スタバのコーヒーがまずいと言われてしまうのはなぜ
スターバックスコーヒーはアメリカのワシントン州シアトルで創業した、世界的なコーヒーショップチェーン。
およそ90か国で、22000店舗以上を展開する(Wikipediaより)世界最大級のコーヒーチェーンとして、日本では「スタバ」でご存知のお店です。
しかしこのスタバ、実はコーヒーがまずいとの声が多いのです。
コーヒーの色は濃いのに風味が薄い印象がある一方で、酸味が強すぎるとの感想も。
そもそもスタバのコーヒーはドリップ(抽出)したてではなく、サーバーからコーヒーが注がれるため、時間が経って酸味が強く出てしまうのも一つの理由とされます。
おいしい、まずいはひとそれぞれの好み
元来日本人はカフェインに強いため、濃い味や香りが立つコーヒーを好む傾向があります。
一方アメリカでは、「アメリカン」コーヒーがあるように、薄いコーヒーを飲む印象があるのではないでしょうか。
確かにアメリカンコーヒーは浅煎りでドリップ時間も短いことから、酸味が強く苦みや香りもあまり感じられません。
日本人がアメリカンを飲んで、薄くてまずいと感じるのもうなずけます。
しかし同じ日本人同士でも、酸味が強いコーヒーを好む人もいれば、薄めのコーヒーが自分には合っていると感じる人もいます。
しかもコーヒーは豆の産地や焙煎方法、豆の量やドリップ時間などの条件で様々に変化する飲み物のため、好みのコーヒーの味も人それぞれになるのです。
スタバで使用しているコーヒー豆には種類がある
スタバで提供しているコーヒー豆には、何種類かの焙煎具合に分かれます。
焙煎の浅いものから順番に、
- BLONDE ROAST(ブロンドロースト)
- MEDIUM ROAST (ミディアムロースト)
- DARK ROAST (ダークロースト)
の三種類があります。
一年を通して販売しているのは、ブロンドローストが2種類、ミディアムローストが8種類、ダークローストが6種類の計16種類。
これに季節限定のコーヒー豆が2~4種類が常時販売されています。
ブロンドローストで有名なのは、「ライトノートブレンド」。
また「ハウスブレンド」はミディアムローストの代表格です。
このようにスタバでは、20種類近いコーヒー豆の種類があるなんて驚きです。
コーヒー好きなら試してみたくなるのではないでしょうか?
スタバの豆を焙煎する工場が日本になかった
実は日本のスタバでは、本社があるアメリカで焙煎した豆を輸送して使用していました。
その焙煎から店舗までの時間は、約2か月程度。
豆の焙煎からドリップまでの時間が経ちすぎていたのも、風味を損なう理由の一つだと考えられます。
しかし今後はその焙煎から時間が経ちすぎていた原因を、解消できるようになるかもしれないのです!
2019年2月28日オープンの、中目黒に新しくできた「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」。
こちらは店舗併設型の工場で、日本にあるスタバの店舗向けに、コーヒー豆の焙煎を行う目的で作られました。
これで、焙煎からドリップまでの時間を大幅に短縮できること間違いなし。
スタバで焙煎したての美味しいコーヒーが飲める日も、そう遠くないかもしれません。
スタバで人気のコーヒー豆
スタバの人気のコーヒー豆①:ハウスブレンド
価格:1,050円(250g)
ほど良いコクと酸味が特徴のハウスブレンド。
ナッツのクッキーやパンケーキ、リンゴのスコーンなどと良く合います。
スタバのコーヒー豆をまだ試したことの無い方は、スタバの代名詞でもあるこのハウスブレンドから挑戦してみては?
