白ワインの料理〈魚介料理〉
白ワインに合う魚介料理を紹介しましょう。
白ワインに合う料理〈魚料理〉①:アクアパッツァ
イタリアの有名な魚煮込み料理です。
**旬の魚、オリーブの実、ミニトマト、トマトソースを基本として、アサリなどの貝類、パプリカなどの野菜が入っています。
一般的には、魚を丸ごと1匹使われることが多いですが、切り身のものもありますよ。
先に魚を鍋で焼いておき、その後、野菜を入れて一緒に水とトマトだけで煮込んで作る料理です。
時々、白ワインを使っているのもありますよ。
見た目も鮮やかなら、味もニンニクや唐辛子が良いアクセントになり、白ワインととても合うのです。
白ワインに合う料理〈魚料理〉②:魚のカルパッチョ
カルパッチョは、白ワインに合う料理の代表です。
薄切りした魚に、適度な大きさに切った野菜を混ぜ、お酢とオリーブオイルで和えたものです。
お酢の酸味とオリーブオイルのまろやかさ、ニンニクの独特の風味、また、振りかけた塩や胡椒が良い刺激になりますね。
より、白ワインに合わせるには、鰹のカルパッチョがおススメ、また、調味液に普通のお酢だけでなく、ポン酢をプラスしておくと更に良いですよ。
火を通していませんから、魚も野菜も素材の味そのものを楽しめますね。
白ワインに合う料理〈魚料理〉③:メカジキのハーブガーリックステーキ
メカジキをフライパンで焼き、塩、ハーブ類とガーリックで味付けしたものです。
とても簡単なお料理ですね。
大切なのは、しっかり味付けしておく事です。
そもそも、魚本体には殆ど味がしみこみませんから、塩、ハーブ類、ガーリックをケチらずにしっかりかけておかなければ、頼りない味になります。
味がしっかりしていてこそ、白ワインと合うのです。
この料理は、辛口の白ワインを合わせると良いですよ。
白ワインの料理〈肉料理〉
続いて、白ワインに合う肉料理を紹介しましょう。
白ワインに合う料理〈肉料理〉①:鶏もも肉の野菜グリル
鶏のもも肉と、ジャガイモと、パプリカやズッキーニと言った野菜を一緒に鍋に入れ、グリルしたお料理です。
鶏もも肉にはあらかじめ、オリーブオイルと調味料でマリネ風に味付けされています。
グリルする事で、鶏もも肉の肉汁やしみこまされた味が周りの野菜に吸収されるのです。
トマトを入れると赤い色が映えて見た目もきれい、酸味がありますから、これがまたより白ワインに合うようにしてくれるのです。
鶏肉は、骨付きのものだとボリュームがあって良いですね。
鶏肉料理は、肉料理の中で一番白ワインと合うお料理なんですよ。
白ワインに合う料理〈肉料理〉②:鳥のから揚げ
意外ですが、もはや定番メニューの普通の鶏のから揚げも白ワインとよく合うんです。
普通に塩をかけたり、レモンを絞ってかけたりしてもいいですし、またディップを付けても良いですよ。
ディップは、大体どんなものでも白ワインと合います。
酸味のあるものを付ける方が、白ワインと合いますね。
揚げ物は、そもそもワイン発祥の地で生まれたお料理、だから、赤白問わずワインに合う料理なのです。
白ワインに合う料理〈肉料理〉③:豚肉のピカタ
ピカタとは、魚や肉を薄切りにして、塩胡椒した後、小麦粉を付けて溶き卵にくぐらせ、フライパンで焼くお料理です。
パン粉を付けませんから、カツに1段階手順の少ない簡単料理とも言えますね。
豚肉のピカタは、白ワインによく合うんですよ。
チーズや大葉を豚肉に付けて一緒に焼いてあるものだと、チーズのコク、大葉の独特の風味のおかげで、更に白ワインに合いますよ。
白ワインに合う料理〈肉料理〉④:豚のしゃぶしゃぶ鍋
鍋と言えば和食ですが、これもまた白ワインに合うんです。
しゃぶしゃぶは、肉の脂がお湯の中に流れてしまいますから、脂の多い豚肉でも、さっぱりと食べられるんですよね。
ポン酢を付けると酸味が付きますから、より白ワインに合います。
普通にしゃぶしゃぶにしても良いのですが、レモンの薄切りをたっぷり浮かべた鍋でしゃぶしゃぶすると、豚肉や野菜にレモンの酸味がしっかりつきます。
基本、白ワインはさっぱりした、酸味のあるお料理に合うのです。
白ワインに合う料理〈肉料理〉⑤:牛肉のサワークリーム煮
「肉には赤ワイン!」と言われているように、基本、牛肉料理に白ワインを合わせるのは難しいです。
しかし、料理によっては合うものがあります。
白ワインに合うのは酸味のあるお料理、だから、牛肉に酸味のあるサワークリームで味付けしたら、白ワインに合うお料理に変身するのです。
