揚げパン作りで失敗しないためのポイント
揚げパン作りで失敗しないためには、3つのポイントを押さえましょう。
- 丸くて皮のあるパンを使う
- 油は少なめ、高温で、短時間で揚げる
- 砂糖などをまぶす時は、熱いうちににたっぷりと
ポイント①:丸くて皮のあるパンを使う
揚げパンにするパンは、丸くて皮のあるパンが適しています。
ロールパンやコッペパンが代表格ですね。
しっかりとした皮があると、中に吸収される油の量が少なくなりますから、表面だけカラッと揚がり、パンの中まで油まみれにならないのです。
ポイント②:油は少なめ、高温で、短時間で揚げる
油の量は少なめ、鍋底から5㎝ぐらいまでで、高温で揚げましょう。
油の温度は170℃ぐらいが適正です。
黒焦げになりますから、パンを長時間、油の中に入れっぱなしにしないようにしましょう。
中までしっかり火を通す必要はなく、表面さえカラッと揚がっていれば良いからです。
パンの大きさにもよりますが、揚げる時間は40秒~1分程度で充分、表面の色を見てタイミング良く引き揚げましょう。
また、揚げ終わったパンをキッチンペーパーの上に置くと、余計な油が切れるので、油っこくなるのが防げますよ。
ポイント③:砂糖などをまぶす時は、熱いうちににたっぷりと
パンが良い感じに揚がったら、時間を置かずにトッピングをまぶしましょう。
砂糖、きな粉、ココアなど、まぶすものはいろいろありますが、いずれにしても、パンが冷めてしまうとしっかりと付いてくれません。
また、まぶすものはたっぷりと用意してパン全体にからめるのがコツです。
揚げパンの味に関わる大事な作業ですから、しっかり心に留めておきましょう。
基本の揚げパンレシピ
懐かしい 給食の揚げパン by chocos5 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが310万品
それでは、学校給食で良く登場する、基本の揚げパンレシピを紹介しましょう。
まずは、材料です。
- 市販のロールパンや小さめのコッペパン
- 砂糖
- きな粉
- 塩
- 砂糖
- 揚げもの用の油
本当に簡単なレシピです。
- きな粉と砂糖を混ぜ合わせておく
- 鍋に揚げもの用油を入れ、熱する
- パンを揚げる
- 揚がったパンに、砂糖入りきな粉をまぶす
では、手順を追って詳しく説明していきましょう。
手順①:きな粉と砂糖を混ぜ合わせておく
あらかじめ、まぶすものを用意しておきましょう。
パットや広いお皿の上にきな粉と砂糖ひとつまみの塩を入れ、よく混ぜて広げておきます。
塩は、少し入れることで砂糖の甘さを引き立ててくれるんですよ。
お好みの量で良いですが、たっぷり目に作っておきましょうね。
手順②:鍋に、揚げもの用油を入れ、熱する
鍋に、パンを入れて、中でくるくる回せる程度の深さに揚げもの用油を入れ、火にかけて170℃まで上げましょう。
温度計付きの揚げもの鍋を使うと、油の温度を正確に上げられますし、また、パンを揚げている途中も一定の温度に保ちやすいですから、便利ですよ。
手順③:パンを揚げる
揚げもの油が適温になったら、いよいよ、パンを揚げていきます。
パンは1つずつ入れた方が良いですよ。
パンを油の中に入れたら焦げ付かないように、すぐ、菜箸でクルクルと回しましょう。
パン1つにつき、上の面が20秒、下の面が20秒の合わせて40秒程度、適度な焼き色を付けましょう。
パンが揚がったらキッチンペーパーの上に置き、余分な油を切って下さいね。
手順④:揚がったパンに、砂糖入りきな粉をまぶす
揚がったパンが熱いうちに、用意しておいた砂糖入りきな粉をまぶします。
裏にも表にもしっかりとまぶしましょう。
きな粉が余って周りにこぼれているぐらいが、見た目もおいしそうですね。
熱くなっていますから、作業中は火傷しないように気を付けてください。
まぶし終わったら、これで、基本的な揚げパンの完成です。
インスタ映えするおしゃれな揚げパンレシピ
インスタ映えする、おしゃれな揚げパンも、簡単に手作りできますよ。
- ミニ揚げパン
- 揚げパンアイス
- 揚げパンケーキ
- ウインナー揚げパン
- 揚げパンハーブ風味
パンにまぶすものを抹茶にしたり、ぐらいの変更だけでも充分、インスタ映えしますが、もっとおしゃれな揚げパンも自分で作れてしまうのです。
さて、それぞれのレシピを紹介しましょう。
おしゃれな揚げパンレシピ①:ミニ揚げパン
こちらは、特別難しいことは何もありません。