スタバの人気のコーヒー豆②:ライトノートブレンド
価格:1,050円(250g)
コクが軽めなので、より酸味が引き立つ味わい。
ミルクチョコレートやナッツとの相性はバツグンで、他にも軽い口当たりのシフォンケーキや卵料理と良く合いそうです。
コーヒー独特の苦みが苦手な方にはお勧めのコーヒー豆です。
スタバの人気のコーヒー豆③:ウィローブレンド
価格:1,050円(250g)
先ほどのライトノートブレンドよりもさらに酸味を強く感じます。
レモンやオレンジなど柑橘系の果物との相性が良く、ヨーグルトなどとも合います。
スタバの中でも一番の浅煎りなので、独特の爽やかな酸味と甘みを感じられるコーヒー豆です。
スタバの人気のコーヒー豆④:TOKYOロースト
価格:1,240円(250g)
先ほど紹介した、中目黒にオープンしたばかりの「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」で焙煎したコーヒー豆です。
深みのある味わいやコクが特徴で、南米産とスマトラ産のコーヒー豆をブレンドしています。
コクのあるチョコレートやレーズンと良く合うでしょう。
スタバの人気のコーヒー豆⑤:ブレックファーストブレンド
価格:1,050円(250g)
一日の始まりにぴったりの、ほど良いコクと爽やかな後味が特徴です。
名前の通り、朝食にふさわしいさっぱりとしたフードに良く合います。
レモンやブルーベリーのパウンドケーキ、リンゴの焼き菓子などと一緒に、ぜひブラックで飲んでみて下さい。
スタバの人気のコーヒー豆⑥:ケニア
価格:1,240円(250g)
「キリマンジャロ」が有名なタンザニア産と、並んで人気の高級ブランド。
豊かな風味と後味のさわやかさが特徴で、カシスやグレープフルーツとの相性が良いコーヒー豆です。
コーヒーの酸味が苦手な方でも美味しく飲めるような、さっぱりとした味わいになっています。
スタバの人気のコーヒー豆⑦:カフェベロナ
価格:1,240円(250g)
チョコレートとの相性がバツグンの、深いコクと味わいが特徴です。
しっかりとした苦みの中に、ほのかなココアにも似た甘みを感じられることでしょう。
深煎りの香ばしさが感じられるコーヒー豆なので、目を覚ましたい朝やシャッキリしたい時に最適なコーヒーです。
スタバの人気のコーヒー豆⑧:エチオピア
価格:1,330円(250g)
アラビカ種コーヒーの原点といえる、エチオピアコーヒー。
酸味の強さとフルーツを思わせる香りが特徴で、チョコレートを付けたイチゴなどの果物とベストマッチです。
また酸味の強いコーヒー豆として名高い「モカ」も、エチオピア生まれです。
スタバの人気のコーヒー豆⑨:フレンチロースト
価格:1,140円(250g)
スタバで一番の深煎りと言えば、このフレンチロースト。
ガツンと来る苦みと深煎りならではの豊かな香りは、同じくローストしたナッツ類と良く合います。
コーヒーはやっぱり苦くなくちゃ!という人におすすめなコーヒー豆です。
スタバの人気のコーヒー豆⑩:エスプレッソロースト
価格:1,240円(250g)
エスプレッソのためのコーヒー豆がこちら。
スチームミルクとの相性が良く、自宅でエスプレッソを楽しみたい方にはこのエスプレッソローストが一番です。
キャラメル味のスイーツともよく合い、ドリップでもおいしく飲めます。
スタバのコーヒー豆の買い方と値段まとめ
スタバの店舗で
スタバの店舗では店内でコーヒーを楽しむだけでなく、使用しているコーヒー豆を買うことも出来るんです。
店内に入ってすぐの注文カウンターの後ろの棚や、レジの並びにコーヒー豆の袋が展示していますので、ドリンクを注文するときに一緒に店員さんに聞いてみましょう。
こんなフレーバーが好きなんだけど、と言えば店員さんが好みに合ったコーヒー豆をチョイスしてくれることも。
オンラインストア
スタバの店舗が近所になくても大丈夫。
オンラインストアでは、コーヒー豆だけでなくコーヒーのギフトセットやコーヒー器具、タンブラーやロゴ入りグッズまで揃っています。
季節限定のコーヒー豆や、店舗限定商品もこちらから買うことができるので、スタバ好きは要チェックです。
スーパーやコンビニ
じゃあ、スーパーやコンビニではスタバのコーヒー豆は買えないの?と疑問に思った方もいるでしょう。
ご安心を、「スターバックス オリガミ」ブランドをはじめ、ハウスブレンドやライトノートブレンド等、スタバを代表するレギュラーコーヒーが豆から買うことが出来ます。
