お皿をすっきりと収納するときに気を付けるポイント
自宅の食器棚にお皿やカップが整然と並んでいたら、毎日台所に立つのが楽しくなると思いませんか。
お皿をすっきりと美しく収納するポイントをご紹介します。
- 形とサイズをそろえて
- 見せると隠すのバランスを
- 高さも大切に
お皿を収納する時のポイント①:同じ形・サイズのものでまとめる
食器を収納する際に最も基本的な方法といえば、お皿を重ねて収納することです。
同じ形やサイズのものを重ねれば、皿と皿との間をすき間なく重ねて限られた空間を有効利用できます。
ただし重ねるのは、2種類までにしましょう。
3種類以上重ねると取り出しにくくなってしまいます。
お皿を収納する時のポイント②:見せると隠すを使い分ける
サイズや大きさのそろったお皿がきちんと重ねられていると、見た目に統一感が生まれます。
その統一感がすっきりと美しい印象を作ってくれるので、その部分は見せてしまいましょう。
不ぞろいな大きさや色のものが目につくと、せっかくの統一感が台無しに。
色や質感をそろえたカゴに入れるなど、統一感を生み出す工夫が必要です。
見せる収納と隠す収納を上手に使い分けて、全体に整った印象を作ることが大切です。
お皿を収納する時のポイント③:食器を収納する高さが大切
食器を収納する高さも大切なポイント。
食器棚から取り出しやすいのは、自分の胸から顔にかけての高さです。
引き出しの場合は、腰から太ももにかけての高さが使いやすいです。
よく使う食器をこの高さに収納しましょう。
腰をかがめたり背伸びしたりする必要がないので出し入れを面倒に感じなくて済みます。
よく使う食器より上段の収納がおすすめなのは、重い大皿などほとんど出番がないもの。
下段には、ワイングラスなどの来客用や、凝った料理に時々使うものを収納しましょう。
食器棚の限られたスペースを有効活用するお皿の収納アイデア5選
食器棚ってすぐにいっぱいになっちゃいますよね。
そこで食器棚のスペースを有効活用して、たくさんのお皿を収納するためのアイディアをご紹介します。
- 立てて収納が人気
- 1枚ずつを取り出しやすく
- 使わないときは収納として
- 棚板と棚板の間を有効利用
- 見開き扉の中もひと目で見渡せるように
食器棚の中でお皿をすっきり収納するアイデア①:ファイルボックスを活用
食器棚の中でお皿をすっきり収納するには、ファイルボックスを利用するのがおすすめ。
空間を有効利用できますし、家族分の人数分を一つのボックスに収納しておけば、1回の動作で必要な枚数を取り出せます。
ボックスごとに大きさのそろったお皿を収納することで、見た目にも統一感が。
100円ショップで購入できますから、手軽に使い勝手を試せるところもいいですよね。
食器棚の中でお皿をすっきり収納するアイデア②仕切りスタンドを利用
立てる収納で最近人気を集めているのは、仕切りスタンドを利用する方法です。
お皿を立てて収納する点ではファイルボックスと似ていますが、違うのは仕切り1か所に1枚ずつ収納するところ。
1枚1枚のお皿が動作一つで取り出せるので、使うのもしまうのも本当にラクなんです。
お皿の深さや大きさに合った仕切り板を選べばデッドスペースが生まれることもありません。
食器棚の中でお皿をすっきり収納するアイデア③:普段使わないものにも別の役割を
毎日使う食器はすぐ取り出せる収納が使いやすいですが、あまり使わないけれど持っておきたい食器を収納として活用しませんか。
例えば重箱などたまにしか出番のない食器にお客様用の小皿や箸置きをふきんにくるんで収納してもいいですよね。
あまり出番のないマグカップにカトラリーを分類して入れたり、大きめのコップをナプキン入れの代わりに使ってみたり、アレンジは無限です。
しまっておくだけでなく、積極的に使って楽しむのが食器棚をスッキリ保つコツです。
食器棚の中でお皿をすっきり収納するアイデア④:トレーラックを活用
食器棚の棚板に置いたり、棚板に取り付けたりするトレーラックも食器棚の整理に大活躍するアイテム。
幅や高さ、段数など収納したいお皿の大きさや量に合わせて選べるのが魅力です。
食器棚にデッドスペースを作らずお皿を収納できるすぐれもの。
一度使い始めると手放せない便利さです。
食器棚の中でお皿をすっきり収納するアイデア⑤:扉の中にはボックスを
食器棚の下が見開き扉だという方も多いのでは。