牛肉と一緒に、野菜を煮込んでも良いですよ。
ミョウガやセロリなど、個性の強い野菜を入れると、味のアクセントになってくれますよ。
白ワインに合う料理〈肉料理〉⑥:ビーフストロガノフ
お馴染のロシア料理ですね、大変人気があり、好きな人も多いです。
牛肉のサワークリーム煮とほぼ同じな感じがしますが、違うのは、ビーフストロガノフは酸味のあるスープがたっぷりな所です。
盛り付けると、カレーライスみたいですね。
サワークリームだけでなく、トマトソースを加えたものなら、より酸味が増して、白ワインに合う味になります。
ちなみに、ビーフストロガノフには、コクのある白ワインがよく合いますよ。
白ワインの料理〈ご飯〉
白ワインに合う、ご飯を使った料理を紹介しましょう。
白ワインに合う料理〈ご飯〉①:カオマンガイ
カオマンガイは、鶏のゆで汁で炊いたご飯の上に、薄く切ったゆで鶏を盛り付けた、東南アジアのご飯料理です。
ご飯にまでしっかり、鶏の味がしみているカオマンガイ。
白ワインは鶏料理に合いますから、カオマンガイも当然合うのはうなずけますね。
カオマンガイには、フルーティな白ワインがよく合います。
そのままで白ワインを味わっても良いですが、香草を乗せたり、ニョクマム(魚醤)や砂糖で甘辛くしたナンプラーをかけたりしても、よく合いますよ。
白ワインに合う料理〈ご飯〉②:パッタイ
パッタイはタイ料理です。
ライスヌードル(お米の麺)で作った焼きそばのようなものです。
ライスヌードルに鶏卵、豆腐を加えて鍋で炒め、ナンプラー、干しエビ、ニンニク、スイートチリソースなどで甘辛く味付けし、ライムやローストピーナッツを添えられています。
野菜や豚肉など、鶏肉以外の肉や魚介類が入っていたり、エビが乗せられていたりするものもありますね。
パッタイには辛口の白ワインがよく合います。
カオマンガイもパッタイもエスニック料理、白ワインって、意外にもエスニック料理に合うんですよ。
白ワインに合う料理〈ご飯〉③:寿司
魚介類や酸味のあるものには、白ワインがよく合います。
お寿司は魚介類と酸味を両方備えている料理、合わないはずがないですね。
お寿司にもいろいろありますが、ちらし寿司、握り寿司、巻き寿司、どんな形のものでも大丈夫ですよ。
手まり寿司なら、オードブルの感覚で白ワインと一緒に味わえますね。
家庭なら、たくさん酢飯を作って、思い思いのネタで手巻き寿司を作って食べながら、白ワインを味わうと食事の楽しさも増します。
お寿司には発泡タイプの白ワインを合わせれば、外れはありませんよ。
実は、和食は全般的に白ワインとよく合うのです。
白ワインの料理〈パスタ〉
白ワインに合うパスタ料理を紹介しましょう。
白ワインに合う料理〈パスタ〉①:シーフードマリネのペペロンチーノ
パスタに、ニンニクと赤唐辛子の味を煮出したオリーブオイルをかけたのがペペロンチーノですが、その上に、シーフードのマリネを乗せると、さらに白ワインに合う料理になります。
シーフードは、タコ、イカ、ホタテなどが良いですよ。
しっかりした歯ごたえと、マリネにする事によって、酸味がプラスされますね。
白ワインは、個性的な味のものを合わせると良いですよ。
白ワインに合う料理〈パスタ〉②:たらこスパゲティ
和風になりますが、たらこスパゲティも白ワインによく合います。
普通は、たらこを薄皮の中から取り出して、バターと一緒にゆであがったパスタに合えますが、ここは、たらこをほぐした時に、柚胡椒を混ぜておきましょう。
たらことバターの塩味とコクに、柚胡椒が入ったことで酸味とスパイシーさがプラスされ、ますます白ワインに合うようになるのです。
もちろん、最後にかいわれ菜を乗せるのをお忘れなく。
追加で、ネギや大葉を薬味として乗せても良いですよ。
白ワインに合う料理〈パスタ〉③:カルボナーラ
カルボナーラは、クリームタイプのパスタ料理、牛乳やクリーム、チーズ、卵を使ったコクのあるソースを太いパスタに絡めたものです。
そもそも、クリームソースは白ワインとよく合います。
チーズやクリームのおかげで、程よい酸味と塩味が加わっているのも良く合う理由です。
ベーコンやパプリカなどの野菜が入っているのも多いですね。
さらに上から粉チーズをかけると、白ワインとの相性ももっと良くなりますよ。
実は、カルボナーラには赤ワインは合わないんです。
カルボナーラには白ワイン、と覚えておきましょう。
