふりかける消臭方法
重曹はそのままでも消臭効果はあります。
洗わなければならないほど臭くなる前に直接靴の中へぱらぱらとふりかけるのもありなんですよ。
水で洗えない革靴やブーツ、靴を洗えない梅雨時などは重曹をそのまま使って消臭しちゃいましょう。
- ダイレクトに消臭
- 明日も同じ靴
- 保管中の臭い
重曹を靴にそのままふりかける消臭方法①:ダイレクトに消臭
消臭剤など布越しではいまいち効果が薄いなんてときにはそのまま振りかけてダイレクトにガツンと消臭できますよ。
革靴やブーツなどはそのまま重曹をふりかけて消臭&防臭しちゃいましょう。
重曹には静菌作用といって菌の繁殖を抑えてくれる効果があるので、そのまま振りかけておけば臭いが出にくくなります。
重曹を靴にそのままふりかける消臭方法②:明日も同じ靴
一日はいて汗と体温で蒸れ蒸れの靴、旅行先なんかで次の日も履かなきゃいけないなんてときに使えます。
靴の中に重曹をふりかけておくと匂いをおさえてくれるし、湿気もとってくれるのでおすすめです。
一晩おいたら履く前にはたき落とせばそのまま履けますよ。
重曹を靴にそのままふりかける消臭方法③:保管中の臭い
ブーツなどの保管の時もそのままふりかけておけば消臭できてカビ対策にもなります。
シーズンオフの長期間の保管でも効果があります。
シーズンオフ中の保管ならそのまましまっておけば良いけど、不安なら2~3か月で交換すれば良いですよ。
重曹が菌の繁殖をおさえてくれるので、久々にはこうとしたときのブーツのカビ臭にあわてるなんてこともなくなります。
重曹を使った手作り靴消臭パックの作り方4選
手軽に手に入るもので靴の消臭に使える消臭パックを作ってみましょう。
基本は1パックでだいたい100g使うと良いでしょう。
靴の数だけ袋を用意したら、あとは袋に詰めるだけです。
粉がもれるのであまり目の粗い袋は×ですよ。
- お茶パック
- 履き古しのソックス
- クッキングペーパー
- ちょっとアイデア
重曹を使った手作り靴消臭パックの作り方①:お茶パック
100円均一で売っているお茶パックを活用しましょう。
できればマチ付きだとたっぷりと入るのでおすすめです。
多めに作って下駄箱に入れておけば、あの下駄箱独特のイヤーな臭いも消臭できるし余分な湿気も吸収してくれるのでカビ対策にも良いですね。
だいたい2~3か月に1回交換すれば良いので、使い終わったらお掃除に使ったり洗濯の時に使えば無駄なく使えます。
重曹を使った手作り靴消臭パックの作り方②:履き古しのソックス
子供用の靴下など履かなくなったソックスに詰め込むのも一つの方法です。
たっぷり入ったお徳用の重曹なら贅沢に使えるからこの方法には向いていますね。
靴の形に合わせて入れられるのでブーツなどの消臭にむいていますよ。
シーズンオフに長期保管するときは、ブーツを袋などに入れて保管しておくと次のシーズンまで交換なしで使えます。
重曹を使った手作り靴消臭パックの作り方③:クッキングペーパー
とりあえず一晩だけなんてときには、手っ取り早くクッキングペーパーに包んで靴の中へ入れておくと良いでしょう。
使い終わったら次の日の洗濯に使えて無駄なしですね。
柔軟剤としても使えるので毎日のお洗濯に使えます。
重曹を使った手作り靴消臭パックの作り方④:ちょっとアイデア
精油を使うって方法もあります。
お茶パック2袋分なら、厚手のポリ袋に重曹200gを入れて精油をだいたい10滴くらい垂らしてよくもみこみます。
お好みでペパーミントやラベンダー、レモングラスなどをブレンドした精油を重曹に混ぜて使えば、靴がほんのりさわやかに香ります。
使い終わってお掃除に使うときにも香りが楽しめますよ。
靴の消臭対策におすすめの重曹スプレーの作り方
ストッキングで一日履いたブーツやパンプス。
お気に入りが匂ってしまった、なんてときは悲しくなりますよね。
スニーカーと違って洗うわけにいかないし、一度ついた臭いがとれなくてお気に入りが下駄箱に眠っていることないですか。
