フライパンでも焼き鳥が作れる!
焼き鳥は屋台で買うもの、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
炭火で焼く焼き鳥は本当においしいものですが、実は家庭のフライパンでもあの味を再現することができるのです。
おいしく作るためのポイントさえしっかり押さえれば、フライパンで焼いたとは思えない本格味を楽しめます。
そこで、気になる焼き方やタレの作り方を含めたレシピを多数ピックアップ。
順番にご紹介していきます。
フライパンで作る焼き鳥レシピ10選
数あるフライパンの焼き鳥レシピの中から人気のある10選をご紹介。
どのレシピも抑えるべきポイントはほぼ同じです。
チャレンジできそうなものからトライしてみてくださいね。
- 基本のフライパンレシピ、即席ねぎま焼き鳥
- 串なし!ズボラ焼き鳥
- フライパンで串なし塩焼き鳥
- 塩マヨで揉むだけ簡単焼き鳥
- ささみの焼き鳥風
- やわらか胸肉で焼き鳥風照り焼き
- 即席焼き鳥丼
- 甘辛ダレのとり皮焼き鳥
- 焼き鳥屋さん風絶品つくね
- 焼き鳥のタレで簡単!オーブンのレシピ
基本のフライパンレシピ、即席ねぎま焼き鳥
材料(16本分)
- 鶏もも肉2枚(600g程度)
- 長ネギ2本分で白い部分
タレ用
- しょう油大さじ2
- みりん大さじ2
- 酒大さじ1
- 水飴(砂糖でも可)大さじ1
- 七味唐辛子はお好みで
長ネギは3㎝にカットし、タレの調味料は合わせておきましょう。
鶏もも肉を広げ、一枚を5等分にカット。
さらにそのひとつをそれぞれ4~5等分にカットして一口大にしておきます。(48個になればOK)
竹串に肉とネギを交互に刺していきますが、このときに肉の大きさが「小、ネギ、大、ネギ、小」となるようにしてください。
大きさを見ながら隙間をあけずに刺していきましょう。
次にフライパンを中火で熱したら一度に8本を投入し、そのまま2分程焦げ目が付くまで焼いていきます。
裏返し、蓋をして弱火に。
5分程加熱して鶏肉にしっかりと火を通したら、一度皿に取り出し、そのフライパンでそのままタレを作っていきます。
合わせた調味料を中火で加熱し、沸騰して煮詰まり良い香りがしてきたら焼き鳥をフライパンに戻してさらに過熱します。
照りととろみが出てカラメルのような色合いになってきたら、焼き鳥全体に手早く絡め、焦がす寸前で火をとめます。
皿に盛り付け、フライパンに残ったタレを上からかければ完成。
焼き上がりのタイミングが重要なポイントになります。
串なし!ズボラ焼き鳥
材料は基本のものと同じでOK。
タレ材料は以下の通りです。
タレ用
- しょう油大さじ2
- めんつゆ大さじ1
- 砂糖大さじ2
- みりん大さじ2
- 水小さじ2
- 片栗粉小さじ1
基本と同じように鶏肉をカットし、調味料は合わせておきましょう。
まずはフライパンに油を熱し、鶏肉とネギを投入。
蓋をしてしばらく焼いていきます。
程よい焼き色が付いたらひっくり返し、今度は蓋をせずに加熱。
フライパンに溜まった余分な油を拭き取ったら、ここで合わせ調味料を加えます。
全体を混ぜながら煮詰め、とろみが出てきたら出来上がり。
焼きたてをご飯に乗せてどんぶりにしてもおいしいですよ。
フライパンで串なし塩焼き鳥
材料は基本のもの、その他の材料として以下を用意しましょう。
ネギの味付け用
- 塩小さじ1/2
もも肉の下味用
- 酒大さじ1
- 砂糖小さじ1
- 塩小さじ1
- おろしにんにく(チューブ)1㎝程
