部屋の匂いの原因6つ
気になる部屋の匂いの原因を突き止めるところからはじめましょう。
部屋の匂いの原因を6つ紹介します。
- 靴の匂い
- 排水溝の匂い
- 生活臭
- エアコンの匂い
- 洗濯物の匂い
- カーテンやソファの匂い
部屋の匂いの原因①:靴の匂い
足には他の体の部位よりも多く汗腺があります。
背中と比べると5倍から10倍の汗をかき、その量はコップ1杯ほどの量です。
それに加えて、靴は服と違って毎日洗うものではありません。
しかも通気性がよくないため、匂いやすく、匂いが染みつきやすいのです。
部屋の匂いの原因②: 排水溝の匂い
キッチンなら食べ物のカスや油などが付着して、腐敗することから匂いが発生します。
他にも、ワントラップがずれていたり、封水が溜まっていなかったり、シンク下の収納にある排水カバーが破損していたりという原因が考えられます。
お風呂場や洗面台の場合は、髪の毛や皮脂汚れ、シャンプーなどの石鹸が固まったものなどが付着して、雑菌が繁殖。
匂いが発生します。
部屋の匂いの原因③:生活臭
生活臭には体臭やタバコ、トイレの匂い、食べ物の匂いなどがあげられます。
生活臭の厄介なところは、自分では気づきにくいということです。
鼻が慣れてしまうと、他人からしたら気になる匂いが自分だと分からなくなってしまうのです。
部屋の匂いの原因④:エアコンの匂い
カビやタバコ、食べ物、ペットの匂いが主な原因になっています。
エアコンは室内の空気を吸い込み、冷たい空気や暖かい空気を放出します。
さらに、冷房を使うと水が発生する仕組みになっています。
そのため定期的に掃除をしないと、カビが生えたり、悪臭が発生したりするのです。
部屋の匂いの原因⑤:洗濯物の匂い
部屋干しをすると必ずといっていいほど、生乾きの匂いがするという方もいるでしょう。
それは雑菌が繁殖しているからなのです。
雑菌は湿っているところが大好きで、汚れた衣類などを放置しておくとどんどん増えていきます。
さらに部屋干しだと乾きにくいので、乾くまでの間にも雑菌が繁殖します。
この雑菌が、生乾きの独特な匂いを発生させます。
部屋の匂いの原因⑥:カーテンやソファの匂い
部屋の匂いの原因にはカーテンやソファなどの布製の家具も考えられます。
布製のカーテンはすぐに匂いがついてしまいます。
たばこを吸っているならば部屋の匂いの大きな原因になっていることでしょう。
ソファやクッションには人の皮脂や汗が染みこんでいます。
丸洗いできるものはそうないので、必然的に時間がたてば匂ってきてしまうのです。
部屋の匂いを消す方法10選
部屋の匂いを消すためには、匂いの原因を除去しなければなりません。
場所ごとに解説します。
- 換気をする
- 炭を置く
- 脱臭機を置く
- 靴を消臭する
- キッチンの匂いのもとを取り去る
- お風呂や洗面所、トイレを消臭する
- 体臭を改善する
- エアコンを掃除する
- 洗濯物の匂いを軽減する
- 家具やカーテンの匂いを軽減する
部屋の匂いを消す方法①:換気をする
部屋の匂いを消すためにまずやってほしいことは換気です。
部屋に外の空気を入れて、家の中の空気を外に追い出しましょう。
窓をただあけるだけではなくて空気が循環していないところは、扇風機を回すなどの工夫が必要です。
対面している窓を開けるとより空気が循環します。
部屋の匂いを消す方法②:炭を置く
炭には無数小さい穴が開いていて、この穴が空気中のほこりや水分を吸い取ります。
この穴には微生物が住みついており、匂いの成分を分解してくれるのです。
炭に消臭効果があるのは有名ですが、炭の種類によって効果が違うので、より効果を発揮できるようにしましょう。
炭にはアルカリ性の匂いを消す黒炭と、酸性の匂いを消す白炭があり、トイレには黒炭を、下駄箱には白炭を入れると効果的です。
リビングや冷蔵庫には両方の炭を置くと良いでしょう。
部屋の匂いを消す方法③:脱臭機を置く
脱臭機は空気清浄器とは違います。
空気清浄器は室内のほこりや匂いを吸い取り、フィルターでろ過して、空気をきれいにすることに特化しています。
脱臭機は匂いの原因となる菌を分子レベルで分解し、匂いの根源から脱臭する機能が長けているのが特徴です。
匂いを消したい場所によって脱臭機を選びましょう。
ペットの匂いに長けている脱臭機、タバコの煙ごと吸い取る脱臭機、冷蔵庫の中に置ける脱臭機、ハンガー型の脱臭機など種類は多種多様です。
脱臭機能だけでなく、除菌や殺菌ができる製品もあります。
