バナナを冷蔵庫で保存すると黒くなってしまう
購入してきたバナナをそのまま冷蔵庫で保管しているといつの間にか黒くなってしまったという経験をした方は多いでしょう。
そもそも冷蔵庫で保管する際に黒く変色してしまうのはなぜかという点ですが、実はバナナからは自身の成熟を促すガスが出ているのです。
そのガスは、バナナの1本1本から出ているため、房のままになっている購入したままのバナナはお互いに追熟のガスを出し合って黒く変色してしまいます。
特に、バナナを冷蔵庫に入れるとより追熟が進んでしまう傾向にあるので、冷蔵庫でバナナの保管をすると黒く変色しやすくなってしまうのです。
バナナを冷蔵庫に入れても黒くならないようにするには
冷蔵庫でバナナを保存するときに、黒く変色するのを防ぐ方法があるのかと悩む方は多いですが、実は変色を防ぐ方法はあります。
その方法は様々ですが、買ってきたバナナをそのまま冷蔵庫に入れることはやめましょう。
上記でも記載してある通り、追熟するガスがバナナ1本1本から出ているので、まずは、しっかりとバナナを切り離しましょう。
そして、お互いの発しているガスを冷蔵庫内に充満させないように気を付けて保存をすると黒く変色しにくくなります。
詳しい保存方法は、下記の「バナナを冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存する方法」でご紹介します。
バナナの栄養や効能は冷蔵庫に入れると変わってしまう?
バナナの栄養
バナナには実は豊富に栄養が含まれており、コスパが良いので手軽に積極的に取りやすい食材といえます。
バナナは食物繊維やビタミン、ミネラルを含んでおり、美容にも一役買ってくれる食材のひとつです。
また、バナナは果物の中では意外にもカロリーが低く1本当たり約ごはん茶碗半分ほどのカロリーなんです。
含まれている果糖、ショ糖、ブドウ糖などは体に吸収されるスピードがそれぞれ異なるので血糖値が緩やかに上昇し、吸収されるので、ダイエットにも強い味方といえます。
ご飯はバランスが大切ですが、アスリートなどはバナナを主食にする方もいるほど、その栄養価は高く、注目されています。
バナナの効能
上記にも記載しましたが、バナナに含まれる糖質は何種類かあり、その糖質それぞれが吸収される時間が異なります。
そのため、長い時間エネルギーを補給してくれるので、アスリート(特に長い時間エネルギーを必要とするマラソン選手など)の試合前に食べるとよいとされています。
また、バナナは免疫活性力が強い食品なので、がんや生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。
さらに、ビタミンやミネラルも含んでいるので美容効果もあり、さらにはカリウムも多く含んでいるので高血圧にも効果があり、果物を選んで食べるならばバナナがおすすめです。
バナナを冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存する方法
ここからは冷蔵庫で保存する方法をご紹介します。
メディアでも取り上げられた方法もあるので、ぜひ参考にしてみましょう。
バナナを冷蔵庫で保存する方法①:ラップに包んで保存
まず、上記でもご説明しましたが、バナナは購入してきてからしっかりと1本ずつに分けて房から外しておきましょう。
そして、この方法では、1本ずつしっかりとラップに包んでから冷蔵庫で保存をします。
ラップに包むことで、自身から発する追熟を促すガスの影響を受けにくくなるうえに、房から外してあるので他のバナナからの影響を受けません。
そして、ラップでしっかりと包んでいるので冷蔵庫内に追熟を促すガスが充満することなく、ほかの食品に易経を与えず、さらにバナナ自体の保存も長くできるのでおすすめです。
また、臭いもかなり抑えながら保存することができます。
バナナを冷蔵庫で保存する方法②:お湯につけてからポリ袋で保存
こちらの方法は少し驚く方も多かったのですが、実はメディアでも取り上げられたバナナの保存方法で、しっかりと実証されているんです。
このバナナの冷蔵庫保存方法のポイントは、お湯の温度に気を付けて行うことです。
お湯の温度は約50度ほどで、熱過ぎるお湯を使用してしまうと黒く皮が変色してしまうので、温度に気を付けて行いましょう。
お湯につける時間は約5分ほどでOKなので、つけている間はほかのことができますが長くつけすぎないように気を付けて行いましょう。
