「あいわかった」の意味とは
あいわかったは、相分かったと表記します。
あいわかったは、「よくわかったよ」という意味で使われている言葉です。
あいわかったを使用したときは、一般的にわかったと伝えるときよりも少々しっかりとした意味へ変化します。
よく勘違いされがちなのが、「はいわかった」と同じなのではないか?ということ。
「あい」を「はい」と思いがちですが音は似ていても全く違う言葉なのです。
「あいわかった」の語源
ゲームやマンガで耳にすることがある「あいわかった」ですが、語源を知らない方も多いのではないでしょうか?
実は「あいわかった」の言葉の歴史はとても古く長いものなのです。
奈良時代から「共に」という意味で「相」が使用されているのをみると、この頃から口にしていたのがわかります。
また、奈良時代の後期では万葉集の中で「相」を会うという意味で使われていました。
そして鎌倉時代に作られた古今著聞集の中では、「あひはからひて」という言葉が出てきます。
「あひ」の部分は絶対にという意味で使われているため、後に続く言葉を強調する意味で使われていました。
「あいわかった」を使う場面
「あいわかった」は昔ながらの言葉のため、丁寧言葉なのではないか? と認識してしまうこともあるかもしれませんが丁寧な言い方ではありません。
特にビジネスの場所や目上の方には使わないように気をつけましょう。
友人や家族に使う分には、侍言葉なので面白いかもしれませんね。
またドラクエやキングダムの作中のセリフでも出てくるため、ドラクエやキングダムが好きな方にはウケが良いので使ってみるのもおすすめですよ。
「あいわかった」を使った例文
すまぬ、あいわかった
相手になにかをしてもらった際に使うことができます。
現在の言葉に直すと、「申し訳ない、ありがとう」という意味になります。
あいわかった、良きに計らえ
現在の言葉に直すと、「わかった、都合いいように対応しておいて」という意味になります。
あいわかった、お任せあれ
頼みごとをされた際に気持ちよく引き受けるよ、という思いを伝えることができます。
現在の言葉に直すと、「わかった、あとのことは任せておいて」という意味になります。
「あい」の意味とその他の単語での使い方
「あい」には、後に続く言葉を強調する役わりがあります。
あいかわらずという言葉は普段よく耳にすることが多いですよね。
漢字で書くと「相変わらず」と書き、「相」は強い意味を持っています。
前と変化がないことを示したりする時に会話で使います。
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あいわかったを使ってみよう!
あいわかったの意味と歴史、実際の活用法についてご紹介しました。
ゲームや、マンガで見る「あいわかった」の言葉には、長い歴史があることがわかりました。
もともとは侍言葉だった「あいわかった」は現在ではほとんど耳にしないですが、言葉のルーツを知ると使ってみたくなりますね。
友人同士や家族で使ってみてはいかがでしょうか?