生バジルの魅力は香りのよさ
夏は鉢植えから摘み取ったバジルの香りが気持ち良い季節でもあります。
スーパーで生バジルは販売されていますから年中入手可能ではありますが、摘み取ったばかりの元気の良い生バジルのフレッシュな香りは格別です。
バジルには、鎮静作用や体の色んな機能を高めてくれる抗アレルギーや抗菌効果もあるんだとか。
小さな鉢植えをキッチンの日の当たる場所に置いて、フレッシュバジルパワーで美味しく健康なハーブ生活はじめませんか。
生バジルを使ったバジルペーストのレシピ
バジルの原産国はインドで、シソ科の植物です。
カレーにすりつぶして混ぜ込まれていたり、イタリアンではペーストにしたソースがあったりします。
こちらでは、パスタやサラダに簡単に応用できるバジルペーストのレシピをご紹介します。
- バジルを洗う
- 材料を用意する
- 材料を切る
- フードプロセッサーで混ぜる
- 保存する
では、生バジルのフレッシュな香りを楽しむペーストのレシピをみてゆきましょう。
手順①: バジルを洗う
生バジルを洗います。
柔らかい葉を選別しながら洗ってください。
ざるなどにあげて水を切って、キッチンペーパーで水分を軽く拭き取ってください。
生バジルの葉は色が黒く変色してしまいやすいので、やさしく洗ってやさしく拭きましょう。
手順②: 材料を用意する
材料は6つです。
- 生バジル・・・・50g
- オリーブ油・・・100g
- 松の実・・・・・50g
- 粉チーズ・・・・30g
- にんにく・・・・1/2個
- 塩・・・・・・・小さじ1
松の実は、カシューナッツやくるみで代用しても美味しいバジルソースができます。
粉チーズはなくても作れますし、ワインを入れるというレシピも。
お好みで胡椒などスパイスを加えるても味わい深いソースになりますよ。
手順③: 材料を切る
にんにくを粗めのみじん切りにしましょう。
フードプロセッサーで混ぜるのであまり細かく切る必要はありません。
手順④: フードプロセッサーで混ぜる
フードプロセッサーの容器に、バジル以外の材料を投入します。
フードプロセッサーのスイッチをオンにして全体が細かくペースト状になってきたら、バジルを何回かに分けて加えて混ぜます。
混ざりにくい時は、オリーブオイルを追加しても。
手順⑤: 保存する
全ての材料が細かくなってペースト状になっていたら出来上がりです。
保存瓶に入れたり、ジップロックに入れたりして、ご家庭で使いやすい方法で保存しましょう。
胡桃で手軽バジルソース(バジルペースト)
クルミでバジルソースを作るレシピがありますので、ご参照まで。
生バジルを使ったサラダレシピ
バジルペーストができたら、色んなお料理に使うことができます。
生バジルと合わせて使うと、バジルの風味がアップして見た目もおしゃれ。
こちらでは、生バジルのフレッシュな香りを楽しむことができるサラダなどご紹介します。
- カプレーゼ
- フレッシュハーブサラダ
- バジルと卵とアボガドのサラダ
- ジェノベーゼそうめん
- 焼き野菜のサラダ
では、5つのサラダをくわしく見てみましょう。
生バジルを使ったサラダレシピ①: カプレーゼ
イタリアンでは王道のサラダ、カプレーゼサラダも、フレッシュバジルがあれば本格的な味わいになります。
トマト・モッツァレラチーズ・バジルがあればOK。
オリーブオイルと塩胡椒やお好みのソースでお召し上がりください。
バジルペーストを添えて食べても美味しいですよ。
生バジルを使ったサラダレシピ②: フレッシュハーブサラダ
バジルは葉野菜やハーブとの相性がとても良いのでフレッシュハーブのサラダにおすすめです。
ルッコラ(ロケット)・紫玉ねぎ・セロリ・オリーブ・トマトなどと一緒に、シーザーサラダ風にしても美味しいです。
生バジルを使ったサラダレシピ③: バジルと卵とアボガドのサラダ
バジルは、アボガドと卵とも相性が良いハーブです。
レシピにある乾燥バジルを生バジルに換えて作る時は、みじん切りにしたりバジルペーストを少し加えると良いですよ。
たくさん入れるとバジルっぽさが気になることがありますので、少量ずつ加えてお好みのところで食べてくださいね。