その後軽く冷ましてからポリ袋にいれて冷蔵庫に保存すると変色を防ぎつつ、美味しさが長持ちします。
バナナを冷蔵庫で保存する方法③:切ってからフリーザーバッグに入れて保存
バナナを切ってからフリーザーバッグに入れて保存する方法もありますが、こちらは皮をむいて切った状態なので、2~3日で食べきるときに使用しましょう。
保存方法としてはシンプルで、切ったバナナを並べてフリーザーバッグに入れるだけなので簡単です。
切った状態で冷蔵庫で保存しておくとそのままヨーグルトなどのトッピングに使用できますし、そのままお菓子作りにも使用できるのでおすすめです。
切った分、冷蔵庫での保存期間が短いのが難点ですが、短期間で食べきるのがわかっているときには便利な方法です。
バナナを冷凍庫で保存する方法④:1本づつラップに包むもしくは切ってからフリーザーバッグで保存
バナナを冷蔵庫で保存する方法とほぼ同じですが、上記のラップに包んで冷蔵庫保存や切ってからフリーザーバッグに入れて冷蔵庫保存と同じ手順でOKです。
保存するときに冷凍庫に入れると保存できます。
冷凍庫に保存することで解凍する時間がかかってしまうなどのことはありますが、そのままシャーベットとしても食べられますし、フローズンヨーグルトに使っても美味しいですよ。
保存期間はぐんと伸びて、約1か月から2か月ほど持ちます。
バナナで作る保存食のレシピ
バナナの保存食としてよく作られているレシピをご紹介します。
バナナチャツネとバナナジャムなので、作りやすいですよ。
また、冷蔵庫で長く保存できるので、おすすめです。
冷凍バナナのレシピ①:バナナチャツネ
材料
1. バナナ
2. 林檎
3. 生姜
4. 砂糖
5. 塩
6. 酢
7. 七味唐辛子
バナナはスライスして薄くカットしてから使用し、同じように林檎もカットしますが、スライスよりも角切りにしたほうが食感が残るので好みで切り方を変えましょう。
生姜はすり下ろして使うことでぐっと香りも引き立つのですりおろしがおすすめですが、なかなか時間が取れないという方はジンジャーパウダーでもOKです。
上記の材料と調味料をすべて一緒に鍋に入れて、柔らかくなるまで鍋で煮ます。
この時に注意したいのが、必ず弱火でじっくり火を通すことです。
そうすることで甘さも引き立ちますし、途中で焦げにくくなるので、火加減には注意しながら行いましょう。
煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保存するとぐっと保存期間が延びますよ。
冷凍バナナのレシピ②:ジャム
材料
1. バナナ
2. 砂糖
3. レモン汁
4. バニラエッセンス(バニラビーンズ)
ジャムは上記のバナナチャツネとは違い、バナナのみでしかりとした甘みが特徴のものになります。
チャツネとは違い、バナナのジャムは鍋で加熱しているときにつぶしながらでも作ることができるので、切る手間もなく作ることができます。
バナナを適度な大きさにちぎりながら鍋に入れ、レモン汁をかけて変色を防ぎます。
レモン汁がないと色が黒っぽく変色してしまい、綺麗な仕上がりにならないので絶対に使用するようにしましょう。
そこに砂糖を加えて弱火でじっくりと煮詰め、もったりとしたジャムになってきたら最後にバニラエッセンスを加えます。
香りをつけるものなので、入れすぎないようにしましょう。
チャツネと同じように、煮沸消毒した瓶に詰めて冷蔵庫保存でOKですよ。
バナナを腐らせる前に作っておきたい簡単レシピ
ここからはバナナが悪くなる前に作りたいレシピをご紹介します。
簡単なものもあるので是非チャレンジしてみましょう。
バナナのレシピ①:ココアバナナプリン
材料
1. バナナ
2. ココア(純ココア)
3. 豆乳
材料が3つで簡単に出来るプリンなので、お菓子作りが苦手と思っている方にもおすすめのレシピです。
こちらは、砂糖を使用しないレシピになるので、甘さを控えてダイエットしたい方やまだ甘みの強いものを控えたいお子様にもおすすめとなっています。
バナナを適度につぶす、または切ってから軽く電子レンジで温めて柔らかくします。
そして柔らかくしたバナナ、ココア、豆乳を加えてミキサーでしっかりと合わせてから型に入れて固めるだけととっても簡単です。
こちらのレシピでは純ココアを使用していますが、甘みがもう少し欲しい方は砂糖などが入っているココアでも作ることができますよ。
