ピーマンは栄養たっぷりで彩りもきれい
ピーマンの深い緑色は見た目だけでも栄養価が高そうに見えますよね。
そのため子ども達に「ピーマンは栄養があるから食べなさい。」
というお母さんは多いのではないでしょうか?
しかし実際どんな栄養が含まれているかご存知ですか?
子どもから聞かれ答えられなければ、ますます食べなくなってしまうかもしれません。
ここはしっかり押さえておきたいですね。
ではピーマンに含まれている栄養素を紹介します。
- ビタミンC
- β−カロテン
- ビタミンE
- クエルシトリン
それぞれどう言った働きがあるのか見ていきましょう。
ピーマンに含まれている栄養素①:ビタミンC
ビタミンCはよく耳にする栄養素ですね。
美肌につながるコラーゲンの生成や風邪を引きにくくするための免疫力アップという大切な役割があります。
ピーマンに含まれている栄養素②:β−カロテン
β−カロテンには抗酸化作用があり体や血管の老化、また肌あれ、シミ、シワなどを防いでくれます。
女性には嬉しい栄養素ですね。
β−カロテンはピーマン以外にもブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
ピーマンに含まれている栄養素③:ビタミンE
ビタミンC同様、免疫機能を高めてくれるため風邪を引きにくい体にしてくれます。
また血管を広げる働きもあるため血管が詰まったり、固まるのを防ぎます。
ピーマンに含まれている栄養素④:クエルシトリン
ピーマンが嫌われる原因を作っているのがこのクエルシトリン。
クエルシトリンとピーマンの香気が加わると苦味に変化します。
効果としては血圧を下げる、抗うつ作用などがあります。
嫌われがちなピーマンですが栄養面で考えると積極的にとっておきたい食材ですね。
生命力を感じる深い緑色のピーマンを加えることで彩りも綺麗になります。
ピーマンの苦みを減らす方法
栄養満点のピーマンですがなぜ人気がないかと言うとほとんどの人が「苦い。」
と答えるのではないでしょうか?
この苦味を消す方法があればレシピも増えますしお弁当に入れる一品にもなりますよね。
そこでピーマンの苦味を減らす方法を紹介します。
- ヘタを確認する
- 切り方を変える
- 油通しする
では詳しく見ていきましょう。
苦味を減らすポイント①:ヘタを確認する
お店で食品を買う時腐っていないかや卵なら割れていないかなどチェックしますよね。
これらのことは多くの人がしていると思います。
ところでチェックする際にその食品が食べ頃かどうか知る方法があるのをご存知ですか?
ピーマンの場合はヘタの形によって苦味に違いがあります。
ピーマンを買う時はヘタが六角形のものを選ぶようにしましょう。
ヘタなんて気にしたことないという人がほとんどだと思いますがピーマンのヘタには五角形と六角形があります。
一般的に六角形の方が甘いと言われています。
次回購入する際に注意して見てみて下さい。
苦味を減らすポイント②:切り方を変える
皆さん、ピーマンを切る時、切り方を意識していますか?
子どもがピーマン嫌いだからといって横に短く切っていませんか?
実は苦味を減らすポイントの一つに「切り方」も関係しているんです。
苦味を減らすためにはピーマンの繊維に沿って切ること。
ピーマンは繊維が縦に沿っているため縦に切ることをおすすめします。
横に切ると繊維が壊れて苦味が強くなります。
苦味を減らすポイント③:油通しする
ピーマンの苦味の原因はクエルシトリンという成分です。
このクエルシトリンは油に溶ける性質を持っているので調理する前に油通しすると苦味は軽減します。
ただ油通しはあまり一般的ではなく時間もかかるためおすすめしません。
お弁当にもピッタリなピーマンレシピ
ピーマンの苦味が軽減する方法がわかったらもちろんお弁当にも入れたいですよね。
そこでお弁当に合うピーマンレシピを紹介します。
- お弁当にぴったりやみつきピーマンレシピ
- お弁当にぴったりピーマンとツナの中華炒めレシピ
- お弁当にぴったりピーマンの洋風きんぴらレシピ
- お弁当にぴったりピーマンと豚の味噌炒めレシピ
- お弁当にぴったりピーマンのカレー炒めレシピ
では具体的に見ていきましょう。
ピーマンレシピ①:お弁当にぴったりやみつきピーマンレシピ
ピーマンだけなのにこんなにもおいしいの?
