柔軟剤を入れるタイミングが分からない!
洗濯中に柔軟剤を入れる最良のタイミングは何時がいいのでしょうか。
洗濯機には洗濯が終わるまでの合間に色々な工程があります。
洗濯、すすぎ、脱水の前、脱水中。
いつ柔軟剤を入れたらいいのかベストタイミングがわからない方もいるでしょう。
洗濯機の工程の中でいつが一番柔軟剤を入れるベストタイミングなのか調べてみました。
柔軟剤を入れるメリットとは?
先ほども触れましたが、柔軟剤を入れるメリットは肌触りを良くし、いい香りで爽やかな気持ちに変えてくれることです。
柔軟剤はヘア剤で言えばシャンプーに対するリンスのようなものです。
摩擦が少なくなるため、衣類が長持ちします。
では、柔軟剤にはそれ以外にどのような働きがあるのでしょう?
- 静電気のガード
- 防臭
- 柔軟
- 香り
柔軟剤を入れるメリット①:静電気のガード
静電気が起きやすいタイミングは、重ね着した衣類が摩擦を起こすときと、空気が乾燥しているときです。
静電気の原因は衣類の摩擦が原因であるともいわれています。
柔軟剤は洗濯した衣類をふわふわにして摩擦を少なくしてくれます。
それによって重ね着した繊維同士の摩擦が起きにくくなり、摩擦によって発生していた静電気が減るという状況が起きるのです。
それで柔軟剤を入れると静電気がなくなると言われています。
また、柔軟剤で衣類のまとわりつきやホコリも花粉も防止することができます。
柔軟剤を入れるメリット②:防臭
洗濯で臭いというと気になるのは「部屋干し臭」です。
他に「汗」「タバコ」「焼肉」の匂いも気になりますね。
「部屋干し臭(生乾き臭)」が発生するのは、梅雨などでジメジメして外に出して洗濯物が乾かないときや、一人暮らしなどで締め切った部屋の中で洗濯物を干しっぱなしにする時です。
締め切った部屋では雑菌がつき「部屋干し臭(生乾き臭)」が発生してしまうのです。
柔軟剤にはそれら雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。
「部屋干しをしてかえって家の中がいい匂いになった」という声が上がるほど柔軟剤の防臭・消臭能力があります。
これらのことを踏まえてもなお部屋干しをしてタバコ・汗の匂いが気になるときはぜひ柔軟剤を防臭・消臭能力が高いものを選ぶことをお勧めいたします。
柔軟剤を入れるメリット③:柔軟
柔軟剤という名前通り、洗濯をする時に柔軟剤を使うと衣類の肌触りを柔らかく気持ち良くしてくれます。
柔軟剤は衣類の繊維の一つ一つをふっくらと立たせる働きをしてくれます。
布地の表面をコーティングしてくれているというとわかりやすいでしょうか。
だから柔軟剤を入れないと、ちょっとごわごわとした肌触りになってしまうように感じるのです。
しかし、柔軟剤を使わない方がいい時もあるのです。
例えばバスタオルやキッチン、洗面所のタオルです。
柔軟剤は水分をなかなか受け付けないため、入れない方が水分の吸水力が高いです。
しかし、ふかふかのタオルで体を吹きたい方もいらっしゃいます。
個人、個人で好みが分かれますから、ミニ知識くらいに思っていただけたらいいです。
柔軟剤を入れるメリット④:香り
柔軟剤は、香りを楽しむ・その時の気分で選ぶというのも大事な動機ですね。
これは「着る香水」と言ってもいいでしょう。
柔軟剤の香りが多種にわたってありますので、洗濯をした衣類を着ることで好きな香りを楽しむのも柔軟剤を使う上で大きな理由になります。
何種類か柔軟剤を用意しておいて香りを楽しむのもいいですね。
最近、良い香りの柔軟剤が増えています。
自分好みの香りにするために柔軟剤をブレンドして使っている方もいらっしゃるようですが、柔軟剤は調香師がベストな香りを調合して作られているものです。
柔軟剤のブレンドはやめましょう。
またいい香りの柔軟剤を効果的に使う際の注意事項です。
強い太陽の光は洗濯物の雑菌を殺菌してくれますが、洗濯物の水分を強制的に乾燥させ、大切な柔軟成分の香りを飛ばしてしまいます。
夏などの強烈な太陽光には気をつけて干し、必要以上に太陽の直射日光を当てないように気をつけましょう。
また、風が吹きすぎるのも香りを飛ばしてしまう原因となり得ますので、外干しの時にもご注意ください。
【洗濯機タイプ別】柔軟剤を入れる正しいタイミング
柔軟剤を入れる一番正しいタイミングはいつでしょうか。
洗濯の種類別にご紹介いたします。
- 全自動洗濯機(縦型)でのタイミング
- ドラム式洗濯機でのタイミング
- 二槽式洗濯機でのタイミング
- 手洗い洗濯でのタイミング
柔軟剤を入れる正しいタイミング①:全自動洗濯機でのタイミング
全自動の洗濯機には、あらかじめ柔軟剤を入れるポケットが作られていて、最適な時(最後のすすぎの時)に柔軟剤が入るように工夫されています。
ですから気にかけるポイントは、「洗濯物を1度に大量に洗わない」ということでしょうか。
洗濯機が洗剤をすすぐとき洗濯物が少量の方が洗剤も柔軟剤も隅々まで行き渡るので、洗濯物は少量づつ洗った方がいいのです。
でも、洗濯物が出るたびに洗っていたら疲れてしまいます。
洗濯をするタイミングは大体、洗濯槽の7割くらいの量で洗濯するのを目安にしましょう。
