ヘッドドレスの種類
ヘッドドレスと一口で言っても、色々な種類があります。
代表的なものをご紹介します。
- ティアラ
- ヘアビジュー
- カチューシャ
- トーク帽
- ボンネ
- ミニハット
- ヘッドコサージュ
ヘッドドレス①:ティアラ
こちらの商品は、サイズが横11cm×高さ4.5cm、正規品のスワロフスキークリスタルとシルバーコーティングの真鍮でできています。
花嫁の髪を飾るものとして憧れる人も多いのがティアラ。
これほど格調高く女性の存在感を引き上げてくれるヘッドドレスはありません。
結婚式で身につけるなら絶対にティアラがいい、と考えている人も多いことでしょう。
記念日を彩るアクセサリーにふさわしいヘッドドレスです。
ヘッドドレス②:ヘアビジュー
ビジューというのは、フランス語で「宝石、装身具」という意味の言葉です。
宝石や貴金属の細工物や装身具全般のことを指します。
ヘアビジューとは、簡単に言えば「髪飾り」という意味ですが、宝石をあしらったものなど華やかなきらめきを感じさせる言葉です。
シルバーやゴールドにビーズやクリスタル、パールをあしらった華のあるデザインのヘッドドレスが多く見られます。
ヘッドドレス③:カチューシャ
ヘアアクセサリーとしておなじみのカチューシャも、ボリュームのあるタイプを選べば立派なヘッドドレスになります。
こちらのビッグリボンはシンプルなサテンのレイヤードで上品な雰囲気。
フォーマルにも普段にも合わせやすく、子どもも大人も使える応用範囲の広さが魅力です。
ヘッドドレス④:トーク帽
身につける女性を一気にドラマティックな姿に変えてしまうのがトーク帽です。
特にチュールレースや羽があしらわれたものは、外国映画の女優のような雰囲気を演出する魔法のアクセサリー。
ミステリアスな表情が加わり、女性の表情がつい気になってしまいます。
周囲の人の視線を集めるヘッドドレスです。
ヘッドドレス⑤:ボンネ
ボンネは、まとめ髪に合わせることの多いヘッドドレスです。
髪の毛の土台部分と結い上げてまとめた部分の境目につけて、ブライダルベールを止めたりする場合もあります。
美しく結い上げた髪を端正に彩るヘッドドレスです。
ヘッドドレス⑥:ミニハット
特にゴスロリファッションの愛好者の間ではポピュラーなのがミニハットです。
ハロウィンの時期には、100均でもミニハットをモチーフにしたカチューシャをよく見かけますよね。
ミニハットには独特の可愛らしさとコケティッシュな雰囲気があり、上品ながらアクティブな印象を作ってくれるヘッドドレスです。
ヘッドドレス⑦:ヘッドコサージュ
ドレスだけでなく浴衣にも似合うのがコサージュです。
こちらの商品のようにクリップタイプのものが使いやすくおススメです。
ヘアの手直しの際もすぐに付け替えができますし、洋服や着物、バッグにも手軽につけられるヘッドドレスです。
重ねてつければボリュームアップも自在ですし、色の組み合わせを変えて楽しむこともできます。
ヘッドドレス作りに使う材料・道具
必ずしも毎回これらの道具すべてを使うわけではありませんが、ヘッドドレスに使われる材料や道具には以下のようなものがあります。
- ビーズ
- レース
- リボン
- チュール
- 造花
- ペンチ
- フローラテープ
- アクセサリーワイヤー
材料・道具①:ビーズ
ヘッドドレスに幅広く使われる素材として最初に思い浮かぶのはビーズでしょう。
ビーズは、アクセサリーに輝きを加えてくれる大切な存在です。
特にパールは他に代わるもののない質感で女性の魅力を倍増させてくれます。
スワロフスキークリスタルや天然石、木や金属に至るまであらゆる素材のビーズがあります。
材料・道具②:レース
ヘッドドレスによく使われる素材としておなじみのレースですが、色や形はバリエーションに富んでいます。
今回ご紹介したのは「モチーフレース」と呼ばれる花やリボンなどの刺繍モチーフです。
リボン状のものや布状のものなど大きさや模様もさまざまな種類があります。
高級なレースには立体感があり、その繊細な美しさが女性の柔らかな雰囲気を包み込んでくれます。
女性らしい装いをより一層際立たせるために使いたい素材です。
材料・道具③:リボン
ヘッドドレスに非常によく用いられる素材の一つがリボンです。
サテンリボンやグログランリボンがよく使われます。
メーカーにより素材や厚み・色や張り具合も全く違います。
可能ならサンプルを取り寄せて質感を確かめることをおすすめします。
材料・道具④:チュール
チュールはレースの1種ではありますが、独特のハリ感があり、軽い素材でありながらボリュームが出せるところが魅力です。
