2歳4ヵ月の子供の特徴
2歳4ヶ月の子供には、次のような特徴があります。
- 大人の真似をする
- 他の同年代の子供に興味を持つ
- 2語文が話せる、簡単な会話ができる
- 走れるようになる
- 着替えや食事が自分でできる
随分しっかりしてくるんですね。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
特徴①:大人の真似をする
子供は、生まれた時から大人の真似をして色んな能力を身に付けるものなのですが、2歳4ヶ月になると、もっともっと真似をするようになります。
親御さんの生活、保育園や幼稚園の先生の仕事を真似るようになり、遊びも、おままごとや親御さんのお仕事の真似といった、ごっこ遊びが出来るようにになります。
特徴②:他の同年代の子供に興味を持つ
2歳4ヶ月になると、他の子供に関心を持ち始めます。
しかし、まだ子供同士で一緒に遊ぶことは出来ません。
公園にいる子供の様子を見ていたり、また、何となく近づいて、同じような遊びを横でしていたり、と言う感じです。
2歳4ヶ月だとまだ、自分の近くに他人がいても気にしなくなる、という程度なのです。
2歳半頃から、本格的に母子分離が始まりますから、その始まりと言えますね。
特徴③:2語文が話せる、簡単な会話ができる
2歳4ヶ月ともなると、簡単な会話が成り立つようになります。
2歳の1年間は、言葉の発達が一番著しい時期で、2歳になるとすぐ、2語文が出てきますね。
2語文とは、「わんわん、きた。」のように、2つの言葉を組み合わせて文章になっているものを指します。
周りの大人や子供達からどんどん言葉を吸収して、語彙もどんどん増えていきますよ。
特徴④:走れるようになる
2歳4ヶ月になると、しっかり歩けるようになり、今度は走れるようになります。
2歳になると、運動機能が飛躍的に成長するんです。
走れるようになる分、子供を追いかけることも大変になりますね。
勝手に走り出して、事故に繋がる心配も出て来る頃です。
特徴⑤:着替えや食事が自分でできる
2歳4ヶ月になると手先も器用になり、着替えも食事も1人で出来るようになります。
スプーンやフォークを自分で持って、しっかり使えますし、早い子なら、お箸を使い始める子供も出てきます。
着替えに関しても、靴、靴下、パジャマの脱着を自分でするようになります。
ボタンはまだ難しい場合がありますが、マジックテープなら、自分で止められますよ。
しかし、なかなかうまく出来なくて、悔しい思いを経験していくのも2歳4ヶ月ですね。
2歳4ヵ月の子供の体格目安
では、2歳4ヶ月の子供の体格は、どんなものでしょうか。
身長
2歳4ヶ月なら、男の子は88.3cm、女の子は87.1cmが平均です。
ずいぶん大きくなりましたね、また、この年齢でも男女差がしっかり現れているのも分りますね。
0才の時と比べると、随分緩やかになりますが、男の子も女の子も、2歳の1年間に8cm程、背が伸びますよ。
体重
2歳4ヶ月の男の子の平均体重は、12.07kg、女の子は11.55kg、体重にも男女差がしっかり現れていますね。
いずれにしても、産まれた時の体重を3kgとすると、約4倍重くなってるんです。
2歳の1年間は、男の子も女の子も2~3kg増える程度です。
0才の1年間はだいたい6kg程度、1歳の1年間には2kg程度増えますから、体重はそれ程増えないんですね。
2歳4ヵ月の子育てのコツ
成長著しくうれしい反面、イヤイヤ期真っ最中で大変な2歳4ヶ月。
では、2歳4ヶ月の子供を育てるコツを紹介しましょう。
コツ①:叱る時は、言葉で説明をする
2歳4ヶ月の子供を叱る時は、どうしていけないのか、理由も言葉で伝えましょう。
2歳4ヶ月にもなると、理解できる言葉の数がかなり増え、理屈も少しわかるようになっているのです。
例えば、「お箸を持って走ったら、転んで大ケガするよ!」という言い方で伝えるのです。
言葉だけで、してはいけない事が理解できるって、すごいですよね。
コツ②:子供に共感する
子供に接する時は、常に、子供の気持ちに共感しながら接するようにしましょう。
2歳4ヶ月はイヤイヤ期真っ盛りで、何でも自分でやりたがり、「イヤイヤ!」ばかり言うので、親御さんも焦ったり、つい怒ったりしますよね。
しかし、イヤイヤ期は自立のための大切な成長過程、頭ごなしに怒ってしまったりしたら、逆効果になる事が殆どです。
まずは「今、イヤイヤ期なんだ。」と理解してあげましょう。
親御さんの気持ちが楽になると、子供も安心できますよ。
2歳4ヵ月で始めるトイレトレーニングのポイント
2歳4ヶ月となると、トイレトレーニング真っ最中の子供が多いですね。
成功のポイントを紹介しましょう。
- トイレに興味を持たせる
- 大人が焦らないこと
実は、イヤイヤ期はトイレトレーニングの絶好のチャンスなのです。
トレーニング開始から1~2週間で完了する子供も多いんですよ。
ポイント①:トイレに興味を持たせる
まず、子供にトイレに興味を持ってもらいましょう。
トイレに関する絵本を読み聞かせるのが効果的ですね。
また、トイレ用のおもちゃを置いたり、壁にかわいらしいシールを貼ったりして、トイレの中を楽しい雰囲気にしてあげましょう。
しかし、楽しすぎると子供が遊んで無茶苦茶にしてしまうのでほどほどにして下さいね。
上手に出来たらご褒美シールを貼る、などすると、子供のモチベーションが上がりますよ。
ポイント②:大人が焦らないこと
「うまく行かない。」と大人が焦らないようにしましょう。
たった1回でトイレトレーニングを卒業できる子はいません。
トイレに行くのを無理強いしたり、失敗を叱責する事は絶対にいけません。
必ずできるようになる、と、おおらかな気持ちで構えましょう。
発達に不安を感じたとき
2歳4ヶ月になると、個人差も出て来ますね。
言葉が遅いのではないか、とか、ひどいこだわりがあって親御さんも困り果てているとか、手先が不器用ではないか、とか。
もし、発達に不安を感じたら、遠慮なく専門家に相談しましょう。
かかりつけの小児科のお医者さん、保健センターの相談室、普段お世話になっている保育士さんなどが良いですよ。
おすすめの子育て本
2歳児の子育てについて、おススメの本を紹介しましょう。
「イヤイヤ期」に特化して、子育てのコツを紹介している本です。
子供との接し方だけでなく、心身の発達、暮らし方についても解説していますよ。
子供が2歳を迎える頃になったら、一読したい本ですね。
2歳4ヶ月、おおらかに比べない子育てを
2歳の1年間は、成長に喜びを感じさせてくれる反面、イヤイヤ期に大切なしつけ、本当に大変な時期ですね。
2歳4ヶ月ともなると、子供同士の交流の機会も増え、親御さんも比べてしまいがちです。
しかし、決して焦らないでください。
子供の成長には個性があり、なかなかできなかった事が、ある日突然、出来るようになるなんてこともあるのです。
情報や周りの人に振り回されず、我が子を見て、おおらかに構えて下さい。