部屋の匂いを消す方法④:靴を消臭する
前述したように、下駄箱に炭を置くのも有効な手段に1つですが、まずは靴を外気にさらすように心がけましょう。
履いた後数日は、下駄箱に入れず置いておくと、乾燥し、雑菌の繁殖を抑えることができます。
消臭スプレーをかけたり、重曹を入れたりするのもおすすめです。
部屋の匂いを消す方法⑤:キッチンの匂いのもとを取り去る
キッチンには匂いの原因になる要素がたくさんあります。
まず、生ごみを捨てる場所はこまめに掃除をするようにしましょう。
生ごみが腐敗すると、独特で強烈な匂いが充満してしまいます。
そして、排水溝のごみ受けの下にあるワントラップが正常かどうか確認しましょう。
それと、ワントラップの下のパイプのまわりに水が溜まっているかも見てみましょう。
この水は封水といって、下水管から逆流してくる匂いをせき止める効果があります。
汚れていればハイターなども使って掃除をします。
シンク下が匂う場合は排水カバーの異常を疑った方がよさそうです。
お金はかかりますが、業者を呼ぶと手っ取り早く解決できます。
部屋の匂いを消す方法⑥:お風呂や洗面所、トイレを消臭する
お風呂は一見きれいに見えても皮脂汚れやカビのせいで匂っていることもあります。
壁や床もクリーナーを使ってこまめに掃除するようにしましょう。
換気扇も分解して掃除してみましょう。
お風呂や洗面所の排水口は、手で取れる汚れは取って、排水溝用の洗剤や重曹+クエン酸などで掃除します。
トイレが匂う原因の1番は、尿の飛び散りです。
座って用を足しても細かく飛び散った尿は壁や床に付着します。
蓄積すると雑菌が繁殖し、アンモニア臭を発生させます。
壁や床、便器を掃除するのはもちろんですが、換気扇や天井も掃除してみましょう。
意外と匂いが染みついているので定期的に掃除をすることで、トイレの匂いが改善されるかもしれません。
部屋の匂いを消す方法⑦:体臭を改善する
一言で体臭といっても、原因は様々で、汗によるもの、加齢によるもの、疲労によるもの、食生活によるもの、体の不調によるものなどが挙げられます。
汗や加齢による匂いには、まず清潔にすることです。
ごしごし洗うのではなく、たっぷりの泡で優しくじっくり洗いましょう。
こまめに着替えることも1つです。
適度な運動をすることで加齢臭の原因である体の酸化を抑えることができます。
疲労による体臭は、肝臓や腎臓の機能が低下していることが原因となっている可能性があります。
まずはストレスを軽減することが重要です。
適度な運動、食事、睡眠をとって体を休めましょう。
食事はアルコールや動物性たんぱく質、脂質は控え、野菜や乳酸菌を多く摂取するようにしましょう。
体臭は自分で気づきにくいので、定期的にセルフチェックしてみましょう。
セルフチェックの方法は、衣類を袋に入れてお風呂に入ります。
お風呂に入ることで自分の体臭に慣れた嗅覚がリセットされます。
そしてお風呂から上がったら、袋の匂いを嗅いでみましょう。
その匂いが、あなたの周りの人が嗅いでいるであろう匂いです。
部屋の匂いを消す方法⑧:エアコンを掃除する
まずは外側を拭き、中のフィルターを掃除します。
歯ブラシなどを使って細かいところまで、優しく丁寧に磨きます。
そして、しっかり乾くまで陰干ししましょう。
送風口も掃除するとより効果的です。
できれば週に1回が理想ですが、2週や1か月に1回でも大丈夫です。
シーズンのはじめには必ず掃除をしましょう。
部屋の匂いを消す方法⑨:洗濯物の匂いを軽減する
部屋干し用の洗剤を使うのも1つですが、まずは1回の洗濯の量を減らして、洗濯物と洗濯物の間隔を開けるようにします。
そして、なるべく湿気が洗濯物の周りにとどまらないように、扇風機などを回して空気を循環させます。
それでも湿気がこもってしまうようであれば、除湿器を使うのもアリです。
湿度そのものを下げてくれるのでもっとも効率よく洗濯物のを乾かすことができるでしょう。
部屋の匂いを消す方法⑩:家具やカーテンの匂いを軽減する
カーテンは取り扱い絵表示を見て、洗濯をしましょう。
家具類はカバーをつけられるものはつけて、定期的に洗うと清潔かつ、匂いも抑えられます。
つけられないものは、スプレータイプの消臭剤かけたり、重曹を振りかけて2~3時間置き、掃除機で吸ったりして匂いをとる方法があります。
部屋を“いい匂い”にする方法
部屋を消臭したら、いい匂いにしてみたくありませんか?
