消しゴムはんこの魅力
最近、SNSでも多くの方が自作の消しゴムはんこの写真をアップロードされていますが、なぜ今そんなに消しゴムはんこが人気なのでしょうか?
ここでは、以下5点の消しゴムはんこを作る魅力についてご紹介ます。
- 消しゴムはんこを使ったオリジナルアイテムが作れる
- 費用があまりかからない
- お店では売ってなさそうなものも作れる
- 初心者でも意外と簡単にできる
- プレゼントとしても喜ばれる
消しゴムはんこの魅力①:消しゴムはんこを使ったオリジナルアイテムが作れる
手作りの消しゴムはんこはそれ自体がオリジナルグッズですが、そのはんこを使ってペーパーバッグやカードをデコレーションするとオリジナルのギフトグッズを作ることができます。
他にも、ブロックメモなども消しゴムはんこを押して、それにメッセージを書き込めばメッセージを読んだ相手もちょっとほっこりした気持ちになれるアイテムに変身します。
消しゴムはんこの魅力②:費用があまりかからない
消しゴムはんこの良いところはかかる費用が比較的安く済むところです。
消しゴムはんこ作りに必要なものは、消しゴムとデザインカッター、カッターマット、トレーシングペーパー、スタンプインクですが、その全てを100均で揃えることができます。
デザインカッターを切れ味の良いものにしたい場合でも、500円から1000円の間で質の良いものが購入できます。
消しゴムはんこの魅力③:お店では売ってなさそうなものも作れる
消しゴムはんこの魅力のひとつとして、「こんなのあったらいいな」というはんこも実際に形にできるというところでしょう。
普通だったら見られないキャラクターのコラボレーションやピンポイントで欲しいフレーズなど、お店ではなかなか見つけづらいものは自分で作ればすぐ手に入ります。
消しゴムはんこの魅力④:初心者でも意外と簡単にできる
消しゴムはんこは細かい作業が必要で、器用な人でないと上手く作ることができないと思われる方も多いのではないでしょうか?
図柄によっては難易度が高いものもありますが、初心者の方であれば丸や四角、三角などから始めれば簡単ですし、単純な記号でパターンを作るだけでもかなりおしゃれに見えます。
また、整った形のはんこももちろんいいのですが、消しゴムはんこは形が多少崩れても独特の味が出ますので、最初の内は形が崩れはそこまで気にせず、数を作って慣れていきましょう。
消しゴムはんこの魅力⑤:プレゼントとしても喜ばれる
消しゴムはんこは、贈りたい相手が好きなキャラクターやモチーフでデザインしたものプレゼントすると結構喜ばれます。
紙のカレンダーや手帳のスケジュール管理用に使ったり、誰かにプレゼントを贈る際に添えるメッセージカードのデコレーションとして使ったりすることができます。
消しゴムはんこ作りに必要な材料と道具
では、実際に消しゴムはんこを作ってみたい場合どのような道具をそろえる必要があるのでしょうか?