簡単に作れる消臭スプレーを用意しておけば、そんな時でも安心ですよ。
- 重曹の種類
- 重曹と水を混ぜる
- 重曹スプレーの注意点
- 重曹スプレーでアロマの香りを
靴の消臭対策におすすめの重曹スプレーの作り方①:重曹の種類
重曹には3つの種類があり、医療用と食品用、そして工業用の3つですが最近ではナチュラルで環境にも優しいということでお掃除に使う重曹が良く知られていますね。
工業用重曹がそれにあたるもので、一般的にお掃除用には効果を上げるために添加物が入っています。
靴の消臭用スプレーには直接肌に触れることもあるので、できれば食品用の重曹だと安心ですね。
消臭パックに使うときは、直接肌につかないので掃除に使ったりする工業用でも大丈夫でしょう。
靴の消臭対策におすすめの重曹スプレーの作り方②:重曹と水を混ぜる
簡単です、レシピは水100mlと重曹を小さじ1杯程度スプレーボトルに入れ混ぜるだけです。
重曹は水に溶けにくいのでよく振って混ぜてしまわないとスプレーボトルの目詰まりの原因になります。
消臭効果を得るためにも1~2週間で使い切れる量を作りましょう。
消臭効果が薄くなった物は捨てて、新しく作ることをおすすめします。
靴の消臭対策におすすめの重曹スプレーの作り方③:重曹スプレーの注意点
重曹そのものの消臭効果は強くありません。
臭いのもとになる皮脂汚れを洗い流したり、雑菌やカビの繁殖を抑えるといった効果があるというものの強いにおいには消臭効果が得られないこともあり得ます。
靴の臭い対策としては、臭いの弱いうちに重曹で消臭対策をしておき、それと同時に足の臭い対策もしておくと良いでしょう。
洗面器に42℃くらいのお湯をはって、重曹を大さじ2~3杯入れて足湯にするのも効果が期待できますよ。
靴の消臭対策におすすめの重曹スプレーの作り方④:重曹スプレーでアロマの香りを
重曹スプレーにアロマの香りをプラスすれば好きな香りが楽しめて消臭も楽しくハッピーな気分でできますよ。
重曹スプレーにアロマオイルや精油を3滴くらい落とせば出来上がりです。
重曹、水、アロマオイルの順に入れると混ざりやすくなります。
アロマ重曹スプレーは靴の消臭だけでなく、お掃除にも使えるのであれこれお掃除用洗剤を使っていろいろな臭いが混ざるなんてことがなく、お好みの香りで靴の消臭もお掃除もできちゃいます。
おすすめの重曹
モンゴルの奥地でとれたこの重曹は、天然石から作られていてとても粒が細かいのでいろいろ使えて便利です。
脱臭にもお掃除にも使いやすくてしかも食品グレードなので、お料理やお菓子作りにも使えてもちろんお肌に直接ついても安全です。
食品添加用の重曹です。
食品用として作られていても、やはりジャパンブランドにこだわりたい人って多いのでは。
安心の国産品でこの容量はお得ですよね。
消臭パックにはお掃除用で、お肌に直接触れる重曹スプレーやつけおき洗いには食品グレードでと使い分けてもこのお値段ならうれしいですね。
バス用の重曹で、入浴剤として湯船に入れたりボディソープに混ぜておからだを洗うときに使います。
なので直接お肌についても安心てことです。
消臭剤として使った後も入浴剤として使えるし、その残り湯で洗濯やお掃除ができるので無駄なしですね。
こちらもジャパンブランドだから国産が良いって人におすすめです。
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靴の臭いは重曹で解決
ピンチを招く靴の臭いは多くの人が抱えるお悩みの一つですよね。
汗で臭いのもとが増える夏の暑い日やブーツで蒸れ蒸れの寒い冬にも年中使える重曹の使い方、おわかりいただけたでしょうか。
汚れも臭いも染み込むスニーカーにはつけおき洗い、水洗いできないブーツやパンプスには手作り消臭パック、マルチに使える重曹スプレーは毎日のシューズ&フットケアに、用途に合わせて重曹を使いこなせば靴の臭い対策はバッチリですね。