バナナのレシピ②:バナナパンケーキ
材料
1. バナナ
2. ホットケーキミックス
3. バター
4. サラダ油
5. 卵
6. 牛乳もしくは豆乳
基本的な材料は、スーパーで安価にそろう物ばかりかつ自宅に常にあるものを使用しているのでかなり作りやすいおやつレシピです。
また、バターはなくてもよいですが、食べる際に少ししょっぱさが加わることでより甘みが引き立って美味しくなるのであれば使用することをおすすめします。
ホットケーキミックスに記載されている分量通りの卵と牛乳もしくは豆乳を使用し、生地を作っておきます。
そこにつぶしたバナナを混ぜ込んで、バナナ入りの生地を作り、サラダ油をひいて熱したフライパンで焼けば完成です。
盛り付けるときにさらに切ったバナナを飾ると見た目もよくなりますよ。
バナナのレシピ③:なしとバナナのスムージー
材料
1. バナナ
2. なし
3. 水
材料もいたってシンプルなこのレシピは、意外にもバナナとなしの組み合わせが癖になるすっきりとした味わいのスムージーです。
氷を使用していないのは、どちらも冷蔵庫内でしっかり冷やしてあるものを使用することでぐっと飲みやすい温度になるからです。
また、牛乳を使用していないので、アレルギーの心配もなく、作りやすくなっています。
細かく切ったバナナとなし、水をミキサーに入れて混ぜるだけという簡単なものなので、ぜひ試してみましょう。
バナナのレシピ④:バナナとクランベリーのシナモントースト
材料
1. バナナ
2. クランベリー
3. シナモン
4. バター
5. パン
こちらもパンに乗せてトースターで焼くだけという簡単なレシピですが、意外にもバナナとシナモンの相性が良く、食べやすいパンになっています。
また、クランベリーの酸味もパンにアクセントを加えてくれるのでぐっとおいしさを引き立ててくれますよ。
バターを塗ることで少し塩分が加わり、甘みが引き立つので、マーガリンよりもバターがおすすめです。
また、こちらのレシピには記載がないのですが、クリームチーズを塗ってからバナナとクランベリーをのせて焼くとまた違った味わいになって美味しいですよ。
バナナのレシピ⑤:バナナマフィン
材料
1. バナナ
2. 無塩バター
3. 卵
4. 薄力粉
5. ベーキングパウダー
まず、バナナを輪切りにし、飾り用のバナナを何枚か残しておきましょう。
そして、ジッパーバッグにバターを入れて手の温度で適度に柔らかくしたのち、切ったバナナを入れて手でつぶしながら滑らかにしていきます。
その後に卵を入れてまたよく混ぜ、さらに薄力粉とベーキングパウダーもいれてよくジッパーバッグの中で混ぜます。
よく混ざったら、カップもしくは型に入れてバナナを飾り、オーブンで焼いて完成です。
上記のレシピに比べて少し時間はかかりますが、ジッパーバッグを使うことで洗い物を減らしつつ作ることができるので、試してみましょう。
便利な保存容器2選
保存容器おすすめ①:iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器 システムセットパック&レンジ グリーン PSC-PRN-G7
こちらの保存容器は、耐熱ガラスでできており、保存はもちろんですが、このまま電子レンジやオーブンで使用することができる優れものなので、このまま調理に使用できます。
また、作り置きおかずなどをこちらの容器を使用して作り、冷めたらそのまま保存も可能です。
食べる際にもう一度温め直せばそのまま食卓にあげてもいいので便利ですよ。
保存容器おすすめ②:イノマタ化学 電子レンジ容器 楽ちんパック 蓋をしたままレンジ可能 8個セット カラフル
こちらの保存容器は、電子レンジに使用できるタイプになっており、しかもフタをつけたまま温めてもOKなのでひと手間が減ってとても使いやすくなっています。
完全密封タイプではないので、汁物には向きませんが、ちょうどご飯1膳分とちょうどよい量を寄せることができるサイズ感です。
バナナを上手に保管して長く美味しさを保とう
バナナを購入してから、保存方法を間違えてしまうとバナナの傷みが早くなったり、黒く変色してしまいます。
少しの手間をかけてあげることでぐんと保存期間も伸び、美味しく、さらに見た目もよくバナナを保存でき、食べることができます。
自分に合った保存方法を上記の中から見つけて、これからバナナの保存の際に活かすことでぐっと生活の中で便利に使用できるので、ぜひ試してみましょう。