消しゴムはんことは
消しゴムはんこは、名前の通り消しゴムに好きな図案を描き、彫って作るオリジナルのはんこです。
ハンドメイド好きの人はもちろん、細かい作業が好きな人にも注目されていて、いろいろな図案が載った本もたくさんあります。
子供の名前で作ったり、好きなキャラクターの図案で作ったりと、デザインの幅は無限大!
少ない材料で手軽に作ることができるという点も魅力のひとつです。
初めて作るという人は、1cm×1cm程度の小さいサイズのものから作るのがおすすめです。
消しゴムはんこに必要な道具と材料
前の項目でも少し触れましたが、消しゴムはんこは少ない材料でハンドメイドを楽しむことができます。
材料は文具店や手芸店で購入することができますし、今は100均でもひと通りの材料をそろえることが可能です。
作り始める前に、まずは必要な材料からチェックしていきましょう。
最低限必要な材料を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- 消しゴムはんこ用消しゴム
- デザインカッター
- トレーシングペーパー
- カッターマット
- インク
消しゴムはんこに必要な道具と材料①:消しゴムはんこ用消しゴム
まず絶対に必要なのが、消しゴムはんこ用の消しゴムです。
普通の消しゴムでも作ることはできますが、はんこ用のものは彫りやすい加工がされていたり、彫った部分がわかりやすいように表面の色が違ったりします。
初めて作るという人は、ぜひ専用のものを用意してチャレンジしてみてくださいね。
消しゴムはんこに必要な道具と材料②:デザインカッター
デザインカッターも用意しておきましょう。
デザインカッターは普通のカッターよりも先が細く、鉛筆のように持って作業をすることができることが特徴です。
細かい作業がしやすく、線を残すようなデザインのものも作りやすいですよ。
自分の手にフィットするものを選ぶことをおすすめします。
消しゴムはんこに必要な道具と材料③:トレーシングペーパー
トレーシングペーパーは、図案を写し取るときに使います。
普通の紙でも代用することはできるのですが、図案が写しづらく細かい図案の作業には向きません。
最近は『トレーシングペーパーふせん』もあるので、こういったものを使うのもおすすめですよ。
もちろん大きなサイズのものをカットして使ってもOK。
消しゴムはんこに必要な道具と材料④:カッターマット
はんこ作りではカッターを使うので、カッターマットも用意しておきましょう。
100均にも売っているのでチェックしてみてくださいね。
大きなサイズのカッターマットよりも、マウスパッドくらいの大きさのものが作業しやすくおすすめです。
彫った後の消しカスも捨てやすいですよ。
消しゴムはんこに必要な道具と材料⑤:インク
完成した時にはインクが必要ですが、作業の途中でもインクがあると便利です。
完成したと思っても、彫り残しがある場合が結構あるんですよね。
試し押しをすることで彫り残しを見るだけでなく、彫りが甘いところもチェックすることができます。
チェック用のインクは100均で購入できるものでOKです。
消しゴムはんこの作り方
必要な材料や道具をそろえたら、いよいよ作業に入りましょう。
初めての人でもわかりやすいように、作り方を詳しく紹介します。
作り方の手順は次の5ステップ。
意外と簡単に作ることができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
- 図案を決める
- 図案をトレーシングペーパーに写す
- 図案を消しゴムに移す
- 消しゴムを彫る
- 試し押しをする
消しゴムはんこの作り方①:図案を決める
まずは好きな図案を選びましょう。
かわいい図案がたくさん掲載されている本もありますし、オリジナルのデザインの図案を使うのもおすすめです。
初めて作るという人は、星やハートなどのワンポイントのものから始めるといいでしょう。
慣れてきたら線の多いデザインや彫る部分が細かいデザインも作れるようになります。
消しゴムはんこの作り方②:図案をトレーシングペーパーに写す
好きな図案が決まったら、鉛筆で図案をトレーシングペーパーに写します。
図案をトレーシングペーパーに写すときは、彫る部分を白抜きにし、残す部分を黒く塗りつぶすとその後の作業がしやすくなりますよ。
鉛筆は2Bなど芯の柔らかいものを使うと、写しやすくなるのでおすすめです。
消しゴムはんこの作り方③:図案を消しゴムに移す
消しゴムを図案よりも少し大きめにカットし、そこへ図案を写します。
トレーシングペーパーに書き込んだ面を消しゴムに当て、上から爪などで軽くこするだけで簡単に写すことができますよ。
消しゴムに写せたら、彫りやすくするために細い油性ペンでなぞっておきましょう。
こうすることで彫る場所を間違えにくくすることができます。
消しゴムはんこの作り方④:消しゴムを彫る
図案を写し終えたら、いよいよデザインカッターを使って彫っていく作業に入ります。
まずはデザインの一番外側から彫り進めましょう。
残す面に対してカッターの刃が外側に斜めに入るようにします。
彫った部分がVの字の谷のようになるのが理想。
きれいな線にするには、カッターをゆっくりと滑らかに動かすようにしましょう。
消しゴムはんこの作り方⑤:試し押しをする
すべて彫り終えたら、一度試し押しをしてみます。
消しカスが彫った部分に入り込んでいる場合は、ねり消しを使って取り除いておきます。
線がガタガタしていたり、彫りが浅い部分があったらこの時に修正しておきましょう。
何度か試し押しをしてみて彫り残しや彫りが甘い部分がなければ、これですべての作業が終了です。
押しやすいように木片やコルクを付けると本格的です。
消しゴムはんこの無料図案
自分でオリジナルの図案を考案できたらいいのですが、絵が苦手という人も多いと思います。
そんな時は、ネット上で公開されている無料の図案を利用してみてください。
SNSでも無料で公開している人は多いですし、ブログなどでも図案を公開している人は少なくありません。
中には商用利用可能という太っ腹な人も!