白ワインに合う料理〈パスタ〉④:チキンマカロニグラタン
鶏肉とクリームソースは白ワインと相性抜群、マカロニを使ってグラタンにしても、当然よく合います。
鶏はもも肉を使い、タマネギ、しめじ等の野菜と一緒にあらかじめ、バターで炒められていますから、塩味がしっかりついていますね。
チーズをたっぷりかけて作られたものなら、尚良いです。
白ワインは、辛口か、やや辛口を選ぶとよく合いますよ。
白ワインに合う料理〈パスタ〉⑤:野菜の冷製パスタ
さっぱりしたお料理によく合う白ワイン。
冷製パスタは冷たくて、さっぱりしたお料理そのものですね。
オリーブオイルを絡めますから、独特の風味とコクがあります。
トマトなど、酸味の強い野菜を使うと、さらに白ワインと合いますよ。
ペペロンチーノと同じく、魚介類のマリネを乗せても良いですね。
パスタと同じように、白ワインもよく冷やしたものを合わせましょう。
白ワインの料理〈つまみ〉
お酒と言えば、おつまみ。
白ワインに合うおつまみを紹介しましょう。
白ワインに合う料理〈つまみ〉①:チーズ
チーズは、白ワインの、おつまみの王道です。
スーパーで普通に手に入る、シンプルなチーズでも充分合うのですが、
特に相性がいいのは、クリームチーズ、モッツアレラチーズ、カマンベールチーズです。
ニンニクやハーブを練り込まれているチーズもよく合いますよ。
モッツァレラチーズとトマト、バジルでカプレーゼにしても良いですね。
チーズは基本、甘口の白ワインとよく合います。
しかし、カプレーゼにはハーブの香りがある白ワイン、カマンベールチーズにはフルーティで酸味のある白ワインを選んでくださいね。
白ワインに合う料理〈つまみ〉②:生ハム
生ハムは、産地やタイプによって相性の良い白ワインは変わってきます。
なかなか合う白ワインを選ぶのは難しいのですが、しかし、スーパーなどで普通に売っている生ハムなら、辛口で軽い白ワインを用意すれば、まず、はずれはありません。
そもそも白ワインによく合う、白身魚を巻いても良いですね。
生ハムにメロンなどの果物やチーズを巻く場合は、フルーティな白ワインを選びましょう。
白ワインに合う料理〈つまみ〉③:オリーブの実
オリーブの実とワインは鉄板ですね。
もちろん、白ワインとも相性抜群です。
オリーブは、缶詰でも瓶詰でも良いですよ。
アンチョビ入りのものもありますから、そちらなら、オリーブの合間にアンチョビを食べられるので、飽きさせませんね。
オリーブの実は、どんな白ワインにも合いますよ。
白ワインに合う料理〈つまみ〉④:フルーツ
新鮮なフルーツを、そのまま白ワインと味わいましょう。
赤でも白でも、ワインもブドウと言うフルーツから作ったお酒ですから、ワインと合うのは当然ですよね。
イチコ、オレンジ、キウイ、ブルーベリー、好みのフルーツをそのまま、あるいは食べやすい大きさにカットしましょう。
基本的に、フルーツにはフルーティな白ワインが合いますね、南国フルーツの風味があるものだともっと良いです。
しかし、厳密にいうと、フルーツによって相性の良い白ワインの味は違うので、おさえておきましょう。
苺やオレンジなど酸味のあるフルーツには酸味のある白ワインを、マンゴーなどの南国フルーツには甘みのあるものを選びましょう。
白ワインに合う料理〈つまみ〉⑤:ポテトチップス
ポテトチップスは、あらゆるお酒のおつまみにしている人が多いですね。
手に入れやすいのと、たっぷり振りかけられた塩と、脂っこさ、ぱりぱりした食感がアルコール飲料によく合うから、良く選ばれるのです。
色んな味のポテトチップスが売っていますが、白ワインには、シンプルな軽い塩味のものを選びましょう。
コンソメ味やペッパー味は、むしろ、赤ワインの方が合います。
出来れば、スパークリングの白ワインを合わせましょう。
炭酸のおかげで、更においしさが深まります。
ポテトチップスも、そのままでもいいですが、ディップを付けると、更に味のバリエーションが広がりますよ。
ディップはチーズなど、酸味のあるものが良く合います。
白ワインの料理〈デザート〉
白ワインにデザートなんて、おしゃれですね。
どんなものが合うのか、紹介しましょう。
白ワインに合う料理〈デザート〉①:チーズケーキ
チーズはもともと、白ワインと相性が良いですから、当然と言えば当然ですね。
チーズケーキには、チーズの酸味とコクに、他の材料による甘味と香りも加わっています。
チーズケーキには、甘い香りでやや甘口の白ワインを選びましょう。
