おしゃれなモビールが手作りできる
おしゃれな雑貨店や子供服のお店などでよく見るインテリア雑貨のモビール。
アーティスティックで可愛くてゆらゆらと揺れるさまは本当に素敵ですね。
プレゼントやベビー誕生のお祝いなどにおすすめのインテリアですが、実は意外と簡単な作り方があるのをご存知でしょうか。
既成品や100円ショップなどでも手に入れられる素材を活用しながら少しの工夫で作ることが出来るのです。
糸やレース、ワイヤー、紙などよく見る素材がとても素敵なモビールに変身します。
空いた時間に楽しく創意工夫してあなただけのモビールを作ってみましょう。
モビールにおすすめの素材5選
モビールを作るにはどのような材料が必要なのでしょうか。
おすすめのモビール素材をご紹介します。
- 軽量でふわふわ揺れる 紙
- 自然の優しさあふれる 木
- 温もりを感じる フェルト
- 透明性が魅力 プラスチック
- 吊るすのに便利な 糸
モビールにおすすめの素材①:軽量でふわふわ揺れる 紙
モビールにおすすめの素材である紙は、好きな形に切ったろ折ったりしていろいろなモチーフを型どれることと、軽量でぶら下げやすく作りやすいのが特徴。
色紙をたくさん使って色の組み合わせで美しく見せることも出来ます。
のりとはさみさえあれば自由自在に形を作れる紙はモビールの作り方の基本素材です。
モビールにおすすめの素材②:自然の優しさあふれる 木
モビールにおすすめの素材である木は、その自然のしなやかなフォルムと風合いが温かい雰囲気を演出してくれる素敵な素材。
描いたり作ったりするものとは違う自然の美しさが、人工的に作られたモビールの中で光る存在になります。
自然の優しさを持つ木と人工的に作られたプラスチックや布など、あえて正反対のものを組み合わせる作り方をすると個性的で面白いモビールが出来上がります。
モビールにおすすめの素材③:温もりを感じる フェルト
モビールにおすすめの素材であるフェルトは、柔らかく温もりを感じる質感が優しい雰囲気で紙のように好きな形に変えられるのが特徴。
布用ボンドなどを使えば紙のように自由にカットしながらくっつけて好きなモチーフを型どれます。
布なので針と糸を使って立体的に仕上げる作り方もあります。
モビールにおすすめの素材④:透明性が魅力 プラスチック
モビールにおすすめの素材であるプラスチックはプラスチックの板のことで、通称“プラ板”と言われる素材であり好きな形にカットして熱を与えると柔らかくなりくにゃりと曲がる性質があります。
プラ板は大きく5種類あり、透明タイプが一番一般的で、その他にやすりがけタイプ、色付きタイプ、蓄光タイプ、印刷用タイプがあります。
立体感のあるモチーフで少し高級感のある作り方に適しています。
モビールにおすすめの素材⑤:吊るすのに便利な 糸
モビールにおすすめの素材である糸は、普通の糸の他にナイロン糸などの加工糸があります。
主にモビールの主役となるゆらゆら揺れるモチーフをぶら下げるための素材で、種類によって雰囲気が変わります。
色のついた糸を何種類も使うなど少し工夫をすると変化が生まれ魅力的な作り方が出来ます。
紙を使って作る基本のモビールの作り方
一番作りやすい素材の紙で作る基本のモビールの作り方をご紹介します。
まずは色画用紙、針金、糸、セロハンテープ、のりを用意します。
次にアームとなる針金を好みの長さに切り、両端を丸めます。
丸める理由は安全のためと紐を通す穴を兼ねているためで、切りっぱなしは危険ですし作りづらくなるので必ず丸めてくださいね。
色画用紙などの紙に好きなモチーフを下書きして切り抜いていきます。
立体的なものを作りたい場合はひとつのモチーフにつき同じ形のものを2枚以上切り抜いて準備し折り目をつけて貼り合わせていきます。
切り抜いたモチーフには糸を通しのりで固定していきます。
糸のついたモチーフをアームに取り付ける前に必ず決めてほしいのがレイアウト。
どこになんのモチーフが配置されるかをしっかり決めてから取り付けていきましょう。
決めた配置になるように、アームに仮で巻き付けた糸を少しずつずらしながらバランスのいい位置を探し、セロハンテープで固定していきます。
モビールのバランスを上手にとるコツ
モビールを作る上で一番重要なことはゆらゆら揺れるバランス。
モビールのバランスを上手にとるコツをご紹介します。
- マスキングテープを利用する
- 傾いたら下がっている方に糸をずらす
- モチーフ同士がぶつからないようにする
- モビールの完成形の形状をメモする