消しゴムはんこの図案となっていなくても、シルエットのイラストなどを使うのもおすすめですよ。
無料の図案を使う場合は、サイトのルールに従って利用しましょう。
年賀状に使いたい消しゴムはんこの図案集
消しゴムはんこは年賀状にもぴったり!
ひとつ作っておけば毎年使える通年のデザインをベースに、干支や年号などを毎年作り変えるという人も多いです。
毎年の楽しみとして、年賀状用のはんこを作るのもおすすめですよ。
ここではマネして作りたい、年賀状向けの図案を5つ紹介します。
組み合わせ次第でオリジナルの年賀状を作ることができるので、少しずつ作り進めてみてくださいね。
- 毎年使える『迎春』デザイン
- 『あけましておめでとう』は1つあると便利
- 富士山からの日の出のデザイン
- お正月イラストをたくさん
- 干支
年賀状に使いたい消しゴムはんこの図案集①:毎年使える『迎春』デザイン
『迎春』という文字は、年賀状にぴったりのデザインです。
文字と組み合わせて、おめでたい雰囲気のはんこを作るのもおすすめですよ。
文字とイラストのインクの色を変えれば、メリハリが出て年賀状もより華やかになります。
大きめサイズで作ると年賀状がより映えますよ。
年賀状に使いたい消しゴムはんこの図案集②:『あけましておめでとう』は1つあると便利
『あけましておめでとう』の文字はんこは、ひとつ作っておくと本当に重宝します。
エクセルやワードで好きなフォントを使って、簡単に図案を作ることもできますよ。
大きさもお好みで作ってみてくださいね。
サイズやフォントが変わると雰囲気も変わります。
年賀状に使いたい消しゴムはんこの図案集③:富士山からの日の出のデザイン
2つのはんこを組み合わせて素敵なデザインに仕上げるという方法も、年賀状におすすめです。
富士山からの日の出というデザインはおめでたい雰囲気があり、年賀状にもぴったりですね。
シンプルなデザインなので、ハンドメイド初心者にもおすすめしたいデザインです。
年賀状に使いたい消しゴムはんこの図案集④:お正月イラストをたくさん
門松やだるま、こまや鏡もちなど、お正月にぴったりのイラストを図案に作るのもおすすめ。
3cm程度の小さめサイズに仕上げれば、組み合わせ次第でいろいろな雰囲気の年賀状を作ることができますよ。
インクの色を変えて押せば、さらにかわいく仕上がります。
年賀状に使いたい消しゴムはんこの図案集⑤:干支
年賀状といえばやっぱり干支!
干支を消しゴムはんこにするという人はとても多く、作りやすいということも魅力です。
簡単な線だけで作れる図案も多く、文字よりも簡単だと感じる人も少なくありません。
文字やイラストはひとつ作っておき、干支のはんこを毎年作り変えてもいいかもしれませんね。
おしゃれな文字の消しゴムはんこの図案集
消しゴムはんこはイラストだけでなく文字やアルファベットなども、とってもおしゃれで素敵に仕上がります。
手書き風のフォントを使ったり、フレームの中に文字を入れたり、おしゃれに仕上げる工夫はたくさんありますよ。
初心者の人は太文字から挑戦してみて、慣れてきたら細く繊細な文字にも挑戦してみてくださいね。
- お礼のメッセージ
- 『thank you』を筆記体で
- 『見ました』はんこ
- おなまえはんこ
- イニシャルはんこ
おしゃれな文字の消しゴムはんこの図案集①:お礼のメッセージ
ハンドメイドを販売している人におすすめしたいのがお礼のメッセージのデザインです。
購入者向けのメッセージでもいいですし、お祝いなどをもらった時のメッセージにしても素敵ですね。
長い文章が難しい場合は、ひと言でもおしゃれに仕上がりますよ。
おしゃれな文字の消しゴムはんこの図案集②:『thank you』を筆記体で
ありきたりな『thank you』の文字も、筆記体のデザインを選ぶだけで、ぐっとおしゃれな雰囲気に仕上がります。
細く滑らかな線を彫り進めていくのは難しいですが、慣れれば意外と簡単に作ることができるんですよ。
筆記体フォントも無料でダウンロードできるものがあるので、そういったものを使えば自分で簡単に図案を作ることができます。
おしゃれな文字の消しゴムはんこの図案集③:『見ました』はんこ
小学生になると、連絡帳や音読カードなどに親のサインが必要。
そんな時に使えるのが『見ました』はんこです。
小さめのサイズなら簡単に作ることができますよ。
『見ました』や『OK』の文字とともに、かわいいイラストも一緒に収めるのがおすすめです。
おしゃれな文字の消しゴムはんこの図案集④:おなまえはんこ
字が苦手な人におすすめなのがおなまえはんこ。
ひとつ作っておけば、子どもの持ち物すべてにペタペタ押すだけでいいのがうれしいポイントです。
ワンポイントのマークを付ければ、お子さんもわかりやすくなるのでおすすめです。
布用のインクを使えば洋服にも押すことができます。
おしゃれな文字の消しゴムはんこの図案集⑤:イニシャルはんこ
イニシャルはんこもおすすめです。
リンゴの中にアルファベットが入っているデザインは、子どもから大人まで使えるデザインですね。
アルファベットのフォントもちょっとかわいいものや変わったものを使うのがポイントです。
小さめサイズで作って、名前を押すのに使ってもよさそうです。
犬など動物の消しゴムはんこの図案集
消しゴムはんこはかわいいデザインのものが人気です。
特に人気なのはやっぱり動物!
