庭に砂場をDIYするメリットは?
自宅に砂場を作るメリットとはなんでしょうか?
大きく分けて以下の2つがあげられます。
- 大人も助かる!
- 衛生的に安心!
本来子ども優先であるべきですが、どうしても都合が悪いタイミングはありますよね。
「公園に遊び行きたい!」とダダをこねられ困った…なんて経験は「パパママあるある」でしょう。
そんなときも、自宅に砂場があれば目の届く範囲で外遊びさせることができます。
移動時間もいらないので、その分スケジュールに余裕を持つこともできます。
また、公園の砂場は野良猫にとって格好のおトイレ。
衛生面から見ても、DIY砂場なら安心して遊ばせることができますね。
庭に砂場をDIYするために必要な広さと場所は?
まずは設置する砂場の大きさと場所を決めましょう。
移設ができないので、特に場所はしっかり考慮する必要があります。
DIYする砂場の大きさは、それぞれのご家庭の条件や予算によって大きさは様々。
一人であればおよそ80cm×80cmもあれば十分に楽しんで遊べるようです。
お子さんの人数や庭の大きさに応じて大きくするのもいいですが、もちろん費用も高くなりますし、設置の作業量も増えます。
バランスを考え、負担になりすぎない大きさしましょう。
次は設置場所について説明していきます。
重要なのが、日当たりと水はけです。
日当たりの悪い場所に砂場DIYしてしまうと、いつまでも砂場が濡れたままになっていしまします。
ただ真夏の昼間など日差しが強いときは、パラソル等で日陰を作る対策も必要になるので、遊ぶ時間帯は日陰になるような場所があればベストです。
水はけも同様で、雨の後いつまでも水たまりになるような場所は避けましょう。
庭の中で高低差がある土地の場合、高い場所にあるほど水はたまりにくいですし、粘土質な土は避け、適度に砂利が混ざるような場所が適しています。
砂場をDIYするために必要な道具は?
砂場DIYに必要な道具と材料を見ていきましょう。
- 防腐処理済みの木材
- コースコレッド(ビス)
- 砂利(水はけ用)
- 防草シート
- 砂
- 電動ドライバー
- 水平器
防腐処理済みの木材
耐水性が必要になる屋外使用になるので、少々値段は高くなりますが、「防腐処理済みの木材」や「枕木」が砂場DIYに適しています。
手に入れやすい2×4材でも、別途防腐塗料を塗れば使用することもできますので、ご都合や予算に応じて選んでいきましょう。
コースコレッド(ねじ)
枠になる木材の組み立てに使います。
屋外使用になりますので、錆びないステンレス製が好ましいでしょう。
砂利(水はけ用)
砂の下に敷いて、水の逃げ道として用意します。
防草シート
100円ショップの園芸コーナーで取り扱っているもので十分です。
砂場より少し大きめで使用しますので、サイズを確認してご用意ください。
砂
遊ぶために処理された「除菌砂」や、少し粒は大きめですが価格が安い「川砂」など、ホームセンターで様々な種類の砂を手に入れることができます。
こちらも予算に応じて選んでいきましょう。
この他に、以下の道具もあると便利です。
電動ドライバー
水平器
効率良く作業できるので、ぜびご用意ください!
庭に砂場をDIYするための手順を詳しく解説
「砂場DIYなんて時間かかっちゃいそうだな…」と不安に思いがちですが、手順さえしっかり頭に入れておけば3・4時間ほどで作ることができます。
お子さんが幼稚園に行ってる間にサプライズプレゼントで…なんて作ってるこっちも楽しくなりますね!
- 木枠の組み立て
- 木枠を入れ込む溝を掘る
- 木枠の設置
- 木枠の内側を掘る
- 砂利を敷き詰める
- 防草シートを敷く
- 砂を入れる
- 蓋を作る
以上、8つの手順を解説していきます。
手順①:木枠の組み立て
お子さんが腰かけたり、土に埋め込む部分になりますので、10cm~20cmほどの幅がある角材が適しているでしょう。
設置する場所の大きさに合わせて、ホームセンターであらかじめカットしてもらうのが楽です。
組み立てはコースコレッドで固定していきますが、お子さんの安全面を考えコースコレッドの頭が出ないようにねじ込んでいきます。
木材に少しめり込むようにするか、多少手間ですが裏側からビス止めできれば見栄えもきれいです。
いずれも、下穴をあけてからビス止めしないと割れの原因になります。
割れの部分から腐食が進行していきますので、面倒がらずしっかり下穴をあけましょう。
手順②:木枠を入れ込む溝を掘る
設置場所に作った木枠をあてがい印をつけて行きましょう。
それを目安にして、木枠の3分の2が土に埋まる深さで、溝を掘っていきます。
手順③:木枠の設置
溝が掘れたら木枠を設置していきます。
前後左右の傾きが水平になるように、水平器を使って調整していきましょう。
土を掻き出したり土を足して調整しますが、最終的には押し固めた状態で水平が取れていることが理想です。
完璧な水平を目指すとものすごく時間がかかってしますので、ある程度で妥協して次の工程へ進みましょう。
手順④:木枠の内側を掘る
いよいよ砂を入れる穴を掘っていきます。
深さの目安としては、15cm~20cm程度の深さがあれば遊ぶには十分でしょう。
目標の深さまで掘り進めたら、内側の壁と底の土をしっかり固めて行きます。
この穴掘りの工程はけっこう力仕事なので、男の人の力が借りられると助かります!