生バジルを使ったサラダレシピ④: ジェノベーゼそうめん
バジルペーストを使ったジェノベーゼそうめんが、日本の夏の食卓に○。
茹でて冷した素麺に、刻んだトマトとバジルペーストとめんつゆ少々を加えて出来上がりです。
お好みで野菜をたっぷり加えてサラダ風にしたりビネガーや酢をプラスすると、食欲がない暑い夏にちょうど良いメニューにもなります。
生バジルやトマトやルッコラを添えるとイタリアン寄りに、しそやわさびや鰹のたたきなどを添えると和風にもできますよ。
生バジルを使ったサラダレシピ⑤: 焼き野菜のサラダ
アスパラ・パプリカ・なす・かぼちゃなどをグリルしたものに生バジルとバジルペーストをかけて塩胡椒で味を調えたサラダも、食べ応えのあるサラダになります。
チキンソテーとバゲットを添えるとワンプレートメニューにもなりますよ。
生バジルを使ったイタリアンレシピ
サラダにもイタリアンのレシピをご紹介していますが、こちらではバゲットやパスタなどのレシピをご紹介します。
手軽に作れるレシピや生地から作るレシピなどあります。
- ブルスケッタ
- パニーニ
- ピザマルゲリータ
- カプレーゼパスタ
- ジェノベーゼパスタ
では5つのレシピをくわしく見てゆきましょう。
生バジルを使ったイタリアンレシピ①: ブルスケッタ
ブルスケッタは、簡単に作るならぶつ切りトマトをドレッシングで和えてバゲットに乗せると出来上がる前菜です。
ドレッシングに生バジルやバジルペーストを加えたり、和える材料にチーズやオニオンなど加えるとより本格的な感じになります。
トッピングする前に、生にんにくを半分に切って、それをバゲットにこすりつけると、にんにくの風味も楽しめるブルスケッタにできますよ。
生バジルを使ったイタリアンレシピ②: パニーニ
パンにハムやチーズなど挟んで食べるのがパニーニ、つまりイタリア風サンドイッチです。
イタリアのパンと言うとチャバッタとかフォカッチャもありますが、バゲットや食パンで作ることもできます。
味の決め手はバジルです。
生バジルの葉を刻んだり散らしたりしてサンドしても良いですし、バジルペーストを使ったソースを中にトッピングしても美味しいパニーニになります。
生バジルを使ったイタリアンレシピ③: ピザマルゲリータ
ピザマルゲリータは、トマトソース・チーズ・バジルのシンプルピザのことです。
トマトソースを工夫したり、チーズを何種類か使ったり、バジルをペーストと生の両方使ったりすると、凝ったマルゲリータにすることもできます。
トマトケチャップをソースに、生地も発酵無しのクリスピータイプピザのレシピがありましたので、ご参考にしてください。
超簡単マルゲリータピザ(クリスピー)
生バジルを使ったイタリアンレシピ④: カプレーゼパスタ
カプレーゼパスタは、生バジル・トマト・モッツァレラチーズを材料にしたシンプルな冷製パスタです。
それぞれの具材が美味しいことがベストですが、もぎたての生バジルを使うだけでも美味しさがアップします。
バジルを育てたならば、ぜひ、お家でとれたてバジルを使ってお楽しみください。
生バジルを使ったイタリアンレシピ⑤: ジェノベーゼパスタ
自分で育てたバジルでバジルペーストを作ったなら、絶対食べたいのがジェノベーゼパスタです。
バジルペーストは、チキンや魚などととても相性が良いペーストです。
ペーストだけのソースに飽きたなら、具材にチキンや魚やベーコンなど加えて作るのもおすすめです。
生バジルがあるならば、生バジルを添えて食べてくださいね。
ほうれん草で作るジェノベーゼのレシピもあります。
生バジルソースがなくなってしまった時は、ほうれん草で作ってみても良いですね。
生バジルを使ったメインになるおかずレシピ
バジルはチキンや魚などメインディッシュを作る時にも使える食材なんです。
スパイス的な使い方も多いですが、いつもの調味料にバジルペーストを少し加えるだけで、ちょっと良い感じに仕上がることも。
こちらでは、生バジルやペーストを使ったメインディッシュになる・和風のメニューにも合うレシピなどご紹介します。
- 鶏むねハム
- ささみ