と驚くレシピです。
材料はピーマン4個、ごま油大さじ1/2、ポン酢大さじ1/2、白ゴマ適量、鰹節ふたつかみ。
ピーマンを薄切りにし、ごま油をフライパンに敷いてピーマンを炒めます。
ポン酢で味を整え最後に鰹節と白ゴマを絡め完成です。
簡単にできる上にとてもおいしいので試してみてください。
ピーマンはシャキシャキした食感が残る程度に炒めると美味しいです。
ピーマンレシピ②:お弁当にぴったりピーマンとツナの中華炒めレシピ
ピーマンとツナの相性がバッチリな中華炒めレシピです。
材料はピーマン5個、ツナ缶1缶、A( 酒大さじ1、醤油小さじ1、オイスターソース小さじ1、生姜チューブ2 ㎝弱、鶏がらスープの素小さじ1/2)、黒胡椒適量。
ピーマンは縦に千切りにします。
ツナ缶の油をフライパンに入れピーマンを炒めましょう。
ピーマンに火が通ったらツナとAを加えて炒めます。
最後に黒胡椒を振って完成。
ツナ缶が入っているのでピーマンが嫌いな子供でも美味しく食べれそうですね。
ピーマンレシピ③:お弁当にぴったりピーマンの洋風きんぴらレシピ
彩りが綺麗な洋風きんぴらレシピです。
材料はピーマン3個、人参1/3本、卵2個、A(ケチャップ大さじ1と1/2、醤油小さじ1、酒小さじ1、砂糖少々)ごま油
ピーマンと人参を細切りにしてごま油で炒めます。
火が通ったらAを入れ味を染み込ませましょう。
最後に卵を入れ炒めたら完成。
とても簡単にできるので忙しい朝にもおすすめです。
ピーマンレシピ④:お弁当にぴったりピーマンと豚の味噌炒めレシピ
材料は豚バラの薄切り200 g、ナス1袋、ピーマン1袋、にんにくと生姜各1かけ、長ネギ適量、サラダ油大さじ2
A 味噌大さじ2 、砂糖・醤油・みりん・酒各大さじ1
ナスとピーマンは乱切りにします。
ナスは乱切りにした後水にさらしましょう。
豚バラ1口サイズに切りにんにくと生姜は薄切りにします。
サラダ油を敷いたフライパンにニンニクと生姜、粗みじん切りした長ネギを入れ炒めます。
次に豚バラを加えさらに炒めましょう。
豚バラにある程度火が通ったらナスを加え炒めます。
Aと水100ccを加え煮立て、煮詰まったら最後にピーマンを加え完成。
しっかりメインのおかずになるので夕食におすすめです。
ピーマンレシピ⑤:お弁当にぴったりピーマンのカレー炒めレシピ
材料はジャガイモ1個、ピーマン2個、カレー粉小さじ1/2〜、中濃ソース小さじ1〜、塩こしょう少々、油小さじ2
ジャガイモの皮を剥いて細切りにし水にさらします。
その間ピーマンを細切りにしておきましょう。
水気を切ったジャガイモを炒めピーマンも加え炒めます。
カレー粉と中濃ソースを好みの量入れ最後に塩こしょうで味を整え完成。
子どもたちに人気のカレー味なのでお弁当に入れると喜ばれそうですね。
レンジで簡単に作れるお弁当向レシピ
忙しい朝はなるべく洗い物を少なくしたいですよね。
そこでレンジで簡単にできるピーマンレシピを紹介します。
お弁当の一品やすき間埋めに作ってみてください。
- お弁当におすすめピーマンナムルレシピ
- お弁当におすすめ丸ごとピーマンおひたし
- お弁当におすすめピーマンの塩昆布和え
- お弁当におすすめナポリタンスパゲティ
- お弁当におすすめナポリタンミートボール
では具体的に見ていきましょう。
レンジで作れるピーマンレシピ①:お弁当におすすめピーマンナムルレシピ
見た瞬間ギョッとする人もいるかもしれませんがニンニクの風味で食が進むレシピです。
