アイスボックスクッキーの特徴
そもそもアイスボックスクッキーとは、どんなクッキーなのでしょうか?
普通のクッキーと何が違うのでしょうか?
アイスボックスクッキーとはその名の通り、アイスボックス、つまり冷蔵庫や冷凍庫で冷やしたり凍らせて作ることからこの名前が付いたようです。
なぜ冷蔵庫で凍らせるのでしょうか?
それはアイスボックスクッキーは、普通のクッキーよりバターの量が多いので、形成しにくいため、冷蔵庫で凍らせて金太郎あめのように切って作るからです。
アイスボックスクッキーは平たく広げて型抜きをしないのも特徴で、棒状に伸ばした生地でマーブルにしたり、市松模様にしたりとアイディア次第で模様もいろいろで切るのも人気の秘密。
また、アイスボックスクッキーをたくさん作って冷蔵庫に入れて置き、食べたいときに食べたい分だけスライスして焼き立てを食べられる。
沢山作ってパーティやちょっとしたプレゼントにも最適と話題なんです!
しかも普通のクッキーよりも手間がかからずサクサクでおいしいと評判のアイスボックスクッキー。
材料と作り方をご紹介しましょう。
アイスボックスクッキーの材料
アイスボックスクッキーとはどのような材料を使うのかご紹介しましょう
基本のアイスボックスクッキー 直径4cmのクッキー約30枚分
- 無塩バター・・・・100g
- グラニュー糖・・・80g
- 卵・・・・・・・・1個
- 薄力粉・・・・・・200g
- バニラオイル・・・少々
材料①: 無塩バター
バターの量が多いのがアイスボックスクッキーの特徴です。
柔らかくて成型しにくいため、棒状にして冷蔵庫で冷やすためこの名前になっているのです。
もちろん、その分バター風味が強くサクサクとした仕上がりになりそれが人気の秘密。
ところが、バターが苦手、もしくは食べられないという方もいるかもしれません。
バターがなければできないのでしょうか?
バター不使用でもアイスボックスクッキーはできます。
バターの代わりにマーガリン、サラダ油を使用してみましょう。
その場合、薄力粉100gに対し、マーガリン20g+サラダ油30gとなります。
材料②:グラニュー糖
グラニュー糖や微糖、もちろん砂糖でも代用可。
粉糖を使うとよりさっくりという触感になるという口コミもあります。
糖質が気になる方も最近多いことから、砂糖不使用のアイスボックスクッキーも紹介されています。
その場合、ラカント、ラカンカットなどで代用してもいいですね!
材料③:卵
アイスボックスクッキーは全卵を使うもの、卵黄を使うものもありますが今回は全卵を使用しています。
しかし、アレルギーなどで卵が食べられない方も多いかもしれません。
そんな方は卵不使用でも大丈夫!
バターでしっかり混ぜ合わせればきちんとできますよ!
材料④:薄力粉
アイスボックスクッキーは様々な模様を何本かの棒状のもので作っていきます。
今回は基本の材料ですべて薄力粉となっていますが、以下のような組み合わせもできます。
1: 薄力粉+アーモンドプードル
2: 薄力粉&薄力粉+ココア
3: 薄力粉&薄力粉+抹茶
などで2色使いのクッキーに。
アイディア次第で楽しみが広がりますね。
材料⑤:バニラオイル
アイスボックスっクッキーの基本レシピではバニラオイルを使用していますが、アーモンドスライス、オレンジピールなどトッピングやアクセントになるものもアイディア次第、楽しくおいしい材料を探してみるのもいいですね!
アイスボックスクッキーを作る手順
アイスボックスはどのように作るのでしょうか?
作る手順をご紹介しましょう。
- バターを室温に戻しクリーム状にして、グラニュー糖を加えながら混ぜていく。
- 全卵を少しづつ加え、滑らかになるまで混ぜる。
- ふるった薄力粉を少しづつさっくりと混ぜ合わせていく。好みでバニラオイルを入れる
- ひとまとめにして棒状に成型。ラップをして冷凍庫へ入れ30分以上寝かせる
- 常温に20分ほど置き、5に李くらいにスライス。180度に熱したオーブンで15分焼く。
手順①: バターを室温に戻しクリーム状にして、グラニュー糖を加えながら混ぜていく。
バターだけでなく、卵も室温に戻しておくとよいでしょう。
夏場は溶けすぎに注意しましょう。
または、バターを電子レンジ200wで1分半から2分かけ、柔らかくしてもOK!