鶏肉を基本通りにカットしたら、下味用の調味料を全て加えてもみ込んで置いておきます。
ネギも別ボウルで塩を振ってまぜ、置いておきます。
フライパンを熱したら材料を投入し、蓋をして加熱、焼き色が付いたら返して、再び蓋をして焼いていきましょう。
しっかりと火が通ったら出来上がりです。
使う塩の種類によって味の感じが変わるので、粗塩やハーブソルトなどで変化を楽しんでも。
塩マヨで揉むだけ簡単焼き鳥
材料(2人分)
- 鶏胸肉1枚
- 長ネギ1/2本
調味料として
- マヨネーズ
- 片栗粉
- 酒を各大さじ1
- 鳥ガラスープの素大さじ1/2
- 砂糖小さじ1/2
- 塩小さじ1/4
- ニンニクチューブ、しょうがチューブ各少々
- サラダ油小さじ2
鶏肉は皮をはいで一口大のそぎ切りにし、全面にフォークで穴をあけておきましょう。
ボウルに鶏肉、合わせた調味料を入れて揉み込み、15分以上おいておきます。
ネギは食べやすい大きさにカット。
フライパンを弱めの中火で熱して、焼き色が付くまで加熱、返して焼き色を付けたら蓋をして蒸し焼きにします。
(フライパンに入れるときは、調味料は落として肉のみを入れて下さい。)
火が通ったら余分な油と水分を拭き取り、火を強めて肉をカリッと焼き上げたら完成。
出来立てにブラックペッパーやワサビを付けて食べるのがおすすめです。
ささみの焼き鳥風
材料
- 鶏ささみ6本
- 塩少々
- 片栗粉大さじ3程度
- ニンニクスライス3枚
調味料として
- しょう油大さじ1と1/2
- 砂糖大さじ1
- みりん大さじ1
- 合わせ味噌小さじ1
- オイスターソース大さじ1/2
鶏ささみは筋をとり、塩を振ってしばらく置いておきましょう。
調味料は合わせて、ささみに片栗粉をまぶしたら準備完了。
フライパンに多めの油を注いで熱し、ささみに強火でこんがりと焼き色を付けていきます。
片面が焼けたら返し、中火にして蓋をします。
焼き色がついたら一旦火を止め、余分な油を拭き取ったら合わせ調味料とニンニクを投入。
強火で加熱してタレを絡めたら出来上がり。
お弁当のおかずにもピッタリのレシピです。
やわらか胸肉で焼き鳥風照り焼き
材料(4人分)
- 鶏胸肉2枚(600g程度)
胸肉用調味料
- 酒大さじ1
- 砂糖小さじ1
- 塩小さじ1/4
別材料として
- 片栗粉適量
- 白ネギ1本と1/2
- サラダ油適量
タレ用
- しょう油大さじ2
- めんつゆ大さじ1
- 砂糖大さじ2
- みりん大さじ2
- 水小さじ2
胸肉は一口大にカットし、胸肉用調味料をもみ込んでおきます。
ネギは3㎝くらいにカットし、タレ用の調味料は合わせておきましょう。
フライパンに油を熱し、片栗粉をまぶした鶏肉、ネギを入れたら蓋をして焼いていきます。
焼き色が付いたら返して、再び蓋をして加熱します。
フライパンの余分な油と水分を拭き取ったら合わせ調味料を投入。
煮絡めたら出来上がりです。
即席焼き鳥丼
材料(3人分)
- 鶏もも肉大1枚(300g程)
- ネギ1本
肉用
- しょう油と酒適量
- 小麦粉適量
合わせ調味料
- しょう油
- 砂糖
- 酒 各大さじ3
ネギは4㎝程にカットしフライパンで焼き目を付けておきます。
鶏肉は一口大にカットし、しょう油と酒に漬け込んでおきましょう。
鶏肉の水気を切って小麦粉をまぶしたら、中火でこんんがりと揚げ焼きにします。
そこにネギと合わせ調味料を投入して煮詰めればOK。
ご飯に乗せて、海苔や一味唐辛子をトッピングして召し上がれ!