チーズケーキだけでなく、チーズタルトも白ワインと合いますよ。
チーズ系のスイーツは、基本的に白ワインと相性抜群なのです。
白ワインに合う料理〈デザート〉②:フルーツタルト
フルーツの酸味が、白ワインと非常によく合います。
タルトの土台があることで、甘みも一緒に味わえるのです。
白ワインでもスパークリングワインだと、もっと良く合います。
乗せるフルーツはお好みのもので良いですが、洋ナシ、リンゴといった、酸味のあるフルーツの方が良いですよ。
コンポートにしてあるフルーツでも美味しいですね。
つまり、アップルパイも白ワインとよく合う、という事です。
白ワインに合う料理〈デザート〉③:クリームブリュレ
白ワインって、カスタードクリームやバニラ味のものがよく合うのです。
ブリュレはカスタードプリンとよく似たデザートですから、カスタードクリームとバニラの、風味や味を兼ね備えた理想的なスイーツですね。
焦がしたグラニュー糖の苦みと食感が、また、アクセントになりますね。
クリームブリュレにこだわらず、普通のプリンも白ワインに合うんですよ。
プリンも白ワインも良く冷やしておくと、相性が更に深まります。
夏のデザートにピッタリですね。
他にも、プリンとよく似た食感を持つデザートとして、水羊羹も、白ワインとよく合うんですよ。
白ワインに合う料理〈デザート〉④:ティラミス
ティラミスも白ワインとよく合うスイーツなのです。
ティラミスと言えばエスプレッソコーヒー、と言うのが常識みたいなものですから、意外な感じがしますね。
ティラミスが白ワインとよく合う理由は、カスタードクリームが入っているからです。
白ワインはチョコレートともよく合いますから、振りかけられているココアパウダーやチョコレートパウダーがより一層愛称を深めるのですね。
イタリアのスイーツですから、イタリアの白ワインを選びましょう。
比較的、癖の少ない白ワインを、スパークリングワインなら、もっと良いですよ。
料理用にぴったりなオススメの白ワインについて
白ワインは、お料理を作る時にもよく使いますね。
お料理向けの白ワインについて解説しましょう。
白ワインの特徴
白ワインは、白ブドウの皮や種を取り除き、果実の部分だけ発酵させて作られています。
だから、黄色がかった、透明に近い色をしているのです。
味は、辛口と甘口に分かれますが、酸味があり、さっぱりしているのが特徴です。
白ワインの用途
白ワインは、魚介類の匂い消しや、酸味を活かした食材の香りづけに使われます。
ワイン自体に色が殆どないので、食材に色が付きませんね、食材の色に影響しないこともしっかり活かされているのです。
白ワインの選び方
料理用なら、安いもので充分です。
どんなものでも良いですから、料理用のものを特別に買う必要はありません。
正直に言うと、飲み残しの白ワインで充分なのです。
しかし、甘口のもの、古くて酸化したものは止めておいて下さいね。
もし、どうしても料理用のワインをストックしておきたいというなら、ボックスワインがおススメです。
中のワインは、色んな種類で展開されています。
非常にリーズナブルな上に、必要な分量だけ出すのも便利、寝かせなくてよいので保管中も邪魔になりませんよ。
おすすめの白ワイン
最後に、おススメの白ワインを紹介しましょう。
3ℓ入って2000円弱とは安いですよね。
ボックスワインは中が真空構造になっているので、開封したら空気が入って酸化して、味が悪くなると言う心配もないのです。
味は柑橘系でフレッシュ、癖がなくて、飲みやすく、何万円とする高級白ワインに引けを取りません。
しかし、口当たりがよいために、ついつい飲み過ぎてしまいますから、気を付けてくださいね。
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お料理にどんな飲み物を合わせるかって、結構難しいですよね。
ワインは、そもそも奥の深い、難しい飲み物、これをお料理に合わせるとなると、もっと難しいのは当たり前です。
ワインとお料理の相性のことを「マリアージュ」と、特別な表現をされていますね。
一般的に、赤ワインは肉料理、白ワインは魚料理と言われていますが、意外な「マリアージュ」はたくさんあります。
常識や一般論にとらわれず、色んな組み合わせを試してみましょう。
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