お稲荷さんはレシピ次第でプロの出来栄えに!
お稲荷さんというとお揚げに酢飯を詰めたものを想像しますが、実はいろいろなレシピがあるのをご存知ですか?
酢飯に具を入れたり、上に美味しい具材をのせたり、お揚げの包み方もひとつではありません。
お稲荷さんというと一般的にはお揚げの茶色の色合いを想像しますが、一口にお稲荷さんといってもありとあらゆるものがあり、華やかな色合いや美味しそうな具材でかなり様変わりします。
しかも他の料理のように込み入った調理方法があるわけではないので、レシピによってはプロのような仕上がりにすることも可能なのです。
普段の食事のみならず、パーティやイベント用に華やかで見た目にお美味しいお稲荷さんを作ってみましょう。
お稲荷さんの揚げの簡単な作り方
味の決め手にもなる揚げの簡単レシピをご紹介します。
まず油揚げを半分に切り、ご飯を詰めやすいように中を開いてみて破れていないかを確認します。
鍋に油揚げを入れ、水をたっぷり注ぎ入れ5分程度茹でます。
この作業で油臭さがなくなり油揚げがふっくらと柔らかくなります。
お湯を全部捨てて鍋に新しい水と日本酒、砂糖を入れて落し蓋をし、弱火で20分程煮ていきましょう。
その後醤油を入れ更に10分程煮て、そのまま1時間以上置くと味が染み込み美味しくなります。
すぐに使用しないときにはジップロックなどの保存袋に重ならないように入れ冷凍保存も可能です。
いなり寿司のレシピで必要な具材
いなり寿司を作ろう!と思ったときに準備する基本的な具材は、お米と油揚げです。
そして酢飯や揚げを作るためのお酢、砂糖、だしの素、お塩、酒、醤油などの調味料が必要になります。
さらに酢飯に胡麻やゆかり、しらす、柚子の皮、たくあん、ひじき、貝類、きんぴらごぼうなどを混ぜたりと、実は作るレシピによってかなり色々な具材を加えられるお寿司です。
酢飯は想像以上に色々な具材と合うので、自分だけのオリジナルいなり寿司を考えるのも楽しいです。
考え方はおにぎりと似ていて白飯にあう具材のように、酢飯にあう具材を考えてみればいいのです。
意外性のある具材も相性が合うことがあるので面白いですよ。
味の相性はもちろんですが彩り豊かにするための美しい色合いの具材があると更に作るのが楽しくなります。
お稲荷さん簡単レシピ12選!人気の甘いお稲荷に注目
色々な具材の工夫でさまざまなお稲荷さんが作れますがいったいどんなものがあるのでしょう。
簡単に作れる美味しいお稲荷さんレシピをご紹介します。
- 胡麻たっぷり三角いなり寿司
- 五目いなり寿司
- 甘い揚げのお稲荷さん
- 山菜いなり寿司
- ガパオいなり寿司
- 雑穀米いなり寿司
- お好みのっけ稲荷
- キャラクター稲荷
- ひとくち稲荷
- 洋風いなり寿司
- みょうが稲荷
- くるくる稲荷
胡麻たっぷり三角いなり寿司
オーソドックスだけどやっぱり美味しい飽きのこない胡麻のお稲荷さんです。
好き嫌いがあるお子さんでもこのお稲荷さんならパクパク食べてくれるはず。
作り方は簡単で、揚げに入れる酢飯にたっぷりと胡麻を加えて混ぜるだけです。
お揚げの三角は正方形の油揚げを対角線で切り、中を開いて袋状にしてください。
飽きのこない味でさっぱりと食べられるのでどなたでも召し上がれます。
揚げは三角でなく四角い形でももちろんOKです。
五目いなり寿司
具材いっぱいの五目いなり寿司は栄養もあってもりもり食べられる美味しさ。
苦手な食材を入れてしまっても気づかず食べてしまえそうです。
椎茸をスライス、生姜と人参は千切りに、れんこんは小さめに切って鍋で煮てアクをとります。
人参が柔らかくなったら水を減らして砂糖、醤油、みりん、だしで煮ていきます。
甘めの錦糸卵を作り、酢飯に煮汁を切った上記の具と錦糸卵を混ぜ合わせ、揚げに詰めたら出来上がり。
甘じょっぱい五目寿司の美味しさが後を引きます。
甘い揚げのお稲荷さん
普通のお稲荷さんより揚げの味付けを甘〜くしてみるととっても美味しい!