奥のものを探しにくかったり、しゃがむのが面倒でつい適当にものを放り込んでしまいたくなりますよね。
そういう場所こそ、一目見てわかりやすい収納を心掛けましょう。
引き出しやカゴを活用して出し入れのストレスを減らすことが大切です。
できるだけ明るい色のボックスなどを使うことを心掛け、暗いようならタッチライトをつけて中を見やすくしましょう。
引き出しやボックスにラベリングすれば、誰が使ってもわかりやすくなります。
シンク下でできるお皿の収納アイデア5選
シンク下の収納にはいろいろなタイプがありますよね。
浅い引き出し、深い引き出し、排水口まわりには収納できない変形の引き出しなどです。
どんな引き出しにも応用できるシンク下収納をご紹介します。
- 毎日使う小さなものを取り出しやすく
- 同時に使うものをセットで
- どんな形の引き出しでも有効利用
- 大皿収納にもぴったり
- 子供が触りたがる場所だから
シンク下でできるお皿の収納アイデア①:浅い引き出しには小物を
シンク下に浅い引き出しがついている場合もあります。
包丁など調理に必要な道具を置くのもいいですが、調理用具は熱源の近くで使うものも多いですよね。
シンク下には、豆皿など味見に使うものや、毎日何度も使う小皿やお箸などを収納するのがおすすめです。
使う頻度が高いものは洗う頻度も高いもの。
洗ったらさっと拭いてすぐしまえる、そこまで1歩も動かずにできてしまうのはとってもラク。
ぜひ試してみてください。
シンク下でできるお皿の収納アイデア②:同時に使うものをセットで
例えば一人暮らしの場合には、毎回の食事で使う食器がいつも同じ人も多いと思います。
そういうときには、使うものをひとまとめにして同じボックスに入れておきましょう。
シンク下にそのボックスがあれば、洗ってふいてさっとしまえて食事の片づけがその場で終了。
いちいち食器棚まで歩いていく面倒がありません。
家族がいる場合でも、朝食などほぼ決まったメニューの時に使うセットをシンク下の引き出しに入れておくと時間の節約になります。
シンク下でできるお皿の収納アイデア③:ボックスで自在に仕切りをアレンジ
シンク下の収納でポイントになるのは、排水管の位置です。
引き出しによっては、排水管の部分だけ引き出しにへこみがある場合も。
そういう時こそ、ダイソーやセリアなど100円ショップのボックスの出番。
収納したいお皿のサイズや高さを測ってからボックスを探しに行きましょう。
シンク下の引き出しは深さがあります。
その深さを生かすため、同じサイズのお皿を重ねて収納できるボックスを探すのがポイントです。
シンク下でできるお皿の収納アイデア④:大きくて重いものもOK
シンク下の引き出しは、大きくて重いものを入れるのにも向いています。
一番下の引き出しが浅めのデザインになっている場合、特におすすめの方法です。
ちょっとかがんで取り出さなくてはいけない引き出しなので、毎日使うものを入れるのには向いていません。
しかし重いものを入れても出し入れしやすい構造になっているので、重みのある大皿やときどき使うものを入れておくには便利な場所なのです。
シンク下でできるお皿の収納アイデア⑤:子供の食器収納に
小さい子どもは、台所の中でもシンクの周りにいるのが大好きなもの。
大好きなパパママがいる場所の近くで過ごしたいんですよね。
自分で食器を出して並べたり自分が台所仕事に参加できる場所があるのは、お子さんにとって非常に嬉しいこと。
子どもが調理に興味を持つきっかけとしても大事にしたいアイデアです。
お皿は引き出しにも収納できる!おすすめアイデア5選
引き出しならば奥にしまったものも楽々取り出し。
お皿を引き出しに収納するためのアイディアをご紹介します。
- 小さいものをずらっと並べて
- 毎日便利に使いたいから
- こういうものも引き出しに
- カンタンなアイデアで使い勝手をアレンジ
- 最近話題の方法はこれ
引き出しでできるお皿の収納アイデア①:形が違う小さいものを並べる
形や大きさ、色合いもさまざまな豆皿や箸置きなどをコレクションするのは楽しいもの。
でもそれを使いやすく収納しておかないと、せっかくのコレクションを使う機会が減ってしまいます。
使いたいときに使いたいものをすぐ手にとれるように、浅い引き出しには小さいものをずらっ一目で見渡せるよう並べておきましょう。
