パンツの黄ばみの原因
- おりものや経血による黄ばみ
- 尿による黄ばみ
- 蒸れによる黄ばみ
おりものや経血による黄ばみ
パンツの黄ばみになる原因の1つめは、おりものが原因による汚れです。
おりものとは、子宮や膣から分泌される物質のこと。
おりものは、膣の潤いを保ったり菌が入ってくるのを防いでくれたりと、女性の体を守るために大切な役わりをしてくれています。
おりものは白身のようなものもあれば、黄白色のようなおりものもあります。
おりものは酸化すると色が黄色くなってきますので、落ちにくくなってきてしまいます。
月経後はあまり多くありませんが排卵期がくるとおりものの量は多くなり、パンツに付着する量も増えてきます。
ですので、パンツが汚れてしまい黄ばみができやすくなってしまうのです。
また、経血が原因により黄ばみができてしまうことも。
血液というのは、分泌される物質の中でも汚れが強いものになります。
血液はパンツの生地の奥まで入り込んでしまうため、変色を起こし黄ばみになりやすいのです。
尿による黄ばみ
パンツの黄ばみになる原因の2つめは、尿が原因による汚れです。
尿は黄色なため、残ってしまっていると黄ばみの原因になります。
きちんと拭ききれてない場合、パンツに尿が付着してしまいます。
拭くときはゴシゴシと拭くのではなく、トイレットペーパーで優しくこすらないようにするのがポイント。
拭き残しがあるとアンモニアが粘膜に入ってしまい、臭いの原因にもなるので気をつけましょう。
またトイレの仕方によっても尿の黄ばみの原因を作ってしまっていることもあります。
脚を開かずに排尿をしていませんか?
尿が膣の中に入ってしまい残ってしまう場合がありますので、脚を広げた状態で排尿すると良いでしょう。
蒸れによる黄ばみ
パンツの黄ばみになる原因の3つめは、蒸れが原因による黄ばみです。
締め付けられやすいパンツの中は蒸れてしまいがち。
特に暑い夏などは蒸れやすくなってしまいますよね。
また、仕事をしているとお手洗いに行く回数が減ってしまいます。
そうすると、湿気がこもってしまい蒸れてしまうのです。
実は陰部にはワキの下と同じアポクリン汗腺が存在します。
汗をかきやすいTシャツのワキの下が黄色くなっていることがありますよね。
それと同じで陰部も汗をかきやすく、この汗に含まれているリポフスチンという色素によって黄ばみができてしまうのです。
蒸れを防ぐためには、自分の体に合った素材の下着を身につける必要があります。
通気性の良いパンツを選ぶようにしましょう。
パンツの黄ばみの落とし方!原因別にご紹介!
おりものや経血による黄ばみの落とし方
おりものによる黄ばみには、つけおき洗いが良いでしょう。
水洗いが可能な繊維かどうかを確認することを忘れずに。
まずぬるま湯にパンツを浸し、ランジェリー用洗剤でつけおき洗いを行います。
つけおきが完了したら、洗濯機で通常の洗濯をしていきます。
また経血がパンツに付着してしまった場合は、汚れに気付いたらすばやく洗うことが大切です。
汚れてから時間が経過すると、繊維の奥に汚れが入り込んでしまうためできるだけ早い段階で洗濯するようにしましょう。
経血の部分を手洗いしていくときは、水かぬるま湯で行うのがおすすめ。
あまり高い温度のお湯で洗ってしまうと血のたんぱく質が固まって汚れを落としにくくなってしまうからです。
汚れが奥深くまで入り込んでしまう前に、こまめに洗濯することで長く使うことができますよ。
尿による黄ばみの落とし方
尿による黄ばみには、シミ抜きを行うのが良いでしょう。
シミ抜きには漂白剤を使います。
漂白剤を使用する際には、パンツの色を確認し色が変色してしまわないか目立たない部分に漂白剤をつけて事前にチェックしてくださいね。
汚れを落としたい部分に漂白剤を塗布し、20分ほど放置します。
放置し終わったら、ぬるま湯でつけおき洗いをしていきます。
漂白剤の放置可能時間を確認し、記載されているつけおき時間を守るようにしましょう。
つけおき洗いで汚れが落ちなかった場合は、洗濯機にかけて通常の洗濯を行うと良いでしょう。
蒸れによる黄ばみの落とし方
蒸れによる黄ばみには、重曹を使った洗濯を行うのがよいでしょう。
重曹は臭いを除去してくれる効果があるのでおすすめです。
40度くらいの前後のぬるま湯に、重曹を小さじ1杯入れてつけおきします。
20〜30分くらいつけおきした後に通常の洗濯を行いましょう。
汚れの他に臭いもちゃんと落ちる?