チュールレースを重ねたスカートは、大人も子供もすっかり定番として身につけていますよね。
アクセサリーの素材としても優秀で、チュールレースのギャザーが生む華やかさが好まれヘッドドレスや花嫁のベールによく用いられています。
材料・道具⑤:造花
造花もヘッドドレスによく使われる素材の一つです。
花の部分のみ利用することも多いため、茎や葉がなく花のみで販売されている商品もあります。
手近なところでは100円ショップで購入することもできますが、メーカーにより素材も形も様々で作品の仕上がりは大きく異なります。
できるだけ質の良い造花を使うのがおすすめです。
材料・道具⑥:ペンチ
こちらの商品は、ビーズ用に必要な3点が揃った便利なセットです。
同じようなセットがある中でこちらをおすすめする理由は、それぞれ持ち手の色が違うから。
道具の先の形の違いを一瞬で見分けるのは難しいので、持ち手の色が違うと区別しやすいです。
ヘッドドレスの作り方の中でも細かな作業に使うので、できるだけイライラしないで済むように使いやすい道具を準備しましょう。
材料・道具⑦:フローラテープ
こちらの商品は、フローラテープでよく使われる色のセットです。
メーカーによってテープの厚さや質感に違いがありますので、お好みのものを見つけましょう。
ヘッドドレスの作り方によって色や幅など作品にふさわしいものを選びましょう。
100円ショップでも、緑などは販売されています。
材料・道具⑧:ワイヤー
作る作品や作り方に合わせてさまざまに選ぶ必要があるのがワイヤーです。
ご紹介した商品はごく一般的なビーズ用です。
例えば造花を使ったヘッドドレスを作るなら、あらかじめフローラテープが巻かれ切りそろえられた商品が便利です。
アクセサリー用としては、ナイロンでコーティングされハリのあるタイプのものもあります。
色や素材、太さも豊富にそろっていますので目的に合ったものを選びましょう。
花冠タイプのヘッドドレスの作り方
花冠タイプのヘッドドレスは、発表会やパーティーなど出番の多いヘッドドレスではないでしょうか。
材料はこちらです。
- 24番ワイヤー(デザインワイヤーでも可)
- フローラルテープ(マスキングテープでも可)
- リボン(36㎜、細いリボンの2倍以上の幅のあるもの)
- リボン(12㎜)
- 造花(今回はミニバラ1束、ジャスミン1束、ラナンキュラス3束)
- プリザーブドフラワー(カスミ草)
必要な道具はこちらです。
- ワイヤーカッター(太いワイヤー用、ニッパーでも可)
- ハサミ(細いワイヤー用、キッチンばさみでも可)
- ハサミ(リボン用)
- グルーガン(中温タイプ)
では、作り方をご紹介します。
- 土台を作る
- 造花のカットとアレンジ決め
- 接着する
手順①:土台を作る
作り方に入る前に、花冠を身につける人の頭の大きさを測っておきます。
リボン、ワイヤー、フローラテープとはさみを準備し、グルーガンを温めます。
この状態で作り方動画の3分30秒あたりから見るといいです。
リボンとワイヤーを必要な長さにカットしたら作り方開始です。
手順②:造花のカットとアレンジ決め
造花はすべてお花の部分だけ切り落として使います。
茎のどのあたりで切るのがいいか、作り方動画をよく見てチェックしてください。
画面では見づらいですが、プリザーブドフラワーのカスミ草もカットしています。
すべてカットしたら土台の周りに並べてアレンジを決定します。
手順③:接着する
接着する順番にポイントがあるので作り方動画をよく見て作業を始めましょう。
メインのお花から接着して、最後にカスミ草なんですね。
裏側の演出も怠らないのがさすがプロ!と思ったポイントです。
カチューシャを使ったヘッドドレスの作り方
カチューシャで作るヘッドドレスは準備するものが少ないため、とっても気軽に作れます。
材料はこちらです。
- カチューシャ
- 造花(ラナンキュラス2色、ほか小さめの花2~3種)
必要な道具はこちらです。
- ハサミ
- グルーガン
では、作り方をご紹介します。
- 材料をカットする
- アレンジを決める
- 接着する
手順①:材料をカットする
こちらの作り方動画では省略されていますが、最初に必要なのは造花のカットです。
カチューシャのようなツルっとした面に接着する際は、できるだけ茎を短く水平に切り落とすのがポイントになります。
カチューシャが見えない方がよいので、作り方動画のようにサイドに葉をあしらって隠すのがおススメです。
手順②:アレンジを決める