引き出しの底にすべり止めシートをひくと、中のお皿がぶつかって欠ける心配がありません。
引き出しでできるお皿の収納アイデア②:毎日使うものを入れる
引き出しは1回のアクションで物が取りだせるので非常に便利です。
毎日使うものを入れておくのにぴったり。
その時のポイントは、お皿を詰め込みすぎないこと。
入っているものが多いと必要なものを探しにくいので、皿の周囲のスペースを確保して並べます。
よく使うということはそれだけ出し入れが多く破損の危険も高くなります。
なので余裕を持って手を入れられるスペースを確保しておきましょう。
引き出しでできるお皿の収納アイデア③:同じ形のものをまとめて入れる
例えばグラスとマグカップは「飲む」ための道具でサイズ感も似ていますよね。
そういった同じような形・大きさや役割のものを集めて一つの引き出しに入れるのも収納のコツです。
何か飲みたくなったらここ、お皿が欲しくなったらあそこ、というように自分の目的別に食器を分けて収納してみてください。
引き出しでできるお皿の収納アイデア④:トレイでアレンジする
引っ越して生活が変化したり、子供が成長したりすることで必要なものは変わっていきます。
その時に使うものを使いやすい場所に収納するためには、自分なりのアレンジが必要なことも。
引き出しの上部2~3センチのすき間にも小物を収納できるよう、浅いトレイをのせるのがおすすめです。
カンタンにできて、よく使うものを載せておけばいいだけ。
本当に便利ですよ。
食事のたびに必ず開ける引き出しにトレイを載せ、そこで薬の管理をしておくと、薬の飲み忘れを防ぐこともできます。
きれいに整った収納を実現するには、収納場所が定まらないものを作らないことがポイント。
毎日使い始めるものがあれば、一番使いやすい引き出しや棚の中に置き場所を作ることから始めましょう。
引き出しでできるお皿の収納アイデア⑤:有孔ボードを使う
もともと壁面収納に使われることの多かった有孔ボード。
最近は、これを引き出しの底に入れてボードの穴に丸棒を挿し、お皿の仕切りにする収納が人気です。
この方法のメリットは、丸棒の位置を変えることでどんなお皿にも対応できること。
丸棒は高さも自由に調整できるので、例えば花瓶のように細長いものも引き出しの中で倒れないよう収納できます。
大切なお皿を安心して収納できて、変化にも対応できる面白いアイデアですね。
お皿をおしゃれに見せて収納するアイデア5選
お友達を招いたときに「うわー、おしゃれな部屋!」とほめられたら誰だって嬉しいものです。
そんな一言がもらえるお部屋にするためのアイデアをご紹介します。
- 見通しの良い収納にはこれ
- オリジナルの棚で
- こだわりの食器だけを
- お好みの雰囲気で統一
- まずは小さなスペースから
お皿をおしゃれに見せて収納するアイデア①:木のお皿立てを利用
ダイソーの木のお皿スタンドに代表される木製のディッシュスタンドは、そのナチュラルな雰囲気が人気です。
デザインが可愛らしいのはもちろん、食器棚や引き出しの中の見通しが良くなるのが魅力です。
お気に入りのお皿を取り出しやすくしまいやすい収納を作るにはもってこいですね。
お皿をおしゃれに見せて収納するアイデア②:サイズの合った棚に収納
お店のディスプレイで見かけるような、大きな棚にぎっしりとお皿が積み上げられている収納は魅力的です。
ですが、毎日自宅で過ごす時にはそんなに大量のお皿は必要ないはず。
よく使うお皿を使いやすくディスプレイしてみませんか。
ポイントは、お皿のサイズに合った奥行きの棚にお皿を並べること。
- お皿は一列に並べる。
- 重ねるのは同じ形の1種類だけ。
こういうルールを作ってディスプレイすることで、見た目にリズムがうまれ使いやすい収納を実現できます。
お皿をおしゃれに見せて収納するアイデア③:お気に入りを厳選する
この棚を眺めていると幸せ。
そう感じられるようなスペースを作りたい人におすすめの方法です。
それは、余白をたっぷりとって飾ること。
飾りたい食器を厳選し、飾るスペースには何も載せない部分をわざと多めに作ります。
片側に寄せて飾るなどして、一枚の棚板の端から端まで並べることはしません。
いわば引き算の美を実現することが目標です。
いつまでも眺めていたくなる、そんなスペースを1か所だけでも家の中に作れたらすてきですよね。
