重曹やセスキを使ったレンジ掃除術8選
では電子レンジの汚れを落とすため、重曹とセスキとクエン酸を使っての掃除方法を8つにまとめました。
軽い汚れから焦げつき落ちにくくなっている汚れまで、色々な対応方法をご紹介いたします。
- 重曹スプレーを吹きかけ汚れを拭く
- 重曹水を加熱して汚れを浮かし拭く
- 頑固な焦げには重曹ペーストを塗って放置する
- セスキ水をつくり電子レンジで加熱する
- セスキスプレーを吹きかけ汚れを拭き取る
- 汚れを拭きとる時は柔らかい布を使用すること
- サランラップやメラミンスポンジも活用できる
- 水垢は酢かクエン酸を使って落とす
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術①:重曹スプレーを吹きかけ汚れを拭く
重曹はドラッグストアやスーパーにも売っていますが最近ですと100均でも取り扱っています。
サラサラとした白い粉で人体に害がないので小さなお子さんがいるご家庭やペットのいるお家でも安心して使えるのがいいですね。
ちなみに重曹には「食用」と「工業用」がありますので小さなお子さんがいる家は万が一口にしても大丈夫な「食用」を使うことをおすすめします。
さて重曹スプレーの作り方ですが、スプレーボトルに200mlの水と小さじ2杯程の重曹を入れてよく溶かすだけ。
とっても簡単ですね。
重曹スプレーを電子レンジの庫内にシュッシュと吹きかけ、あとはふきんかキッチンペーパーでサッと拭くだけ。
ちなみに重曹は油を分解して石鹸のようにする働きがあるため汚れがおちやすくなるのです。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術②:重曹水を加熱して汚れを浮かし拭く
重曹スプレーだけでは落ちない場合は重曹水を加熱してみましょう。
方法は、耐熱容器に入れて電子レンジでチンするだけ。
しっかり沸騰させ重曹水の蒸気をレンジ庫内に行きわたらせましたら、そのまま取り出さず放置します。
蒸気で汚れを浮かし柔らかくなったら容器に残った重曹水できれいに拭きましょう。
重曹は乾いた後、溶けずに残った白い粉が出る場合があります。
粉っぽさを確認したら、最後に固く絞った布か乾いた布で水分を拭きとるのも忘れずに。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術③:頑固な焦げには重曹ペーストを塗って放置する
汚れの時間が経ち過ぎてしまったり、蒸らした程度ではびくともしない焦げや頑固な汚れの場合は重曹ペーストで撃退します。
重曹ペーストの作り方は、
重曹大さじ2杯に対して水が大さじ1杯。
つまり「2:1」の割合です。
混ぜて練ったペーストを頑固汚れに貼りつけるのですが、ラップで蓋をするとさらに効果的。
そのまま30分以上は放置し汚れに重曹が染み渡ったのを確認したら、あとは汚れを擦るだけできれいになります。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術④: セスキ水をつくり電子レンジで加熱する
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも研磨効果は薄いですが油汚れに強いという特徴があります。
重曹より水に溶けやすいため粉っぽさが残りにくいのもメリットのひとつ。
セスキ炭酸ソーダで掃除する時は、重曹と同じくスーパーやドラッグストアなどで手軽に買うことができます。
セスキ水の作り方は、500mlの水にセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯か2杯。
こちらも重曹水のように電子レンジで加熱し蒸気で汚れを浮かせ拭き取りましょう。
油汚れが落ちやすくなります。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術⑤:セスキスプレーを吹きかけ汚れを拭き取る
普段のお手入れはセスキ水をスプレーボトルに入れて掃除するとお手軽。
油に強いセスキなので油汚れの気になるところにシュッシュと吹きかけ、使うたびに拭くだけでOKです。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術⑥:汚れを拭きとる時は柔らかい布を使用する
電子レンジの掃除をする時、頑固な汚れだからとタワシや硬いもので強引にこするのはやめましょう。
故障の原因になります。
掃除には柔らかいふきんやキッチンペーパーを使いましょう。