砂糖の量がとても多くて作るときに驚くかもしれませんが、出来上がりを食べれば納得です。
作り方はお揚げの味付けをする際に砂糖の量を増やすだけ。
例えば水500ml、醤油大さじ10、酒大さじ1に対して砂糖250gでその量の多さがわかるはず。
こんなに入れていいの?と思われるかもしれませんが、酢飯を入れてお稲荷さんにすると丁度いい甘さになるのです。
シンプルだけどその美味しい甘さの虜になる人が跡を絶たないお稲荷さんです。
山菜いなり寿司
歯ごたえと風味が最高の春らしい山菜を酢飯に混ぜるいなり寿司です。
市販の味付け山菜を使えばパパっと簡単に出来てしまいます。
味付け山菜と胡麻、みじん切りにした大葉を酢飯に詰めるだけ!
山菜の量はお好みで増やしても美味しいです。
山菜は低カロリーで食物繊維が豊富な健康食。
独特の苦味と風味が酢飯にぴったりマッチして爽やかで懐かしい味を楽しめます。
ガパオいなり寿司
ちょっと思考を変えてガパオいなり寿司はいかがでしょう。
もはやお稲荷さんとは言えないと言ってしまえばそれまでですが、SNSなどで結構見かける人気のお稲荷さんなのです。
ニンニク、玉ねぎ、赤パプリカをみじん切りにし、鷹の爪とニンニクで鶏挽き肉、玉ねぎ、赤パプリカを火が通るまで炒めましょう。
そこに醤油、酒、レモン汁、オイスターソース、砂糖、鶏ガラスープの素を入れて煮詰めたら、ちぎったバジルを加えます。
揚げに白飯を半分程度入れ、上にガパオの鶏そぼろをのせてうずらの卵の目玉焼きを乗せれば出来上がり。
揚げの甘さとアジアンテイストの奇跡の相性をお楽しみください。
雑穀米いなり寿司
健康食で美味しい雑穀米のいなり寿司は、雑穀米の食感と揚げの甘辛さがよく合います。
雑穀米の色合いも綺麗でおもてなしにもぴったりです。
作り方はとても簡単で、酢飯のご飯を雑穀米に替えるだけ。
生姜の甘酢漬けなどをみじん切りにして入れてもとても美味しいです。
雑穀米は今やオシャレなカフェなどにも登場する美味しくてヘルシーな食材。
美容と健康に良い雑穀米で作ったいなり寿司を、是非おもてなしの際のテーブルに置いてみてくださいね。
お好みのっけ稲荷
自分の好きな具材をお好みでのせて華やかに美味しく食べられるのっけ稲荷。
SNSでもその自由度と楽しさが満載の写真をよく見かけます。
酢飯を少しだけ少なめに揚げに詰めて、自分の好きな具材を上にトッピング。
おすすめなのはやはりお刺身系やお漬物などの和風テイストですが、中には焼き肉や唐揚げ、鶏そぼろ、サラダ、ハムやチーズなど自由度満点!