材料はおろしニンニク少々、ピーマン4個、白すりごま大さじ半分、ごま油小さじ1、砂糖小さじ半分、塩少々。
ピーマン以外の材料を全てボウルに入れ混ぜ合わせます。
ピーマンは縦半分に切った後、横にして細切りにする。
耐熱容器に入れラップをかけレンジで1分30秒チンし先ほどのボウルに入れ混ぜ合わせ出来上がり。
レンジで簡単にできるのでお弁当にもう一品と言う時におすすめです。
レンジで作れるピーマンレシピ②:お弁当におすすめ丸ごとピーマンおひたし
材料はピーマン3個、酒大さじ1、鰹節適量、めんつゆ大さじ2〜3。
ピーマンは中身をとらずそのまま酒を振ってラップをしレンジで約5分チンしましょう。
ピーマンがしんなりしたら鰹節を上からまぶし、めんつゆをかけたら完成です。
ピーマン丸ごとに抵抗がある人もいると思います。
しかし苦味の代わりに甘味が強くなっているので試してみてください。
レンジで作れるピーマンレシピ③:お弁当におすすめピーマンの塩昆布和え
とにかく忙しい朝におすすめのお弁当レシピ。
材料もたったの2種類です。
材料はピーマン3個とふじっ子塩昆布2つまみ程度。
ピーマンは細切りより少し厚めに切ります。
レンジで3分加熱し塩昆布を入れ全体に混ぜ合わせ完成。
材料も少ないうえに作り方も簡単、そして彩りも良いので是非お弁当のおかずに作ってみてはどうでしょうか。
レンジで作れるピーマンレシピ④:お弁当におすすめナポリタンスパゲティ
お弁当のおかずやランチにオススメのレシピです。
材料は玉ねぎ1/4個、ピーマン1個、ウインナー4本、A(塩こしょう適量、ケチャップ大さじ3、酒大さじ1、バター10g)焼きそば麺1袋。
タマネギとピーマンは細切りにしウインナーは食べやすいサイズにカットしましょう。
耐熱容器に入れその上に焼きそば麺を乗せます。
焼きそば麺の上にAを乗せ軽くラップをし 3分半チンしましょう。
全体を馴染ませたらラップを外し2分チンしたら完成です。
フライパンを汚さずお弁当が作れるのは嬉しいですね。
レンジで作れるピーマンレシピ⑤:お弁当におすすめナポリタンミートボール
子どもが大好きなお弁当レシピの定番ミートボール。
実はレンジで作ることができます。
材料は豚ひき肉300g、玉ねぎ1/4個、ピーマン1個、塩こしょう少々、粉チーズ小さじ2、ケチャップ大さじ5、酒大さじ1、コンソメ顆粒・醤油各小さじ2 、水溶き片栗粉
玉ねぎとピーマンをみじん切りにします。
清潔な袋に豚ひき肉、玉ねぎ、ピーマン、塩こしょう、粉チーズを入れしっかり混ぜ合わせましょう。
ケチャップと酒、コンソメ顆粒、醤油を耐熱容器に入れ混ぜ合わせ先ほど袋に入れた具を食べやすいサイズに丸め入れます。
ラップをかけ600wのレンジで4分加熱しひっくり返して再び600wで3分加熱しましょう。
最後に熱いうちに水溶き片栗粉を入れ混ぜ合わせ完成です。
手作りミートボールだといろいろな野菜を入れることができるので栄養満点ですね。
子供でも食べやすいピーマンレシピ
お子さんがピーマン嫌いで悩んでいるお母さんは多いと思います。
そこでそんなお母さんのために子どもでも食べれるレシピを紹介します。
- じゃこピーマン
- キーマカレー
- ピーマンのチーズ焼き
- なんちゃってピザグラタン
- ピーマンの卵とじ
では具体的に見ていきましょう。
子供でも食べやすいピーマンレシピ①:じゃこピーマン
カルシウムもしっかり摂れるじゃこピーマンレシピ。
