DIYローテーブルの使い道2つ
楽しく、自分の思い通りのものを作ることができるDIYが近年注目されています。
そんな中、ローテーブルがDIY初心者でも作りやすい家具であることをご存じでしたか?
ローテーブルには主に2つの使い道があります。
- ちょっとした小物を置くのに便利
- 収納代わりになる
ローテーブルを作ろうと、ふと思い立ったときのために、まずローテーブルにはどんな使い道があるのかについてご紹介していきます。
DIYローテーブルの使い道1:ちょっとした小物を置くのに便利
ちょっとした小物を置いておく際に、ローテーブルを使うことができます。
ローテーブルは、椅子やソファに座った状態でも、手を伸ばせば物が取れるほどの高さです。
卓上のものが取りやすいので、小物を置いておく場所としてローテーブルを使用することができます。
DIYローテーブルの使い道2:収納代わりになる
ローテーブルは、収納代わりとしても使用できます。
テーブルの下に引き出しがついているものや、棚板がついているものなどがあり、そこに雑誌やリモコンといったよく使うものを収納すると、机の上をすっきりさせることができます。
そのため、リビングにあるテーブルには、リモコンやティッシュなどを置きがちですが、ローテーブルを使うとテーブルの上のスペースが十分に確保できます。
ローテーブルのテーブル板・天板のDIY方法4つ
ご紹介したように、ローテーブルはいろいろな使い道があり、さらには使い道を自由に決められる大変便利な家具です。
まずは、テーブル板・天板のDIY方法を4つご紹介します。
- 板の選び方は?
- 板を組み合わせる場合のやり方
- ヤスリがけをしよう
- 好みにペイントしよう
DIY初心者でも作りやすい家具です。
ぜひチャレンジしてみましょう。
テーブル板・天板のDIY方法1:板の選び方は?
ここでは、板の選び方のポイントについてご紹介します。
- 板を組み合わせる場合
- 1枚板の場合
天板をDIYする前に、板を選びましょう。
天板はとても目立つ重要な部分でもあるので、よく考えて板を選ばなくてはいけません。
板を組み合わせる場合
大きなサイズの天板を作るときに、大きい1枚板を用意するのは大変ですし、ものによっては値段が高くなります。
そんなときは、小さな板を組み合わせる と費用を安く抑えられるだけでなく、おしゃれな天板に仕上げることができます。
板を組み合わせる場合は、板同士を継ぎ合わせる必要があるので、小さめの木材 を用意すると良いでしょう。
1枚板の場合
1枚板を用意する場合は、様々な種類から選ぶことができます。
素材は、板を組み合わせる場合と同じように木材 が良いでしょう。
厚さが木材によって違いますが、厚いと重厚なイメージ、薄いとカジュアルなイメージ* に変わります。
厚さや木目の違いなどを確認して、自分の好きな木材を選ぶようにしましょう。
サイズは1人当たり横幅60cm程が目安となります。
何人が使えるテーブルにするかを考えてから、1枚板を購入するようにしましょう。
テーブル板・天板のDIY方法2:板を組み合わせる場合のやり方
板を組み合わせてDIYする際は、板に穴をあけて「ダボ」と呼ばれる円柱の短い棒を入れて継ぎ合わせる方法があります。
ダボも手作りできますが、それなりの強度が必要なので、ニトリやカインズといったホームセンターや、100均で購入するのがおすすめです。
板の厚みの3分の1から半分ほどの大きさ のダボを選ぶようにしましょう。
組み合わせの手順は次の通りです。
- 板の側面に等間隔で穴を描く(20cm間隔がおすすめです)
- ドリルドライバーの先端にダボ錐(穴の深さを均一にするためのもの)を取り付け、穴をあける
- 木工用ボンドを穴の半分まで入れる
- 穴にダボを木づちで軽くたたきながら入れる
- 継ぎ合わせる木材の穴にも木工用ボンドを入れる
- ダボを差し込んである木材を下にして、ダボを差し込んでいない木材を上から木づちで軽くたたきながら継ぎ合わせる
- 木工用ボンドを乾かす
テーブル板・天板のDIY方法3:ヤスリがけをしよう
天板が出来上がったら、表面や角を滑らかにするためにヤスリがけをする必要があります。
ヤスリがけをするときは、40円前後で購入できる紙やすり を使います。
紙やすりは、表面についている研磨材の粒度 によって書いてある数字が違います。
「80」「120」「240」といった数字が書かれていますが、数字が大きくなるほど目が細かくなります。
ヤスリがけの手順は次の通りです。
- 120から150番でやする