ここでは、消しゴムはんこに必要な以下5つの材料と道具について詳しくご紹介します。
- 消しゴム
- デザインカッターもしくは彫刻刀
- カッターマット
- トレーシングペーパー
- スタンプインク
消しゴムはんこ作りの材料と道具①:消しゴム
消しゴムはんこに使う消しゴムは基本的に普通の文房具の消しゴムで構いませんが、最近は一般的な消しゴムよりも丈夫で弾力がありはんこ作り専用の消しゴムというものも販売されています。
最初はなかなかうまくいかないと思いますので、安い消しゴムを使って数をこなして、慣れたらはんこ作り専用の消しゴムを使用するのがおすすめです。
はんこ作り専用といっても縦148mm×横100mmの大判で値段は650円ぐらいです。
小さなスタンプであれば結構な数を作れるのでコスパもそんなに悪くありません。
消しゴムはんこ作りの材料と道具②:デザインカッターもしくは彫刻刀
デザインカッターは消しゴムはんこを作るうえで重要な道具です。
デザインカッターは見た目はペンのような形で、刃先は小さいですがしっかり切れるカッターです。
もし、デザインカッターが無ければ彫刻刀や普通のカッターでも大丈夫です。
デザインカッターや普通のカッターは100均でも買うことができますが、切れ味が良いほうがけが防止になりますので、デザインカッターなどに関しては少し良い物を探されることをおすすめします。
消しゴムはんこ作りの材料と道具③:カッターマット
カッターマットはカッターで何か切る際に、床やテーブルなど下にあるものを傷つけないために敷くゴム製のマットです。
ほとんどのカッターマットには1cm四方の正方形のマスが印刷されていますので、長さの調節や直線や角の形を整えたい場合にとても便利です。
消しゴムはんこ作りの材料と道具④:トレーシングペーパー
トレーシングペーパーは裏が透けて見える半透明の紙で、用意した図案下書きするために使用します。
下書きは裏が透けて鉛筆で描けるものであればいいので、クッキングペーパーでも代用可能です。
トレーシングペーパーもクッキングペーパーもどちらも100均で売られていますので、費用もそんなにかかりません。。
消しゴムに下書きした図案を転写する方法は簡単で、消しゴムの上に下書きした面を下向きにしたトレーシングペーパーを置いて、爪で強くこすりつけるだけでOKです。
消しゴムはんこ作りの材料と道具⑤:スタンプインク
スタンプインクは文房具店に限らず、100均でも豊富なカラーバリエーションのものが買えます。
しかし、もっといろいろな色のスタンプインクで作品を表現したいと思ったら、Tsukinekoさんから出ている「artnic(アートニック)」というスタンプインクがおすすめです。
1982年の発売開始以来のロングセラー商品で、カラーバリエーションはなんと50色以上もあります。
その他には、こどものかおさんから出ている「Color Kiss(カラーキス)」というスタンプインクも珍しい色が取り揃えられていますので、こちらもおすすめです。
消しゴムはんこの基本の作り方
では、早速消しゴムはんこの作り方を見ていきましょう。
今回は基本の作り方を以下5つの手順でご紹介します。
- 下準備
- 図案を書き写す
- 図案に沿って消しゴムを彫っていく
- 仕上げ
- スタンプインクを使って着色し押す
手順①:下準備
新しい消しゴムは表面に細かい白い粉のようなもの付着しているものが多く、この粉は消しゴムはんこを作る際に邪魔になるので練りけしを使って取り除きます。
そして、次ははんこ彫る消しゴムの面をスタンプインクで薄くまんべんなく着色します。
このように着色することで、今どこを彫っているのか分かりやすくなります。
余分なスタンプインクを練りけしでふき取れば下準備は完了です。
手順②:図案を書き写す
まずは、2Bぐらいの濃い鉛筆を使ってトレーシングペーパーにはんこにしたい図案を描き写します。
描き写す際は、トレーシングペーパーをマスキングテープなどはがしやすいテープで固定すると描きやすくなります。
描き写したら、鉛筆で描いた面が消しゴムに接するように置いて、トレーシングペーパーに描いた図案の線を爪でこすりつけるようにして、消しゴムにしっかり転写しましょう。
トレーシングペーパーを離して、消しゴムに図案がしっかり転写できていればOKです。
手順③:図案に沿って消しゴムを彫っていく
図案の線に沿って彫っていく前に、まずカッターで消しゴムはんこを図案よりやや大きめのサイズでカットします。
これが済んだら図案の線に沿って彫っていく作業に入っていきます。
まずは、図案の線に沿ってその線の外側を輪郭を描くようにしてぐるっと刃を通してます。
そのまま消しゴムの角と一緒に輪郭の外側を切り取ります。
輪郭より中の部分で、はんこを押したときにインクをつけなくないところは彫って、インクで色を付けたい部分はその線の外側を彫って浮き上がらせるようにします。
手順④:仕上げ
全て彫り終わったら、消しゴムのカスなどがはんこの面にたくさん付着しているので、下準備と同様に練りけしを使って取っていきましょう。
その際に、消しゴムのカスだけではなく下書きした鉛筆の線もついでに取っておくと、はんこを押したときに鉛筆の線も一緒に出てしまうのを防げます。
はんこの表面にゴミや鉛筆の線がなくなりきれいな状態になったら仕上げ完了です。
手順⑤:スタンプインクを使って着色し押す
最後は、実際にスタンプインクを使って作った消しゴムはんこを押してみましょう。
線があまり出ていないところや色が出てほしくないところがあったら、再度デザインカッターで必要な個所を彫って修正しましょう。
修正が済んで、再度確認し問題が無ければ世界に一つだけの消しゴムはんこの完成です。
マネしたい消しゴムはんこデザイン
消しゴムはんこで作ることができるデザインは無限にあります。
どんなデザインを作ろうか悩んでいる方は、ぜひ以下の10個のデザインをマネしてみてはいかがですか?