また、落ちにくい汚れを無理にその日に取りきらなくても何度も時間をかけて掃除することできれいになります。
頑張りすぎないこと。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術⑦:サランラップやメラミンスポンジも活用できる
気になる汚れや焦げ付きをこすりたい場合は、サランラップを小さく丸めてタワシのように使うのがおすすめです。
またメラミンスポンジにセスキ水や重曹水を含ませ消しゴムのようにこすって使い、ターンテーブルのベタつきをきれいにするのも良いでしょう。
重曹やセスキを使ったレンジ掃除術⑧:水垢は酢かクエン酸を使って落とす
電子レンジの汚れには油汚れのほかに水垢もありますが、水垢はアルカリ性なので同じアルカリ性のセスキや中性の重曹では落ちません。
水垢は酸性のクエン酸や酢を使って掃除しましょう。
水で4倍から5倍に薄めた酢を電子レンジであたためると、酢のパワーがこびりついた食品に含まれるアルカリ成分を浮かせてくれます。
クエン酸の場合は水100mlに小さじ1杯か2杯、同じくレンジであたため成分を染み込ませます。
重曹やセスキとクエン酸を混ぜて使用する人もいるようですが効果が強くなることはありませんので、別々に使用した方が効果が発揮できます。
電子レンジの焦げをみかんで落とす方法
重曹やセスキ以外にも驚きの掃除効果を発揮するのが「みかん」です。
実はみかんの皮にはリモネンという成分が多く含まれており、油を分解する効果があるのです。
まずはみかんの皮を電子レンジで加熱し、みかんの蒸気を庫内に行きわたらせます。
それからみかんの皮の内側(白い部分)で庫内の焦げている部分をこすってみて下さい。
強い力を入れずともスルスルとレンジの焦げが落ちていきます。
ちなみにリモネンはみかん以外ですとレモンやオレンジなどの柑橘系の果物にも含まれているので、みかんがない場合は代用してもOK。
消臭効果もありますし、食べ残った皮を賢く有効活用できるのも良いですね。
電子レンジのにおいを取る掃除方法8選
電子レンジのにおいの原因は主にあたため中に飛び散った食品の汚れが付着したものです。
色々な食材をあたためるようになり、においも複雑化してきました。
それでは汚れと同じく、においも簡単に安全に取り除く方法をご紹介いたします。
- クエン酸やお酢を使って取る
- 柑橘類の果物の皮を利用
- 重曹水やセスキ水を使う
- コーヒーかすやお茶を使う
- 食パンをチンしてにおいを吸わせる
- アルカリ電解水で掃除
- 専用の匂い取りグッズを使う
- 調理後は扉をしばらく開けて匂いを逃す
電子レンジのにおいを取る掃除方法①:クエン酸やお酢を使って取る
電子レンジの匂いにはクエン酸やお酢を使うのが効果的です。
水100mlにクエン酸を小さじ1杯か2杯溶かし、電子レンジで沸騰するまであたためます。
酢を使う場合も水100mlに小さじ1杯か2杯の分量で、クエン酸と同じくレンジでチンして下さい。
沸騰させると庫内が酢のにおいがしますが、レンジの扉を開けて蒸気を拭いているうちに元の嫌なにおいは消えているでしょう。
酢の匂いが苦手な方はクエン酸を使われるのをおすすめします。
電子レンジのにおいを取る掃除方法②:柑橘類の果物の皮を利用
柑橘系の果物を皮つきのまま切って電子レンジでチンするだけ。
輪切りに切ってお皿に並べ、ラップをせずにあたためます。
柑橘類の蒸気が広がり、1分から2分で爽やかな香りになります。
とくに魚の匂いが気になる時はおすすめです。
電子レンジのにおいを取る掃除方法③:重曹水やセスキ水を使う
重曹やセスキも消臭効果があります。
掃除の時ににおいが気になるなと感じたら、重曹水やセスキ水をチンして沸騰させ、そのまま5分から10分ほど放置しておきましょう。
庫内に蒸気が行きわたるのを確認して、水滴を拭きます。
拭いているうちに、レンジ庫内が乾き、それと同時ににおいも消えているはずです。
電子レンジのにおいを取る掃除方法④:コーヒーかすやお茶を使う
コーヒーのかすを平皿に入れて電子レンジでチンすると匂いが取れます。
コーヒーは乾燥させる必要はなく、濡れた状態でもOK。
飲み終えたあとすぐに使っても問題なし。
チンする時にサランラップの必要もありません。
お茶も同様で、出がらしのお茶葉を平皿に入れて電子レンジであたためるだけで消臭効果が発揮されます。
ちなみに緑茶にはカテキンが含まれていますので、カテキンの消臭も期待できそうです。
電子レンジのにおいを取る掃除方法⑤:焦げた食パンをチンしてにおいを吸わせる
パンはにおいを吸収しやすい食材です。