酢飯は白飯より合う具材が少なそうと思わないでください。
白飯と合うものはほどんど合うと言っても過言ではありません。
色々な食材を用意して子供と遊びながら作るのも楽しいかもしれませんね。
キャラクター稲荷
キャラ弁同様、やっぱり作ってみたくなるキャラクターいなり寿司。
そのやわらかい雰囲気とまるっこさがキュートなキャラクターの顔を作りやすいのです。
キャラクターの耳などの形も柔らかい揚げと酢飯のバランスで上手くつくれますし、顔のパーツはスライスチーズや海苔、薄焼き卵などで形作れます。
ただ、上手く作れるともったいなくて食べるのが惜しくなってしまいそうですね。
普通のいなり寿司の中に数個しのばせておくのも可愛らしくて食べやすいかもしれません。
運動会などのイベントや子供のお弁当などで喜ばれるいなり寿司です。
ひとくち稲荷
女性には食べやすくておすすめのひとくち稲荷は大きさがひとくちサイズで小さいのです。
ハンバーガーや惣菜パンなどかぶりつくものって女性だと結構大変なことありますよね。
お稲荷さんも美味しく食べたいのについぽろりと酢飯がこぼれてしまいがち。
でもこのひとくちサイズのお稲荷さんなら、きれいにひとくちで食べられるのでそんな心配がなくなります。
揚げを一口サイズにカットし、食べやすいお稲荷さんを作っておもてなしすると特に女性には喜ばれますよ。
中身の味付けを変えると、たくさん少しずつ味わえるのも魅力です。
洋風いなり寿司
その外観はまるでおしゃれなデリに並んでいるお惣菜のようないなり寿司。
なんと酢飯はバルサミコ酢を使用しているので、本当に洋風の味付け。
上には生ハム、レモン、レタス、粉チーズ、赤玉ねぎ、アスパラガス、さつま芋等のサラダ風トッピングや、チキン、バジル、トマトソースなどのがっつりした洋風惣菜などをのせています。
若い方には美しく意外性があって更に美味しいのでとても喜ばれ、まさしくインスタ映えのするビジュアルですね。
みょうが稲荷
夏の定番みょうが稲荷は、爽やかなみょうがの風味が涼しげな一品。
お味噌汁やお素麺の薬味としてお馴染みのみょうがはお稲荷さんにも抜群の相性です。
一緒に大葉も入れると更に風味が増してさっぱりとした大人の味に。
酢飯に刻んで胡麻と入れるだけで出来上がります。
みょうがは「沢山食べると物忘れがひどくなる」と言われていますが根拠がない言い伝えなので、安心して食べてくださいね。
くるくる稲荷
いつものお稲荷さんではなく、ちょっとかわいくオシャレなくるくるいなり寿司。
とても簡単なのに華やかでお弁当も明るくなります。
油揚げを半分に切り2辺を切って一枚の長方形になるように広げ、揚げを作りましょう。
ラップの上に揚げをのせ、上に胡麻などを混ぜ合わせた酢飯をのせてくるくると巻き、ラップで包んで形を整えます。
形が整ったらラップを外し、好きな大きさに切れば完成です。
慣れてしまえ普通のお稲荷さんより早くパパっと出来る上に見栄えも良いのでおすすめです。
上に少しトッピングをすると更に華やかさがでます。
お稲荷さんはアレンジで様々なシーンに使える
お稲荷さんと聞くとまず思い浮かべるのはひな祭りや端午の節句のお祝い。
また、初午(はつうま)と言ってその年の2月最初の午(うま)の日に食べたりします。
そんな昔ながらの行事に頂くお稲荷さんも美味しいのですが、近年はさまざまなお稲荷さんが登場し、いろいろな場面で受け入れられるお寿司となりました。
その活躍の場は数知れず。
日々の食事をはじめ、ホームパーティ、運動会や行楽地でのお弁当、お客様や友人へのおもてなし、記念日のご馳走など、レシピをアレンジしながらどこへでも登場するほど人気です。
食べやすい形や飽きのこない親しみやすい味がその要因だと言えるでしょう。
レシピを工夫すれば、栄養価の高いヘルシーなお稲荷さんでダイエットも可能ですし、自分のオリジナルレシピで場面ごとに簡単に作れるのもうれしいですね。
昨今は砂糖を多くした甘い揚げのお稲荷さんが人気急上昇中です。
イベントなどでメニューに迷ったときに、簡単で美味しいお稲荷さんを作ってみてくださいね。
おすすめの料理本
シリーズ累計10万部を突破した「休日が楽しみになる昼ごはん」は読み物としても楽しい本。
分かりやすくて難しくない簡単レシピが満載で、可愛くて楽しい落書きがたくさん描いてあるカジュアルな感じが女性にうけています。
料理レシピ本大賞もとっていて、読者からもかなりの好評価!
読んでいるだけでワクワクして作ってみたいと思わせる本です。
ちょっとめんどくさい休日のお昼ご飯をこの本のレシピで楽しく作ってみませんか?
お稲荷さんは無限の種類があります
お稲荷さんは色々な場面で美味しく食べられる親しみやすいお寿司。
握りや軍艦ほど華やかではないけれど、具材とレシピ次第で華やかにオシャレに変身出来ます。
日々のランチ、お弁当、行事、パーティ、記念日など、活躍する場面はさまざま。
美味しいオリジナルのお稲荷さんにも是非挑戦してみてくださいね。