甘辛ダレのとり皮焼き鳥
材料
- 鶏皮(胸肉2枚分)
- しょう油みりん各小さじ2
- 砂糖小さじ1
鶏皮は一口大にカットし、調味料は合わせておきましょう。
熱したフライパンに皮を投入し、カリカリになるまで焼いていきます。
途中油が出るので、その都度ペーパーでふき取るようにしてください。
焼いて油を拭き取る工程を5回ほど繰り返したら、合わせ調味料を加えて煮絡めれば完成。
ごはんによく合うやみつき味です。
焼き鳥屋さん風絶品つくね
材料
- 鶏ひき肉300g
- はんぺん1枚
- 酒大さじ1
- ゴマ油大さじ1/2
- マヨネーズ大さじ1/2
- 砂糖小さじ1/2
- おろししょうが、塩こしょう各少々
- 万能ねぎ適量
タレ用
- しょう油大さじ2
- 砂糖大さじ2
- 酒大さじ2
- みりん大さじ2
- サラダ油大さじ1
はんぺんは滑らかにすりつぶし、調味料は合わせておきましょう。
タレ用以外の材料をボウルに入れてこねたら、油を熱したフライパンで焼き色が付くまで焼いていきます。
返して両面焼いたら、酒大さじ1程度(水でも可)を加えて蓋をし、蒸し焼きにします。
火が通ったら合わせ調味料を投入し煮詰めて、照りが出てきたら完成。
卵黄を添えると見た目も味もアップします。
焼き鳥のタレで簡単!オーブンのレシピ
材料は基本のものを用意。
タレの材料は市販の焼き鳥のタレ、塩こしょうをお好みで用意すればOKです。
肉とネギのカット、串に刺す工程までは基本と同じで進めていきます。
次に、串の持ち手部分にアルミホイルを巻いたら、塩味の場合のみこのタイミングで味付け。
天板に網を乗せ焼き鳥を並べたら(タレの場合はここで調味)、200度のオーブンで15分加熱します。
焼き上がりに再度タレを塗ったら出来上がり。
たれも作ってみよう!
焼き鳥をフライパンで作るなら、せっかくなのでたれも手づくりしてみましょう。
基本はしょう油、みりん、砂糖、酒など、家庭にある材料で作ることができるのでお手軽です。
より本格的な味を楽しみたい場合は、砂糖の代わりに水飴を使ってみましょう。
独特のとろみが出て風味がアップします。
水飴が混ざりにくい場合は600wのレンジで1分程加熱すればOK。
ぜひ試してみてくださいね。
フライパンで焼き鳥をおいしく作るコツ
焼き鳥をおいしく作るコツは、全てのレシピの中に隠れています。
一番のポイントは、こんがりと焼き色を付けること。
どのレシピにも共通ですが、香ばしくジューシーな焼き鳥を作るコツとしては必須な条件です。
また、余分な油を拭き取ることや、タレを煮詰める加減も大切なポイント。
基本では焦げる直前にとあるように、弱火でじっくりというよりは少々強火でこんがりとがベターです。
おすすめの焼き鳥の本
その名の通り、おいしい焼き鳥を作るための情報が事細かく説明された一冊です。
お家での調理にも、キャンプなどのアウトドアにも活躍してくれることでしょう。
フライパンでの焼き鳥作りにも生かせるコツは盛りだくさんです。
ポイントを抑えればあなたも焼き鳥名人
おいしく作るコツを知っているのとそうでないのとでは、やはり雲泥の差です。
焼き加減は、それほどまでに仕上がりに影響してくる要素なのです。
フライパンで簡単に作れるレシピだからこそ、ちょっとしたコツやポイントがおいしさを左右します。
基本のレシピをマスターしたら、より本格的な味わいを追及してみましょう。
ベストな焼き加減、タレのとろみ、焦がし加減を見つけるころには、もうあなたは焼き鳥名人です。