大さじ1は小さじ3杯分
まずは『小さじ・大さじ』の計る分量について詳しく見ていきましょう。
一般的に使われる小さじ・大さじは,基本的に小さじ1=5ml・大さじ1=15mlとなっています。
「大さじ1=小さじ3」の比率は大切です。
小さじか大さじか,どちらかの計量スプーンしかない場合にそれぞれがどちらかの代用品として利用が可能になります。
また,小さじ・大さじの分量をg数で計る際には注意が必要になります。
計量するモノによって,一杯当たりのg数がml数とは異なってくるのです。
調味料別に小さじ・大さじのg数を一覧にしてみました。
一覧を見てみると,g数が異なることが分かります。同じ砂糖や塩であっても別種類によってg数も違うことが分かりますよね。
調味料名 | 小さじ(5ml) | 大さじ(15ml) |
---|---|---|
水 | 5g | 15g |
上白糖 | 3g | 9g |
グラニュー糖 | 4g | 12g |
ざらめ | 5g | 15g |
食塩 | 6g | 18g |
精製塩 | 6g | 18g |
粗塩 | 5g | 15g |
サラダ油 | 4g | 12g |
オリーブオイル | 6g | 18g |
はちみつ | 7g | 21g |
ジャム | 7g | 21g |
料理レシピによっては材料がg数で書かれているので,その際には小さじ・大さじ一杯当たりのg数を知っておくと良いでしょう。
グラニュー糖10gであれば「小さじ2と1/2」という風に計量スプーンで正確な計量が出来るようになります。
小さじ大さじを使った液体の正しい計り方
では次に,小さじ・大さじを使って液体を計量する際の正しい計り方について解説していきましょう。
今回は,小さじ1・大さじ1・小さじ1/2・大さじ1/2の正しい計り方を紹介します。
- 計量する分量が小さじ(大さじ)何杯分かを確認する
- 小さじ1(大さじ1)=縁いっぱいまで入れた状態
- 小さじ1/2(大さじ1/2)=深さ約2/3まで入れた状態
それぞれを詳しくチェックしていきます。
液体の正しい計り方①:計量する分量が小さじ(大さじ)何杯分かを確認する
小さじ・大さじで計量する分量を計算して確認しておくことが,まず大事になります。
レシピに書かれている分量はgなのか,mlなのか,何人分なのか,それらによって必要分の量が異なってきます。
料理を始める前に,しっかりと計算して確認しておきましょう。
レシピがg数で書かれていた場合は,それに対応して計量にも若干違いが出てくるので,事前に確認して分量と小さじ何杯分かを把握しておく必要があるのです。
液体の正しい計り方②:小さじ1(大さじ1)=縁いっぱいまで入れた状態
小さじ1・大さじ1の正しい計り方は,各計量スプーンの縁いっぱいまで液体を入れた状態となります。
縁いっぱいに液体が入り,若干の表面張力が働いている状態が正しい小さじ1・大さじ1です。
液体の正しい計り方③:小さじ1/2(大さじ1/2)=深さ約2/3まで入れた状態
小さじ1/2・大さじ1/2は,計量スプーンの深さ2/3くらいまでを目安に液体を入れた状態です。
計量スプーンによっては計量スプーンの内側に1/2の線があるので,その線まで入れた状態が小さじ1/2・大さじ1/2になります。
小さじ大さじを使った粉末の正しい計り方
小さじ・大さじで計量するモノには,もちろん粉末状のモノもあります。
粉末の小さじ1・大さじ1・小さじ1/2・大さじ1/2の正しい計り方を紹介します。
- 計量する分量が小さじ(大さじ)何杯分かを確認する
- 小さじ1(大さじ1)=「すりきり」一杯分
- 小さじ1/2(大さじ1/2)=「すりきり」一杯の半分
詳しく解説していきましょう。
粉末の正しい計り方①:計量する分量が小さじ(大さじ)何杯分かを確認する
液体を計量するときと同様に,分量を計算し確認します。
小さじ・大さじ何杯分かをしっかりと事前に把握しておくことが,料理中の問題を減らすでしょう。
粉末の正しい計り方②:小さじ1(大さじ1)=「すりきり」一杯分
粉末のモノを計量する場合,計量スプーンに「すりきり一杯分」が小さじ1・大さじ1となります。
計量スプーンに粉末をふんわりと掬い上げた状態で,縁上に盛り上がった部分を落とし,縁いっぱいで平らにした状態が「すりきり一杯」です。
粉末の正しい計り方③:小さじ1/2(大さじ1/2)=「すりきり」一杯の半分