モビールのバランスを上手にとるコツ①:マスキングテープを利用する
マスキングテープの特徴は、何度も貼って剥がせること。
この特徴を活かして、モチーフに糸を最終的に結ぶ前に何度でも糸を結ぶ位置を調整することが出来ます。
モチーフが穴だらけになったり破れたり傷んだりせずに完成させることが出来ます。
モビールのバランスを上手にとるコツ②:傾いたら下がっている方に糸をずらす
ここで言う糸とは、天井から吊り下げる中心の軸となる糸。
静かに手で持ち上げて左右のバランスを見たときに、下に傾いているほうに糸を少しずつずらしながらバランスをとりましょう。
アームが水平になり、左右どちらかに傾くことなく均等にゆらゆらすればOKです。
モビールのバランスを上手にとるコツ③:モチーフ同士がぶつからないようにする
意外と忘れがちなのがモチーフのサイズ。
デザインや可愛らしさを追求するあまりに肝心のサイズを見定めていない作り方をしていると、仕上がったときにモチーフ同士がぶつかってしまう可能性があります。
モチーフもアームの数も自由ですが、モチーフ同士の間隔が広めになるように調整する作り方を心がけましょう。
モビールのバランスを上手にとるコツ④:モビールの完成形の形状をメモする
モビールはアームとモチーフの数でシンプルにも複雑にもなります。
たくさんのモチーフをつけたいとなるとアームも増え、それだけバランスをとるのが難しくなるのです。
そのためにも作り出す前にどんなモビールを作りたいのか、簡単に完成図のメモやスケッチを残しておくと作りやすくなりバランスもとりやすいでしょう。
効率的で楽しい作り方をしていきたいですね。
画用紙を使った気球モビールの作り方
ゆらゆらと揺れるモチーフとして最適な気球。
画用紙を使った気球モビールの作り方をご紹介します。
- 材料を用意し気球のカラーを決める
- 型紙を作って気球を組み立てる
- 気球の中心に紐を通して完成させる
- アームに紐をくくりつける
- バランスをとる
画用紙を使った気球モビールの作り方①:材料を用意し気球のカラーを決める
材料は画用紙、アームになるワイヤー、たこ糸の3つのみ。
気球は立体的な作り方で1つの気球につき2枚以上の同じ型を使用しますので、ワンカラーでも良いのですが、2カラー以上の画用紙を使うとカラフルになり見た目にもきれいです。
気球を何個作ってそれぞれどんな色を組み合わせていくか決めましょう。
1つの気球につき型紙が多ければ多いほど立体的になりますよ。
画用紙を使った気球モビールの作り方②:型紙を作って気球を組み立てる
今回は1個の気球につき6枚の型を用意していきます。
ひとつひとつの型紙を真ん中で折り、折ったままの状態で貼り合わせていきましょう。
まずは貼り合わせた2枚と4枚の組を作っておきます。
のりはまんべんなく丁寧に塗っていく作り方で貼り合わせがきれいになります。
画用紙を使った気球モビールの作り方③:気球の中心に紐を通して完成させる
あらかじめ作っておいた4枚組の中心部分に結び目を作ったたこ糸を通し、その上から2枚組をかぶせるように貼り付ければ気球が完成します。
これを、作りたい気球の個数分作っていきましょう。
単純作業ですが一番気合を入れて作りたい部分ですので丁寧な作り方を心がけましょう。
画用紙を使った気球モビールの作り方④:アームに紐をくくりつける
アームになるワイヤーをカットし、両側の先端を丸めます。
ワイヤーの中央部分にたこ糸を結びつけ、両側の丸めた部分に糸をつけた気球をどんどん結んでいきましょう。
天井部分につける糸と気球につける糸の長さは十分に考えてからカットしてください。
特に天井部分につける糸は短すぎたり高すぎたりするとアンバランスになりので気をつけましょう。
心地よい目線にモビールが来るように設置の仕方や作り方に注意しましょう。
画用紙を使った気球モビールの作り方⑤:バランスをとる
気球をどんどんつけたらすぐに完成!というわけにはいきません。
必ず静かに持ち上げながらバランスの調整をしましょう。
どちらかに傾いているアームがあれば微調整をしアームが床に対して平行になり、気球が左右均等にゆらゆらと揺れるようになれば完成です。
モチーフの中に飛行機や雲、虹や鳥など気球とマッチするものを入れても楽しいですね。
ハニカムボールのモビールの作り方
海外では定番の可愛いハニカムボールはどのような作り方をするのでしょう。
ハニカムボールモビールの作り方をご紹介します。
- ハニカムボールに最適な紙をゲットする
- 紙を貼り合わせていく
- 半円に切って糸をくくりつける