接着に入る前に、一度カチューシャの周りにお花を置いてアレンジを考えてみましょう。
大きめの花から配置を決めていくとバランスがよくなります。
サイドに大きめの花を置くと頭の両サイドにボリュームが出てしまうので、大きめの花はカチューシャの真ん中3分の1程度の範囲に収めるとよいでしょう。
手順③:接着する
作り方ですが、大きな花からグルーガンで接着していきます。
お花の向きをすべて同じにせず、少しずつちがう方向を向けて接着するのがポイントです。
一通りお花をつけてから、すき間を細かな花や葉で埋めていきます。
側面から見ても美しいヘッドドレスになるよう、立体的な配置を意識しましょう。
つまみ細工を使った和装ヘッドドレスの作り方
七五三の時などお子さんに作ってあげてもいいですね。
材料はこちらです。
- 貼れる布(ちりめん)
- フェイクレザー
- かんざし
- ビーズ(直径3ミリ程度)
- タッセル付きキーホルダー(タッセルのみ利用)
- アクセサリー用ワイヤー(太めのもの)
必要な道具はこちらです。
- ピンセット
- ペンチ(先の細いもの二つ、タッセルを外すため使う)
- 木工用ボンド
- グルーガン
- ハサミ
では、作り方をご紹介します。
- つまみ細工のパーツを作る
- お花を作る
- タッセルを接着する
手順①:つまみ細工のパーツを作る
つまみ細工というと職人さんが作るものというイメージがありますが、自分でも作れます。
少し細かい作り方になりますが、作り方動画をご覧いただければハンドメイドが好きな方には特に難しくない作り方だと思います。
カットした生地の不要な部分を切り落とし各パーツの形を作っていく作り方です。
手順②:お花を作る
作り方動画のとおり、用意したかんざしにパーツを貼り付けていくことでお花の形を作ります。
この作業の前に、準備したビーズ5個をテグスか糸で丸くしたものを一つ作っておきます。
手順③:タッセルを接着する
タッセルはキーホルダーから外しますが、外す要領は作り方動画をみてください。
この時先の細いペンチが2つあると便利です。
外したタッセルのパーツに、丸かんの代わりにビーズ用のワイヤーを通してかんざしの裏に接着します。
これでつまみ細工を使った和装ヘッドドレスの作り方は終了です。
スワロフスキーを使ったティアラヘッドドレスの作り方
独特の輝きを放つスワロフスキークリスタルは、キラキラ好きの心をくすぐるアイテム。
今回ご紹介する作り方動画では100円均一のプラスチックビーズを使っていますが、基本的な作り方は同じなのでぜひ材料を変えて作ってみてください。
材料はこちらです。
- 青4mm×74
- 青8mm×18
- パール4mm×42
- パール6mm×39
- パール10mm×1
- アクセサリーワイヤー
必要な道具はこちらです。
- テープ(ワイヤーからのビーズの抜け防止用)
- ニッパー
- ラジオペンチ
では、作り方をご紹介します。
- 土台を作る
- 正面の大きめループ部分を作る
- ループを横切る部分を作る
- 頂上部分を作り、これまでの作業を逆から繰り返す
- 別のワイヤーで第2・第3のループを作り仕上げる
手順①:土台を作る
ワイヤーを必要な長さにカットし、片方の端にテープを貼ってビーズの抜けを防止します。
作り方動画をよく見て、土台になるビーズを順番を間違えないように通していきます。
手順②:正面の大きめループ部分を作る
次に作るのは、正面から見た時に左にある大きなループ部分です。
こちらも作り方動画のとおり決められた数のビーズを順番通り通していきます。
最後は土台の決められた位置に巻き付けてとめます。
作り方動画をよく見て位置を間違えないようにしましょう。
手順③:ループを横切る部分を作る
続いての作り方は、先ほど作ったループを横切るように中心に向かう部分を作るところです。
こちらも決められた数のビーズを順番通り通していきます。
最後は土台の決められた位置に巻き付けてとめます。
手順④:頂上部分を作り、これまでの作業を逆から繰り返す
中央の一番高い部分、最も大きなビーズを通す部分を作ります。
そのあとはこれまでの作業を逆から順に繰り返します。
作り方動画があると不安なときは何度も見て確認できるから便利ですよね。
手順⑤:別のワイヤーで第2・第3のループを作り仕上げる
新しいワイヤーをカットして土台中央の青ビーズに通し、左右のループの半分程度の高さで幅を広くしたループを作ります。
作り方動画でワイヤーをカットする大体の長さを確認しましょう。