また一部コンビニでは、チルド商品としてカップに入ったスタバのドリンクを販売。
コーヒー豆の他にも、スティックタイプのインスタントなどを置いているスーパーもあるようです。
一方百貨店やギフトショップでは、ギフト用品としてスタバのコーヒー豆を買うことが出来ます。
ギフトボックスに入っているだけで普段使いすることは可能なので、いろんな味を楽しみたい方は、あえてギフトボックスを選ぶというのも一つの手です。
スタバの店舗で豆を挽いてもらうことができる
スタバの店舗でコーヒー豆を買った時に忘れてはいけないのが、豆を挽いてもらうことです。
自宅にコーヒーミルがある方以外は、すぐ飲めなくなっちゃうので気を付けて下さいね。
そして嬉しいことに、店員さんにお願いすれば好みの粗さにコーヒー豆を挽いてもらうことが出来ます。
またオンラインストアで買ったコーヒー豆も店頭に持っていけば、ちゃんと挽いてもらえるので安心です。
コーヒー豆の保存方法、賞味期限
コーヒー豆にも賞味期限が、もちろんあります。
密閉した袋の状態だと270日、約9か月ほどおいしく飲むことが出来ます。
しかし一旦封を開けてしまうと、約一週間で飲み切るのが本当は良いんだそうです。
でも、とてもとても一週間で飲み切るなんて無理ですよね。
そんな時は、二つに分けて保存するのがおすすめです。
一つは長期保存用として、冷凍庫に密閉して保存します。
そしてもう一つはすぐ飲む用に、瓶などに入れて(できれば密封して)涼しくて暗い場所に保存するのがベストです。
スタバのコーヒー豆でのコーヒーのいれかた
おいしいコーヒーのいれかた、4つの基本
おいしいコーヒーを飲みたいなら、これら4つの基本を忘れずにいれて下さい。
- 淹れる器具に合わせたコーヒー豆の挽き具合を選ぶ
- コーヒー豆と水をきちんと計量する
- カップを温めておく(できれば底の厚いカップで)
- お湯の温度は92~96℃
ペーパーフィルターの場合
中細挽きのコーヒー粉を使い、ペーパーフィルターに平らに入れます。
少量のお湯をそっと注ぎ、20秒ほど蒸らします。
次に、三回に分けて小さな「の」の字を描くようにお湯を回し入れます。
お湯はなるべく真上から、中心付近に向かってかけるのがコツです。
コーヒープレスの場合
あらかじめ計量したコーヒー粉が入ったコーヒープレスに、半分量のお湯を注ぎます。
30秒ほど経ったら、残りのお湯を注いでいきます。
初めのお湯を注いでから4分後、プランジャーをゆっくりと下げていきます。
温めておいたカップにやさしく注いだら出来上がりです。
ソロフィルターの場合
内蓋を外して、本体にコーヒー粉を平らに入れます。
内蓋を戻したら、その上から分量のお湯を注ぎます。
その時内蓋からシャワー上にお湯が広がるので、回してかける必要がありません。
上蓋をしたら後は、下からコーヒーが落ちるのを待つだけ。
スタバのおすすめタンブラー
タンブラーおすすめ①:海外限定 スタバ ストーリーブラックタンブラー 500ml
日本未発売の海外限定サーモスタンブラー。
保温性が高いので、コーヒーがいつまでも温かいまま飲めます。
また蓋部分はダブルロックになっているので、間違って開いたりすることもなさそう。
日本では発売されていないので、これを持ってスタバに行ったら目立つこと間違いなしのタンブラーです。
タンブラーおすすめ②:スターバックス ロゴコールドカップタンブラー ホイップミラー 470ml
こちらは冷たいドリンク専用のタンブラーです。
ボディが二重構造になっているので、手で触っても冷たくありません。
蓋のホイップ型がかわいく、薄いピンクとグリーンのカラーが涼し気で、暑い夏にピッタリ。
どんなコーヒーを入れて持ち歩こうか、ワクワクするようなアイテムです。
スタバのコーヒー豆の種類や買える店まとめ
このようにスタバのコーヒー豆には様々な種類があり、スタバの店頭以外でも買えるようになりました。
また、「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」もオープンし、焙煎したてのコーヒーを楽しむことも出来るようになります。
もはやスタバのコーヒーは、はお店の中で飲むだけのものではなくなっているのです。
お気に入りのコーヒー豆やタンブラーを見つけて、スタバのコーヒーを自宅や外出先でも楽しむのが新しいトレンドになりつつあります。
ぜひお気に入りのスタバコーヒーを見つけてみてくださいね。