- 180から240番と、徐々に目の細かいものを使って仕上げをしていく
表面がすでに平滑な場合は180から240番、ざらつきがひどい場合は80番を使用してください。
また、急に目の粗いやすりから目の細かいやすりに変えるのではなく、段階的に目の細かいやすりを使っていく方が、きれいに仕上がります。
テーブル板・天板のDIY方法4:好みにペイントしよう
DIY天板の最後の仕上げとして、塗装を行います。
耐水性のある天板に塗装したい場合はウニタンレスを、耐水性が必要ない場合はオイルステインとワックスを使用するのがおすすめです。
ウニタンレスを使用する場合の手順は4つです。
- 天板の汚れを拭き取る
- ハケを使って薄く塗る
- 約90分乾燥させる
- 紙やすり(400番など目の細かいもの)で軽くやする
オイルステインと、ワックスを使用する場合の手順も4つです。
- オイルステインをハケで薄く塗り、浸透しきらなかった塗料は布で拭き取る
- 約1時間乾燥させる
- ワックスをスポンジにとって全体に塗る
- ワックスが乾いたら布で磨く
ウニタンレスを使えば耐水性があるので、リビングや食事をする場所にも適しています。
オイルステインとワックスを使えば、耐水性はないもののアンティーク風のつやが出ておしゃれに仕上げることができます。
あまり汚れることのない場所でローテーブルを使う場合は、オイルステインとワックスで十分でしょう。
【アイテム別】ローテーブルの脚・土台部分のDIY方法3つ
ここからは脚・土台部分の作り方をアイテム別に3つご紹介します。
- 木材でDIYする方法
- アジャスターでDIYする方法
- 鉄脚でDIYする方法
実際に作る際の参考にしてみましょう。
脚・土台部分のDIY方法1:木材でDIYする方法
天板に木材を使用したなら、脚も木製にするのがオーソドックスです。
天板と同じ木材を使用すると統一感や木のあたたかみ が出ます。
そんなあたたかみのある木材で、脚をDIYする方法をご紹介します。
必要な材料
必要な材料は5つあります。
- 木材(サイズに応じて用意)
- 木工用ボンド
- ビス(60mm~65mm程度のものを30本~40本)
- 電動ノコギリ(手動でも可)
- 電動ドライバー(手動でも可)
脚・土台部分の作り方
まず、脚となる木材をカットし、天板のときと同じようにヤスリを変えて塗装をします。
このとき脚の長さは、天板の厚みを考慮して 木材をカットするのがポイントです。
続いて、天板の角に足を木工用ボンドで1時間以上接着させます。
天板ギリギリに取り付けるのではなく、角から15mmずつ内側にずらして取り付けるのがポイントです。
最後に、ボンドで固定させた部分にビスを打ちましょう。
脚・土台部分のDIY方法2:アジャスターでDIYする方法
次に、アジャスターがついている脚のDIY方法をご紹介します。
脚にアジャスターがついていれば、机の高さを自由自在 に変えられて便利です。
さらに、万が一天板に少しゆがみがあったとしても、アジャスターがあれば平行にすることができます。
ここでは、初心者でも作りやすいように、アジャスターがすでについている脚を天板に取り付ける方法についてご紹介します。
必要な材料
必要な材料は次の4つです。
- アジャスター付きの脚(4本)
- 木工用ボンド
- ビス(60mm~65mm程度のものを30~40本)
- 電動ドライバー(手動でも可)
脚・土台部分の作り方
まず、天板の角に足を木工用ボンドで1時間以上接着させます。
このとき、天板ギリギリに取り付けるのではなく、角から15mmずつ内側にずらして取り付ける のがポイントです。
続いて、ボンドで固定させた部分にビスを打ちましょう。
脚・土台部分のDIY方法3:鉄脚でDIYする方法
最後に鉄脚のDIY方法をご紹介します。
アイアンの脚にすれば、一気にローテーブルの雰囲気が変わり、おしゃれになります。
アジャスター付きの脚と同じように、簡単にDIYすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
必要な材料
必要な材料は次の3つです。
- アイアン脚(自分の好みの形や長さのもの)
- ビス(60mm~65mm程度のものを30~40本)
- 電動ドライバー(手動でも可)
脚・土台部分の作り方
脚・土台部分は次の3つの手順で作りましょう。
- 脚の位置を天板の裏に書き込む
- ビスを入れる用の下穴を天板の裏にあける
- ビスで脚を固定する
ローテーブルのDIY事例5選