指でおして形が残る程度、溶かしすぎには注意が必要です。
ボールに柔らかくしたバターを入れ、泡だて器でクリーム用にしたらグラニュー糖を2~3回に分けて加えその都度なじむまでよく混ぜ合わせる。
手順②: 全卵を少しづつ加え、滑らかになるまで混ぜる。バニラオイルも加え混ぜていく。
溶いた全卵を2~3回に分けて少しづつ加えとの都度泡だて器を使って滑らかになるように混ぜていく。
この時バニラオイルも加えてなじむまで混ぜ合わせる。
手順③: ふるった薄力粉を少しづつさっくりと混ぜ合わせていく。
ボール一面に薄力粉を加え、ゴムベラで切るようにさっくりと混ぜ合わせていく。
ボールの側面についた粉なども全体をすくいながら切るように混ぜていく。
生地がそぼろ上になってきたらゴムベラを生地におしあてながら滑らかにしていく。
手順④: ひとまとめにして棒状に成型。ラップをして冷凍庫へ入れ30分以上寝かせる
広げたラップに生地をのせて包み込み掌で生地を直径4㎝くらいの棒状になるように伸ばしていく。
この時に生地に隙間ができないように注意する
冷蔵庫で30分~1時間以上(~半日)休ませカットする30分程度前に冷凍庫に入れる。
ちなみにアイスボックスクッキーは2週間程度冷凍保存も可能です。
その際はしっかり密封し、解凍は冷蔵庫で行いましょう。
手順⑤: 冷たいうちに5ミリくらいにスライス。180度に熱したオーブンで15分焼く。
アイスボックスクッキーの生地は柔らかくなってしまうとスライスし辛くなりますので、片目のうちにカットしたほうがきれいに切れます。
カットした生地は天板に間隔をあけて並べ時間があるようでしたらラップをかけて冷蔵庫で20分ほど冷やすと形が整います。
アイスボックスクッキーを焼いている途中に生地の表面に焼きムラができてきたら、素早く反転させましょう。
アイスボックスクッキーをおいしく作るポイント
アイスボックスクッキーをおいしく作るには何かポイントがあるのでしょうか?
インスタで紹介されているアイスボックスクッキー画像とともに、ご紹介しましょう。
- 粉はしっかりとふるう
- 卵やバターは常温に
- 捏ねずにしっかりと混ぜる
- 空気が入らないように棒状にする
- 冷蔵庫か冷凍庫でしっかりと冷やしてカットする
ポイント①: 粉はしっかりとふるう
薄力粉は袋から出した状態だと塊がたくさんある場合があります。
そのまま生地にしてしまうとだまが残ったままの生地になります。
面倒でも薄力粉や粉類はしっかりふるってから使いましょう。
ポイント②: 卵やバターは常温に
卵やバターが冷えすぎているとやはりシッカリ混ざらない原因になります。
また、分離してしまう原因にもなりますので、卵、バターは冬場は数時間前から、夏場は数十分前から冷蔵庫から出しておきましょう。
ポイント③: 捏ねずにしっかりと混ぜる
よくある失敗の原因の一つにスライスする際、生地がぼろぼろと崩れてしまうということがあります。
サクサクのクッキーはできるだけ混ぜないこともポイントですが、材料がシッカリ混ざっていなければ崩れてしまいます。
斬るようにしながら、しかししっかりと生地全体が均一の状態になることも大事なポイントです。
ポイント④: 空気が入らないように棒状にする
棒状にする際に捏ねすぎるとサクサク感が出づらくなります。
しかし、生地に空気が入ってしまうとやはりスライスの際にやはりボロボロと崩れます。
捏ねることなく、しっかりと押さえつけるように空気を追い出すことがポイントです。
そのために一度生地を平たく延ばしてから棒状にまとめていくというレシピもあります。
ポイント⑤: 冷蔵庫か冷凍庫でしっかりと冷やしてカットする
市松模様や渦巻き、動物柄などたくさんの柄があるアイスボックスクッキー。
ただしそういうクッキーは何度も生地を触ることになりますね。
生地に触る事の多いクッキーの場合はそのたびに冷蔵庫でしっかり冷やすこともアイスボックスクッキー作りのポイントです。
生地に触ることが多いとその分生地のグルテンが増え、サクサク感を出しづらくなります。
グルテンが出てしまわないよう、あまり捏ねすぎずしっかり冷やしながら行いましょう。
おすすめのクッキーレシピ本
切っても切っても同じ絵柄が出てくる金太郎あめみたいな「アイスボックスクッキー」。
基本の作り方から、立体パズル感覚で組み立てて作っていく動物柄など重要ポイントがわかりやすく解説されている初心者でも安心して挑戦できる内容になっています。
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手に入りやすい材料で大量に作ることができるアイスボックスクッキー。
アイディア次第でかわいらしくもおしゃれにもモダンにもなりそうです。
カロリーオフも可能!
季節のフルーツやナッツも取り入れて、我が家の健康志向のモーニングクッキーにもなりそうです。
賢いレシピで我が家ならではのアイスボックスクッキー作りに挑戦してみませんか?