一度土台にワイヤーを巻き付けてから小さなループを作り、最後は2から3回土台にワイヤーを巻き付けて切り、ペンチで安全につぶしておきます。
この作業を左右両側で行って作り方は終了です。
トレンドのヘッドドレス
現在人気を集めているのはどんなヘッドドレスなのでしょうか。
- 透明感のあるお花モチーフ
- ナチュラルテイストの花冠
- レースとリボンのカワイイ系
- ビーズとワイヤーの小枝風
- ボリューミーなヘッドコサージュ
トレンドのヘッドドレス①:透明感のあるお花モチーフ
このお花の素材は不明ですが、花びらの一枚一枚が薄く繊細にきらめいていて、思わず見入ってしまいます。
透明なので派手さはないのですが、ツヤツヤの素材感とはかなげで上品な雰囲気はフォーマルな席にもぴったり。
お洋服を選ばないデザインで、洋装にも和装にもカジュアルにもきちんとした席にもアレンジできます。
どんな作り方をするとこういうお花ができるのか、興味をそそられます。
非常に使い勝手のいい、応用のきくヘッドドレスです。
トレンドのヘッドドレス②:ナチュラルテイストの花冠
大草原に咲き乱れる花を集めたような、ナチュラル感いっぱいのボリュームある花冠です。
屋外の緑に囲まれた場所でのパーティーでは特に目をひくことでしょう。
身につける女性のカジュアルで気取らない雰囲気を引き立ててくれるヘッドドレスです。
トレンドのヘッドドレス③:レースとリボンのカワイイ系
根強い人気があるのがレースとリボンをふんだんにあしらったデザインのヘッドドレス。
お姫様に憧れる子供たちや、ロリータファッションを楽しむ人たちに人気です。
いつの時代もレースやリボンは女性の心をときめかせてくれます。
身につけるだけで女の子気分をグッと盛り上げてくれるヘッドドレスです。
トレンドのヘッドドレス④:ビーズとワイヤーの小枝風
ここ数年人気なのが、細いワイヤーでビーズを小枝のように編んだヘッドドレスです。
ワイヤーなので形も変えられますし、髪に停める場所も自由自在。
ヘアスタイルに合わせたスタイリングが可能な、非常に使い勝手のよいヘッドドレスです。
トレンドのヘッドドレス⑤:ボリューミーなヘッドコサージュ
ドレスに合わせて身につけたい、たくさんのお花を集めたヘッドドレスです。
特にウェディングでは、美しいお花をあしらうのが王道ですね。
花の種類や色、ボリューム感などを組み合わせ次第で色々楽しめて選択肢がたくさんあるのが魅力です。
作り方も覚えてしまえば簡単ですから、お友達のウェディング用に作ってあげてもいいですよね。
最近はボリューミーなやタイプやディズニーのラプンツェル風にたくさんのお花をアレンジするなどの方法も人気です。
ヘッドドレスは結婚式以外にもおすすめ
ヘッドドレスは素敵だけど結婚式以外にはつけられないよね、と思っていませんか?
色や素材にカジュアルなものを選んだり、フォーマルな雰囲気のものをジーンズに組み合わせたりして普段からもっと身につけてみましょう。
例えばチュール付きの上品なトーク帽風ヘッドドレスなら、お洋服だけでなく着物を着た時にも似合います。
トーク帽は小さな円筒形の帽子で、日本の皇族方や外国の上流階級の人々が身につけることも多いもの。
これをモチーフにしたヘッドドレスは、コーディネートにフォーマルな雰囲気をプラスし、装いをワンランクアップしてくれる優れものです。
お洋服や着物のデザインが派手めでも、全体を上品にまとめてくれます。
観劇やライブなど、非日常を味わう時にぜひチャレンジしたいヘッドドレスです。
ネットで買えるおすすめのヘッドドレス
こちらはワイヤー入りのフリーサイズでお子さんにもお使いいただけます。
お値段もお手頃で、思い立った時に気軽に購入できますよね。
レビューにはお子さんの記念写真が投稿されており、どれも非常に可愛らしいです。
レビューに投稿したくなるほどお子さんを可愛らしく引き立ててくれるヘッドドレスがこんなにリーズナブルに手に入るなんて嬉しい限り。
外径約20㎝、内径約17㎝ですので大人でも十分な大きさです。
ヘッドドレスをもっと楽しもう!
ここ数年はヘアバンドやヘッドドレスなど、頭回りのファッションアイテムの選択肢が増えてきました。
洋服を数多くそろえるのではなく、ヘッドドレスなどの小物でアレンジしておしゃれを楽しみたいと考える人が増えているようです。
ヘッドドレスを身につけて楽しむことは、女性としての装いを楽しむことですよね。
とても簡単な作り方のヘッドドレスから手のかかる作り方のヘッドドレスまで色々ご紹介しましたが、お気に入りの作り方を見つけて個性を生かしたおしゃれを楽しみましょう!