基本的な揚げパンのレシピで、使うパンを小さいものにするだけです。
パンにまぶすものを工夫したり、出来上がった揚げパンにお弁当用のスティックを刺したり、可愛らしい食器に盛り付けたりしたら、更におしゃれですね。
おしゃれな揚げパンレシピ②:揚げパンアイス
ホットドッグみたいな揚げパン、と言うとイメージしやすいでしょう。
基本的な揚げパンを作って、真ん中に切り目を入れ、そこに、アイスクリームを挟むのです。
アイスクリームの代わりにソフトクリームを使う方法もあります。
アイスの色を変えたり、アイスの上にシロップとかシュガースプレーとか、トッピングを増やして、自分好みに作りましょう。
おしゃれな揚げパンレシピ③:揚げパンケーキ
ホットケーキミックスでパンケーキを作る所からしてもいいですが、残っているホットケーキを使うと、とても簡単ですよ。
ホットケーキを揚げた後、お砂糖などをまぶしても良いですし、何もまぶさなくても良いですよ。
きれいにお皿に盛り付けて、フルーツやアイスクリームでトッピングしましょう。
おしゃれな揚げパンレシピ④:ウインナー揚げパン
ウインナー入りの揚げパンも作れます。
ウインナーを食パンで巻いて、油で揚げましょう。
たったこれだけで、おいしいウインナー揚げパンの出来上がりです。
魚肉ソーセージを使ってもいいですね。
ケチャップなどをかけていただきましょう。
おしゃれな揚げパンレシピ⑤:揚げパンハーブ風味
こちらは、甘くない揚げパンです。
耳を落とした食パンを一口サイズに切って、油で揚げたら、スパイシーな味のドライハーブと塩を振りかけます。
ドライハーブが見た目をおしゃれにしてくれます。
オードブルや、お酒のつまみに合いますよ。
パンの耳を使った簡単揚げパンレシピ
パンの耳を活用したレシピは多いですが、揚げパンのレシピもちゃんとあります。
- パンの耳ラスク
- パンの耳クルトン
- パンの耳のかりんとう
- パンの耳ピザ風
- パン耳のカツ
では、それぞれのレシピを具体的に紹介しましょう。
パンの耳を使った簡単揚げパンレシピ①:パンの耳ラスク
要するに、パンの耳で作った揚げパンです。
最後にまぶすものを変えると、甘いおやつにも、ソルティーなおつまみにも出来ますし、見た感じも変えられますね。
スティック状にしておくとカップに入れられますから、持ち歩けますし、手にとって食べるのも楽ですよ。
パンの耳を使った簡単揚げパンレシピ②:パンの耳クルトン
クルトンだって、立派な揚げパンです。
パンの耳を細かく切って、油で揚げましょう。
まぶすのは普通の塩でもいいですが、ガーリックソルトやクレイジーソルトを使うともっと良いですよ。
スープに浮かべたり、サラダにトッピングするのが定番ですが、おやつとしてそのまま食べてもおいしいです。
食べ方によって、更にレモン汁を振りかけたりしても良いでしょう。
たくさん作って、瓶などに密封してストックしておくのもおススメです。
パンの耳を使った簡単揚げパンレシピ③:パンの耳のかりんとう
かりんとうは、パンの中まで固くなっていなければなりません。
まず、鍋でバターを溶かして黒砂糖と少量の水を加え、絡めるものを作っておきます。
パンの耳を180℃程度の油で2分ぐらい揚げたら、油を切って黒砂糖の鍋に入れ、良く絡めます。
絡め終わったら、お皿の上に広げて冷まして完成です。
パンの耳を使った簡単揚げパンレシピ④:パンの耳ピザ風
パンの耳は、焼いても揚げてもパリパリの食感になりますね。
パンの耳を並べて、その上にチーズやタマネギなどの具材を乗せ、オーブントースターなどで焼くだけです。
油で揚げなくて良いので、ヘルシーで、作るのも楽ですから、忙しい時におススメの1品です。
パンの耳を使った簡単揚げパンレシピ⑤:パン耳のカツ
パンの耳ですが、全く普通のカツに見えますね。
普通にトンカツなどを作る要領で、パンの耳に溶き卵とパン粉をつけ、油で揚げます。
そのままお皿に盛って、キャベツやトマトを添えておかずにするのも良いですが、ハムカツ代わりにしてサンドイッチ、カツ丼のカツの代わりに使うことも出来ますよ。
食べる時に一瞬、あれ?っと思うレシピです。
食パンを使った揚げパンレシピ
食パンそのものを使って、おしゃれな揚げパンを作りましょう。
- 揚げパンサンド
- 揚げフレンチトースト
- アップル揚げパン
- 揚げシュウマイ
- 食パンのピロシキ風
日が過ぎて固くなった食パンを使うと作りやすいですが、新しいものでも大丈夫ですよ。
揚げる時はフライパンを使うのがおススメです。