材料はピーマン4個、じゃこ1パック、砂糖大さじ2、みりん・醤油各大さじ1。
ピーマンはできるだけ細く切り、ごま油をひいて炒めます。
みりん、じゃこ、砂糖の順で加えていき炒めましょう。
最後に醤油を入れ味を調えたら完成。
ピーマンやじゃこが苦手な場合は少し砂糖を多めにして甘くすると良いかもしれませんね。
子供でも食べやすいピーマンレシピ②:キーマカレー
材料は人参半分、ピーマン2個、ジャガイモ2個、玉ねぎ1個、トマト2個、ひき肉、カレールー、水。
野菜を全て一口サイズにカットし、トマト以外の野菜をレンジで10分チンする。
チンしている間にひき肉を塩こしょうで炒めておきましょう。
炒め終わったらすべての具材を一緒にし水を加え中火で煮込みます。
最後にカレールーを入れて味を染み込ませて完成。
カレーが大好きな子供が多いですよね。
カレーの中にピーマンを入れたら苦手なピーマンも一緒に食べれるのではないでしょうか。
子供でも食べやすいピーマンレシピ③:ピーマンのチーズ焼き
ピーマンレシピの中で人気の高いピーマンのチーズ焼き。
材料はピーマン人数分、ベーコンやウインナー適量、ケチャップ少々、とろけるチーズ適量。
ピーマンは半分にカットしアルミホイルの上に並べましょう。
細切りにしたベーコンや一口サイズにカットしたウインナーを中に入れケチャップをかけます。
その上にとろけるチーズをまぶしレンジでチンしたら完成。
彩りがよく栄養満点のレシピです。
ピーマンの種は捨てがちですが一番栄養が詰まっているので食べたいですね。
子供でも食べやすいピーマンレシピ④:なんちゃってピザグラタン
材料は玉ねぎもしくはもやし、魚肉ソーセージ1/2本、ゆで卵1個、ピーマン1/2個、ミックスチーズ・ケチャップ適量。
具材をそれぞれお好みの形にカットしましょう。
耐熱皿の中に材料で紹介した順に乗せていきます。
ラップをかけレンジで2分チンしたらケチャップをかけ完成。
簡単にでき野菜もたくさん取れるので嬉しいですね。
子供でも食べやすいピーマンレシピ⑤:ピーマンの卵とじ
材料はピーマン1袋、卵2個、油大さじ1 、めんつゆ大さじ2、砂糖大さじ2、水。
ピーマンを細切りにしフライパンで炒めます。
ピーマンに火が通ったらピーマンがひたる位の水とめんつゆ、砂糖を入れ中火で煮ましょう。
煮汁が半分以下になったら卵を回し入れ卵が好みの硬さになったら火を止め完成。
煮込んでいるので味もしっかり染みていて子供たちに好評です。
子供向けなので少し砂糖を多めに使っているので調整してみてください。
おすすめのピーマンレシピ本
旬の野菜を買ったら近所の人から同じ野菜をもらった。
と言う経験はありませんか。
とてもありがたいのですが多すぎて食べきれず腐らせてしまうこともあると思います。
今回紹介する本は腐らせてしまう前に大量消費する方法が書かれています。
作り置きできるレシピなので忙しい日にはとても助かるのではないでしょうか。
旬の野菜を無駄なく使い切るために一冊手元に置いておきたい本ですね。
日々のお弁当レシピにピーマンを取り入れよう
ピーマンにはたくさんの栄養が含まれていることがわかりました。
毎日ピーマンを食べたいと思った人もいるのではないでしょうか。
ピーマンの苦みを減らす方法をお伝えしましたが実は「子どもピーマン」や「フルーツピーマン」といった甘みの強い良いピーマンもあります。
子どもがピーマンと聞いただけで嫌がったらこのような甘みの強いピーマンを試してみるのもいいですね。