出汁醤油とは
お刺身や餃子など普段の食生活で欠かすことのできない醤油ですが、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか。
減塩醬油やお刺身用醤油、濃い口しょうゆなどお醤油の種類は多岐にわたります。
最近人気があるのが出汁醤油です。
出汁醤油とは普通のお醤油といったい何が違うのでしょうか。
出汁醤油には昆布だしやかつお出汁など商品により醤油に何かしらの出汁がブレンドされています。
煮物などを作るときにも出汁醤油を使うことで料理の味が決まりやすくなします。
また出汁が入っているので、うどんやおそばなどのつゆとして使ってもとてもおいしいんですよ。
出汁醤油の材料
出汁醤油は自宅で作ることもできます。
材料は3つです。
- 醤油
- みりん
- 削り節
この3つの材料があれば自宅で出汁醤油を作ることができます。
普段あまり料理をしない方でも家にあることが多い調味料ではないでしょうか。
作るときの分量は醤油1カップ、みりん1カップ、削り節20グラムです。
出汁醤油の作り方
上の3つの材料があれば簡単に出汁醤油を作ることができますよ。
早速こちらで出汁醤油の作り方を説明していきます。
- 煮る
- 漉す
- 瓶に詰める
出汁醤油の作り方①:煮る
鍋に軽量した醤油とみりんを入れます。
まずはこの2つを煮立たせましょう。
煮立ったら一度火を止めます。
火を止めたら削り節を入れて再び煮立たせます。
削り節を入れてからの加熱時間は2分程度が目安になります。
ぷつぷつと気泡が立ち始めたら沸騰する前に火をとろ火にします。
そのまま沸騰しないように注意して30分ほど火にかけておきましょう。
出汁醤油の作り方②:漉す
丁寧に灰汁を取ってください。
あくが取れたらざるなどで漉して削り節と分けます。
この時削り節には出汁が残っています。
捨てずにご飯にかけるなどして食べるとおいしいですよ。
出汁醤油の作り方③:瓶に詰める
漉した後は粗熱が取れるまで少し置いておきます。
粗熱が取れたら瓶などに詰めましょう。
煮沸消毒などしてある瓶などの密閉容器に保存することをお勧めします。
冷蔵庫に保管しておけば手作りの出汁醤油でも1ヵ月程度は使うことができます。
多めに作って使いきれない場合には冷凍保存も可能です。
出汁醤油の基本的な使い方
出汁醤油はとても出汁がきいているためいろいろな料理に使うことのできる調味料です。
減塩醬油や刺身醤油などは普通の醤油と同様に使うことができますが出汁醤油はどうなのでしょうか。
出汁醤油はだしが決め手となる料理をとても得意とした調味料です。
釜玉うどんにかけてもおいしいですし煮物に使うのにも向いています。
料理に出汁醤油を使うことで味に奥行きを出すことができます。
また最近の出汁醤油には出汁だけでなく様々な調味料が混ざっているものも多く販売されています。
出汁以外にみりんや砂糖、お酒などが加わっていて使うだけで味が整う便利な出汁醤油もたくさんありますよ。
これらが入った出汁醤油であれば他の調味料を使うことなく料理を作ることもできるのでとても便利です。
出汁醤油とめんつゆの違い3選
出汁醤油が自宅にないという場合にはめんつゆで代用することも可能です。
では一体出汁醤油とめんつゆは何が違うのでしょうか。
3つの違いを見ていきましょう。
- 味の違い
- 使い方
- カロリーの差
出汁醤油とめんつゆの違い①:味の違い
まずめんつゆと出汁醤油では味が異なります。
塩味と甘味に差があります。
めんつゆは砂糖やみりんを多く使っているので甘みが強いのが特徴です。
出汁醤油は醤油に出汁を加えたものなので塩味が強くなっています。
使われている材料が似ていても含まれている割合が大きく変わるので味も異なります。
みりんや砂糖の入っている出汁醤油でも基本的には醤油と出汁の割合が高くなっています。
なので出汁醤油はめんつゆに比べ塩味が強く、出汁のきいたものになっています。
出汁醤油とめんつゆの違い②:使い方
出汁醤油は水などで薄めることなくそのまま料理に使うことができます。
醤油が出汁で薄められているのでそのままでもおいしく食べることができます。
しかしめんつゆは基本的に水で薄めて使う商品です。
商品によって違いますが2倍や4倍などにして使うものが多いです。
料理に甘味や照りを出したいという場合にはめんつゆを使いましょう。
塩味や出汁を聞かせたいという場合には出汁醤油を使って作るといいでしょう。
出汁醤油とめんつゆの違い③:カロリーの差
出汁醤油に比べ味の薄いめんつゆはカロリーも出汁醤油に比べると低くなっています。
商品によりカロリーは異なりますが100グラム当たりで比較すると出汁醤油は65キロカロリー前後のものが多いです。