動物は初心者の人でも簡単に作れる図案のものが多いですし、こだわりの作品に仕上げることもできることが魅力です。
動物にもいろいろな種類がありますが、ここでは人気の動物の図案をいくつか紹介します。
簡単に作れそうなものを中心に紹介しますので、図案を決めるときの参考にしてみてくださいね。
- うさぎ
- パンダ
- 猫
- ペンギン
- 犬
犬など動物の消しゴムはんこの図案集①:うさぎ
顔だけでも全身でもかわいく作れるのがうさぎ。
うさぎの長い耳と丸い目がとってもかわいく、はんこのデザインにぴったりです。
メッセージ付きのデザインにすれば、いろいろなシーンで使うことができそうですね。
お子さん用のおなまえはんこや『見ました』はんこのデザインとして取り入れるのもおすすめ。
犬など動物の消しゴムはんこの図案集②:パンダ
パンダはもともとモノトーンカラーの動物なので、はんこにするのに適しているといってもいいのかもしれませんね。
白と黒の場所がはっきりしているので、彫り進めやすいこともおすすめ理由のひとつです。
リアルなタッチにすればぐっとおしゃれになりますし、イラストタッチにすればキュートな雰囲気に仕上げられます。
犬など動物の消しゴムはんこの図案集③:猫
猫も身近な動物なので、はんこの図案としてもかなり人気のデザインです。
猫は柄も豊富なので、いろいろな柄の猫を作ることもできますね。
キャラクターにしやすく彫りやすい、それでいてかわいいイメージなので、初めて動物を彫るという人にもおすすめですよ。
顔だけで作ってもかわいく仕上がります。
犬など動物の消しゴムはんこの図案集④:ペンギン
ペンギンも彫りやすいので初心者の人におすすめです。
パンダと同様に、彫る場所と残す場所を区別しやすいので、仕上がりのクオリティが高く見えるのもポイントです。
顔だけで作るよりも、全身入れたほうがおしゃれに見えますよ。
ペンギンもいろいろな種類がいるので、いろいろな種類のペンギンをそろえても面白いかもしれません。
犬など動物の消しゴムはんこの図案集⑤:犬
犬もいろいろな種類いるので、消しゴムはんこに向いている動物といってもいいかもしれません。
犬を飼っている人は、愛犬と同じ種類のはんこを作るという人も多いですよ。
スヌーピーのようなシンプルなデザインの犬にすると、初心者でも作りやすいのでおすすめです。
キャラクターなど著作権のある図案は個人利用のみにする
ディズニーやジブリなど、キャラクターをはんこにしたいと思っている人も多いと思います。
著作権があるものに関しては、ちょっとだけ取り扱いに注意が必要です。
上記のようなキャラクターは商用利用が不可ということ。
キャラクターのはんこを作り、フリマアプリなどで販売するのはNGです。
自分で使ったり友人にプレゼントする分にはOKですが、プレゼントの際に金銭の授受があった時点でアウトです。
消しゴムはんこを販売するときは、オリジナルデザインのものにしましょう。
おすすめの消しゴムはんこの図案本
消しゴムはんこは花の図案もとっても人気です。
手紙の端にひとつ押したり、無地のハンカチのワンポイントに押したりと、いろいろな使い方ができるのが魅力。
花のはんこを作りたいという人におすすめなのがこちらの本です。
花の図案がたっぷり153種も掲載されていて、どれもかわいく素敵なデザインばかり!
いくつかの花を組み合わせてサークル状にしたり、たくさんの花でフレームを作ったりと、アレンジするのもおすすめですよ。
いろいろな図案で消しゴムはんこを作ろう
無料で使うことができたり、本を参考にしたりと、消しゴムはんこの図案はたくさんあります。
少ない材料でハンドメイドを楽しむことができる消しゴムはんこは、小学生の自由研究にもおすすめです。
いろいろなデザインを作って、販売を楽しんでみてもいいかもしれませんね。
まずはひとつ、簡単なものを作るところから始めてみませんか?