パンツの黄ばみだけではなく、臭いが気になる方も多いのではないでしょうか?
臭ってしまう原因は大きく分けて3つあります。
すそわきが
デリケートゾーンの臭いの原因で、すそわきがが原因の場合があります。
すそわきがとは、デリケートゾーンからワキガの臭いが発生する症状です。
通常の汗の臭いとは違って、ネギやえんぴつの芯のような臭いに似ていると言われています。
このすそわきがによって、パンツに臭いがついてしまっている可能性も。
耳垢が湿っている方や汗が黄ばんでしまいがちな方は、すそわきがの可能性がありますので、チェックしてみるとよいでしょう。
おりもの
おりものがパンツに付着したままになっていると、チーズのような臭いがしてくることがあります。
これは、排出されたおりものが汚れとなってしまって起こる現象です。
おりものが気になった際は、デリケートゾーンを清潔にし膣に残らないように気をつけましょう。
尿の付着
尿を完全に拭ききれていない場合、パンツに付着した尿からアンモニア臭がすることがあります。
パンツについてしまった臭いは、通常の洗濯でほぼ落とすことができますよ。
パンツは体に直接接しているため、ほかの衣類よりも雑菌が繁殖しやすく臭いがつきやすい環境になっています。
雑菌は時間の経過とともに増えていくため、汚れたらすぐに洗濯するのがおすすめ。
また、汚れは時間が経つと繊維の中に入り込んでしまうため落ちにくくなります。
そういった意味でも早めに洗濯をするのがよいでしょう。
臭いがひどい場合は、つけおき洗いをしてから通常の洗濯をするのがおすすめです。
黄ばみがつきにくい方法
おりものシートをする
おりものによる黄ばみを防止するためには、おりものシートを活用しましょう。
特におりものの量が多くなる排卵期の前に使用するのがおすすめです。
また、おりものシートをすることによって汗が原因の黄ばみも防止することができますよ。
ウォシュレットを使用する
拭き残しが原因の黄ばみには、ウォシュレットを使用しデリケートゾーンに尿を残さないようにするのも良いでしょう。
公共のトイレのウォシュレットを使用するのに抵抗がある方は、携帯用のウォシュレットも販売されていますので持ち歩くのも良いかもしれません。
デリケートゾーン専用のウェットティッシュを使用する
トイレットペーパーは固い素材も多いため、拭くと繊維が残ってしまうものもあります。
繊維が残ってしまうと臭いの原因にも。
そこでおすすめなのがデリケートゾーン専用のウェットティッシュです。
デリケートゾーンを清潔に保つことができますよ。
デリケートゾーン専用の石けんを使用する
デリケートゾーンを清潔に保つためには、デリケートゾーン専用の石けんを使うのもおすすめです。
黄ばみの原因になる臭いや汚れをしっかり落としてくれるのがデリケートゾーン専用石けんの特徴です。
デリケートゾーン専用の石けんは、一般的なアルカリ性の石けんと異なり弱酸性で作られているものです。
アルカリ性の石けんは洗い上がりがさっぱりとしているのに対して、弱酸性の石けんは洗い上がりはしっとりとしています。
また通常の石けんは皮脂も同時に洗ってしまい乾燥しやすい商品も多いですが、デリケートゾーン専用の石けんは保湿成分も含まれているためうるおいを保ってくれますよ。
おすすめの洗濯関連本
掃除と洗濯に関するさまざまな特集が掲載されている「おそうじ&お洗濯大百科 (晋遊舎ムック)」。
衣類の黄ばみやティッシュと一緒に洗濯してしまったときの解決法、型崩れや縮みなどの洗濯に関する悩みを解決するアイデアが掲載されています。
おすすめの洗剤や100円ショップで販売されている便利グッズも紹介されています。
洗濯に関する目から鱗なアイデア盛りだくさんの一冊になっています。
パンツを清潔に保つことが大切!
パンツの黄ばみの原因と落とし方、そして黄ばみの予防法をご紹介しました。
パンツの黄ばみの原因にもそれぞれ種類があることがわかりました。
黄ばみの原因に合った洗濯の仕方をマスターすることが下着をきれいに長く使っていけるポイントですね。
黄ばみを防止するために大切なのは、デリケートゾーンを清潔に保つということです。
ナイーブな部分だからこど清潔に保ち、快適な生活を送っていきましょう。