- 台紙同士を貼り合わせて球状にする
- モビールに装着させて完成させる
ハニカムボールのモビールの作り方①:ハニカムボールに最適な紙をゲットする
ハニカムボールの作り方で最も重要な素材である紙は薄いけど薄すぎない紙がベスト。
あまり薄いと強度がなくハリもでないので、100円ショップでも購入できる“越前和紙”などを入手しましょう。
紙の枚数は好みによりますが、大体ハニカムボール1個につき40〜50枚程度必要になります。
色々なカラーをミックスさせてみたり白い紙であれば絵の具などで染める作り方もあります。
ハニカムボールのモビールの作り方②:紙を貼り合わせていく
紙の目に沿って平行にのりをつけて40枚全ての枚数を貼り合わせていきます。
このときのりをつける位置を間違うと失敗してしまうので、間違いのないように紙の下にのり付け箇所を示した台紙を敷いて固定させて貼っていきましょう。
のりの接着箇所は上記の動画でご確認ください。
40枚全てを貼っていくのは根気が要りますが、とにかく丁寧に貼っていくことがきれいに仕上がるコツです。
ハニカムボールのモビールの作り方③:半円に切って糸をくくりつける
のりが乾いたら、紙を半円にカットしあらかじめ用意しておいた半円の台紙を貼り付けます。
そしてモビール用の糸を上下に穴をあけてくくりつけてください。
のりの乾きが甘いと半円にカットするときにずれたり、仕上がりに影響が出るので必ず完全に乾燥させてからカットするようにしましょう。
ハニカムボールのモビールの作り方④:台紙同士を貼り付けて球状にする
最後に台紙を貼り合わせてまあるい球状にしたら完成です!
初めて作るときにこの球状を目の前にすると綺麗でとても感動しますよ。
何十枚も貼り合わせた甲斐のある美しさで、どんどん作りたくなってきます。
ハニカムボールのモビールの作り方⑤:モビールに装着し完成させる
時間をかけて作ったハニカムボールたちをモビールのアームにくくりつけていきましょう。
球状なので連続して繋げてぶら下げても可愛いですし、大小を織り交ぜてたくさん1つずつぶら下げても素敵です。
お好みでアレンジしてあなただけのオリジナルハニカムボールモビールを楽しんでくださいね。
フェルトのモビールの作り方
フェルトモチーフのモビールは温かみのある雰囲気が魅力的。
そんなフェルトのモビールの作り方をご紹介します。
- モチーフを決めて型紙を作る
- 型紙に沿ってフェルトを切る
- モチーフを縫って綿をつめる
- ワイヤーでアームを作る
- モチーフを全てつなげる
フェルトのモビールの作り方①:モチーフを決めて型紙を作る
フェルトモビールに作り方でまずすることは、温もりを感じるフェルトという素材に合ったモチーフは何があるか考えること。
例えば赤ちゃん用に作るなら星や月、雲、花など絵本にでてくるようなモチーフなどが素敵ですね。
材料によっては作るのが難しくなるモチーフもあるので気をつけてくださいね。
今回は星、雲、雨の左右対称になる形を選ぶことにします。
左右対称ですので紙を半分に折り、マジックなどで片側の形のアウトラインを描いてはさみでカットして開けば綺麗な星や雲、雨の型紙が出来上がります。
フェルトのモビールの作り方②:型紙に沿ってフェルトを切る
次に、フェルトの上に型紙を置いて周りをなぞって書き写していきます。
事前に決めたモチーフの個数に沿って書き写していきましょう。
綿を入れるので1つのモチーフにつき2枚同じ型が必要になります。
お好みで裏表の色を変えても面白いでしょう。
フェルトのモビールの作り方③:モチーフを縫って綿をつめる
フィルとをカットし終えたらフェルトに合うカラーの糸で縫っていきます。
縫い方は普通の並縫いにするとステッチがデザインの一部となり可愛らしいのでおすすめ。
糸のカラーもあえてフェルトとは異なる色にするとステッチがアクセントになり綺麗です。
後少しで縫い終わるときに、モチーフがぷっくりするくらいの少々の綿をつめ、綿を閉じ込めるように最後まで塗っていきます。
この作業をモチーフの数だけしていきます。
フェルトのモビールの作り方④:ワイヤーでアームを作る
ペンチを利用しながらワイヤーを適当な長さに切りアームを作っていきます。
アームの先はくるりと曲げて丸め糸を通す穴を作りましょう。
アームの下にさらにアームを繋げたりなど変化をつけていくと楽しいですね。
フェルトのモビールの作り方⑤:モチーフを全てつなげる
アームが完成したら、作った全てのモチーフをつなげてバランス調整をすれば完成です!