次は部屋をいい匂いにする3つの方法をご紹介します。
人を招いたときに「いい匂いがするね」といわれるとうれしいですよね。
気になるものがあればぜひ試してみてください。
- 芳香剤を置く
- アロマキャンドルをたく
- リードディフューサーを置く
部屋をいい匂いにする方法①:芳香剤を置く
芳香剤は嫌な匂いをとることに特化した消臭剤とは違い、いい匂いを充満させることに特化しています。
スプレータイプや置き方タイプのものが多く販売されています。
消臭効果もついた商品もあるので、「消臭もしたい!」という方にはうってつけのアイテムです。
香りの種類も豊富で、トイレ用や玄関用、お部屋用など、各部屋専用の芳香剤もあるので、シーンに合わせた使い方ができます。
部屋をいい匂いにする方法②:アロマキャンドルをたく
アロマキャンドルは、ロウソクにアロマが練りこまれていて、火をつけるといい匂いが部屋中に広がります。
キャンドルの火のゆらぎには、リラックス効果があり、癒しのアイテムとしても人気です。
匂いが強いものだと火をつけなくてもいい匂いが充満するので、置いておくだけで部屋をいい匂いにしてくれます。
さらに、デコレーションキャンドルといって、ロウソクの中に貝殻やきれいな石、花、草などが入った、インテリアとしても使えるようなキャンドルも人気です。
「気に入った匂いの芳香剤やキャンドルがない!」という方には、キャンドルを作ってみることをおすすめします。
意外と簡単に作れるので自分好みのキャンドルを作りたいという方は試してみてはいかがでしょうか。
部屋をいい匂いにする方法③:リードディフューサーを置く
リードディフューザーはビンの中にオイルが入っていて、ビンに木製のスティックをさして使用します。
スティックがオイルを吸って、空気に触れた部分が気化することで部屋をいい匂いにします。
見た目がオシャレなのでインテリアとしても人気があります。
スティックの本数で匂いの強さを調節できるので、芳香剤やアロマキャンドルは匂いがきつすぎるという方にもおすすめです。
さらに天然オイルを使った商品もあります。
天然アロマの匂いには、心身の不調を調和させる働きがあります。
小さなお子様がいても天然アロマならば、安心して使うことができますね。
おすすめの芳香剤
おすすめの芳香剤をいくつかご紹介します。
消臭剤が配合された置き方の芳香剤です。
ラボンは柔軟剤や洗剤、ファブリックミストなどもあるので、匂いが気に入ればラインで使うとさらにいい匂いになるでしょう。
100%天然素材でできており、自然派の方にはもってこいのアロマキャンドルです。
香りは強すぎず、高級感のある優しい香りです。
パッケージもかわいいのでプレゼントにもいいかもしれませんね。
柔軟剤で有名なランドリンのリードディフューザーです。
スティックが樹脂製で、アロマオイルを効率よく吸い上げ、詰まりにくい作りになっています。
見た目もシンプルかつオシャレで、玄関やお部屋などどんなところにおいてもなじみます。
部屋の匂いを消す方法まとめ
部屋の匂いの原因となるものや消臭方法をご紹介しました。
きれいにしているつもりでも思わぬところから匂いが発生していることがあります。
特にトイレは汚れが積み重なったものが悪臭の原因になるので、日ごろからこまめに掃除をしたいところです。
部屋がいい匂いだとリラックスできるし、なにより気持ちがいいですよね。
この記事がみなさんの生活を豊かにするものになれば幸いです。