食パンを使った揚げパンレシピ①:揚げパンサンド
油で揚げたサンドイッチです。
挟む具材は、サンドイッチに使う食材ならなんでも大丈夫です。
小豆を挟めばスイーツ系、トマトやチーズを挟めばイタリアン風、卵や肉を挟んでガパオ風、バリエーションも豊かです。
対角線でカットすると、三角形の揚げパンサンドになります。
挟んだ具材によっては、仕上げに、きな粉などをまぶすのも良いですよ。
食パンを使った揚げパンレシピ②:揚げフレンチトースト
普通は焼いて作る所を、揚げてしまうのです。
食パンに適量の牛乳と溶き卵をしみこませて、油で揚げましょう。
中はジューシーな方が良いので揚げ時間は短く、表面がしっかり固まる程度で大丈夫です。
食パンを使った揚げパンレシピ③:アップル揚げパン
食パンは綿棒などで叩くと、薄く伸びます。
これをパイの皮として使うのです。
リンゴは適度な大きさに切ってコンポートにしましょう。
リンゴジャムを代用しても良いですよ。
伸ばした食パンで包んでしっかりと止め、表面に焼き色がつく程度に揚げましょう。
食パンを使った揚げパンレシピ④:揚げシュウマイ
中華風のレシピです。
アップル揚げパンの中身をシュウマイにするのです。
表面だけをカリッと揚げるため、伸ばした食パンに薄くバターを塗りましょう。
その上にシュウマイを置いてきれいに包んで揚げるのです。
シュウマイは、市販のものを使うと楽ですよ。
食パンを使った揚げパンレシピ⑤:食パンのピロシキ風
耳を落とした食パンを、厚さが半分になる程度に伸ばしましょう。
春雨、玉ねぎ、にんじん、合いびき肉のミンチで中の具を作り、包んで揚げるのです。
具材を工夫することで、中華風にも出来ますよ。
揚げない揚げパンレシピ
揚げパンのカロリーが気になるのは、油で揚げているからです。
揚げずに作れば、その心配も減りますね。
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揚げないで作るレシピを紹介しましょう。
まずは、材料からです。
- コッペパンかロールパン
- 砂糖
- きな粉
- 塩
- サラダ油
とても簡単なレシピです。
- パンにサラダ油を塗って焼く
- きな粉、砂糖を合わせておく
- 焼けたパンをポリ袋に入れる
- ポリ袋を振って、きな粉をまぶす
手順①:パンにサラダ油を塗って焼く
パン全体にサラダ油を薄く塗って、オーブントースターで軽く焼きましょう。
パンの裏側を上にし手焼きましょう。
表面がカリッとなる程度に焼けるよう、様子を見ながら時間や温度を調節して下さいね。
手順②:きな粉、砂糖、塩を合わせておく
これは、一般的なレシピと同じです。
よく混ぜ合わせて、たっぷり作って、一部はお皿などに取り置き、あとは、ポリ袋に入れておきましょう。
手順③:焼けたパンをポリ袋に入れる
オーブントースターから焼きあがったパンを取り出したらすぐ、先ほどのきな粉を入れておいたポリ袋に入れ、さらにパンの上からきな粉をかけます。
複数作る場合は、パンを1個ずつ入れるようにしましょう。
手順④:ポリ袋を振って、きな粉をまぶす
最後に、ポリ袋の口をしっかり閉じて握り、良く振り、しっかりまぶせたら、しばらく、そのまま袋の中に置いておきましょう。
袋から取り出して、完成です。
ポリ袋を使わず、パンをそのままお皿などに置いて、直接、きな粉を上からたっぷりかける方法もあります。
こちらのほうが、火傷のリスクも低いですね。
おすすめのパンレシピ本
おススメの本を紹介しましょう。
パンの本も結構ありますが、ほとんど、1からパンを焼く方法を紹介しているものですよね。
こちらは珍しく、余ったパンを有効に生かしたレシピを紹介する本です。
オードブルから、おかずの1品、スイーツまで、色んなレシピが載っていますよ。
揚げパンと言えば給食ですね。
この本は、揚げパンも含め、学校給食のレシピをたくさん紹介しています。
揚げパンと一緒に、他のおかずも作って、我が家の食卓を給食風に、というのも楽しいですね。
この本はkindle版です。
手作り揚げパンで、世代を越えた楽しい食卓を
パンを使った料理は本当にたくさんありますが、揚げパンは老若男女問わず、どこか特別な感じがするものですね。
お家で作ると、好みの具材を入れたり、カロリーを調節できたりして、更に楽しく食べられます。
とにかく簡単なので、子供さんと一緒に作っても良いですし、作ったり食べたりしながら、親子で給食の思い出を語るのも楽しいですよ。
今日の食卓も、心豊かなものになりますように。