- アヒージョ
- 魚のソテー
- チキン
では、5つのバジルを使ったメインディッシュレシピを見てゆきましょう。
生バジルを使ったメインになるおかずレシピ①: 鶏むねハム
鶏肉を使ってハムを作る時に、刻んだ生バジルを加えたりペーストをはさんだりすると、ハーブ風味のハムを作ることができます。
鶏むねハムは作り置きもできるので、鶏むねが安い時に余分に買っておいて、ぜひ作ってみてください。
おつまみや来客時の前菜にもおすすめです。
和風が良い人は、塩を控えめに作って食べる時に刺身醤油や酢醤油と食べても美味しいですよ。
生バジルを使ったメインになるおかずレシピ②: ささみ
ささみに下味をつけてソテーする時にバジルを加えるレシピです。
こちらも、いつものソテーと違った風味が楽しめておすすめ。
夏の食欲不振な時やさっぱりした感じが欲しい時に、ささみのバジルソテーはいかがでしょう。
生バジルを使ったメインになるおかずレシピ③: アヒージョ
オイルで作る魚介鍋アヒージョに、バジルを加えて食べるメインディッシュです。
魚介とバジルは相性が良く、魚介の臭み消しにもなります。
バジルは胃腸の粘膜の維持にも効果があるハーブと言われているので、油っぽい料理を食べる時の補助食品としても良いですよ。
生バジルを使ったメインになるおかずレシピ④: 魚のソテー
あっさりした白身魚のソテーにバジルペーストの旨味がベストマッチなんです。
いつもの焼き魚やソテーも、バジルを添えると外国風料理に変身。
和風好みの人は、醤油ソースにバジルペーストや生バジルを刻んだものをパラパラっとちらして食べてみてください。
生バジルを使ったメインになるおかずレシピ⑤: チキン
バジルペーストと塩胡椒で下味をつけたチキンをソテーするレシピのご紹介です。
チキンとバジルの相性は最高ランクで、胸肉・もも肉・レッグ・手羽どれでも合います。
キャンプやBBQの持ちより漬け込みレシピとしても使えます。
アウトドアには手づかみで手羽やレッグなどおすすめです。
生バジルの上手な保存方法
できれば長く生バジルを楽しみたいですよね。
生バジルを保存する方法は、ペーストにする以外にいくつか保存方法があります。
簡単に分けると、下の4つの方法になります。
- 常温
- 冷凍
- 乾燥
- 冷蔵
常温なら、茎ごと採った生バジルを水を入れたコップで生けて保存します。
毎日水を替えて使い切りましょう。
使い切れない時は、乾燥か冷凍で保存します。
冷凍する時は、洗って水分をとった生バジルの葉を、ジップロックなどに密閉して冷凍します。
バジルを乾燥したい時は、レンチンで作ることができます。
両面1分ずつくらい、重ならないように広げてレンチンしてみてください。
レンジによって仕上がりが違いますので、様子を見つつ時間を調節しましょう。
レンチンの途中で変色しますが、乾燥で変色しているだけなので、問題なく使うことができます。
冷蔵で保存する場合は、変色しやすいので注意します。
キッチンペーパーなどで軽くつつんで、保存容器やジップロックなどに入れておきます。
バジルは冷蔵には弱いので、変色しそうなら冷凍や乾燥で保存する方が長く使えるでしょう。
洗ったり水分を拭き取ったりした時に変色したバジルは捨てましょう。
おすすめのハーブを紹介している本
ドイツ薬草学の祖であり中世ヨーロッパ最大の賢女と言われる聖ヒルデガルトの薬草学にちなんだハーブのレシピ本です。
朝ご飯・スープ・メイン・スイーツなど、コースで作れるレシピの紹介があります。
写真もきれいというレビューがありますので、ドイツの風景とハーブのレシピを楽しむならこんな一冊もおすすめです。
ハーブを絵本から学ぶ一冊です。
ハーブ初心者でも分かりやすいイラストで育て方の基本やハーブの種類やハーブの歴史に関する解説もあります。
生バジルレシピまとめ
生バジルは美味しいだけじゃなく効能もあるハーブ。
美味しいペーストを作っておけば、体にも良くて美味しいレシピを長く楽しむことができそうです。
バジルは育てやすいハーブでもありますので、小さなプランターやお庭の片隅でバジルを育てて、フレッシュな美味しさも楽しんでみてください。