それに対しめんつゆは40キロカロリー前後の商品が多く販売されています。
通常のお醤油も70キロカロリー程度のものが多いのでめんつゆはカロリーを抑えることができます。
出汁醤油を使った煮物レシピ3選
和食の定番である煮物も出汁醤油を使うことでとてもおいしく作ることができます。
出汁醤油を使った簡単にできる煮物を3つご紹介します。
- かぼちゃの煮物
- 牛すじ煮込み
- 手羽中の煮物
出汁醤油を使った煮物レシピ①:かぼちゃの煮物
甘くておいしいかぼちゃの煮物も出汁醤油で簡単に作ることができます。
材料はかぼちゃ、出汁醤油、砂糖のみです。
鍋に水、出汁醤油、砂糖、切ったカボチャを入れます。
キッチンペーパーなどで落し蓋をして煮込みましょう。
残った煮汁は食べる直前にふたをしないで煮詰めてください。
シンプルな材料で簡単に作ることができます。
出汁醤油を使った煮物レシピ②:牛すじ煮込み
難しいイメージの牛すじ煮込みも出汁醤油があれば簡単に作ることができますよ。
一緒に卵を入れるのもおいしくておすすめです。
まずはたっぷりの沸騰したお湯にスライスしたショウガと牛すじを入れて下茹でします。
出汁醤油、お酒、お水を入れた鍋で牛すじを煮込んでいきましょう。
圧力なべを使うと20分くらいで完成します。
出汁醤油を使った煮物レシピ③:手羽中の煮物
最初に手羽中に焼き目をつけておきましょう。
このひと手間で香ばしさが出て余分な脂も落ちるのでより一層おいしく作ることができます。
鍋に大根、焼けた手羽中、出汁醤油、砂糖、ショウガを入れて落し蓋をして煮込んでいきます。
20分ほど煮込めば完成です。
スーパーで買えるおすすめ出汁醤油3選
出汁醤油はスーパーで購入することもできますよ。
ここではスーパーで販売されているおすすめの出汁醤油をご紹介します。
近くのスーパーで取り扱いがあるかぜひ見てみてくださいね。
- キッコーマン いつでも新鮮あごだししょうゆ 330ml
- ヤマサ 鮮度生活 北海道昆布しょうゆ 200ml
- 寺岡家 たまごにかけるお醤油
スーパーで買えるおすすめ出汁醤油①:キッコーマン いつでも新鮮あごだししょうゆ 330ml
あご出汁は最近とても流行っていますよね。
お醤油の定番メーカーであるキッコーマンからのあごだししょうゆが販売されています。
価格も340円ととてもお手頃なのでとりあえず試してみたいという方にもおすすめの商品です。
出汁には国産の焼きあごを100%利用しています。
化学調味料も無添加なので安心して使うことができます。
食塩分も25%もカットされていますよ。
スーパーで買えるおすすめ出汁醤油②:ヤマサ 鮮度生活 北海道昆布しょうゆ 200ml
こちらも大手のヤマサから出ている出汁醤油です。
出汁醤油では定番の昆布だしを使用しています。
食塩分は減塩醬油と同等に100グラムあたり9グラムまでカットされています。
開封後も常温保存で90日間鮮度が保たれるソフトボトルを採用しているのであまり頻繁に使わない方でも安心です。
昆布だしがきいているので減塩でも物足りなさを感じることなく使うことができるでしょう。
スーパーで買えるおすすめ出汁醤油③:寺岡家 たまごにかけるお醤油
こちらの商品はたまごかけご飯によく合うように作られている少し甘めの出汁醤油です。
カツオ、昆布、牡蠣の出汁が使われています。
たまごかけご飯以外にもうどんやチャーハンなどに使ってもおいしいです。
化学調味料や合成保存料は一切使われていませんよ。
簡単プロの味!おすすめの出汁醤油
インスタグラムで人気の高いレシピアカウントから作られた出汁醤油です。
砂糖、塩、みりん、出汁、醤油が絶妙なバランスでブレンドされていて料理においしさをプラスしてくれます。
保存料、着色料、化学調味料は使っていないので小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使うことができます。
この出汁醤油があればお料理に使うだけでプロの味に近づくことができます。
インスタグラムの公式アカウントではこの出汁醤油を使った簡単に作ることのできるレシピも多数紹介されています。
普段料理をしている方にももちろんおすすめですがあまりしないという方も食材にかけるだけでおいしくなるのでぜひ試してみてください。
出汁醤油を使おう
出汁醤油を使うことで料理の味にコクや深みを出すこともできます。
また出汁醤油でプロの味に近づけることもできるのでぜひ持っておきたい調味料のひとつです。
カツオ出汁や昆布だし、あご出汁など様々な種類の出汁醤油が売っているのでお好みのものを見つけて食べ比べるのも楽しいでしょう。