また、時々は柔軟剤のポケットのお掃除もしてください。
薄手の布と住宅用洗剤で汚れが落ちます。
汚れがくっついてしまった時には熱湯をかけると少しずつ落ちていきますが、洗濯機はそういった熱湯がかかる掃除のことを考えて作っていません。
ポケットが痛みますので熱湯でポケットの汚れを落とす方法はやらない方がいいです。
柔軟剤を入れる正しいタイミング②:ドラム式洗濯機でのタイミング
ドラム式の洗濯機も縦型全自動の洗濯機と同じで、柔軟剤が最良のタイミングで入るように、あらかじめ柔軟剤を入れるポケットが用意されています。
全自動もドラム式もそうですが、脱水のかけすぎにも注意しましょう。
あまりきつく脱水をするとせっかくつけた柔軟剤が振り落とされてしまう可能性があります。
脱水は少し甘めにかける方が柔軟剤の香りを楽しみ効果を感じるにはいいのです。
柔軟剤を浸透させるタイミングで、40度くらいのぬるま湯で洗うと匂いが長続きするそうで、お風呂の残り湯くらいの温度がちょうどいいそうです。
ただし、入浴剤が入っているお湯を使うのはNGです。
香りと香りが喧嘩をして、悪臭になる可能性があるからです。
その他、注意事項として柔軟剤を効果的に使うには、つけ置きをすることです。
柔軟剤のつけ置きは匂いを染み込ませるにはちょうどいいのです。
手洗いの時にはつけ置きをしつつ、洗濯物を時々かき混ぜるといいでしょう。
洗濯機で2回目のすすぎの時に柔軟剤を入れたら30分ほどつけ置き、脱水するといい匂いが長続きします。
柔軟剤を入れる正しいタイミング③:二槽式洗濯機でのタイミング
二槽式の洗濯機の場合は洗濯槽に水が残っている最後のすすぎのタイミングで入れるようにします。
すすぎを一旦止めてつけ置きにしておけばさらに効果が上がるでしょう。
柔軟剤が自動で入るわけではないので、入れるタイミングに気をつけた方がいいでしょう。
柔軟剤を入れる正しいタイミング④:手洗い洗濯でのタイミング
手洗いのときの柔軟剤を入れるタイミングは、よく洗剤を落として最後のすすぎの時に入れるようにします。
洗剤がまだ衣類に付着している状態だと柔軟剤がムラづきしてしまう可能性があることと、洗剤と一緒に柔軟剤が落ちてしまって十分に効果を発揮できないデメリットがあります。
きちんとすすぎをして洗剤を落としてから柔軟剤は入れます。
できればつけ置きにすればさらに効果が上がるでしょう。
柔軟剤の使用量の目安
柔軟剤の使用量の目安はキャップに水○○リットルに対して、このラインまで。
という目安がついています。
大抵の全自動洗濯機でしたら1回に30リットルの洗濯量なのでキャップで測って柔軟剤ポケットに入れます。
その他のドラム式や2槽式、手洗いも洗った水の量を確認して、適当な量を計って入れましょう。
柔軟剤を使う際の注意点
- 汚れをしっかり落としてから入れましょう。
- すすぎの最後に入れましょう。
- 香りを変えて気分を変えてみましょう。
- 正しい使用料を守りましょう。
柔軟剤を使う際の注意点①:汚れをしっかり落としてから入れましょう。
洗濯した衣類に汚れが残っている場合は、柔軟剤を入れるとムラづきしてしまい、後々の変な汚れやしわの元になります。
柔軟剤を入れるタイミングと量には気を使いましょう。
柔軟剤を使う際の注意点②:すすぎの最後に入れましょう。
全自動洗濯機やドラム式洗濯機でいうと2回すすぎの場合の2回目の時に柔軟剤は入れるようにしましょう。
全自動やドラム式の洗濯機は柔軟剤を入れるタイミングがわかっているので、あらかじめ柔軟剤を入れるポケットの中に入れておけば大丈夫ですが、二槽式洗濯機の場合は2回目の洗剤のすすぎが終わった時に入れるようにしましょう。
柔軟剤を使う際の注意点③:香りを変えて気分を変えてみようとした時に。
全自動洗濯機・ドラム式洗濯機の場合、柔軟剤を適当なタイミングで入れてくれるポケットがあります。
長く同じ香りを使っていた時にはその柔軟剤の液が生乾きにこびりついていることがありますので、できる範囲で拭き取り掃除をしておきましょう。
柔軟剤を使う際の注意点④:正しい使用量を守りましょう。
柔軟剤は少ないとその力は発揮できないし、規定量よりも多いと逆に匂いが強くなってしまったりデメリットを生みます。
洗うときの水の量とそれに合う柔軟剤の量を計って、いい状態で柔軟剤の効果を出しましょう。
おすすめの柔軟剤の使い方を紹介している本
柔軟剤を使うのにどのタイミングで使うか、洗濯物が一番いい状態になるのか、ということをまとめたムック本です。
こちらの本は洗濯や柔軟剤のことだけでなく、家事の知恵・アドバイスも書かれています。
家事でお困りのことがあったらお勧めしたい本です。
ほんのちょっとの気配りで幸せ
洗濯でお困りの方は割と多いのではないでしょうか。
少なくとも今の洗濯機を使って100%満足している方は少ないのでは?
一つ一つの不満点を解決していくと、いつの間にか家事上手になっているかもしれません。
柔軟剤を選んだり入れたりするのも、清潔感や好印象を持ってもらえるように家族のことを考えてのこと。
ちょっとのことで気持ちよく暮らせるなら、やってみるのもいいですね。