お皿をおしゃれに見せて収納するアイデア④:テイストをそろえた食器だけを並べる
見せる収納でポイントになるのは、ディスプレイされる食器のテイストと並べ方です。
例えば白くて表面が滑らかな磁器のお皿を整然と積み上げればモノトーンが似合うモダンな雰囲気を演出できます。
ざらりとした陶器の器を自由な間隔で並べれば、ぽってりとした質感と不ぞろいな感じが暖かみのあるインテリアにマッチすることでしょう。
あなた好みの雰囲気のお皿を、イメージに合った並べ方で演出したいですね。
お皿をおしゃれに見せて収納するアイデア⑤:持ち運びできるディスプレイを作る
今まで見せる収納にチャレンジしたことのない人は、まず小さなスペースから”見せる”収納を始めましょう。
まずは普段づかいの茶器やお茶碗をお気に入りのカゴやトレイに入れて出しておくのがおすすめです。
例えば毎日コーヒーを飲むマグだけを小さなトレイに載せておいたりするのもいいですね。
マグだけをディスプレイするところから始めて、コーヒーグッズやコーヒータイム用のお皿なども加えていき、ディスプレイの範囲を広げてみましょう。
お皿の収納に便利な100均グッズ
ダイソーやセリアといった100円ショップは、収納グッズの宝庫です。
たくさんある商品の中でも、お皿の収納に特におすすめなのはプレートスタンドやファイルボックス。
どちらも立てる収納の必需品ですね。
食器棚の中にも見せる収納にも使える応用力の高さはピカイチ。
同じ形のものをいくつか並べると、収納されているお皿はバラバラでも収納空間に統一感がうまれるから不思議です。
最近ではプレートスタンドがデジタルガジェットなど他の収納にも使えると大人気。
素材や形も木製や金属製などさまざまなので、インテリアに合わせて選べます。
ファイルボックスはちょっと深さのある器収納に便利です。
何枚か重ねた状態で入れられるので、空間が無駄になりません。
ボックス内の空いたスペースに小さな器やカトラリーなどを入れてむだなく活用できます。
お皿の収納に便利な無印のグッズ
お皿の収納に限らず収納に大活躍してくれるのが、仕切りです。
特に無印良品ではさまざまな仕切りスタンドや仕切棚がラインナップされています。
素材も透明アクリルやスチロール樹脂などお好みのものが選べます。
お皿の一枚一枚を見やすく取り出しやすく収納するのにぴったりです。
シンプルなデザインなのでインテリアを選ばず、収納のニーズに合わせたアレンジも自在。
サイズも選べるので、必要な場所にぴったり合った収納を実現できます。
アレンジ例も数多く投稿されており、参考にしたい使い方がたくさんありますよ。
丈夫なつくりなので、重みのあるお皿の収納にも使えます。
お皿の収納に便利なニトリのグッズ
ニトリのプレートスタンドは、お皿の収納専用に作られているだけあって、使い勝手もよく丈夫。
特に関心するのは、丸いお皿の安定感ある収まりの良さです。
スタンドの手前部分が少し高くなっているので、丸いお皿が転がって出てくることもありません。
かといって取り出すときに邪魔になるほどの高さでもなく使い勝手は抜群です。
スタンドを移動しやすいように底部に手が差し込めるようになっています。
お値段は100円均一と比べてしまうと高いですが、立てる収納がいいと感じている方なら納得の価格ではないでしょうか。
おすすめのキッチンインテリアに関する本
収納を考えることは、どう生きるかを考えること。
家族の人生のステージに合わせてつねに更新していける収納を考える本です。
住まいのインテリアデザインを長年設計してきた収納のプロである著者が、「モノは出し入れする」を前提とした「収納」8つの大原則に則り、あらゆる収納計画の基本となる考え方、実践的なアイディアを教えてくれます。
所有するモノこそ人生の表現という考え方に立ち、美しい人生のために美しい収納を実現するノウハウを教えてくれます。
お皿の収納を変えるとお料理が楽しくなる
たかが収納、されど収納。
私たちは毎日の台所仕事で、食器を出して使って洗って収納しています。
そのことにかかる時間と手間は、計算してみると意外なほど大きいものです。
あなたの大切な時間をより充実させるために、収納の見直しは大切なこと。
お料理を作るのは楽しいから好き、という方は多いと思います。
食べることはもちろん片付けることまで楽しくなるように、お皿の収納を見直してみませんか。