小さじ1/2・大さじ1/2の場合は,小さじ1・大さじ1を計量した「すりきり一杯分」の状態から,ヘラを使って1/2に筋をつけ半量の粉末を落とします。
その状態で計量スプーンに残った半量の粉末が小さじ1/2・大さじ1/2になります。
小さじや大さじの代用品
自宅ならともかく出先や屋外で料理をすることになると,小さじ・大さじがない場合も少なからず考えられますよね。
その時のためにも,もし小さじ・大さじが無かった場合に使える計量スプーンの代用品をご紹介していきます。
- ペットボトルのキャップ1=約大さじ1/2
- ティースプーン1=約小さじ1
- カレースプーン1=約大さじ1
- 計量カップ30cc=大さじ2
- 計量目盛付きおたま
各代用品について詳しく解説していきます。
小さじや大さじの代用品①:ペットボトルのキャップ1=約大さじ1/2
ペットボトルのキャップは約7.5ccで規格統一されていて,ペットボトルキャップ2=大さじ1となります。
また,ペットボトルキャップ2/3=小さじ1でもあります。
キャップ内側にあるスクリューの線までが大体2/3となるので,覚えておくといざというときに役立ちますよ。
ただし,ペットボトルキャップは持ち手がないので,計量したモノをこぼさないように気を付けながら使うようにしましょうね。
小さじや大さじの代用品②:ティースプーン1=約小さじ1
伝統的な大きさのティースプーンでは,山盛り1杯=小さじ1とされています。
計量の精度としてはあまり高くはないですが,大体の量は計測可能です。
デザインも大きさも様々で,山盛りについても感覚の個人差があるので,大体の目安として用いるようにした方が良いでしょう。
小さじや大さじの代用品③:カレースプーン1=約大さじ1
カレースプーン,いわゆる大きいスプーンもティースプーンと同様に大体の目安を計測することが出来ます。
一般的な大きさのカレースプーン山盛り1杯=大さじ1とされているので,計量スプーンがない場合の大体の量を計る方法として知っておくと,いざという時に使えて便利でしょう。
小さじや大さじの代用品④:計量カップ30cc=大さじ2
計量カップも小さじ・大さじがない場合の代用品として使用が可能です。
小さじほどの細かな計量には向いていませんが,計量カップ30cc目盛まで=大さじ2となり,大さじの代用品として使うことが出来ます。
計量カップ全容量と比べてしまえば30ccはほんの少しの量になるので,つい入れ過ぎてしまうことが多いです。
計量カップを大さじの代用として使う場合は,慎重に丁寧に扱いましょう。
小さじや大さじの代用品⑤:計量目盛付きおたま
「計量目盛付きおたま」など,製品によっては小さじ・大さじの計量目盛の付いたおたまが販売されています。
1/2などの計量はなかなか難しくはなりますが,1杯分の計量については正確に計量することが出来るでしょう。
スープなど料理中からおたまを使う料理などでは小さじ・大さじを使わないで,おたまで計量した方が小さじ・大さじ分の洗い物も少なくなりおすすめですよ。
おすすめの絶品レシピを紹介している本
絶品レシピを紹介している本を2点ほどご紹介しておきましょう。
計量スプーンを正しく使うことによって,その出来上がりは最高のものになるでしょう。
- 休日が楽しみになる昼ごはん
- 僕が本当に好きな和食 ― 毎日食べたい笠原レシピの決定版! 250品
『休日が楽しみになる昼ごはん』
毎日仕事を頑張る方々にとって,休日のお昼ごはんは大切で楽しい記憶となり,日々の忙しい生活を支えてくれます。
そんなお昼ごはんに焦点を当てたレシピ本は,毎日の生活を楽しく意欲的に過ごすための一冊となるでしょう。
『僕が本当に好きな和食 ― 毎日食べたい笠原レシピの決定版! 250品』
家庭でも作りやすく次世代に残して行きたい,そんな美味しい和食メニュー250選のレシピ本です。
和食は人々の心を落ち着かせ余裕を持たせる,そんな力を持ち人々を精神面から支えてくれるでしょう。
小さじ・大さじを正しく使って楽しい料理を!
今回は,小さじ・大さじの計量スプーンの正しい使い方や無い場合の代用品について解説していきました。
計量スプーンによる正確な計量は,料理の味を決めるとても重要な役割を果たします。
正しい計量方法や無い場合の代用品について知った今,ぜひとも正しく使ってレシピ通りの美味しい料理に挑戦してみましょう!