- 1点押しでもたくさん押しでもおしゃれな植物デザイン
- メッセージが書き込めるタイプの消しゴムはんこ
- 消しゴムはんこで贈り物に一言添える
- 季節の野菜や植物などは絵葉書や年賀状に使える
- 好きなデザインでオリジナル名前入りはんこ
- パーツを分けるとリアルな着色ができる
- 屋号や商品名を消しゴムはんこにすると味がある
- 手作り名刺にも使える消しゴムはんこ
- 自分だけのオリジナルファングッズ
- 仕事でも使えそうなちょっとゆるめの伝言スタンプ
消しゴムはんこデザイン①:1点押しでもたくさん押しでもおしゃれな植物デザイン
お花や草木などの植物デザインの消しゴムはんこは1つだけ押しても可愛いですが、無地の紙やペーパーバッグなどにたくさん押して柄のようにするのもおすすめです。
また、植物はデッサンのように正確に整えた形で描いても良いですし、ちょっと崩れた形やニュアンスで描いても意外と様になるので、消しゴムはんこ初心者の方はぜひ試してみてください。
消しゴムはんこデザイン②:メッセージが書き込めるタイプの消しゴムはんこ
吹き出しや枠線などを彫ったはんこを無地のブロックメモや付箋などに押すだけで、まるで売り物のような可愛いデザインのメモ帳を作ることができますよ。
吹き出しや記号、植物の絵などを枠のようにデザインしただけのものでも十分おしゃれですが、キャラクターを描いてそこに吹き出しをつけて、そのキャラクターが話しているようにするのもおすすめです。
こういうメモ帳でメッセージを受け取るとちょっとほっこりした気持ちになれていいですよね。
消しゴムはんこデザイン③:消しゴムはんこで贈り物に一言添える
贈り物の外装に一言メッセージとして、「Thank you」などの消しゴムはんこを押して感謝を伝えるものでもいいですが、頻繁に使用する注意事項なども消しゴムはんこで作るのもおすすめです。
よく使うメッセージやフレーズなどを一度はんこを作れば、インクをつけて押すだけでいいので、作業効率も上がります。
さらに、消しゴムはんこでメッセージを押すと、手書きで書くのとはまた違った温かみが感じられるので贈り物に添えるにはピッタリです。
消しゴムはんこデザイン④:季節の野菜や植物などは絵葉書や年賀状に使える
消しゴムはんこでその季節の旬の野菜や果物、植物などを彫って葉書きに押して一言添えるだけで立派な絵葉書になります。
また、干支や富士などの縁起物などのはんこも年賀状で使えます。
他にも、サンタクロースやツリーなどのはんこもクリスマスカードが作れますし、毎年使えるものですので1つ作っておくと結構便利です。
消しゴムはんこデザイン⑤:好きなデザインでオリジナル名前入りはんこ
消しゴムはんこの魅力のひとつとして、好きなキャラクターのオリジナルのはんこを作ることができると挙げました。
さらには、そのキャラクターと名前を一緒に彫ったオリジナルのネームスタンプを作ってプレゼントとして贈ったり、お子さんの持ち物に押すのも大変おすすめです。
最近は、布やプラスチックにも使えるインクも出ていますので、いろいろものに押して使えます。
消しゴムはんこデザイン⑥:パーツを分けるとリアルな着色ができる
野菜や果物、草木などで葉の部分とそうでない部分とで色を分けたい場合は、消しゴムはんこのパーツを別々に作ると色をきれに分けることができます。