手順⑤:砂利を敷き詰める
次は、水はけ用の砂利を敷き詰めていきます。
設置場所自体の水はけにもよりますが、高さは5cm程度あれば大丈夫でしょう。
敷き詰めた後、こちらも良く足で踏み固めます。
手順⑥:防草シートを敷く
防草シートは、砂が砂利に流れ込んでいくのを防いだり、スギナなど地下茎の植物が生えてくるのを防ぎます。
穴底の内寸より少し大きめにカットし、壁に沿って押し込んでいきましょう。
一つ注意点として、必ず水を通す素材の防草シートを使用してください。
100円ショップの防草シートはまず大丈夫ですが、土木作業で使われる高価な防草シートの中には、水をあえて通さないものもありますので要注意です。
手順⑦:砂を入れる
砂場DIYも大詰め、砂入れの作業です。
みなさんここで悩まれるのが、「どれくらいの量の砂を用意すればいいのか?」とゆうこと。
砂の比重などチンプンカンプンな計算が必要だったのですが、なんとこちらのサイトで砂場DIYに必要な砂の量が計算できます!
参考として、幅80cm×奥行80cm×深さ15cmのスペースには、144kgの砂が必要になるようです。
なんとなくで買って余らせたり、買い足しが必要だったりするのはもったいないので、事前にしっかり確認した上で購入するようにしましょう。
手順⑧:蓋を作る
最後に、蓋も用意しましょう。
もちろん「砂場専用の蓋」とゆう商品はありませんので、例えば
- お風呂用の蓋
- 塩ビ波板
- すのこ
- ラティス
など、みなさん色んなものを流用し加工して使用しています。
DIYした砂場にふたは必要?
砂場DIYの手順をご紹介しましたが、「砂場に蓋?必要なの?」と思われたかたもいるではないでしょうか。
結論を言いますと、DIYした砂場に蓋は必須です。
「庭に砂場をDIYするメリット」の項目でも先述しましたが、猫にとって砂場は格好のおトイレ。
野良猫が多い地域では、一晩あけて朝確認したら猫の糞だらけ…なんてこともザラにあります。
どんなに追い払おうとも、猫は決めた場所でトイレをする習性があるので、一度目をつけられたらやっかいです。
お子さんが使う砂場だからこそ、必ず蓋を付けるようにしましょう。
おしゃれにDIYした砂場の実例を紹介
DIYは、好みどおりに作れることも魅力の一つ。
おしゃれに砂場DIYを楽しんでいる実例を、インスタグラムから2件紹介いたします。
こちらのご家庭は、木枠の代わりにレンガで枠を制作しています。
庭の雰囲気や、ガーデンオーナメントの趣味と合わせて素材を変えてみるのも楽しいですね!
こちらの実例では、丸太を埋め込んで枠にしている上級DIYです。
質感にもこだわったであろう、とってもオシャレな仕上がりですね!
目隠し用のルーバーを再利用し、おかたずけスペースにするなど、見た目も使い勝手もバッチリ。
ぜひ真似したいアイデアが満載の1例です。
おすすめのDIYに関する本
砂場はもちろん、庭全体もステキにしたいですよね!
そんなときは夢が広がるこの一冊がおすすめです。
小さい庭でも「手軽にセンス良くすることができるんだ」と、発見がたくさん。
使用している資材や小物チョイスもセンス抜群なので、見ているだけでもワクワクしてきます!
丁寧でわかりやすい解説で、ガーデニング・DIY初心者にも好評です。
この本を手に、我が家だけの癒し空間を作ってみませんか?
砂場DIYで時間を有効活用しましょう
今回は砂場DIYについてご紹介いたしました。
お家の庭に遊び場を作ることで、お子さんが喜ぶのはもちろん、目の届く範囲で遊ばせることができるメリットは大きいですよね。
時間に余裕ができることで、家事やお子さんに関わる時間も増やすことができます。
この記事を参考に、ぜひ「我が家専用砂場作り」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。