もう少しボリューム感が欲しい、アームの幅が欲しいときなどは、モチーフを再度作って繋げたり、アームをより長く修正したりして満足出来るものにしていきましょう。
のんびりじっくり楽しい作り方が出来ると良いですね。
おしゃれでかわいいモビールアイデア5選
少しの工夫で魅力がワンランクアップするおしゃれでかわいいモビールアイデアをご紹介します。
- 羽、ドライフラワーなど自然の素材を使う
- ライトで作って照明にする
- プラバンでクラゲのモチーフ
- 捨てないで再利用するリメイクモチーフ
- お菓子のモビール
羽、ドライフラワーなど自然の素材を使う
アームを木にするととてもおしゃれになりますが、その他にも自然の素材を上手く利用することでとても素敵なモビールを作ることが出来ます。
例えば羽は軽くバランスが取りやすく、ヒラヒラとゆれるさまがとても軽やかで華やかなモビールになります。
ドライフワラーをぶら下げれば大人向けのモビールとして落ちついた雰囲気を出してくれますよ。
ライトで作って照明にする
ペンダントライトを活用するととても素敵な大人のライトモビールが出来ます。
木製の木枠をモルタルグレーやスノーホワイトでペイントしクラッキングメディウムで塗装しアンティーク感のある質感を再現します。
次にペンダントライトにもアイアンペイントし、紐と電球部分も軽く汚す感じで塗装。
木枠の中にライトを入れるような感じで数個吊り下げればおしゃれなライトモビールが出来上がります。
塗装の仕方が少しマニアックですがやり甲斐のある作り方です。
プラバンでクラゲのモチーフ
プラバンの性質を上手く利用した作り方で、プラバンを熱加工し出来た形を使ってクラゲを作っていきます。
クラゲにはラメなどを塗りキラキラ感を出します。
透明なクラゲが揺れるたびにキラキラしてとても魅力的。
水の中にいるような、ゆったりとした空間を作り出す素敵なモビールです。
捨てないで再利用するリメイクモチーフ
普段捨ててしまうものでも使えるアイテムは意外とあるもの。
例えば捨ててしまおうと思った空のクリープカップを塗装してつなげるだけでも、小さなシルクハットがゆらゆら揺れているようなキュートなモビールが出来ます。
捨てようと思っていてもちょっと一呼吸置いて再利用してみると、予想以上に魅力的なものが出来る可能性があります!
お菓子のモビール
お菓子のモビールはかなりユーモアあふれる作り方。
本物のクッキーなどのお菓子を吊り下げるモビールは子どもが大喜びしますし、パーティなどの演出にも大活躍。
ハロウィンパーティなどでコウモリやかぼちゃなどのキャラクターの形をしたクッキーを沢山ぶら下げれば盛り上がること間違いなしです!
お菓子の可愛らしさを堪能したらその後美味しく食べられるという、ひとつで二度美味しいおもしろモビールの作り方です。
赤ちゃん用のモビールにする時のポイント
赤ちゃんにとってモビールは脳の発達を促す刺激のあるおもちゃ。
泣いていた赤ちゃんがかわいらしいモチーフのついた揺れるモビールを見て一瞬で泣き止むこともあります。
そんな赤ちゃん用のモビールの作り方のポイントは、原色を多く使用すること、柔らかい素材で作ること、紐を長くしすぎないこと、大きめサイズのモチーフにすることです。
原色カラーは赤ちゃんが好む色合い、素材は安全のため柔らかいものに、紐が長すぎると引っ張って切れたりした場合に首に巻き付いたりする危険性があるので短くしましょう。
糸などは指や手に巻き付くと肌を切ることがあるので毛糸などに置き換えても良いでしょう。
そして誤飲の恐れを防ぐために、大きめのサイズのモチーフにしてあげてくださいね。
赤ちゃんの行動にはハプニングがつきもの。
細心の注意を払う作り方で赤ちゃんにプレゼントしてあげたいですね。
おすすめのモビールの作り方を紹介している本
「北欧の切り紙 デンマークのかわいいモビール」は、北欧の素敵なカラーの切り紙を使用したモビールの作り方本。
本の中に実際に切れる紙がついているので、試しにすぐトライすることが出来ますよ。
本を読んだ方はみなさんその可愛らしさと北欧切り紙の虜に。
いつものリビングに北欧の爽やかでキュートなデザインモビールを飾ってみてはいかがでしょうか。
自分へのご褒美にもプレゼントにもぴったりです。
作り方をマスターして素敵なモビール作りを!
ゆらゆらと揺れるモビールは忙しい毎日の中でホッと心が和む安らぎの時間を与えてくれます。
作り方は様々ですが基本は同じ。
色々な素材を試しながら魅力あふれるモビールを作ってみましょう。
お子さんと一緒に作成するのも団らんの時間になり良い思い出になります。
作っているうちに色々な発見や感動があって素敵な時間を過ごせますよ。