同じ図案のはんこでもパーツを分けてリアルなカラー配色にすると、1色のときよりもはんこのデザインのイメージが強くなります。
ふんわりしたイメージではなく、しっかりそのデザインを印象付けたい場合におすすめです。
消しゴムはんこデザイン⑦:屋号や会社名を消しゴムはんこにすると味がある
屋号や会社名を消しゴムはんこを使って商品のパッケージなどにデコレーションすると、温かみが出てその会社や商品に親近感が湧いてきます。
特にハンドメイド作品をネットなどで販売されている作家の方などであれば、器用な方が多いので外注するより自分で作ると経費も少し減らすことが可能ですよ。
消しゴムはんこデザイン⑧:手作り名刺にも使える消しゴムはんこ
消しゴムはんこを使って手作りの名刺を作成してみるのはいかがですか?
社名や屋号、さらに名前、電話番号、SNSのアドレスなどはんこで彫っておき、あとは名刺用のカードにスタンプインクを使って押すだけで短時間でたくさん名刺を作ることができます。
他にも自分の似顔絵やパーソナルキャラクターなどを彫って、名刺に押すと名刺を受け取った相手にとって印象に残りやすくなりますのでおすすめです。
消しゴムはんこデザイン⑨:自分だけのオリジナルファングッズ
好きなアーティストやアニメなどのロゴやマークの消しゴムはんこを作って、シール用の台紙などに押せば、自分だけのオリジナルファングッズを作ることができます。
あくまでも非公式なグッズなので、売ったりするのではなく同じようなファンの人たちにあげるような感じで楽しんでみてください。
消しゴムはんこデザイン⑩:仕事でも使えそうなちょっとゆるめの伝言スタンプ
仕事などではメモなどに必要事項を書いて伝言する機会も多々あります。
そんなときに消しゴムはんこを一押しして伝えると作業の時短にもなりますし、仲の良い同僚などであればゆるめのフレーズなどを使って、ほっこりできるメッセージを残してもいいですよね。
他にも「よくできました」や「見ました」などであれば学校の先生や塾の先生などは使う機会も多いので、1つあると重宝します。
おすすめの消しゴムはんこ本
最近のハンドメイドブームで消しゴムはんこの作者さんもかなりの数いらっしゃるのですが、今回はその中でも特に人気の消しゴムはんこ作家の方の本をご紹介します。
かんたん、消しゴムはんこ。
著者は消しゴムはんこ作家として有名な津久井智子さんで、消しゴムはんこの基礎の基礎から学ぶことができる本です。
見よう見まねで消しゴムはんこを始めてみたけど、なかなかきれいに作ることができないという方も、正しい道具の使い方や消しゴムの削り方など学ぶと作品の完成度もぐっとあがりますよ。
著者が提案するいろいろな消しゴムはんこのデザインの詳しい作り方が、写真付きで分かりやすくまとめられていますので、大人も子供も一緒に楽しみながら作ることができるおすすめの1冊です。
消しゴムはんこは紙以外にもいろいろと使えます
消しゴムはんこは専用のインクを使えば、紙以外に布やプラスチックにも使うことができるので、簡単にオリジナルデザインのグッズを作ることも可能です。
消しゴムはんこを押した生地でくるみボタンや手ぬぐいなどを作るのもいいですね。
作るデザインの幅も広げつつ、用途の幅も同時に広げていくと長く消しゴムはんこ作りを楽しめますよ。