ここからは、実際にローテーブルをDIYした実践例を5つご紹介 していきます。
これまでご紹介した方法でどのようなローテーブルが作れるのか、どのようなお部屋に合いそうか、ぜひ想像しながら見てみてください。
ローテーブルのDIY事例1:端材でDIY!メッセージステッカーもクール
こちらは、どんどんたまった端材を使用して天板をDIYしています。
端材も小さめのものから大きめのものまで、うまく組み合わされています。
色味も合わせることで、おしゃれなヴィンテージ風のローテーブルが完成しますね。
端材を利用することで、DIYにかかる費用を安く抑えることもできます。
さらに、端材に書いてある文字もそのまま利用することで、キャンプといったアウトドアな場所にあっても違和感のないくらい、かっこいい仕上がりとなっています。
このように、端材を組み合わせるだけでも、素敵なローテーブルが出来上がるでしょう。
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ローテーブルのDIY事例2:脚部に雑誌や小物のスペースを確保!
こちらは木材で作った、収納スペースがたくさんあるローテーブルです。
テーブルの下に収納スペースを設けることで、小物を置くスペースが確保できています。
さらに、側面にはつっかえ棒を取り付けて雑誌や本をたてかけられるようになっています。
おしゃれなだけでなく実用的なものとなっていますね。
また、脚も木材で作られているのですが、アイアンペイントで塗装しているので、まるで鉄脚のように見えます。
このように、実際に鉄脚でDIYしていなくても、塗装することで鉄脚のように見せることができるのも、アレンジの利くDIYのポイントです。
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ローテーブルのDIY事例3:こたつの天板を使用した引き出し付きのローテーブル!
こちらは、こたつの天板を再利用したローテーブルです。
こたつに使ってきた天板をリメイクして使用することで、DIYにかかる費用を抑えることができます。
また、天板の色が薄い色なので、脚の色も白に塗装することで全体的に色の統一感が出ています。
真ん中にある引き出しは本物の引き出しではありませんが、板と取っ手を取り付けるアレンジを加えることで、本当に引き出し付きのように見えるでしょう。
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ローテーブルのDIY事例4:補強方法の参考に!脚部分を3枚の板で補強したローテーブル
こちらは木材で作られた、無垢なローテーブルです。
一見シンプルなローテーブルのようですが、脚に注目するとなんと3枚の板で補強をしてあります。
このように脚に、垂直に板を取り付けることで、一気に強度のあるローテーブルを作ることができるのでぜひ参考にしてみてください。
また、補強してある部分にコカ・コーラの看板がついているのもポイントです。
看板があるだけで、おしゃれなローテーブルに早変わりします。
これもまた屋外のカフェなどで使われていそうな、かっこいい仕上がりでしょう。
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ローテーブルのDIY事例5:収納重視のキャスター付きローテーブル!
こちらは、木材で作ったキャスター付きのローテーブルです。
キャスターがついているので、移動がかなり楽になります。
自由に動かすことができるので、子供用の勉強机代わりに使用して、子供が勉強する場所を選ぶことができるのも良いですね。
さらに、収納スペースがとにかく広いので、リビングに置くと重宝するでしょう。
このように、収納が広く、キャスターもついているとなると、使い道の幅が格段と広がります。
ローテーブルのDIYを楽しもう!
今回は、ローテーブルの使い道やDIY方法、DIYの実践例をご紹介しました。
ローテーブルは、ご家庭のリビングや、一人暮らしの部屋など、いろいろな場所で活躍します。
さらに小物置きとしてだったり、収納スペースとしてだったり、使い道も様々です。
そんなローテーブルは、天板と脚のみで完成するため、初心者でも簡単に作ることができます。
作り方次第では、DIYの事例でご紹介したような、雰囲気の全く異なるローテーブルが完成します。
ガラスやタイルを天板に取り付けることも可能です。
ぜひ、楽しみながらローテーブルをDIYしてみてくださいね。