食パンを焦がしてしまった時は電子レンジの消臭に使ってみてはいかがでしょうか。
お皿に焦げたパンをのせてチンするだけ。
こちらも簡単ですね。
ちなみに、においを吸ったパンを食べるとあまり美味しくありません。
なので新しいパンは使用せず、古いパンや失敗して焦がしてしまったパンの利用をおすすめします。
電子レンジのにおいを取る掃除方法⑥:アルカリ電解水で掃除
アルカリ電解水は100均でも売っていますが、殺菌作用があり消臭効果のある溶液です。
基本は水で出来ているので洗剤のような二度拭きが必要なく、食品を扱う電子レンジに使用するのに向いています。
色々な種類が売っていますので、より安全なものを使用したい場合は裏側に「100%アルカリ電解水」と記載してあるのを購入すると良いでしょう。
電子レンジのにおいを取る掃除方法⑦:専用の匂い取りグッズを使う
クエン酸や重曹の準備が面倒な場合、スーパーやドラッグストアで売っている電子レンジ専用の匂い取りグッズを使ってみてはいかがでしょうか。
こちらは袋に入ったシートを耐熱皿にのせて1分チンするだけ。
成分はアルカリ電解水ですので二度拭きはいらず、油汚れの拭き取りと消臭効果に優れた商品です。
電子レンジのにおいを取る掃除方法⑧:調理後は扉をしばらく開けて匂いを逃す
においが付着するのを予防するためにも、こまめに換気するのも大事です。
できれば強いにおいの食材を使ったあとなどは、扉を開けて空気を逃すといいでしょう。
オキシクリーンを使った電子レンジ掃除方法
コストコなどで売っているオキシクリーンは世界的に有名な洗剤で、洗浄力が強いのが特徴。
電子レンジの掃除に使う場合、取り外しの出来る天板の汚れを取るのにおすすめです。
天板で油料理をした後にこびりついた焦げなどは、ゴシゴシこするとキズが出来てしまいます。
そんな時はお湯で溶いたオキシクリーンで浸けておくとピカピカに。
40℃以上のお湯にオキシクリーンを大さじ2杯から3杯。
シュワシュワと泡立つのを確認したらそのまま1時間ほど放置してみましょう。
この漬け置きは「オキシ漬け」と呼ばれる方法です。
放置後、洗剤で洗い流すと焦げつきがきれいに消えてピカピカになっているはず。
ちなみにオキシクリーンですがコストコで売っているアメリカ製と日本で売ってる中国製とでは成分が少し違います。
アメリカ製は界面活性剤が入っているのでより洗浄力が強め。
中国製のものは界面活性剤は入っていませんので、安全性を求めるなら中国製。
シミ抜きなどで強い洗浄力を求めるならアメリカ製と、自分のニーズに合わせて購入すると良いでしょう。
オキシクリーンは酸素系漂白剤なので使用する時は手袋を忘れずに。
おすすめの便利掃除グッズ
電子レンジを掃除するにあたって、持っていると便利なグッズをご紹介します。
もちろん電子レンジ以外でも利用できる優れものですので、どうぞご覧ください。
セスキ炭酸ソーダとアルカリ電解水を合わせた商品。
泡タイプにすることで液が汚れにとどまりやすく、垂れにくくなっています。
頑固な焦げつきにシュッと吹きかけ、浸み込ませましょう。
洗剤が使われていないので、食品を扱う電子レンジ内を二度拭きせず掃除できるのが安心ですね。
重曹やセスキなどは最後に粉が残る場合があり、仕上げ拭きをしっかりしないとそこから雑菌が出ることがあります。
今まで日本製のキッチンペーパーは海外製よりも水に弱い傾向がありました。
けれどこちらのキッチンペーパーはかなり丈夫で汚れを拭いたあと、水でもう一度洗って再使用ができるのです。
厚さもあるので拭いている最中に破れることもありません。
掃除するにはピッタリの商品ですね。
6.12kgという大容量の重曹です。
一般的にスーパーなどで売ってる重曹は1~2㎏ですから迫力がありますね。
この商品は主にコストコで販売しており、見ての通りアメリカサイズ。
こちらの重曹の特徴は、重曹の粒子が細かく水に溶けやすいことと、食用にも使えるので安心なこと。
掃除メインで使ってもいいですが、掃除以外でも洗濯や入浴剤として使ったりと、色んなことに重曹をチャレンジしたい方におすすめです。
電子レンジの汚れやにおいを重曹やセスキで落とすまとめ。
昔は電子レンジというと料理をあたためる為のものでした。
けれど最近は積極的に調理に利用したりと、使い方が多様化し汚れることも多くなりました。
汚れを放置したままだとカビや雑菌が発生したり、電子レンジの機能が落ちて電気代が余分にかかったりします。
電子レンジを使用した後は、鍋やフライパンのように日常的なお手入れを心がけると電子レンジもいつも清潔な状態を保てますよね。